「dis-(離れて)」+「cuss(叩く、揺さぶる)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「バラバラに叩き・揺さぶる」がコアイメージで、そこから“discuss“=「〜について話し合う、議論する」「〜を論じる、考察する」の意味を持ちますよ!
- 1 ”discuss”の意味と使い方 コアイメージは「バラバラに叩き・揺さぶる」
- 2 【超重要】”discuss about”は間違い!絶対に間違えてはいけない「他動詞」のルール
- 3 ”discuss”の関連語①:「議論する・言い争う」を意味する単語”argue/debate”
- 4 ”discuss”の関連語②:「話す・言及する」を意味する単語”talk about/mention”
- 5 ”discuss”の語源はラテン語「discussus」 意味は「バラバラに叩かれた、揺さぶられた」
- 6 構成パーツで覚える”discuss” 「dis-」+「cuss」
- 7 ”discuss”の意味と語法・覚え方のまとめ
”discuss”の意味と使い方 コアイメージは「バラバラに叩き・揺さぶる」
”discuss(発音:diskʌ́s/ディスカス【動詞】)”は「〜について話し合う、議論する」「〜を論じる、考察する」の意味を持つ単語です。
「dis-(離れて)」+「cuss(叩く、揺さぶる)」のパーツで構成されている単語で、「バラバラに叩き・揺さぶる」がコアイメージです。
複雑な問題をバラバラにほぐして多角的に検証する(=「徹底的に調べる」)こと=”discuss”なわけですね!

”discuss”で表現するものは、「お互いの意見を出し合って、物事を吟味・検討すること」が多いです。
逆に感情的に言い張って対立することや、公の場で勝ち負けを競う議論などは後述する”argue”や”debate”を使用します。
例文
We need to discuss the new project.
(私たちは新しいプロジェクトについて話し合う必要がある。)They discussed how to solve the problem.
(彼らはその問題をどのように解決すべきかを議論した。)I will discuss the matter with my boss.
(その件については上司と話し合います。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【超重要】”discuss about”は間違い!絶対に間違えてはいけない「他動詞」のルール

”discuss”を英語の試験や英会話で使うとき、日本人が最も間違えやすい超重要ルールがあります!
それは、”discuss”が「他動詞(直後に名詞を必要とする動詞)」であるということです。
他動詞なので、直後に直接名詞(目的語)を持ってきて “discuss the matter” のように使わなければなりません。
どうしても ”about” を使いたい場合は、名詞形の ”discussion” を使って表現しましょう。
❌ We discussed about the plan.(間違い)
⭕ We discussed the plan.(正しい)
⭕ We had a discussion about the plan.(名詞形ならaboutで繋いでOK!)
”discuss”の頻出フレーズ・使い方
”discuss”は以下の形(語法)でよく使われます。丸ごと覚えておくと会話でスムーズに出てきますよ!
I discussed the schedule with him.(私は彼とスケジュールについて話し合った)
● discuss where/how/what to do(どこへ行くか/どうするか/何をするか話し合う)
Let’s discuss where to go for lunch.(ランチにどこへ行くか話し合おう)
”discuss”の関連語①:「議論する・言い争う」を意味する単語”argue/debate”

例えば”argue”や”debate”なども「議論する」を意味する単語ですよ!
⇒「議論する」の意味を持つ単語”argue/debate”
イメージの違いとしては
discuss ⇒「問題をバラバラに叩いて検証する」=冷静・建設的な話し合い
argue ⇒「自分の主張を強く言い張る」=主張・感情的な言い争い
debate ⇒「賛否に分かれて叩き合う」=公の場での論戦・討論
といった感じです!
● discuss
We discussed the plan.
「(みんなで意見を出し合って)計画を検討した」
⇒ 目的を達成するために協力して意見を交わすイメージ。
● argue
They argued about money.
「彼らはお金について(互いに自己主張をして)言い争った」
⇒ 自分の正当性を証明しようと、時にヒートアップ・喧嘩になるイメージ。
● debate
The politicians debated the new bill.
「政治家たちは新法案について(賛成派と反対派に分かれて)討論した」
⇒ ルールに則って、白黒つけるために公の場で論戦を繰り広げるイメージ。
”discuss”の関連語②:「話す・言及する」を意味する単語”talk about/mention”

類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「話す」の意味を持つ単語”talk about/mention”
それぞれの表現の違いとしては
discuss ⇒「問題について深く掘り下げる」=詳細な議論
talk about ⇒「何かのトピックについてカジュアルに話す」=日常の会話
mention ⇒「詳細にではなく、その話題にチラッと触れる」=言及・小耳に挟む程度
といったイメージです。
● discuss
We discussed the issue.
「(原因や対策などについて)その問題をしっかりと議論した」
⇒ 腰を据えて中身を吟味するイメージ。
● talk about
We talked about the movie.
「(楽しかったことなど)その映画について気軽に話した」
⇒ 日常会話でカジュアルにおしゃべりするイメージ。
● mention
He mentioned your name in the meeting.
「彼は会議であなたの名前にチラッと触れた(言及した)」
⇒ 詳しく語るのではなく、一言だけ口にするイメージ。
”discuss”の語源はラテン語「discussus」 意味は「バラバラに叩かれた、揺さぶられた」

”discuss”の語源についても、確認していきましょう。
”discuss”の語源はラテン語「discussus(discutereの過去分詞)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”discuss”の起源について、下記の記載があります。
Origin of discuss
First recorded in 1300–50; Middle English, either from Anglo-French discusser or directly from Latin discussus “struck asunder, shaken, scattered,” past participle of discutere, equivalent to dis- dis- 1 + -cutere (combining form of quatere “to shake, strike”)日本語訳:1300〜50年に初めて記録された。中期英語で、アングロ=フランス語の「discusser」またはラテン語の「discussus(バラバラに叩かれた、揺さぶられた、散らされた)」に由来する。これはdiscutereの過去分詞であり、dis-(離れて、バラバラに)+ -cutere(quatere「揺さぶる、叩く」の結合形)と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”discuss”は「何かを激しく叩いて、粉々に散らす・揺さぶる」という行為から発祥している模様です。
● ラテン語「discutere」(バラバラに叩き壊す、粉砕する)
↓
● 過去分詞「discussus」(バラバラに叩かれた、揺さぶられた状態)
↓
● 物事をバラバラに分解して「徹底的に吟味する、検証する」という意味へ発展
↓
● 現代英語の「discuss」(話し合う、議論する)
「叩く(cuss)」というと激しいイメージですが、現代では「アイデアや意見を戦わせて、トピックを揉みほぐす」という意味に綺麗につながっています。
構成パーツで覚える”discuss” 「dis-」+「cuss」

ここからは構成パーツの面から”discuss”について覚えていきましょう。
”discuss”の構成パーツは「dis-(離れて)」+「cuss(叩く、揺さぶる)」の2つのパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“dis-“は「離れて、バラバラに」を意味するパーツ
”dis-”は「離れて、分離、否定」などを意味する非常にメジャーなパーツです。
傷を負った人や不要なものを離れた場所へ送り出す(=「解散させる、退ける、解雇する」)を表しています。
その他に discover(覆いを取って[dis-]見つける ⇒ 発見する)や、dislike(好き[like]の否定[dis-] ⇒ 嫌う)等も”dis-”を使用する単語です。
”cuss”は「叩く、揺さぶる」を意味するパーツ
”cuss”はラテン語の quatere(叩く、揺さぶる)に由来するパーツです。
脳が激しく完全に揺さぶられること(=「脳震盪(のうしんとう)」)を表しています。
その他の”cuss(叩く、揺さぶる)”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
● percussion(打楽器 ⇒ ドラムやシンバルなど、叩いて音を出す楽器)
”discuss”の意味と語法・覚え方のまとめ

以下、”discuss”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”discuss”は「dis-(離れて)」+「cuss(叩く、揺さぶる)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「バラバラに叩き・揺さぶる」。
● 意味は「〜について話し合う、議論する」「〜を論じる、考察する」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 他動詞なので後ろに直接名詞(目的語)を置く!
● 日本人がやりがちな “discuss about 〜” は絶対にNG!(名詞形の discussion about ならOK)
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