いずれも、単語の中で「道・進路・通り道」をイメージさせる形です。
中心となる景色は、「目的地へ向かって進む道」。
この景色をつかめば、voyage・deviate・obvious・previous・convey・trivialなどを関連付けて覚えられますよ!
”via(〜を経由して)”、”voyage(航海・長い旅)”、”obvious(明らかな)”、”previous(前の)”。
日本語訳だけを見ると、同じ「道」の仲間には見えませんよね。
obviousは語源上、「道の正面にある・目の前に立っている」というイメージです。
そこから、誰の目にも見えるほど「明らかな」という意味になりました!
- 1 viaのコアイメージは「通って進む道」
- 2 via・voy・wayは同じ語源なの?
- 3 なぜviaがvoyに変化したの?
- 4 【単語一覧】via / voy / wayに関係する英単語まとめ
- 5 via系の単語は「道との位置関係」で覚えよう
- 6 主要なvia系単語を個別記事と一緒に覚えよう
- 7 deviateとdeviousの違い|動作か、性質か
- 8 perviousとimperviousの違い|通る道があるか、ないか
- 9 trivial・triviaはなぜ「ささいなこと」になる?
- 10 voyage・convey・convoy・envoyのつながり
- 11 travel・journey・voyageの違い
- 12 way・road・path・routeの違い
- 13 previous・prior・formerの違い
- 14 via / voy / wayについてのよくある疑問
- 15 via / voy / wayの語源・覚え方まとめ
viaのコアイメージは「通って進む道」
viaは、ラテン語”via(道・道路・進路)”に由来する言葉です。
現代英語では前置詞として、ある場所を「経由して」、ある手段を「通じて」という意味で使われます。
●目的地へ続く道
●途中で通る経由地
●情報・荷物・連絡が通る経路
●目標へ到達するための手段・方法
【例文】
・We flew to Paris via London.
(私たちはロンドン経由でパリへ飛びました。)
・Please send the document via email.
(その書類をメールで送ってください。)
via Tokyoなら場所としての経路、via emailなら手段としての経路。
どちらも、目的地へ届くまでに「何を通るのか」を示しています。
via・voy・wayは同じ語源なの?
ここは、この記事で最も大切な注意点です。
viaとvoyは、ラテン語viaがフランス語などを経て形を変えた、比較的近い仲間です。
一方、英語のwayは古英語”weg”に由来するゲルマン語系の言葉であり、viaから直接借用された単語ではありません。
| 形 | 直接の由来 | 代表語 |
|---|---|---|
| via / vi | ラテン語via「道」 | via / deviate / obvious / previous / trivial |
| voy / vey | ラテン語viaからフランス語を経て変化した形 | voyage / convey / convoy / envoy |
| way | 古英語weg「道」 | way / highway / pathway / away / sideways |
wayは英語が昔から持っていた語で、viaは後にラテン語から入った語です。
ただし、さらに古い言語の段階で遠い関係が指摘されることがあります。学習上は、意味は同じ景色、直接の語源は別と整理するのが安全です。
なぜviaがvoyに変化したの?
ラテン語viaは、フランス語へ受け継がれる過程で、”voie”や”-voi / -voy”に近い音と綴りへ変化しました。
そのため、英語では同じ「道」の家族が、viaではなくvoyやveyの形で現れることがあります。
ラテン語 via「道」
↓ フランス語を経て音・綴りが変化
voi / voy / vey
↓
voyage / convey / convoy / envoy
現代の綴りだけでは見つけにくいですが、人・物・情報を道に沿って運ぶという景色でつながっています。
【単語一覧】via / voy / wayに関係する英単語まとめ
| 単語 | 語源・構成 | 直訳イメージ | 主な意味 |
|---|---|---|---|
| via | ラテン語via(道) | ある道を通って | 〜を経由して・〜を通じて |
| deviate | de-(道から離れて)+via(道) | 道から外れる | 逸脱する・それる |
| devious | de-(離れて)+via(道) | まっすぐな道から外れている | 遠回りの・ずるい |
| obvious | ob-(正面に)+via(道) | 道の目の前にある | 明らかな |
| previous | pre-(前に)+via(道) | 道の先を前に進んでいる | 前の・以前の |
| pervious | per-(通り抜けて)+via(道) | 通る道がある | 通過を許す・透過性のある |
| impervious | im- / in-(否定)+pervious | 通り抜ける道がない | 通さない・影響されない |
| trivial | tri-(3つ)+via(道) | 3本の道が交わる場所にある | ささいな・ありふれた |
| viaduct | via(道)+duct(導くもの) | 道を導いて通す構造物 | 高架橋・陸橋 |
| voyage | viaにつながるフランス語系の形 | 道を進む旅 | 航海・長い旅 |
| convey | con-(共に)+via由来のvey(道) | 道を共に進ませる | 運ぶ・伝える |
| convoy | con-(共に)+voy(道を進む) | 共に道を進み護衛する | 護送する・護送隊 |
| envoy | en- / in-(道へ)+voy(進ませる) | 使命を与えて道へ送り出された人 | 特使・使節 |
| way | 古英語weg(道) | 進むための道 | 道・方法・方向 |
| away | a-(離れて)+way(道) | その場所から道を進んで離れる | 離れて・去って |
| highway | high(主要な・公の)+way(道) | 主要な通行路 | 幹線道路・高速道路 |
| pathway | path(小道)+way(道) | 進んで通る小道 | 小道・経路 |
| sideways | side(横)+ways(方向に) | 横の方向へ | 横向きに |
via=ラテン語の「道」
voy=フランス語を経て形を変えた「道」
way=英語が昔から持つ「道」
綴りの由来は異なっても、道を進み、何かが目的地へ届くというイメージで関連付けられます。
via系の単語は「道との位置関係」で覚えよう
接頭辞との組み合わせを整理すると、以下のようになります!
deviate⇒「道から離れる」=進路・基準からそれる
obvious⇒「道の正面に立っている」=誰の目にも明らかな
previous⇒「道を先に進んでいる」=時間・順序が前の
impervious⇒「中を通る道がない」=水や影響を通さない
接頭辞を道路標識だと考えてください。de-は道から離れる標識、pre-は前方を示す標識、ob-は正面に立つ標識です。
主要なvia系単語を個別記事と一緒に覚えよう
obvious|ob-(正面に)+via(道)
obviousは、道を進む人の正面に置かれ、避けようとしても目に入るイメージです。
そこから、「すぐ分かる」「説明されなくても明らかな」という意味になりました。
【例文】
・It was obvious that he was nervous.
(彼が緊張しているのは明らかでした。)
・The answer may seem obvious now.
(その答えは今では明白に思えるかもしれません。)
→ 「obvious」の意味・使い方、apparent・clearとの違いを詳しく見る
previous|pre-(前に)+via(道)
previousは、道の上を自分より前に進んでいるイメージです。
空間的な「前方」が、時間・順序の「以前」へ広がり、「前の・以前の」を表すようになりました。
【例文】
・Please refer to the previous page.
(前のページを参照してください。)
・She had no previous experience in sales.
(彼女には以前の営業経験がありませんでした。)
→ 「previous」の意味・使い方、prior・formerとの違いを詳しく見る
deviate|de-(道から離れて)+via(道)
deviateは、決められた道・計画・基準から横へそれるイメージです。
実際の進路だけでなく、話題・規則・手順・平均値など、抽象的な基準から外れる場合にも使われます。
【例文】
・The plane deviated from its original route.
(その飛行機は当初の航路からそれました。)
・Do not deviate from the approved procedure.
(承認された手順から外れないでください。)
devious|まっすぐな道を外れて進む
deviousも、deviateと同じく「道から離れた」という語源を持ちます。
まっすぐ目的地へ向かわず、回りくどい道を選ぶイメージから、「遠回りの」、さらに人の行動について「ずる賢い・不正直な」という意味へ広がりました。
【例文】
・They took a devious route through the mountains.
(彼らは山を通る遠回りの道を進みました。)
・He used a devious method to obtain the information.
(彼はその情報を得るために、ずるいやり方を使いました。)
deviateとdeviousの違い|動作か、性質か
| 単語 | 品詞 | 中心となる意味 |
|---|---|---|
| deviate | 主に動詞 | 道・計画・基準からそれる |
| devious | 形容詞 | 道が回りくどい、人の方法がずるい |
予定からそれるならdeviate。道や方法が回りくどい、あるいは人が不正直ならdeviousです。
同じ「道から外れる」景色でも、動きと性質に分かれています。
perviousとimperviousの違い|通る道があるか、ないか
perviousは「中を通り抜ける道がある」、imperviousは「中を通り抜ける道がない」という対照的な単語です。
●pervious
水・空気などが中を通過できる
⇒透過性のある
●impervious
通過できる道がなく、内側へ入れない
⇒水などを通さない・影響されない
【例文】
・The material is impervious to water.
(その素材は水を通しません。)
・She seemed impervious to criticism.
(彼女は批判にまったく動じないようでした。)
その道があればpervious、道が完全にふさがれていればimperviousです。
批判や説得が心の中へ入らない場合にも、比喩的にimperviousが使われます。
trivial・triviaはなぜ「ささいなこと」になる?
trivialは、ラテン語”trivium”に由来します。
”trivium”は、tri-(3つ)+via(道)で、「3本の道が交わる場所・交差点」という意味でした。
そこから「どこにでもある・ありふれた」、さらに「重要ではない・ささいな」という意味へ広がったと説明されます。
現代のtriviaは、クイズで扱う細かな雑学を指しますね。
voyage・convey・convoy・envoyのつながり
voy系の単語には、道に沿って人・物・情報を送り出すイメージがあります。
●道を進む長い旅
⇒voyage「航海・長い旅」
●物や情報を道に沿って運ぶ
⇒convey「運ぶ・伝える」
●複数の車や船が共に進み、護衛する
⇒convoy「護送する・護送隊」
●使命を持たせ、道へ送り出された人
⇒envoy「特使・使節」
voyage|道を進む長い旅
voyageは、もともと旅に必要な費用・食料や旅そのものに関係する語から発達しました。
現代英語では、特に海や宇宙を進む長距離の旅に使われます。
【例文】
・The ship began its voyage across the Atlantic.
(その船は大西洋横断の航海を始めました。)
・Scientists are preparing for a voyage to Mars.
(科学者たちは火星への航行に備えています。)
convey|道に沿って運び、相手へ届ける
conveyは、人・物を運ぶだけでなく、意味・感情・情報を相手へ届ける時にも使います。
目に見えないメッセージにも、送り手から受け手まで通る「道」があると考えられます。
【例文】
・The pipe conveys water to the village.
(その管は村へ水を運びます。)
・Her expression conveyed a sense of relief.
(彼女の表情は安堵感を伝えていました。)
声・表情・文章などが、考えを相手の心まで運ぶ乗り物だとイメージすると、conveyの「伝える」が覚えやすくなります。
travel・journey・voyageの違い
いずれも「旅」に関係しますが、注目するものが異なります。
| 単語 | 中心となるイメージ | 典型的な使い方 |
|---|---|---|
| travel | 旅をする活動全般 | 旅行・移動という行為を広く表す |
| journey | 出発地から目的地までの一回の移動 | 道のり・移動の過程を表す |
| voyage | 海・宇宙などを進む長い旅 | 航海・長距離の探検的な旅に使う |
ざっくり分けると以下の通りです!
travel⇒旅行・移動という活動全体
journey⇒目的地までの一つの道のり
voyage⇒海や宇宙を進む長い航行
way・road・path・routeの違い
日本語ではすべて「道」と訳せますが、焦点が違います。
| 単語 | 中心となる意味 | 抽象的な「方法」に使えるか |
|---|---|---|
| way | 進む方向・やり方を含む幅広い「道」 | 非常によく使う |
| road | 車や人が通る物理的な道路 | 比喩にも使う |
| path | 細い道・歩いて進む経路 | 人生・成長などの比喩にも使う |
| route | 目的地までに選ばれた具体的な経路 | 通信・配送などにも使う |
a way to solve the problemなら「問題を解く方法」。
Which way?なら「どちらの方向?」。
wayは、物理的な道路よりも目的地へ到達するための進み方を幅広く表せます。
previous・prior・formerの違い
●previous
現在の一つ前・それ以前の時点や順序
例:the previous page「前のページ」
●prior
ある基準時点より前。やや形式的
例:prior experience「事前の経験」
●former
以前はその立場・状態だったが、現在は違う
例:a former president「元大統領」
formerのように「元〜」という肩書を表すとは限らない点に注意してくださいね。
via / voy / wayについてのよくある疑問
Q1. viaとthroughの違いは?
throughは、物の内部を通り抜ける動きや、ある人・組織の仲介によって実現したことなど、より幅広い意味を持ちます。
経由地や手段を短く示すならviaが便利です。
Q2. viaはどう発音する?
地域や話者によって異なりますが、どちらか一方だけが誤りというわけではありません。
Q3. obviousは「道にある」という意味で今も使える?
「道の正面にある」は語源を理解するためのイメージであり、現代の文章でobviousを「道をふさぐもの」という意味には使いません。
Q4. 最初に覚えるならどの5語がおすすめ?
① via=道を通って → 〜経由で・〜を通じて
② voyage=道を進む長い旅 → 航海・長旅
③ deviate=道から離れる → それる・逸脱する
④ obvious=道の正面にある → 明らかな
⑤ previous=道を先に進んでいる → 前の・以前の
via / voy / wayの語源・覚え方まとめ
●voy / veyは、viaがフランス語を経て変化した形としてvoyage・convey・convoyなどに現れる
●wayは古英語wegに由来し、viaから直接借用された語ではない
●3つに共通してイメージできる景色は「目的地へ向かって進む道」
●deviate=道から離れる ⇒ それる・逸脱する
●devious=まっすぐな道から外れている ⇒ 回りくどい・ずるい
●obvious=道の正面にある ⇒ 明らかな
●previous=道を前に進んでいる ⇒ 前の・以前の
●impervious=通り抜ける道がない ⇒ 水や影響を通さない
●trivial=3本の道が交わる場所にある ⇒ ありふれた・ささいな
●voyage=道を進む旅 ⇒ 航海・長い旅
●convey=道に沿って運ぶ ⇒ 運ぶ・伝える
●envoy=道へ送り出された人 ⇒ 特使・使節
●覚える時は、単語の中に「どの道を、どちらへ進んでいる?」という景色を作ろう!
一つの語根から複数の単語を関連付けて覚えると、初めて見る単語の意味も推測しやすくなりますよ!