【語源も分かる】英単語「we」の意味と使い方・覚え方・文法解説【自分を中心とした身内のサークル】

 
コダック
今日の英語表現は”we”

これ以上分解できない、1つのパーツそのものが歴史を持つ超基本単語です。

「自分を中心とした身内サークル」がコアイメージで、“we”=「私たち」「当社、当方」の意味を持ちますよ!

 

”we”の意味と使い方 コアイメージは「自分を中心とした身内サークル」

 

”we(発音:wíː/ウィー【代名詞】)”は「私たち」「当方、わが社」の意味を持つ単語です。

これ以上分解できない単一語ですが、「自分を中心とした身内サークル」がコアイメージとなります。

 

 
コダック
自分が立っている場所から、ポンと一本の境界線(サークル)を引く状態のこと。

そのサークルの内側にいる人たちを「自分を含めて」ひとまとめにする感覚。これが「私たち(we)」なわけですね!

 

使い方注意!「聞き手を含むWe」と「含まないWe」

”we”を使う上で日本人が少し戸惑いやすいのが、目の前の会話相手(You)がサークルに含まれるかどうかです。

①聞き手を含むWe(Inclusive we)
We need to hurry up.
(私たち、急がないとマズイよ!)
⇒ 相手に対して「(あなたも私も一緒に)急ごう」と巻き込んでいるニュアンス。

②聞き手を含まないWe(Exclusive we)
We went to the movies last night.
(私たち、昨日の夜映画に行ったんだ。)
⇒ 聞き手には「(あなたはいないけど、私と私の友達で)行ったんだ」と報告しているニュアンス。

 

このように”自分を起点として、どの範囲までを『身内』として括るか”という意味から、日常会話の雑談から、ビジネスの商談、国家的な演説にいたるまで広く使用されます。

基本的な例文

We are planning to move to Tokyo next month.
(私たちは来月、東京に引っ越す予定です。)
We look forward to doing business with you.
(弊社は貴社とのビジネスを楽しみにしております。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”we”の文法・語法と頻出フレーズ

 

1. 役割で姿が変わる!「格変化」の基本

”we”は主語の席(主格)に座るときだけの形です。目的語の席や、所有を表すときは形が変わるので、このサークル一族の変化をしっかりマスターしておきましょう。

  • we(私たちは = 主格)
  • our(私たちの = 所有格)
  • us(私たちを/に = 目的格)
  • ours(私たちのもの = 所有代名詞)

 

2. ビジネスで超重要!”We” と ”I” の使い分け

ビジネスメールなどで、主語を ”I” にするか ”We” にするか迷うことはありませんか?明確な基準を持っておくと迷わなくなりますよ!

 

【主語によるニュアンスの違い】
I を主語にする場合(I will check the data.):
⇒「私個人」の責任と意志で動くニュアンス。担当者としての個人の意見。
We を主語にする場合(We will check the data.):
⇒「会社・組織」を代表して動くニュアンス。個人の勝手な行動ではなく、組織としての公式な対応。

 

3. ネイティブがよく使う!”we”の頻出フレーズ

日常会話でそのまま使える、”we”を用いた決まり文句(イディオム)をいくつかご紹介します。

Here we are.
(さあ、着いたぞ / ここが目的地だよ)

We’ll see.
(そのうち分かるよ / 今は様子を見よう)
※「今はまだ決断できない・分からない」という時に便利なフレーズです。

Are we clear?
(分かった? / 異論はないね?)
※少し強めの確認。上司が部下に対して「私が言ったこと(ルール等)を私たちは共有できているか?」と念を押すニュアンスです。

 

”we”の関連語:「集団・人々」を意味する”they / people”

 
コダック
せっかく”we”を意識するのであれば、そのサークルの「外側」にいる人たちを表す単語も一緒に整理してしまいましょう!

例えば”they”や”people”なども、集団を表す上で重要な単語ですよ!

 

 
なるほど…、サークルの内と外でどうイメージが変わるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

we⇒「自分を中心としたサークルの「内側」にいる私たち」=当事者(内側)
they⇒「自分の引いたサークルの「外側」にいる彼ら・彼女ら」=第三者(外側)
people⇒「特定のサークルに属さない、世間一般の不特定多数」=世間一般・大衆

といった感じです!

 
サークルの線引きひとつで、当事者か他人かがクッキリ分かれるんだね。
 
コダック
そうなんです!特にビジネスや議論では、この「内と外」の感覚がすごく大事になります。
実際の表現を見ながら、感覚の違いを掴んでみましょう!

 

シチュエーションで見る!”we/they/people”のイメージの違い

We need to solve this problem.
「私たちがこの問題を解決しなければならない」
⇒ 自分もサークルの中にいて、腕まくりをして当事者として解決にあたるイメージ。

They need to solve this problem.
「彼らがこの問題を解決しなければならない」
⇒ サークルの外側にいる別のグループを指して、「他人事」として見ているイメージ。

People say that it’s difficult.
「人々はそれは難しいと言う(世間一般では難しいと言われている)」
⇒ どこか特定のグループではなく、世の中の不特定多数が噂しているイメージ。

 

”we”の語源はゲルマン祖語 歴史の古い「超・基本語」

 

”we”の語源についても、確認していきましょう。

”we”の語源は西暦900年より前から存在する古い英語です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”we”の起源について、下記の記載があります。

Origin of we
First recorded before 900; Middle English, Old English wē; cognate with Dutch wij, German wir, Old Norse vēr, Gothic weis

日本語訳:900年より前に初めて記録された。中間英語、古期英語の wē に由来する。オランダ語の wij、ドイツ語の wir、古ノルド語の vēr、ゴート語の weis と同語源である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”we”はラテン語やギリシャ語から輸入された言葉ではなく、英語の直接の先祖である古期英語(アングロ・サクソン語)の時代からずっと使われている、命の長い純粋なゲルマン系の単語であることが分かります。

 

”we”の語源(起源~発祥まで)
ゲルマン祖語(ヨーロッパ北部の共通の祖先言語)

古期英語(西暦900年以前):wē(自分たち、という意味の代名詞)

中世英語を経て、現代の「we」へ
(ドイツ語の wir やオランダ語の wij と今でも形がそっくりなのは、親戚だからです!)

 

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

言葉が生まれて以来、人間が「おれたち、仲間たち」とサークルを意識した瞬間から、ずっと形を変えずに使われ続けている人類の超コアな単語なんです。

 

 

”we”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”we”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”we”はこれ以上分解できない、歴史の古い単一の基本代名詞
⇒コアイメージは「自分を中心とした身内サークル」
⇒”we”=「私たち」「当社・当方」の意味

●語法・文法のポイント
⇒格変化は we(が)- our(の)- us(を/に)- ours(のもの)。
⇒ビジネスメール等で「組織を代表した公式な返答」をするときは、主語を I ではなく We にするとフォーマルさが増す。

 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」