【語源も分かって、忘れない】英単語「incentive」の意味と覚え方【in-(中に)+cent-(歌う)+-ive(性質)=音を鳴らして音頭を取り、中から刺激する】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”incentive”

「in-(中に)」+「cent-(歌う・演奏する)」+「-ive(〜の性質を持つもの)」の3つのパーツで構成されている単語です。

音を鳴らして音頭を取り、中から刺激するがコアイメージで、“incentive“=「刺激、動機、インセンティブ」「励みになる、報奨の」の意味を持ちますよ!

 

”incentive”の意味と使い方 コアイメージは「音を鳴らして音頭を取り、中から刺激する」

”incentive(発音:inséntiv【名詞】/ 【形容詞】)”は「刺激、動機」「励みになる」の意味を持つ単語です。

「in-(中に)」+「cent-(歌う・演奏する)」+「-ive(〜の性質を持つもの)」の3つのパーツで構成されている単語で、「音を鳴らして音頭を取り、中から刺激する」がコアイメージです。

 

 
コダック
人の心の中に(in-)向かって、楽器を演奏したり音を鳴らしたり(cent-)して全体の音頭を取る(=「やる気を刺激する」ことや、

行動を起こすためのきっかけ(=「動機・刺激」)を与えることが”incentive”なわけですね!

 

”incentive”は名詞として、ビジネスシーンでの「目標達成報酬(インセンティブ)」だけでなく、やる気を起こさせるための「刺激」や「動機」全般を表すことが多いです。

 

 
「刺激」や「動機」??
 
コダック
要は応援歌って事ですね!心の中で応援歌が鳴り響いて、ワクワクして、やる気(動機)が湧いてるイメージです。

 

このように”人をやる気にさせて行動へ駆り立てるもの”という意味で、金銭的な報酬だけでなく「学ぶための動機」などにも広く使用されます。

逆に、形容詞として使う場合は、「励みになる」「報奨の」という意味として名詞を後ろから修飾したりします。

例文

・The company offers a financial incentive to hard workers.
(その会社は、熱心に働く従業員に金銭的な報酬[インセンティブ]を提供している。)
・There is little incentive for them to work harder.
(彼らがこれ以上一生懸命働く動機はほとんどない。)

 

”incentive”の関連語①:「動機・刺激」を意味する単語”motivation/stimulus”

 
コダック
せっかく”incentive”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”motivation”や”stimulus”なども「動機、刺激」を意味する単語ですよ!

 

”incentive”の類義語
⇒「動機・刺激」の意味を持つ単語”motivation/stimulus”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

incentive ⇒「外から与えられる魅力的なご褒美」だから外発的な動機・報酬
motivation ⇒「自分の内側から湧き出る意欲」だから内発的なやる気
stimulus ⇒「ツンツンと突っついて反応を起こさせる」だから一時的な物理・経済的刺激

といった感じです!

 
う~ん…分かったような、分からないような…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”incentive/motivation/stimulus”のイメージの違い

●cash incentive
「(やる気を出させるための)現金報酬」
⇒ 外からぶら下げられたニンジンのイメージ

●lose motivation
「(自分自身の)モチベーションを失う」
⇒ 心の中からエネルギーが消えていくイメージ

●economic stimulus
「(停滞した状況を突っつく)経済刺激策」
⇒ カンフル剤を打って活性化させるイメージ

 

”incentive”の関連語②:「報酬・対価」を意味する単語”reward/bonus”

 
コダック
せっかく”incentive”の持つ「頑張った結果もらえるもの」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”incentive”の類義語
⇒「報酬」の意味を持つ単語”reward/bonus”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

incentive ⇒「これから行動させるために提示する」だから事前のご褒美(動機付け)
reward ⇒「良い行いや労力に対して与える」だから事後のご褒美・報い
bonus ⇒「定期的なものとは別に追加で出る」だから特別手当・おまけ

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”incentive/reward/bonus”のイメージの違い

●An incentive to sign the contract.
「(契約してもらうために事前に用意した)契約特典。」
⇒ 行動を促すためのエサというイメージ

●A reward for finding the dog.
「(犬を見つけてくれたことに対する事後の)お礼・謝礼金。」
⇒ 感謝の気持ちを返すイメージ

●Receive a summer bonus.
「夏のボーナス(賞与)を受け取る。」
⇒ 定額にプラスアルファでもらえる臨時の果実というイメージ

 

 

”incentive”の語源はラテン語「incentīvus」 意味は「音頭を取る、刺激する」

”incentive”の語源についても、確認していきましょう。

”incentive”の語源は後期ラテン語の”incentīvus(インケンティーヴス)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”incentive”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1400–50; late Middle English, from Late Latin incentīvus “provocative,” in Latin: “setting the tune,” from incent(us) “played” (past participle of incinere “to play (an instrument, tunes),” from in- in- 2 + -cinere, combining form of canere “to sing”) + -tīvus -tive

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”incentive”はラテン語から発祥している模様。

 

”incentive”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「in-(中へ・向かって)」+「canere(歌う)」

●ラテン語「incinere(楽器を演奏する、曲を奏でる)」

●ラテン語「incentīvus(音頭を取る “setting the tune”、刺激的な “provocative”)」

●15世紀前半(1400〜1450年頃)に最初の記録があり、現在の「incentive」として定着

 

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

Dictionary.comの解説によると、核心にあるのは「incinere(楽器を演奏する・曲を奏でる)」という言葉です。元々は「楽器を鳴らして全体の音頭を取る(setting the tune)」や「人を刺激する(provocative)」という意味のラテン語から、現在の「やる気を起こさせる刺激・動機」という意味に繋がったわけですね!

 

 

構成パーツで覚える”incentive” 「in-」+「cent-」+「-ive」

 

ここからは構成パーツの面から”incentive”について覚えていきましょう

”incentive”の構成パーツは「in-(中に・向かって)」+「cent-(歌う・演奏する)」+「-ive(〜の性質を持つもの)」の3パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“in-“は「中に、中へ」を意味するパーツ

”in-”は「中に、中へ」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”insight”という単語は「in-(中に)」+「sight(見る・視界)」の2パーツで構成されており、

物事の内部を深く見抜く(=「洞察力、見通し」)を表しています。

 

 

その他にincome(収入)、include(含める)等も”in-”を使用しています。

”cent-”は「歌う、音を鳴らす」を意味するパーツ

”cent-”は「歌う、音を鳴らす、楽器を演奏する」を意味するパーツです。(ラテン語 canere が変化した形です)

 

 
コダック
例えば”accent”という単語は「ac-(〜に向かって)」+「cent(歌う、音を出す)」の2パーツで構成されており、

その特定の音に向かって調子を高めて歌う(=「アクセント、強調」)を表しています。

 

 

その他にchant(歌を繰り返す、唱える)、cantor(聖歌隊の先導者)等も”cent-”を使用する単語です。

 

”-ive”は「〜の性質を持つもの」を意味するパーツ

”-ive”は「〜の性質を持つもの(名詞)」や「〜の性質がある(形容詞)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”objective”という単語は「object(対象、客観)」+「-ive(〜の性質を持つもの)」の2パーツで構成されており、

個人的な感情を排した客観的な目指すところ(=「目標、客観的な」)を表しています。

 

 

その他にcreative(創造的な)、native(生まれ故郷の)等も”-ive”を使用する単語です。

 

”incentive”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”incentive”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”incentive”は「in-(中に)」+「cent-(歌う・演奏する)」+「-ive(〜の性質を持つもの)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「音を鳴らして音頭を取り、中から刺激する」
⇒”incentive”=「刺激、動機、インセンティブ」「励みになる」の意味

●「楽器を演奏して周囲の音頭を取る(setting the tune)」という音楽的なイメージがベースにあるので、ただの「ご褒美」ではなく「行動の調子を合わせるための刺激」と紐付けると忘れにくくなりますよ!

 
 
コダック
単語をパーツに分解してイメージで捉えると、ビジネス用語の「インセンティブ」も、日常の「行動の動機」というニュアンスも、元を辿れば『楽器を鳴らして音頭を取る』というひとつのコアイメージに繋がりますね!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」