「a-(〜に)」+「be-(そばに)」+「ufan(上方)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「基準より上の空間にある」がコアイメージで、“above“=「〜の上に、〜より高く」「上記の、前述の」の意味を持ちますよ!
”above”の意味とコアイメージは「基準より上の空間にある」
”above(発音:əbʌ́v / アバヴ【前置詞・副詞・形容詞】)”は「〜の上に、〜より高く」「上記の、前述の」の意味を持つ単語です。
「a-(〜に)」+「be-(そばに)」+「ufan(上方)」の3つのパーツで構成されている単語で、「基準より上の空間にある」がコアイメージです。
何かにベッタリ接触しているのではなく、基準から離れて上方の空間にある(=「〜より上の空間に」)ことや、文章の中で今読んでいる位置より前のこと=”上記の(above)”なわけですね!

”above”で表現するものは、「ある一定の基準線(ボーダーライン)よりも数値や位置が高いこと」が多いです。
逆にぴったり接触して上に乗っていることや、覆いかぶさるように上にあることなどは後述する”on”や”over”を使用します。
例文
The sun rose above the horizon.
(太陽が地平線の上に昇った。)※地平線という基準線より上The temperature is above average today.
(今日の気温は平均を超えている[平均より高い]。)※平均値という基準より上We were flying above the clouds.
(私たちは雲の上を飛んでいた。)※雲という層から離れて上方にいる※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【要注意】使い方・語法:数値を表す時の”above”と”over”の違い

英語学習者が非常によく間違えるポイントとして、「数・量」を表す時の使い分けがあります。
実は、人数や金額などの「単純な数や量」には “over” を使うのが自然なんです!
● over ⇒ 数・量・年齢(〜を超える、〜以上)
⭕ over 100 people(100人以上)
⭕ over 50 dollars(50ドル以上)
● above ⇒ 温度・高度・レベルなどの「目盛り・基準」(〜より上)
⭕ above zero(零度より上)
⭕ above average(平均より上)
❌ above 100 people(※不自然)
単純な数や量ではなく、「温度計の目盛りのような、上下の基準があるもの」に対して”above”を使うと覚えておきましょう!
覚えておきたい!”above”を使った頻出フレーズ・熟語

日常会話やテスト(TOEICなど)でよく出てくる、”above”を使った重要な熟語も一緒に覚えてしまいましょう!
・above average(平均より上の、平均以上の)
・above the law(法を超越して、法に縛られない)
例文
Above all, you must be careful.
(何よりも、あなたは注意しなければならない。)His intelligence is above average.
(彼の知能は平均以上だ。)No one is above the law.
(誰も法を超越することはできない。=法の下では皆平等である)
”above”の関連語①:「〜の上に」を意味する単語”on / over”との違い

とくに “above” / “on” / “over” の3つは違いが問われやすいので、ここで完璧に整理しておきましょう!
⇒「〜の上に」の意味を持つ単語”on / over”
空間的なイメージの違いとしては
above ⇒「基準より上」=離れて上の空間にある(※真上じゃなくてもOK)
on ⇒「接触」=〜の表面にピタッとくっついている
over ⇒「覆いかぶさる・真上」=〜の真上をアーチ状に覆う、越える
といった感じです!
● above the clouds
「(飛行機などが)雲の上を(離れて)飛んでいる」
⇒ 雲という基準線より高い空間にあるイメージ。真上である必要はなく、とにかく「基準より高い位置」に焦点が当たります。
● on the table
「テーブルの上に(コップなどが)置いてある」
⇒ テーブルの表面にぴったり接触しているイメージ。
● over the river
「川の上に(橋が)架かっている、川をまたぐ」
⇒ 川を覆うように、またはアーチ状に一方から他方へ越えていくイメージ。真上にあるニュアンスが強いです。
”above”の関連語②:「上記の」を意味する単語”the following / below”

メールや説明書などでよく使われる関連表現もマスターしましょう!
⇒「位置関係・前後の記述」を意味する単語”the following / below”
それぞれの表現の違いとしては
above ⇒「上記の」=ここより前に書かれた内容
below ⇒「下記の」=ここより後に書かれた内容(aboveの対義語)
the following ⇒「次に続く」=直後に列挙される内容
といったイメージです。
● Please read the statement above.
「上記の記述をお読みください。」
⇒ 既にこれまでに書かれた(スクロールして戻るような)内容を指すイメージ。
● Please see the notes below.
「下記の注記をご覧ください。」
⇒ これから下(文章の続き)に書かれている内容を指すイメージ。
● Please answer the following questions.
「次の質問に答えなさい。」
⇒ 直後にコロン(:)などが置かれ、リストとして続いてくる内容を指すイメージ。
”above”の語源は古英語・ゲルマン諸語 意味は「〜の上方に」

”above”の語源についても、確認していきましょう。
”above”の語源は古英語の「abufan, onbufan」”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”above”の起源について、下記の記載があります。
Origin of above
First recorded before 900; Middle English above(n), abufe(n), Old English abufan, onbufan, equivalent to b(e) by + ufan, cognate with Old Frisian uva, Old Saxon oban(a), Old High German obana, German oben, Old Norse ofan; “above”; akin to over ); see up日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語の above(n), abufe(n)、古英語の abufan, onbufan から来ており、これは b(e)(〜のそばに = by) + ufan(上方に)に相当する。古フリジア語の uva、古サクソン語の oban(a)、古高ドイツ語の obana、ドイツ語の oben、古ノルド語の ofan と同系であり、「上に(above)」を意味する。over と同源であり、up を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”above”は「〜のそばに(by)」と「上方に(ufan)」という古い言葉が組み合わさった形から発祥している模様です。
● 古英語の「onbufan / abufan」(〜のそばの上方に)
↓
● 中期英語の「above(n) / abufe(n)」
↓
● 現代英語の「above」
ちなみに「ufan」という古い言葉は、「上方に、上から」という意味を持っており、現代の「up」や「over」とも親戚関係にあるんですよ!
構成パーツで覚える”above” 「a-」+「be-」+「ufan」

ここからは構成パーツの面から”above”について覚えていきましょう。
”above”の構成パーツは「a-(〜に)」+「be-(そばに)」+「ufan(上方)」の3つのパーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“a-“は「〜に、の上に」を意味するパーツ
”a-”は「on / at(〜に、〜の状態で)」を意味するパーツです。
船や飛行機に(=「搭乗して」)を表しています。
その他にashore(岸に、陸上に)や、alive(生きて、生き生きした状態で)等も”a-”を使用する単語です。
”be-”は「〜のそばに」を意味するパーツ
”be-”は「by(〜のそばに、近くに)」を意味するパーツです。
すぐ横の場所に(=「〜のそばに」)を表しています。
その他の”be-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”ufan”は「上方に、上から」を意味するパーツ
”ufan”は「upward / over(上方に、上から)」を意味する古いゲルマン諸語由来のパーツです。
何かの「上方の空間」を表す(=「上のほう」)イメージを持っていますよ。
これら3つが合体することで、「ある場所の、すぐ近くの、上方の空間にある」というイメージから、現代の”above”が成り立っているんですね。
”above”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”above”の意味と覚え方・使い方のまとめです。
● ”above”は「a-(〜に)」+「be-(そばに)」+「ufan(上方)」の3パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「基準より上の空間にある」。
● 意味は「〜の上に、〜より高く」「上記の、前述の」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 空間としては「接触しない上の空間」を表す。
● 数値に対して使うときは、人数などの「量」ではなく、温度・平均・高度といった「基準・目盛り」に対して使う点に注意!(量はoverを使う)
● 文章中で「これより前に書かれた内容(上記)」を指す際にもよく使われる。(反意語はbelow)
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