【語源も分かる】英単語「turn」の意味と使い方・覚え方・文法解説【tornus(円を描く道具)=旋盤で円を描くように回す】

 
コダック

今日の英語表現は”turn”

ラテン語の「tornus(円を描く道具・旋盤)」というパーツ(語根)から派生している単語です。

「旋盤(ろくろ)で円を描くように回す」がコアイメージで、そこから”turn”=「回る、向きを変える」「〜に変わる」「順番」といった意味に発展しますよ!

 

”turn”の意味と使い方!コアイメージは「旋盤で円を描くように回す」

 

”turn(発音:tə́ːrn/ターン)【動詞・名詞】”は、「回る、向きを変える、〜に変わる」「順番、変化」などの意味を持つ単語です。

ラテン語の「tornus(円を描く道具)」をルーツに持ち、「旋盤(せんばん)で円を描くように回す」がコアイメージです。

 

 
コダック
工作機械の「旋盤」や陶芸の「ろくろ」のように、中心の軸をベースにしてクルリと回転させる状態のことです。

そこから、物理的に向きを「変える・回る」ことや、状態がクルリと変わる(=「〜になる・変化する」)、円を描いて一周し自分のところに巡ってくること(=「順番」)へと意味が広がっていきます!

 

”turn”の持つ3つの基本の意味と例文

”turn”は「中心軸をもとに、クルッと方向や状態が変わる」というイメージが非常に強い単語です。日常会話でも以下の3つの意味でよく使われます。

 
状態が変わるのも「turn」なの??
 
コダック
「信号が赤に変わった」や「木の葉が黄色くなった」という状況を想像してみてください。
これは、それまでの状態からクルッと別の状態へ『向きが変わった』ために、新しい性質に変化したというイメージなんです。

 

それぞれの意味を例文で確認してみましょう。

①回る、向きを変える(方向転換)
Turn left at the next corner.
(次の角を左に曲がってください。)
・He turned around to look at me.
(彼は私を見るためにクルッと振り向いた。)

②〜に変わる、〜になる(状態の変化)
・She turned 20 last month.
(彼女は先月20歳になった。)
・The leaves turn red in autumn.
(秋になると木の葉は赤く色づく=赤に変わる。)

③順番(名詞としての使い方)
・It’s your turn to do the dishes.
(お皿洗いをするのはあなたの番ですよ。)

 

”turn”の類義語:「回る」を意味する単語”rotate / spin / swirl”の違い

 
コダック
せっかく”turn”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”rotate”や”spin”、”swirl”なども「回る」を意味する単語ですよ!

 

”turn”の類義語
⇒「回る」の意味を持つ単語”rotate / spin / swirl”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下のようになります。

turn ⇒「方向や向きをクルッと変える」=最も一般的な回転・方向転換
rotate ⇒「固定された軸を中心に規則正しく回る」=天体の自転やタイヤの回転
spin ⇒「軸を中心に猛烈なスピードで自転する」=コマやフィギュアスケートの回転
swirl ⇒「液体や気体が渦を巻いてぐるぐる回る」=渦巻き、流動的な回転

 

例文で見る!”turn / rotate / spin / swirl”のイメージの違い

turn around
「(後ろを向くために)くるりと振り向く」
⇒ 単純に体の向きや方向をカジュアルに変えるイメージ

● The earth rotates.
「地球が(軸を中心にして一定の速度で)自転する」
⇒ カチッとしたシステムや軸に基づいて規則正しく回るイメージ

● The coin is spinning.
「コインが(机の上でパタパタと)猛スピードで回転している」
⇒ コマや洗濯機のように、一点を中心に激しく回るイメージ

● Leaves swirled in the wind.
「木の葉が風でぐるぐると舞い上がった」
⇒ 水流や竜巻のように、渦を巻いて流動的に巻き込まれるイメージ

 

”turn”の文法・語法!絶対に外せない群動詞(句動詞)のルール

 
コダック
”turn”は他の小さな単語(前置詞や副詞)と合体することで、劇的に意味を変える面白い性質があります!

受験や日常会話で必須の重要フレーズをセットで覚えちゃいましょう!

 

”turn”の超重要フレーズ
⇒「turn out(〜という結果になる)」 / 「turn down(拒絶する、音量を下げる)」 / 「turn into(〜に変わる)」

 

 
コダック

それぞれのニュアンスの違いとしては

turn out ⇒「隠れていたものが外へ(out)ひっくり返って出てくる」=結局〜だと判明する
turn down ⇒「差し出された提案をクルッと下へ(down)ひねって退ける」=(要求を)却下する・音量を下げる
turn into ⇒「クルッと回って中へ(into)入り込む」=(全く別のものに)変わる

といったイメージです。

 

例文で見る重要フレーズの使い方

turn out(〜だと判明する、結果的に〜になる)
「The rumor turned out to be true.」
⇒ その噂は(蓋を開けてみたら外にひっくり返って出てきて)結局本当だと分かった。

turn down(断る、音量などを下げる)
「He turned down my offer.」
⇒ 彼は私の提案を(受け取らずに下へパタンと突き放して)拒絶した。
「Could you turn down the music?」
⇒ 音楽の音量を(つまみを下方向へ回して)下げてくれませんか?

turn into(〜に変わる、変身する)
「The caterpillar turned into a butterfly.」
⇒ 毛虫が(クルッと別の性質のなかに入り込み)蝶に変わった。

 

”turn”の語源はラテン語「tornāre」 意味は「旋盤で丸く削る」

 

”turn”の語源についても確認していきましょう。

”turn”の語源はラテン語の「tornāre」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”turn”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded before 1000; Middle English verb turnen, partly continuing Old English turnian, tyrnan, from Latin tornāre “to turn in a lathe, round off” (derivative of tornus “lathe,” from Greek tórnos “tool for making circles”), partly from Old French torner, t(o)urner, from Latin, as above; Middle English noun partly derivative of the verb, partly from unattested Anglo-French torn, t(o)urn; Old French tor, t(o)ur, from Latin tornus, as above

日本語訳:1000年以前に記録。中期英語の動詞 turnen からで、一部は古期英語の turnian, tyrnan に由来。これらはラテン語の tornāre(旋盤で回す、丸く削る)から来ており、さらにそれはギリシャ語の tórnos(円を描くための道具)に由来する名詞 tornus(旋盤)の派生語。また一部は古期フランス語の torner, t(o)urner を経由している。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”turn”は古代ギリシャの円を描く工具から、ラテン語の機械で素材をぐるぐる回して丸く削り出す行為へと発祥している模様です。

 

”turn”の語源(起源~発祥まで)
● 古代ギリシャ語:tórnos(円を描くためのコンパスのような道具)

● ラテン語:tornus(木や金属を回転させて削る「旋盤・ろくろ」)

● ラテン語動詞:tornāre(旋盤でぐるぐる回して角を丸く落とす)

● 古期フランス語・古期英語を経て、現代の「turn」へ

 

 
コダック
歴史の流れはこんな感じなんですね!

「旋盤(tornus)」という言葉通り、中心を決めて周囲をきれいな円状にぐるぐると回転させるニュアンスが、今の「回る」に直結しています。

 

構成パーツ(語根)で覚える”turn” 「torn-」

 

ここからは構成パーツの面から、”turn”の仲間たちについても覚えていきましょう。

”turn”そのものが「torn-(円を描く、回転する)」という強力な一つのパーツ(語根)になっています。

 

“torn- / tourn-“は「回転・円」を意味するパーツ

”torn-(またはフランス語経由の tourn-)”は「ぐるっと回る、円を描く」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”tour(ツアー・旅行)”という単語は、各地をぐるっと円を描くように「回って」また元の場所に戻ってくることから、

周遊旅行(=「ツアー・見学」)を表しています。

 

その他に tournament(中世の騎士が円形の馬場で戦った「トーナメント」)や、attorney(依頼人のために代理としてあちこち「動き回る人」=弁護士)等も、この回転のパーツを使用する単語です。

 

tourist(各地を回り歩く旅行者)
return(re-:後ろに + turn:回る = 戻る、返却する)

 

”turn”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”turn”の意味と覚え方についてのまとめです。

● ”turn”はギリシャ語・ラテン語の「tornus(旋盤、円を描く道具)」をルーツに持つ単語
● コアイメージは「旋盤で円を描くように回す」
● “turn”の主な意味は「回る、向きを変える、〜に変わる」「順番」
● 語法・文法のポイント ⇒前置詞や副詞と合体して「turn out(〜と判明する)」「turn down(断る、音量を下げる)」といった超重要フレーズを作る。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」