【語源も分かる】英単語「whisper」の意味・使い方・類義語との違いを徹底解説!

 
コダック
今日の英語表現は”whisper”

「wh-(かすかな息の音)」+「-isper(ざわざわする音)」という音のパーツ(擬音)で構成されている単語です。

ひそひそと息を漏らして囁く音がコアイメージで、“whisper“=「囁く、耳打ちする」「(秘密を)こっそり話す、噂される」の意味を持ちますよ!

 

”whisper”の意味とコアイメージは「ひそひそと息を漏らして囁く音」

 

”whisper(発音:hwíspər/ウィスパー【動詞・名詞】)”は「囁く、耳打ちする」「(秘密を)こっそり話す、噂される」の意味を持つ単語です。

「wh-(かすかな息の音)」+「-isper(ざわざわする音)」のパーツ(擬音の響き)で構成されており、「ひそひそと息を漏らして囁く音」がコアイメージとなります。

 

 
コダック
息を吹き出すような「ホ、フ」という音(wh-)と、カサカサ・ザワザワと擦れるような音(-isper)が合わさった、まさに音そのものを表したオノマトペ(擬音語)のような単語です。

そこから、大きな声を出さずに周りに聞こえないよう「囁く・耳打ちする」ことや、陰で「こっそり噂話をする」のが”whisper”なわけですね!

 

”whisper”は「声帯を振動させずに、息だけで話す」イメージが強いです。

図書館での内緒話や、耳元でこっそり打ち明ける秘密の話を想像してみると分かりやすいですよ!逆に単に小さな声で話すことや、ぶつぶつ独り言を言うことなどは、後述する”mumble”や”murmur”を使用します。

 

”whisper”の使い方・文法・頻出フレーズ

 

ここでは”whisper”の具体的な使い方や、覚えておきたい文法のポイント、頻出フレーズを例文と一緒に解説します。

 

1. 動詞の使い方:「人に囁く」は “whisper to 人”

”whisper”を動詞として使う場合、「〜(人)に囁く」と言うときは前置詞の “to” が必要です。
「whisper me」のように直接人を目的語にとることはできないので注意しましょう。

例文

She whispered the secret to me.
(彼女はその秘密を私に囁いた[耳打ちした]。)

He whispered to her that he loved her.
(彼は彼女に愛していると囁いた。)

 

2. 動詞の使い方:噂される(受動態)

「〜だと噂されている」と言いたい場合は、”It is whispered that 〜” の形でよく使われます。

例文

It is whispered that he will resign.
(彼が辞任するということが密かに噂されている。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

3. 名詞の使い方:”in a whisper” (小声で、ひそひそ声で)

”whisper”は名詞としてもよく使われます。特に “in a whisper”(小声で) は日常会話でも頻出のフレーズです。

例文

They were talking in a whisper.
(彼らはひそひそ声で話していた。)

Speak in a whisper, please.
(どうか小声で話してください。)

 

”whisper”と似た英単語の違い(類義語)

 

せっかく”whisper”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!

 

「小さな声で話す」を意味する単語”murmur/mumble”の違い

”whisper”の類義語①
⇒「小さな声で話す」の意味を持つ単語”murmur/mumble”

 

 
コダック

イメージの違いとしては

whisper ⇒「息だけで話す」=周囲に聞かれないための囁き声
murmur ⇒「低く継続的な音」=つぶやき、小川のせせらぎのような音
mumble ⇒「口をはっきり開けない」=モゴモゴとした、聞き取りにくい話し方

といった感じです!実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”whisper/murmur/mumble”のイメージの違い

whisper a prayer
「(他人に聞こえないように静かに)祈りを囁く」
⇒ 意図的に声を潜めて、息をベースに話すイメージ

murmur a prayer
「(低い声でぶつぶつと)祈りをつぶやく」
⇒ 声帯は震えているけれど、何を言っているか判別しにくい低音のイメージ

mumble an excuse
「モゴモゴと言い訳を言う」
⇒ 自信がなかったり恥ずかしかったりして、口が回らずハッキリしないイメージ

 

「噂」を意味する単語”gossip/rumor”の違い

”whisper”の類義語②
⇒「噂話」の意味を持つ単語”gossip/rumor”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

whisper ⇒「密やかな噂」=まだ表に出ていない、陰でのヒソヒソ話
gossip ⇒「身近な他人の噂」=世間話やゴシップ(確証のないプライベートな話)
rumor ⇒「世間の風評」=社会的に広く流布している真偽不明の噂

といったイメージです。

 

例文で見る!”whisper/gossip/rumor”のイメージの違い

● It is whispered that…
「〜と密かに噂されている」
⇒ 一部の人の間で、ヒソヒソと隠れて話されている段階のイメージ

● exchange office gossip
「職場のゴシップ(噂話)を交わす」
⇒ 同僚の恋愛や人間関係など、身近なネタを楽しんでいるイメージ

● Spread a false rumor
「デマ(嘘の噂)を流す」
⇒ 世間一般、メディア、ネット上で広く拡散されるレベルの噂のイメージ

 

 

語源からひも解く”whisper”の覚え方(「wh-」+「-isper」)

 

ここからは構成パーツ(音の響き)と語源の面から”whisper”についてさらに深掘りして覚えていきましょう。

 

”whisper”の語源(起源~発祥まで)
● 古期英語:hwisprian(息の音を出す行為)

● 中期英語:whisperen(ひそひそ話す動詞へ変化)

● 現代英語:「whisper」(囁く、耳打ちする)へ

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”whisper”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded before 950; Middle English whisperen (verb), Old English hwisprian; akin to German wispern, Old Norse hviskra, hvīsla “to whistle”; cf. whine

日本語訳:950年より前に最初の記録がある。中期英語のwhisperen(動詞)、古期英語のhwisprianに由来。ドイツ語のwispern、古ノルド語のhviskraや「口笛を吹く(to whistle)」を意味するhvīslaと同系統であり、「(哀れな声で)泣く、うなる(whine)」とも関連がある。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”whisper”は「口笛(whistle)」のような、シューッという息の音から発祥していることが分かります。

 

“wh-“は「かすかな息の音」をイメージするパーツ

”wh-”は「かすかな息の音・空気の擦れる音」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”whistle”という単語は「wh-(息の音)」の響きを持っており、
息を鋭く吹き出す(=「口笛・笛を吹く」)を表しています。

 

その他に whine(犬などがクーンと鼻を鳴らす、うなる)や、wheeze(ゼーゼーと息を切らす)等も”wh-”から始まる「息や空気の音」に関連する単語です。

 

”-isper”は「ざわざわ・カサカサする音」をイメージするパーツ

”-isper”は「小さなものが擦れ合ってザワザワ・カサカサする音」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば、今回の”whisper”のドイツ語の親戚である”wispern”も同じ響きを持っています。
木の葉が擦れ合うような小さな音(=「ざわざわ・ひそひそ」)を表しています。

 

このように語源を深掘りすると、スペル自体がその音そのものを表現していることが分かりますね!

 

”whisper”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”whisper”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”whisper”は「wh-(かすかな息の音)」+「-isper(ざわざわする音)」の擬音的なパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「ひそひそと息を漏らして囁く音」
⇒”whisper”=「囁く、耳打ちする」「(秘密を)こっそり話す、噂される」の意味
●語法・文法のポイント
⇒「人に囁く」は、動詞の後ろに直接人を置かず、 **”whisper to 人”** のように前置詞のtoを補う形が基本。
⇒「in a whisper(小声で)」という名詞のフレーズも頻出。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」