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【語源も分かって、忘れない】英単語「abandon」の意味と使い方・覚え方・文法解説【a-(〜の方へ)+-bandon(支配)=他の支配下に委ねる】

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”abandon”

「a-(〜の方へ)」+「-bandon(支配・権限)」の2パーツで構成されている単語です。

「他の支配下に委ねる」がコアイメージで、“abandon“=「見捨てる、置き去りにする」「(計画などを)あきらめる、放棄する」の意味を持ちますよ!

 

”abandon”の意味と使い方 コアイメージは「他の支配下に委ねる」

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”abandon(発音:əbǽndən / アバンダン)”は「見捨てる」「放棄する」の意味を持つ単語です。

「a-(〜の方へ)」+「-bandon(支配・権限)」の2パーツで構成されている単語で、「他の支配下に委ねる」がコアイメージです。

 

 
コダック
人や物を自分のコントロール下からパッと手放す(=「見捨てる・置き去りにする」ことや、

計画や夢などのコントロールを手放す(=「あきらめる・放棄する」こと=”abandon”なわけですね!

 

”abandon”は「他の支配下に委ねる」というコアイメージですが、それは時に「運命にゆだねる」ことを指す場合もあります。

 

 
「運命にゆだねる」??
 
コダック
例えば、沈みかけている船から逃げ出す(abandon ship)状況を想像してみると分かりやすいですよ!
「もう自分たちでは船をコントロールできないから、あとは運命に委ねて船を捨てる」という感覚です。

 

 

例文

He abandoned his family and went abroad.
(彼は家族を見捨てて海外へ行った。)

The project was abandoned due to lack of funds.
(資金不足のため、その計画は放棄された。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”abandon”の関連語①:「見捨てる・離れる」を意味する単語”desert / leave”

 
コダック
せっかく”abandon”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”desert”や”leave”なども「人や場所から離れる・見捨てる」を意味する単語ですよ!

 

”abandon”の類義語
⇒「見捨てる・離れる」の意味を持つ単語”desert / leave”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

abandon ⇒「コントロールを手放す」=責任を投げ出して、完全に置き去りにする
desert ⇒「砂漠のようにする」=義務や約束に背いて見捨てる(非難のニュアンスが強い)
leave ⇒「そのままにして去る」=単にその場を離れる、残していく(一番フラット)

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを「家族や仲間を置いていく」というシチュエーションで確認してみましょう!

 

例文で見る!”abandon / desert / leave”のイメージの違い

● He abandoned his family.
「彼は家族を(無責任に)見捨てた。」
⇒もう二度と戻らない、完全に縁を切って投げ出したイメージ

● He deserted his friends in trouble.
「彼は困っている友人たちを見捨てて逃げた。」
⇒助ける義務や義理があるのに、背を向けて裏切った(卑怯だという非難の)イメージ

● He left his family in Japan.
「彼は家族を日本に残して(赴任などに)行った。」
⇒単に「置いてその場を離れた」という事実だけ。見捨てたわけではないイメージ

 

”abandon”の関連語②:「あきらめる・やめる」を意味する単語”give up / quit”

 
コダック
せっかく”abandon”の持つ「計画をあきらめる・放棄する」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”abandon”の類義語
⇒「あきらめる・やめる」の意味を持つ単語”give up / quit”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

abandon ⇒「途中で投げ出す」=仕方なく、または無責任に計画などを放棄する
give up ⇒「上へ差し出す(降参する)」=努力した結果、無理だと思ってあきらめる
quit ⇒「離れる」=習慣や仕事をスパッとやめる

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも「物事をやめる」というシチュエーションを通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”abandon / give up / quit”のイメージの違い

● We abandoned the plan.
「私たちはその計画を放棄した。」
⇒資金不足などの理由で、完了する前に途中で手を引いたイメージ

● We gave up the plan.
「私たちはその計画をあきらめた。」
⇒色々頑張ってみたけれど、限界を感じて「もう無理!」とあきらめたイメージ

● I quit smoking.
「私はタバコをやめた。」
⇒今まで続いていた習慣や仕事を、スパッと断ち切ってやめたイメージ

 

 

”abandon”の語源は古フランス語のa bandon 意味は「誰かの支配下に置く」

”abandon”の語源についても、確認していきましょう。

”abandon”の語源は古フランス語の”a bandon”(誰かの支配下に置く)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”abandon”の起源について、下記の記載があります。

Origin of abandon
First recorded in 1325–75; Middle English verb abando(u)nen, from Middle French abandoner, from Old French (mettre) a bandon “(put) under (someone’s) jurisdiction,” equivalent to a “at, to” (from Latin ad; see ad-) + bandon, from Germanic band (unrecorded); see bond 1; noun derivative of the verb

日本語訳:1325–75年に初出。中英語の動詞 abando(u)nen、中期フランス語の abandoner を経て、古フランス語の (mettre) a bandon「(誰かの)支配下に(置く)」に由来する。これはラテン語 ad(〜へ)に由来する a と、ゲルマン語の band(束縛・絆、bond を参照)に由来する bandon を組み合わせたものである。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”abandon”は「誰かの支配下に置く」という言葉から発祥している模様。

 

”abandon”の語源(起源~発祥まで)
古フランス語 a bandon(誰かの支配下に置く)

自分の支配を解いて他に委ねる =「見捨てる」「放棄する」へ変化

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

自分が持っていた主導権やコントロールを、運命や他人に「はい、お任せ!」と手放してしまうのが、本来のニュアンスです。

 

 

構成パーツで覚える”abandon” 「a-」+「-bandon」

ここからは構成パーツの面から”abandon”について覚えていきましょう

”abandon”の構成パーツは「a-(〜へ)」+「-bandon(支配・権限)」の2パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“a-” は「〜へ (to)」を意味する接頭辞

”a-(元は ad-)”は方向や対象を示す「〜へ、〜に(to / toward)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
後ろに続く単語によって「ad-」「at-」「ap-」など形を変えますが、どれも矢印(→)のイメージを持っています。

例えば”advice”という単語は「ad-(〜へ)」+「vice(見る)」の2パーツで構成されており、
相手の方へ(ad)見方(vice)を示す(=「忠告する・アドバイスする」)を表しています。

 

その他に adapt(〜へ+適合させる=適応させる)や、attract(〜へ+引っ張る=魅了する)等も、この”a- (ad-)”を使用する仲間です。

”-bandon”は「支配・権限 (control)」を意味する語根

”-bandon”は「支配、権限、束縛」を意味するパーツです。

 

 
コダック
実はこの ”bandon” は、私たちがよく知っている band(バンド、縛るもの)bond(ボンド、絆、接着剤) と同じ語源(ゲルマン語の band)から来ているんです!

 

 

”abandon”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”abandon”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”abandon”は「a-(〜へ)」+「-bandon(支配)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「他の支配下に委ねる」
⇒”abandon”=「見捨てる」「(計画などを)放棄する」の意味
●類義語との違い
⇒ desert(背いて見捨てる)、leave(単に置いて去る)
⇒ give up(限界で諦める)、quit(スパッとやめる)
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」