【語源も分かって、忘れない】英単語「empirical」の意味と使い方・覚え方・文法解説【empiric(経験、実験)=経験に基づいた】

 
コダック
今日の英語表現は”empirical”

「empiric(経験・実験)」+「-al(〜に関する)」のパーツで構成されている単語です。

「実際に試して得られたデータや経験」がコアイメージで、“empirical“=「経験的な、実験に基づいた」「実証的な」の意味を持ちますよ!

 

”empirical”の意味と使い方 コアイメージは「実際に試して経験すること」

 

”empirical(発音:impírikəl/インピリカル【形容詞】)”は「経験的な、実験に基づいた」「実証的な」の意味を持つ単語です。

「empiric(経験・実験)」+「-al(〜に関する)」のパーツで構成されている単語で、「頭の中の理論ではなく、実際に試して観察・経験すること」がコアイメージです。

 

 
コダック
ただの理論や頭の中の想像(仮説)ではなく、実際に実験を行ったり、データを集めたりして分かったこと(=「観察や実験のデータ」や、

現実に証明された事実(=「実証されたもの」)を表すときに”empirical”を使います!

 

科学の論文やビジネスの市場調査などで、「机上の空論ではなく、確かな証拠がある」と言いたいときによく使われる重要な単語なんです。

 

”empirical”の語法・文法と頻出フレーズ

”empirical”は主に形容詞として使われ、基本的には名詞の前に置かれてその名詞を直接修飾します(限定用法)。

日常会話よりも、学術的なシーン(科学、心理学、経済学など)やビジネスにおけるデータ分析などで非常によく使われます。

まずは、一緒に組み合わさりやすい頻出フレーズ(コロケーション)を押さえましょう!

 

【”empirical”の頻出フレーズ】
empirical evidence:実証的な証拠、実験に基づく証拠
empirical data:実証データ、実験データ
empirical study / research:実証研究、実験的研究
empirical analysis:実証分析

 

 
コダック
特に ”empirical evidence” は、ディベートや論文などで「それを証明する確かな証拠はあるの?」という文脈でめちゃくちゃよく使われる鉄板フレーズですよ!

 

”empirical”の分かりやすい例文

それでは、実際の使い方を例文で確認していきましょう!

 

例文①:empirical evidence(実証的な証拠)

We have empirical evidence to support this argument.
(この主張を裏付ける実験的な証拠[実証的なデータ]があります。)

※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」

 

例文②:empirical data(実証データ)

The professor’s theory is backed up by solid empirical data.
(その教授の理論は、確かな実証データによって裏付けられている。)

 

例文③:empirical study(実証研究)

They conducted an empirical study on the effects of the new drug.
(彼らはその新薬の効果について実証的な研究を行った。)

 

 
なるほど!どの例文も「頭の中だけで考えたこと」じゃなくて、「実際にやってみて集めたデータや証拠」っていうニュアンスが共通しているね!

 

”empirical”の関連語①:「理論的な・仮説の」を意味する単語”theoretical/hypothetical”

 
コダック
せっかく”empirical”を覚えるのであれば、対比される意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”theoretical”や”hypothetical”なども「理論、仮説」を意味する単語ですよ!

 

”empirical”の対義語・関連語
⇒「理論・仮説」の意味を持つ単語”theoretical/hypothetical”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

empirical ⇒「実験や観察」=事実に基づく
theoretical ⇒「理屈や数式」=理論に基づく
hypothetical ⇒「もしもの仮定」=仮説に基づく

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”empirical/theoretical/hypothetical”のイメージの違い

●empirical study
「(実際に実験したりアンケートを取って調べた)実証的な研究」
⇒ 現実のデータ重視イメージ

●theoretical model
「(数式や論理だけで組み立てられた)理論的なモデル」
⇒ 頭の中の計算重視イメージ

●hypothetical situation
「(もしも宝くじが当たったら…というような)仮定の状況」
⇒ 空想・もしもの世界イメージ

 

”empirical”の関連語②:「客観的な・具体的な」を意味する単語”objective/concrete”

 
コダック
せっかくなので、”empirical”の持つ「データに基づいている」という意味に近い、

類義語についても覚えてしまいましょう!

 

”empirical”の類義語
⇒「客観・具体」の意味を持つ単語”objective/concrete”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

empirical ⇒「実験結果から得た」=経験的な
objective ⇒「誰が見ても同じ」=客観的な
concrete ⇒「形があって分かりやすい」=具体的な

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”empirical/objective/concrete”のイメージの違い

●empirical data
「(何度も観察して測定した)実験データ」
⇒ 行動の結果得られたもののイメージ

●objective opinion
「(個人の感情を挟まない)客観的な意見」
⇒ 第三者視点のイメージ

●concrete example
「(目に見えるような)具体的な例」
⇒ ガチッと固まった分かりやすいイメージ

 

”empirical”の語源はギリシャ語!「中に入って(em-)試す(peir-)」から「経験」へ

 

”empirical”の語源についても、確認していきましょう。

”empirical”の語源をさかのぼると、ギリシャ語の”empeirikós”に行き着きます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”empirical”の起源について、下記の記載があります。

Origin of empirical
First recorded in 1560–70; empiric + -al 1
Origin of empiric
1520–30; < Latin empīricus < Greek empeirikós experienced, equivalent to em- em- 2 + peir- (stem of peirân to attempt) + -ikos -ic

日本語訳:1560〜70年に初めて記録された。empiric + -al。
empiricの起源は1520〜30年。ラテン語の empīricus から、さらにそれはギリシャ語の empeirikós(経験された、経験のある)に由来する。これは em-(中に)+ peir-(peirân:試みる、やってみるの語幹)+ -ikos(形容詞尾)に相当する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容を分解すると、”empirical”の根本的なイメージがとてもよく分かります。
ギリシャ語のパーツである「em-(中に)」「peir-(試みる、やってみる)」が組み合わさっているのがポイントです。

 

”empirical”の語源(起源~発祥まで)の流れ
ギリシャ語:peirân(試みる・やってみる)

ギリシャ語:empeirikós(物事の中に入って実際に試した=経験のある)

ラテン語:empīricus(経験豊かな医師などを指す言葉へ変化)

英語:empiric(経験主義の) + -al(〜の) = empirical(経験に基づいた、実証的な)

 

 

 
コダック
ただ遠くから眺めて頭で考えるのではなく、「自らその中(em-)に飛び込んで、実際に試して(peir-)みる」という泥臭いニュアンスがあります。

だからこそ、机上の空論ではない「実証的で確かなデータに基づく」という意味に繋がるわけですね!

 

さらに、ここで記憶を定着させるための強力な豆知識をご紹介します。

”empirical”の核となっている「peir-(試みる)」という語根は、元を辿ると私たちがよく知っている”experience(経験)””experiment(実験)”の「peri-」部分と同じルーツを持っています。

 

 
え!あの単語と仲間だったの!?
 
コダック
そうなんです!「経験(experience)」や「実験(experiment)」と同じ語源を持っていると知ると、”empirical”が「経験的な、実験に基づいた」という意味になるのも、グッと納得しやすくなりますよね!

 

 

構成パーツで覚える”empirical” 「empiric」+「-al」

 

ここからは、単語を分解して覚える「構成パーツ(語源パーツ)」の視点から、”empirical”をさらに深く、忘れにくくしていきましょう!

”empirical”は、大きく分けると「empiric(経験・実験の)」+「-al(〜に関する)」という2つのパーツから成り立っています。

 

それぞれのパーツが持つ役割や、記憶に残りやすくなる「お馴染みの関連語」を詳しく解説しますね。

 

“empiric”は「経験、観察、実験」を意味するコアパーツ

”empiric”は、単体でも「経験主義の」という形容詞や、「経験主義者」という名詞として使われる言葉で、「経験、観察、実験」という意味をコア(語根)に持っています。

 

 
コダック
「empiricなんて単語は見たことがないし、覚えるのが難しいな…」と思うかもしれませんが、実はこれ、皆さんがよく知っている
”experience(経験)””experiment(実験)”と、根っこのパーツが全く同じなんです!

 

語源をさらにさかのぼると、これらには共通してギリシャ語やラテン語の「実際に試みる、やってみる」という意味のパーツが含まれています。

ただ頭の中で考えるだけでなく、「みずから行動を起こして試してみる」というイメージですね。

 

【「実際に試みる」パーツでつながる仲間たち】
● em-(中に)+ peir(試みる)+ -ic = empiric(実際に中に入って試す = 経験の)
● ex-(外に)+ peri(試みる)+ -ence = experience(試して得られたこと = 経験)
● ex-(外に)+ peri(試みる)+ -ment = experiment(試してみること = 実験)

 

 
コダック
なるほど! ”empirical” が「経験的な、実験に基づいた」という意味になるのも、experienceやexperimentの親戚だからだと分かれば、すんなり納得できますよね!

 

ちなみに、このパーツを使った他の重要単語(派生語)には、以下のようなものがあります。こちらも一緒に押さえておくと一気に語彙力がアップしますよ!

 

empiricism(経験主義、経験論)※「-ism(〜主義・思想)」がくっついた形
⇒ 哲学の用語で、「すべての知識は頭の中の理論ではなく、実際の経験(観察や実験)によって得られる」という考え方のことです。
empiricist(経験論者)※「-ist(〜する人)」がくっついた形

 

”-al”は「〜の、〜に関する」を意味する形容詞パーツ

”-al” は、名詞の後ろにくっつくことで、「〜の、〜に関する、〜の性質を持つ」という形容詞を作る、とてもポピュラーなパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
ベースとなる名詞の語尾に ”-al” をつけるだけで、「〜に関する」という意味の形容詞に変身させることができるお役立ちパーツです!

 

これまでに何度も目にしたことがあるお馴染みの単語も、この ”-al” のルールで成り立っています。

 

logical(論理的な) = logic(論理) + -al(〜に関する)
musical(音楽の) = music(音楽) + -al(〜の)
critical(批判的な) = critic(批評家・批判) + -al(〜の性質を持つ)
central(中心の) = center(中心) + -al(〜の)

 

つまり、今回の empirical も、
empiric(経験・実験) + -al(〜に関する) = 「経験や実験に関する、実証的な」
という非常にシンプルな仕組みで完成していることが分かりますね!

 

”empirical”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”empirical”の意味と覚え方についてのまとめです。

 

”empirical”のパーツ構成
⇒ 「empiric(経験・実験)」+「-al(〜に関する)」
experience(経験)やexperiment(実験)と同じ「実際に試みる」語根を持つ親戚単語!

コアイメージと意味
⇒ コアイメージは「頭で考えるだけでなく、実際に試して経験すること」
⇒ “empirical” = 「経験的な、実験に基づいた」「実証的な」の意味を持つ。

語法・文法のポイント
⇒ 頭の中だけの理論・仮説(theoretical / hypothetical)の対義語。客観的なデータや証拠(evidence, data, study)を後ろに伴って一緒に使われることが多い。

 

 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」