「un-(否定)」+「fortune(運)」+「-ate / -ly(状態・副詞)」のパーツで分解できる単語です。
「運の女神がそっぽを向いている」がコアイメージで、“unfortunately”=「不幸にも」「残念ながら」の意味を持ちますよ!
- 1 ”unfortunately”の意味とコアイメージ|「運の女神がそっぽを向いている」とは?
- 2 ”unfortunately”の日常会話・ビジネスで使える実践例文
- 3 ”unfortunately”の文法・語法|置く位置と「文修飾」のルール
- 4 ”unfortunately”の類義語・関連語|”regrettably/unluckily”との違い
- 5 ”unfortunately”の語源はラテン語「fortūnātus」|「繁栄した、幸せな」からの変遷
- 6 構成パーツで覚える”unfortunately”|「un-」+「fortune」+「-ate / -ly」
- 7 まとめ|”unfortunately”の意味と語源・覚え方
”unfortunately”の意味とコアイメージ|「運の女神がそっぽを向いている」とは?
”unfortunately(発音:ʌnfɔ́ːrtʃənətli/アンフォーチュナトリ【副詞】)”は「不幸にも」「残念ながら」「あいにく」の意味を持つ単語です。
「un-(否定)」+「fortune(運)」+「-ate / -ly(状態・副詞)」のパーツで構成されており、「運の女神がそっぽを向いている」状態がコアイメージです。
自分の力ではどうしようもない不運によって、ガッカリするような事態になってしまうことから、「残念ながら」「不幸にも」という意味になるわけですね!
”unfortunately”は、日常会話からビジネスメールまで「本当はそうしたくなかったけれど、不運にも〜になってしまった」という悪いニュースや断りの連絡を伝えるクッション言葉として非常によく使われます。
これをつけるだけで、相手に対する配慮や「申し訳ない」というニュアンスをスマートに出すことができます。
単に「無理です」と冷たく断るのではなく、”Unfortunately, I am not available on that day.” と言うことで、
「私の気持ちとしては行きたかったのですが、運悪く(unfortunately)別の予定が入ってしまいまして…」と、物腰柔らかく伝えるイメージになります!
このように”自分の意思とは裏腹に、望ましくない状況になってしまって残念だ”という意味から、メールでの返答、ニュースの報道、日常のちょっとした失敗談にいたるまで広く使用されます。
ジーニアス英和辞典の例文
・Unfortunately, the train was delayed due to heavy snow.
(あいにく大雪のために電車が遅れてしまった。)
・I’d love to come, but unfortunately I have to work.
(ぜひ行きたいのですが、あいにく仕事があるのです。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”unfortunately”の日常会話・ビジネスで使える実践例文

ブログ読者の皆さんがすぐに使えるよう、日常会話とビジネスシーンに分けた実践的な例文を用意しました!
日常会話での例文
・Unfortunately, it started to rain just as we arrived at the beach.
(残念なことに、私たちがビーチに到着した途端に雨が降り出した。)
・I looked for my keys everywhere, but unfortunately, I couldn’t find them.
(鍵をあちこち探したのですが、残念ながら見つかりませんでした。)
ビジネスシーンでの例文(メール・会話)
・Unfortunately, the product you ordered is currently out of stock.
(大変申し訳ございませんが、ご注文いただいた商品は現在在庫切れとなっております。)
・Unfortunately, we cannot accept your proposal under the current conditions.
(誠に残念ながら、現在の条件ではご提案を受け入れることができません。)
”unfortunately”の文法・語法|置く位置と「文修飾」のルール

1. 文全体をまとめて修飾する(文頭に置く場合)
”unfortunately”は副詞ですが、動詞だけをピンポイントで飾るのではなく、文の先頭(文頭)に置かれて「これから言う内容全体が残念なことなんですけどね」というニュアンスを文章全体にかける役割を持っています。
そのため、文頭に置くときは `Unfortunately, [主語] + [動詞]…` のように、後ろに**カンマ(,)**を打つのが鉄則です。
2. 文中に置くこともできる(位置のルール)
”unfortunately”は文頭だけでなく、文の中座にスラッと入ることもあります。主に**「be動詞の後ろ」**や**「一般動詞の前」**、**「助動詞と本動詞の間」**に置かれます。
文中に置く場合は、文頭ほど「残念ながら!」と強調せず、文章の流れの中で自然に不運なニュアンスを添えることができます。
・He is unfortunately sick today.
(彼はあいにく今日、体調を崩しています。 ※be動詞の後ろ)
・Our team unfortunately lost the final match.
(私たちのチームは残念ながら決勝戦で負けてしまった。 ※一般動詞の前)
3. 人間が主語じゃなくても使える!
「残念に思う」のは人間ですが、この単語は後ろに続く事実そのものが「不運である」と言っているだけなので、主語が人間でも、物でも、天気でも、どんな文章の頭にでもくっつけることができます。
”unfortunately”の類義語・関連語|”regrettably/unluckily”との違い

例えば”regrettably”や”unluckily”なども「残念ながら、不運にも」を意味する単語ですよ!
⇒「残念ながら・不運にも」の意味を持つ単語”regrettably/unluckily”
ニュアンスの違いとしては以下のようなイメージです!
unfortunately⇒「状況や客観的な条件が悪く、そっぽを向かれていて「残念だ」」=客観的な不運・あいにく(最も万能)
regrettably⇒「引き起こされた結果に対して、こちらが深く後悔や遺憾の意を感じて「残念だ」」=主観的な後悔・遺憾(フォーマルで非常に硬い表現)
unluckily⇒「たまたまその瞬間のラッキーが足りず、確率の勝負で外れて「運悪く」」=突発的なアンラッキー(カジュアル寄り)
といった感じです!
実際のシチュエーションをベースに、使い分けを確認してみましょう!
●Unfortunately, the museum is closed today.
「残念ながら、その美術館は本日休館です」
⇒ スケジュールや曜日の都合上、あいにく閉まっているという客観的な事実を伝えるイメージ
●Regrettably, we must decline your offer.
「誠に遺憾ながら、お申し出をお断りせざるを得ません」
⇒ ビジネスの公式文書などで、苦渋の決断として「申し訳なく思う」という強い主観が入るイメージ
●Unluckily, it started to rain the moment I stepped outside.
「運悪く、外に出た瞬間に雨が降り出した」
⇒ ほんの数分のタイミングのズレで「あーあ、ツイてないな」という突発的な不運を嘆くイメージ
”unfortunately”の語源はラテン語「fortūnātus」|「繁栄した、幸せな」からの変遷

”unfortunately”の語源についても、確認していきましょう。
”unfortunately”のルーツを辿ると、ラテン語の「fortūnātus」に行き着きます。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”unfortunately”の起源について、下記の記載があります。
Origin of unfortunately
First recorded in 1540–50; unfortunate ( def. ) + -ly ( def. )
Origin of unfortunate
First recorded in 1520–30; un- 1 + fortunate
Origin of fortunate
First recorded in 1350–1400; Middle English fortunat, from Latin fortūnātus “made prosperous or happy” (past participle of fortūnāre ); see fortune, -ate 1日本語訳:
【unfortunatelyの起源】1540〜50年に初めて記録された。unfortunate + -ly。
【unfortunateの起源】1520〜30年に初めて記録された。un- + fortunate。
【fortunateの起源】1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の fortunat から来ており、これはラテン語で「繁栄させられた、幸せにされた」を意味する fortūnātus(fortūnāre の過去分詞)に由来する。fortune, -ate を参照。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、まずは14世紀後半にラテン語から「富や幸せを与えられた(fortunate)」という言葉が英語に入り、その約200年後に否定の「un-」が合体、さらにその直後に副詞にする「-ly」がくっついて、現在の形が完成した模様。
1350-1400年頃:ラテン語の「繁栄させられた、幸せな(fortūnātus)」から、英語の「fortunate(幸運な)」が誕生
↓
1520-30年頃:否定パーツが頭について「unfortunate(不運な)」という形容詞になる
↓
1540-50年頃:副詞にするパーツが後ろについて「unfortunately(不幸にも、残念ながら)」として定着
もともとは「運の神様からたくさんの富(fortune)を恵まれてハッピー!」という言葉からスタートして、それが時代を経て徐々に裏返っていったのが面白い歴史です。
構成パーツで覚える”unfortunately”|「un-」+「fortune」+「-ate / -ly」

ここからは構成パーツの面から”unfortunately”について覚えていきましょう。
”unfortunately”の構成パーツは「un-(否定)」+「fortune(運)」+「-ate(〜の状態の) / -ly(〜に)」のパーツに分解できます。
それぞれのパーツについて詳しく紹介していきます。
“un-“は「〜でない(否定、反対)」を意味するパーツ
”un-”は「〜でない」という強い否定を意味するお馴染みのパーツです。
その他に uncomfortable(快適「ではない」=心地悪い、気まずい)等も”un-”を使用する超定番の単語です。
”fortune”は「運、幸運、富、財産」を意味するパーツ
”fortune”は「運」そのものや、運によってもたらされる「富」を意味するパーツです。
天から降ってくる運や、それによる財産=「運、富」を表しています。
その他の”fortune / -ate”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
・fortunate(fortune[運]+ ate[状態]=幸運な、恵まれた)
まとめ|”unfortunately”の意味と語源・覚え方

最後に、”unfortunately”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「運の女神がそっぽを向いている状態」
⇒”unfortunately”=「不幸にも」「残念ながら」「あいにく」の意味
●語法・文法のポイント ⇒文の先頭(文頭)にカンマを伴って置かれ、後ろに続く文章全体のニュアンスを「残念なことに」と修飾する(文修飾)。文中に置く場合は「be動詞の後ろ」「一般動詞の前」が基本。ビジネスの断り文句のクッション言葉として頻出。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
