jajajaの意味と読み方|スペイン語の「ハハハ」を1本で完全解説【jeje・jijiとの違いも】

コダック
今日のスペイン語は「jajaja」

スペイン語圏の人とメッセージのやりとりを始めると、おそらく最初に浴びるのがこの文字列です。

結論から言うと、jajaja =「ハハハ」。笑い声です。単語帳には絶対に載っていませんが、実際のチャットではどんな単語よりも登場回数が多いかもしれません。

ずっと「ジャジャジャ」って読んでた…。なんか怖い意味なのかと思って身構えてたよ。
コダック

みんな最初はそこでつまずくんです! 大丈夫、怖い意味どころかただ笑っているだけですよ。

今日は「なぜ ja なのか」から、jeje・jiji との違い、長さの意味まで、これ1本で全部お話ししますね!

jajajaは「ハハハ」と読む:スペイン語のjは英語のhの音

まず読み方から片づけましょう。

スペイン語の文字 j は、のどの奥から息を出す音です。英語の h に近い音、と考えて差し支えありません。

実際、スペイン語の単語を思い出してみてください。

スペイン語の j はこう読む
jamón(ハモン)= 生ハム ⇒ ジャモンではない
Japón(ハポン)= 日本 ⇒ ジャポンではない
joven(ホベン)= 若い
jefe(ヘフェ)= 上司、ボス

⇒ だから jajaja「ハハハ」

あ、jamón は知ってた! そっか、それと同じ j なんだね。言われてみれば当たり前だ。
コダック

そこがポイントです! jajaja はスラングでも新語でもなくて、ただ「ハハハ」という笑い声を、スペイン語のつづりのルールどおりに書いただけなんですね。

むしろいちばん素直な書き方なんです。

では、なぜ hahaha と書かないのか?

ここで当然の疑問が出てきます。「ハ」の音なら、英語のように hahaha と書けばいいのでは、と。

答えはシンプルです。スペイン語の h は、発音しない文字だからです。

スペイン語の h は音を持たない
hola(オラ)= やあ、こんにちは ⇒ ホラではない
hola の h は書くけれど読まない
hermano(エルマノ)= 兄弟
hospital(オスピタル)= 病院

⇒ もし hahaha と書いたら、スペイン語では「アアア」と読まれてしまう

「アアア」って、笑ってるっていうより悲鳴じゃん…。それは jajaja にするしかないね。
コダック

まさにそういうことです!

つまり jajaja は、「ハハハという音を出すには、この文字を使うしかない」という必然の結果。ネットで生まれたスラングというより、スペイン語の文字と音の関係がそのまま出ているだけなんですね。

日本語の「w」「草」と比べると、jajajaの素直さが見えてくる

ここで少し寄り道をして、自分たちの言葉を見てみましょう。この対比を通ると、jajaja がぐっと理解しやすくなります。

日本語でチャット中に笑うとき、私たちは 「w」「www」「草」「(笑)」 と書きますよね。

この「w」の出どころは何でしょうか。「笑」という漢字をローマ字にした warai の頭文字です。

つまり日本語の笑いの表記は、笑い声の音からではなく、「笑」という文字から出発しているのです。しかも、そこからさらに変化します。

日本語の笑いがたどった、かなり変わった道のり
(漢字)
↓ 読みをローマ字にして頭文字を取る
w
↓ 並べて笑いの量を表す
www
↓ 見た目が草むらに似ている
草が生える(=面白い、笑える)
改めて見るとめちゃくちゃな進化してるな…。漢字→アルファベット→植物って、外国の人に説明できる気がしない。
コダック

これ、世界的に見てもかなり特殊な部類なんですよ!

そして重要なのは、日本語話者は「笑い声を音のまま書く」という発想からいちばん遠いところにいるということです。

だから jajaja を見ても、すぐには「笑い声だ」と気づけない。逆に言えば、ここさえ切り替われば一気に読めるようになるんです。

母音を変えると笑いの表情が変わる:jeje・jiji・jojo・juju

jajaja が読めるようになったら、次はその仲間たちです。

スペイン語の笑いは、j の後ろの母音を変えるだけで、笑いの種類が変わります。日本語で「ハハハ」「ヘヘヘ」「ヒヒヒ」を書き分けるのと、まったく同じ感覚です。

母音で変わる5つの笑い

jajaja(ハハハ)
⇒ 標準の笑い。素直に面白いと思っている。いちばん出番が多い

jejeje(ヘヘヘ)
⇒ 照れ笑い、ごまかし笑い。ちょっと後ろめたいときにも

jijiji(ヒヒヒ)
⇒ いたずらっぽい、くすくす笑い。内緒話の共犯者っぽい響き

jojojo(ホホホ)
⇒ 低く豪快な笑い。スペイン語圏でもサンタクロースの笑い方

jujuju(フフフ)
⇒ 含みのある笑い。たくらんでいる感じ

日本語の「ヘヘヘ」と「ヒヒヒ」の差とほとんど同じだ。これは覚えやすいかも。
コダック

そうなんです、ここは直感がそのまま使えます!

ひとつだけ注意しておくと、jejeje は「本当は面白くないけど、とりあえず笑っておく」ときにも使われます。返事に困ったときの照れ笑い、という感じですね。

なので相手が jajaja ではなく jeje を返してきたら、少し温度が低いサインかもしれません。

長さがそのまま「笑いの量」になる

もうひとつ、読み取れると一気にネイティブっぽくなるポイントがあります。

それはjajaja の長さです。

長さで読む「本気度」
ja ⇒ ほぼ笑っていない。皮肉や「はいはい」に近いことも
jaja ⇒ 軽い相づち。日本語の「w」1個くらい
jajaja ⇒ ふつうに笑っている。標準
jajajaja ⇒ しっかりウケている
jajajajajajajaja ⇒ 本気で笑い転げている
これ完全に「w」と「wwwwwww」の関係だ! 量が多いほど笑ってるってこと。
コダック

まったく同じ仕組みですね! ここは日本語の感覚がそのまま通用します。

さらに大文字にすると音量が上がります。JAJAJAJA と書かれていたら、それは大声で爆笑しているイメージですよ。

逆に、短い ja 一つだけには注意が必要です。文脈によっては「面白くない」「あきれている」という冷たいサインになることがあります。

日本語でも、「w」1個だけの返事がそっけなく感じることがありますよね。あの感覚に近いものです。

正書法では「ja, ja, ja」が正しい、という話

コダック

ここで、ちょっと知的に面白い話をひとつ。

実は、きちんとした文章で笑い声を書くときは、jajaja ではなく「ja, ja, ja」が正しいとされているんです。

えっ、コンマで区切るの? みんな普通に jajaja って書いてるじゃん。どういうこと?

理由はアクセント(強勢)にあります。

スペイン語の言葉には、必ずどこか1か所に強く読む場所があります。jajaja と1語で書いてしまうと、真ん中の ja だけを強く読む「ハハーハ」のような読み方になってしまう。

でも実際の笑い声は、「ハ」「ハ」「ハ」と一つずつ強く出るものですよね。だから、それぞれを独立させてコンマで区切る、というわけです。

スペイン語の擬音語の書き方

笑い声も、他の擬音語と同じルールで書きます。
cri, cri, cri(コオロギの鳴き声)
miau, miau(猫の鳴き声)
cua, cua(アヒルの鳴き声)
ja, ja, ja(笑い声)

※参考「Fundéu Guzmán Ariza「ja, ja, ja, no jajaja」

さらにおもしろいのが、この笑い声が名詞になったときです。

「彼のあの笑い方」というふうに名詞として使う場合は、1語でつなげて最後にアクセント記号をつけ、jajajá(複数形は jajajás)と書きます

【例文】
・Su jajajá era inconfundible.
(彼のあの笑い方は、聞けばすぐ分かるものだった。)

笑い声が名詞になるんだ…。日本語だと「彼の”あははは”」みたいな感じかな。
コダック

いい例えです! ただ、ここは知識として知っておけば十分ですよ。

チャットで ja, ja, ja とコンマを打っている人は、まず見かけません。実際のやりとりでは jajaja でまったく問題ないので、安心して使ってください!

世界の「笑い」表記を並べてみると

せっかくなので、他の言語がチャットでどう笑うのかも見ておきましょう。笑いの表記は言語ごとにまったく違うので、並べるとかなり面白いんです。

言語別・チャットの笑い方
スペイン語:jajaja ⇒ 音をそのまま字にする
日本語:w/www/草/(笑) ⇒ 漢字の頭文字から出発
英語:haha/lol ⇒ 音と略語の両方
ポルトガル語(ブラジル):kkkkk ⇒ k の音(カ)を並べる
韓国語:子音字だけを並べる ⇒ 数が笑いの量になる
タイ語:555 ⇒ 数字の5が「ハー」と読めるので「ハハハ」
フランス語:mdr ⇒ mort de rire(笑い死に)の頭文字
インドネシア語:wkwkwk ⇒ タイピングの流れから生まれた形
タイ語の 555 が天才すぎる…。数字で笑うってすごい発想だね。
コダック

おもしろいですよね! でもよく見ると、タイ語の 555 とスペイン語の jajaja は、原理が同じなんです。

どちらも「ハハハ」という音を、自分の言語で書ける記号に置き換えているだけ。使う記号が文字か数字かの違いしかありません。

そう考えると、jajaja もぐっと身近に感じませんか?

jajajaは自分で使ってもいい?

チャット略語には「読めても、自分では使わないほうがいい」ものが多くあります。仕事のメッセージで略語を多用すると、軽い印象を与えてしまうからです。

ただし、jajaja は例外的に、学習者がいちばん最初に使っていい表現です。

jajaja が安全な理由
●略語ではなく、ただの擬音語(笑い声)だから
●世代や地域を問わず、誰でも使うから
●意味を取り違えようがないから

⇒ ただし仕事のメールでは使わない。ここは日本語で取引先に「w」を打たないのと同じ感覚です。

コダック

おすすめの使い方は、相手が書いてきた長さに、だいたい合わせて返すことです。

相手が jajajaja なら、こちらも jajaja くらい。相手が jaja なのに、こちらだけ jajajajajajaja と返すと、少し温度差が出てしまいますからね!

相手に合わせるのか。それなら失敗しなさそうだし、すぐ試せそうだな。

jajajaの意味と使い方のまとめ

以下、jajaja についてのまとめです。

jajaja =「ハハハ」。スペイン語の j は英語の h に近い音だから
hahaha と書かないのは、スペイン語の h が発音されない文字だから(hahaha は「アアア」になってしまう)
●スラングではなく、笑い声を発音どおりに書いただけ
●母音で表情が変わる ⇒ jeje(照れ笑い)jiji(いたずらっぽい)jojo(豪快)
長さ=笑いの量。ja 一つは冷たく響くこともある。大文字 JAJAJA は爆笑
●正書法では ja, ja, ja が正しく、名詞になると jajajá。ただしチャットでは jajaja でOK
学習者が最初に使っていい、いちばん安全な表現
コダック

jajaja が読めるようになったら、次は tqm や xq、ntp といった略語も一気に攻略してしまいましょう!

スペイン語のチャット略語は作られ方が3種類しかないので、まとめて覚えたほうが早いんです。全体像はこちらの記事でどうぞ!

スペイン語のチャット略語まとめ|jajaja・tqm・xq・ntpが読めるようになる「3つの作り方」

参考文献
「Fundéu Guzmán Ariza, ja, ja, ja, no jajaja(https://fundeu.do/ja-ja-ja-no-jajaja/)」
「Español con María, Diccionario para chatear en español(https://espanolconmaria.com/diccionario-para-chatear-en-espanol/)」
「Wikilengua del español, Abreviaturas en chats y microblogs(https://www.wikilengua.org/index.php/Abreviaturas_en_chats_y_microblogs)」