「re-(再び)」+「conciliate(結びつける・集める)」のパーツで構成されている単語です。
「再び1つに集めて元通りにする」がコアイメージで、“reconcile”=「和解させる」「(矛盾などを)一致させる・調和させる」の意味を持ちますよ!
”reconcile”の意味と使い方 コアイメージは「再び1つに集めて元通りにする」
”reconcile(発音:rékənsàil/レコンサイル【動詞】)”は「和解させる」「(矛盾する2つのことを)一致させる・調和させる」の意味を持つ単語です。
「re-(再び)」+「conciliate(結びつける)」のパーツで構成されている単語で、「再び1つに集めて元通りにする(修復する)」がコアイメージです。
また、バラバラに矛盾している「理想と現実」や「仕事と家庭」などを、破綻しないようにうまく調整して元通りに収める=「和解させる」「一致させる」なわけですね!
”reconcile”は、人間関係のトラブルで「友人同士を和解させる」という文脈はもちろん、ビジネスや日常の悩みで「理想と現実を調和させる」「仕事と家庭を両立させる」のように、矛盾する2つのバランスをうまく取る、という意味でも非常に頻繁に使われます。

それでは、実際の使われ方を分かりやすい例文でシチュエーション別に見ていきましょう!
① 人間関係や国家間の「和解・仲直り」のシチュエーション
対立したり離れてしまったりした関係を、元の良好な状態に戻すときに使われます。
【例文】
・The two countries were finally reconciled after years of war.
(両国は数年間に及ぶ戦争の後、ついに和解した。)・It’s hard to reconcile with someone after a big fight.
(大喧嘩の後に誰かと仲直りするのは難しい。)
② 矛盾する2つの事柄を「調和させる・両立させる」のシチュエーション
「仕事とプライベート」や「理想と現実」など、そのままでは衝突してしまう2つのバランスをうまく取る時に頻出します。
【例文】
・It’s difficult to reconcile my career with my family life.
(仕事と家庭生活を両立させる[調和させる]のは難しい。)・He tried to reconcile his ideals with reality.
(彼は自分の理想と現実を調和させようとした。)
③ ビジネス・会計での「データを照合する・一致させる」のシチュエーション
企業の経理などで、帳簿の数字と実際の口座残高にズレがないかを確認し、一致させる「勘定照合(レコンシリエーション)」の意味で非常によく使われます。
【例文】
・We need to reconcile the accounts at the end of the month.
(私たちは月末に帳簿を照合して一致させる必要がある。)・The accountant reconciled the bank statement with the company records.
(会計士は銀行の取引明細書と会社の記録を照合した。)
”reconcile”の文法・語法 絶対に外せない定番フレーズと名詞形

1. 最重要フレーズ! “reconcile A with B” の仕組み
「AをBと調和させる・一致させる」と言いたいときは、前置詞の **with** を使って **”reconcile A with B”** という形を作ります。対立しているAとBを、with(一緒)の空間に引き戻すイメージです。
また、受動態の **”be reconciled with B”** で「Bと和解する(仲直りする)」という意味の定番フレーズになります。
2. 隠れた重要表現! ”reconcile oneself to ~”
自分自身をその状況に調和させる、ということから、「(不本意な運命や状況などを)諦めて受け入れる」「甘んじる」という意味になります。toの後ろには名詞や動名詞(V-ing)が続きます。
【例文】
・She finally reconciled herself to the fact that she failed the exam.
(彼女はついに、試験に落ちたという事実を諦めて受け入れた。)
3. 名詞形は ”reconciliation”
reconcileの名詞形は **”reconciliation(発音:rèkənsìliéiʃən/レコンシリエーション)”** で、「和解」「調和」「(計算などの)照合」という意味になります。「和解勧告」や「データの不一致の修正」といったビジネス・ニュースの文脈でよく見かける重要単語です。
”reconcile”の関連語①:「解決・妥協」を意味する単語”compromise/settle”
例えば”compromise”や”settle”なども「和解する、妥協する、解決する」を意味する単語よ!
⇒「和解・解決」の意味を持つ単語”compromise/settle”
イメージの違いとしては
reconcile⇒「対立や矛盾を根本から解決し、すっきりと元の仲良し・完璧な調和に戻す」=完全に調和・和解させる
compromise⇒「お互いに自分の要求を少しずつ譲り合って(妥協して)、中間のラインで手を打つ」=妥協する・譲歩する
settle⇒「ゴタゴタして動いていた問題に、ポンと重りを置いて(席に座らせて)静かに解決させる」=決着させる・沈静化する
といった感じです!
実際のシチュエーションをベースに、イメージの差を確認してみましょう!
●reconcile the dispute between brothers
「(引き裂かれていた関係を修復して)兄弟間の争いを和解させる」
⇒ 以前のようなわだかまりのない、元の円満な関係にリセットするイメージ
●compromise on the price
「(売り手と買い手が互いに譲り合って)価格について妥協する」
⇒ 100点満点ではないけれど、お互い折れ合って合意点を見つけるイメージ
●settle a legal lawsuit
「(裁判などの泥沼の争いに)決着をつける・示談にする」
⇒ 揉め事をこれ以上長引かせないように、物理的にフタをして落ち着かせるイメージ
”reconcile”の語源はラテン語「reconciliāre」 離れたものを「再び呼び集めて修復する」

”reconcile”の語源についても、深く確認していきましょう。
この単語のベースとなっている語源は、ラテン語の「reconciliāre(レコンキリアーレ)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”reconcile”の起源について、下記の記載があります。
Origin of reconcile
First recorded in 1300–50; Middle English reconcilen, from Latin reconciliāre “to make good again, repair,” equivalent to re- re- + conciliāre “to bring together” ( see conciliate)日本語訳:1300〜50年に初めて記録された。中期英語の reconcilen は、ラテン語の reconciliāre(再び善くする、修復する)に由来する。これは re-(再び) + conciliāre(呼び集める、結びつける)と同等である。(conciliate を参照)
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”reconcile”は14世紀前半(中世ヨーロッパの時代)に、壊れた関係や事態を「再び良い状態へと修復する」という意味を持つ言葉として英語に定着しました。
ここで注目したいのは、ベースとなったラテン語の「conciliāre」の部分です。これは元々「人々を呼び集める」という意味合いを持っており、現代英語の「council(会議、評議会)」などと同じ語源から派生しています。
そこに「再び」を意味する接頭辞「re-」が組み合わさることで、「ケンカや対立で離れ離れになった人々を、再び一つの場所に呼び集めて親しくさせる」という具体的なイメージが生まれました。これが人間関係だけでなく、矛盾するデータや状況にも使われるようになったという流れです。
ラテン語:conciliāre(人々を1つの場所に呼び集める、親しくさせる)
↓
ラテン語:reconciliāre(離れてしまったものを、再び[re-]呼び集めて修復する)
↓
中期英語:reconcilen(バラバラの人間関係や物事を元通りに収める)
↓
現代英語:reconcile
構成パーツで覚える”reconcile” 「re-」+「conciliate」

ここからは、単語をさらに記憶に定着させるために、構成パーツ(接頭辞・語根)の側面から”reconcile”を深く解剖していきましょう!
”reconcile”は、大きく2つのパーツに分解することができます。それが、「re-(元の状態へ、再び)」という接頭辞と、「conciliate(呼び集めて結びつける)」という語根です。
それぞれのパーツが持つ本来のイメージを紐解くと、なぜこの単語が「和解させる」「一致させる」という意味になるのかが、すっきりと納得できるようになりますよ!
“re-“は「元通りに、後ろへ、再び」を意味する重要パーツ
”re-”は英語の接頭辞の中でも特に出現頻度の高い、超メジャーなパーツです。単に「もう一度(again)」と繰り返すだけでなく、「元の場所へ、後ろへ(back)」という、“バラバラになったり離れたりしたものを、本来あるべき元の状態に戻す”という強力なニュアンスを持っています。
この「元の状態に戻す」というイメージを知っていると、他の多くの単語も一気に覚えやすくなりますよ。
例えば、以下のようなお馴染みの単語も、すべてこの「元の状態に戻す(back)」という “re-” のイメージから成り立っています。
- return:re-(元の場所へ)+ turn(向きを変える・回る)⇒ 元の場所に引き返す、返却する
- recover:re-(元通りに)+ cover(覆う)⇒ 病気や傷で損なわれた体を、元通りに覆って治す、回復する
- restore:re-(元の状態へ)+ store(建てる・立ち上げる)⇒ 壊れた建物を元の正常な状態へ修復・復元する
”conciliate”は「人々を呼び集めて調和させる、なだめる」を意味するパーツ
続いて、後ろのパーツである”conciliate”です。これはラテン語で「評議会・集まり」を意味する concilium(現在の council の語源)と深く結びついているパーツです。
この言葉をさらに細かく分解すると、「共に(com-)」+「呼び集める(calare)」という根っこに行き着きます。つまり、本来は「バラバラになっている人々を、声をかけて1つの場所に呼び集める」という意味を持っているんです。
みんなを1つのテーブルに呼び集めて、まぁまぁと話し合いをさせるイメージですね。
同じ根っこ(ラテン語の呼び集められた人々)から生まれた関連語として、以下の単語も一緒にセットで覚えておくと、語彙力が芋づる式にアップします!
- council:(呼び集められた人々の集まり)⇒ 評議会、地方議会、会議
- conciliatory:(conciliateの形容詞形)⇒ 懐柔的な、和解を目的とした、なだめるような
このように、「離れたものを元の場所に(re-)」、「呼び集めて1つの輪にする(conciliate)」という2つのパーツが合わさることで、”reconcile”は「(ケンカして離れた人を)再び集めて和解させる」「(矛盾してバラバラのデータを)元通りピッタリ一致させる」という意味になるわけです!
”reconcile”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”reconcile”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「再び1つに集めて元通りにする(修復する)」
⇒”reconcile”=「和解させる」「(矛盾などを)一致させる・調和させる」の意味
●語法・文法のポイント ⇒ “reconcile A with B” の形で「AをBと調和・両立させる」という意味で頻出。名詞形は reconciliation。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!