treatment 髪の毛のトリートメント イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「treatment」の意味と使い方・覚え方・文法解説【treat(扱う)+-ment(名詞化)=手を加えて扱うこと】

 
コダック
今日の英語表現は”treatment”

「treat(扱う・処置する)」+「-ment(名詞化パーツ)」のパーツで構成されている単語です。

「手を加えて扱うこと」がコアイメージで、“treatment“=「治療、手当て」「取り扱い、待遇」の意味を持ちますよ!

 

”treatment”の意味と使い方 コアイメージは「手を加えて扱うこと」

 

”treatment(発音:tríːtmənt/トリートメント【名詞】)”は主に「治療、手当て」「取り扱い、待遇」「(化学的な)処理」という意味を持つ単語です。

動詞の「treat(扱う・処置する)」に「-ment(名詞化パーツ)」がくっついた構成になっており、「対象に手を加えて、特定の状態になるよう扱うこと」が共通するコアイメージになります。

 

 
コダック
対象に対してじっくり向き合い、手を加える(treat)こと、そしてそれを行う状態や行為(-ment)。

そこから、病気やケガに対して手を加える行為(=「治療・手当て」や、人や物に対する応対の仕方(=「取り扱い・待遇」、さらには物質に手を加えて変化させる(=「処理・加工」という意味に繋がるわけですね!

 

”treatment”はただ漠然と接するのではなく、「目的を持って、手を加えて何らかの処置を施す」というニュアンスがとても強い言葉です。

 

 
髪の毛の「トリートメント」と同じ言葉なの??
 
コダック
まさにそれです!髪の毛に対して、傷みを修復して整えるという「特別な処置・お手入れ」を施しているから、日本語でも”トリートメント”と呼ぶんですよ!

treatment 髪の毛のトリートメント イメージ図

このように”treatment”で表現するものは、「専門的なケアや特定の対応を施すこと」がほとんどです。

医療の現場における治療から、ビジネスにおける顧客への待遇、さらには環境問題のニュースで出てくる廃棄物の「処理」まで、幅広いシーンで使用されます。

 

”treatment”の語法・文法解説と頻出フレーズ

 

 
コダック
ここで、試験や英会話でも役立つ文法的なポイントと、一緒に覚えておきたい頻出のフレーズをチェックしておきましょう!

 

① 原則として「不可算名詞(数えられない名詞)」として扱う
”treatment”が表す「治療」や「扱い・待遇」は、具体的な形のない概念的な行為を指すため、基本的には複数形の -s がつかない不可算名詞として使われます。ただし、「特定の具体的な治療法(〇〇療法など)」を個別に指す場合に限り、可算名詞(数えられる名詞)として扱われることもあります。

 

② 一緒に使われやすい動詞・形容詞(コロケーション)
”treatment”は単体で使うよりも、以下のような定番の組み合わせ(フレーズ)で非常によく使われます。丸ごと覚えてしまうのがおすすめです!

【医療・治療のフレーズ】
receive / undergo treatment(治療を受ける)
respond to treatment(治療の効果が表れる・治療に良く反応する)
medical treatment(医療処置、医師による治療)

【取り扱い・待遇のフレーズ】
unfair treatment(不当な扱い、差別的な待遇)
equal treatment(平等な扱い)
preferential treatment(優遇措置、特別な待遇)

 

”treatment”の具体的な例文(英語・日本語訳セット)

 

それでは、それぞれの意味ごとに実際の例文を見ていきましょう。

例文①:治療、手当て

・The patient is responding well to the treatment.
(その患者は治療によく反応している[治療の効果が出ている]。)
・He is currently undergoing medical treatment for his injury.
(彼は現在、怪我の医療治療を受けている。)

例文②:取り扱い、待遇

・She complains of unfair treatment at work.
(彼女は職場での不当な扱い[待遇]に不満を漏らしている。)
・Every customer deserves equal treatment.
(すべてのお客様が平等な扱いを受ける権利がある。)

例文③:処理、加工

・This plant is used for industrial waste treatment.
(この工場は産業廃棄物処理のために使われている。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”treatment”の関連語①:「治療・医療」を意味する単語”cure/therapy”

 
コダック
せっかく”treatment”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”cure”や”therapy”なども「治療・医療」を意味する単語ですよ!

 

”treatment”の類義語
⇒「治療」の意味を持つ単語”cure/therapy”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

treatment⇒「診察、投薬、手術など「施される行為・プロセス全般」」=治療、処置
cure ⇒「病気を完全に治して、健康な状態に戻す「結果」」=治癒、治療法
therapy⇒「薬や手術を使わない、心理療法や物理療法などの「専門的なケア」」=療法、セラピー

といった感じです!

 
過程(treatment)と結果(cure)、長期的ケア(therapy)の違いなんだね!
 
コダック
その通り、バッチリです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”treatment/cure/therapy”のイメージの違い

●receive medical treatment
「医療処置を受ける」
⇒ 医者から手当てや診察を受けている「プロセス」のイメージ

●find a cure for cancer
「がんの治療法(根治手段)を見つける」
⇒ 病気を完全に無くして健康体に戻すための「解決策」のイメージ

●go to speech therapy
「言語療法に通う」
⇒ リハビリやカウンセリングなど、薬に頼らない「専門的ケア」のイメージ

 

”treatment”の関連語②:「取り扱い・待遇」を意味する単語”handling/reception”

 
コダック
せっかく”treatment”の持つ「人や物への対応」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”treatment”の類義語
⇒「取り扱い・待遇」の意味を持つ単語”handling/reception”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

treatment⇒「人や物をどう扱うかという「態度や方針、待遇」」=待遇、あしらい
handling⇒「手(hand)を使って道具を操作したり、問題を実務的に裁くこと」=(物理的・実務的な)取り扱い
reception⇒「受け入れる(receive)ことで、客などを迎え入れる際の対応」=歓迎、応対

といったイメージです。

 

 

例文で見る!”treatment/handling/reception”のイメージの違い

●preferential treatment
「(他の人よりも良くあしらう)優遇措置、特別な待遇」
⇒ 人や集団に対する「態度の良し悪し」のイメージ

●careful handling of fragile goods
「壊れやすい商品の慎重な取り扱い」
⇒ 手を使って物理的に操作・管理するイメージ

●give the guests a warm reception
「ゲストを温かく歓迎する[もてなす]」
⇒ 訪ねてきた人を迎え入れるときの「応対」のイメージ

 

 

”treatment”の語源はラテン語「tractāre」 コアイメージは「引っ張って扱う」

”treatment”の語源についても、深く確認していきましょう。

”treatment”は動詞「treat」に名詞化の接尾辞「-ment」がくっついた形です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”treatment”の起源について、下記の記載があります。

Origin of treatment
First recorded in 1550–60; treat + -ment
Origin of treat
First recorded in 1250–1300; Middle English verb treten, from Old French tretier, traitier, from Latin tractāre “to drag, handle, treat,” frequentative of trahere “to drag”; see tract 1

日本語訳:
treatmentの起源:1550〜60年に最初に記録。treat + -ment
treatの起源:1250〜1300年に最初に記録。中期英語の動詞 treten から、古フランス語の tretier, traitier を経て、ラテン語の tractāre(引っ張る、手で扱う、論じる)に由来。これは trahere(引っ張る)の反復動詞。tract 1 を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かるように、”treatment”のルーツはラテン語の「trahere(引っ張る)」にあります。

そこから派生した「tractāre(何度も引っ張る、手で扱う)」という言葉が直接的な語源となっています。

 

”treatment”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語:trahere(引っ張る)

●ラテン語:tractāre(何度も手元に引っ張る、手で扱う、論じる)

●古フランス語:tretier / traitier(扱う)

●中期英語:treten(扱う、交渉する)を経て、現在の「treat」に「-ment」が結合!

 

 

 
コダック
「何度も手元に引っ張って、自分の思い通りに動かす」という物理的な動作から、「人や物をじっくりと手にかけて操作する・扱う」というニュアンスに変化したんですね!

それがさらに発展して、病気などに手を加えて処置する「治療」や、人に対して振る舞う「待遇」という意味に繋がっていきました!

 

ちなみに、このラテン語の「tract(引っ張る)」は、非常に多くの英単語の語源になっています。

関連付けて覚えておくと、他の単語の意味も推測しやすくなりますよ!

 

同じ語源「tract(引っ張る)」を持つ仲間たち

tractor(トラクター):農機具などを「引っ張る」
attract(惹きつける):at(〜の方へ)+ tract(引っ張る)=人の心を自分の方へ「引っ張る」
extract(抽出する、引き出す):ex(外へ)+ tract(引っ張る)=成分などを外へ「引っ張る」
contract(契約する、収縮する):con(一緒に)+ tract(引っ張る)=お互いを結びつけるように「引っ張る」

 

 
コダック
こうやって同じ語源の単語をまとめて覚えると、「引っ張る」というコアイメージがさらに強固になりますね!

 

 

構成パーツで覚える”treatment” 「treat」+「-ment」

ここからは、単語を細かく分解して覚える「構成パーツ(語源)」の視点から”treatment”を深掘りしていきましょう!

”treatment”の構成パーツは、「treat(扱う・処置する)」という動詞パーツと、「-ment(行為・状態・結果を表す名詞化パーツ)」の2つから成り立っています。

それぞれのパーツを詳しく理解することで、他の英単語を覚えるときにも役立つ強力な「芋づる式」の記憶法が身につきますよ!

 

”treat”は「引っ張る、手で扱う、処置する」を意味するパーツ

”treat”は単体でも「扱う」「治療する」「(人をもてなす・おごる)」という意味の動詞ですが、パーツとしてのコアイメージは「(手元に)引っ張る」「手を加えてコントロールする」という意味を持っています。

 

 
コダック
このパーツ(語根)を持つ仲間を知ると、”treat”の持つイメージがもっとハッキリしますよ!

例えば、”maltreat”という単語は、「mal-(悪い)」+「treat(扱う)」のパーツで構成されており、人を悪く扱う(=「虐待する、酷使する」)という意味になります。

また、歴史やニュースでよく耳にする”treaty”(条約、協定)も、「treat(交渉する、論じる)」+「-y(名詞化パーツ)」からできています。お互いに意見を引っ張り合って(向き合って)じっくり話し合って決めたもの、というニュアンスから「条約」という意味に繋がっているわけですね!

 

他にも、”retreat”という単語があります。これは「re-(後ろへ)」+「treat(引っ張る)」のパーツからなり、自分自身を後ろに引っ張る=「後退する、退却する」、あるいは日常の忙しさから離れて心身をリフレッシュする「静養所、リトリート」という意味で使われます。すべて「手を加える、引っ張る」という共通のイメージがベースになっています。

 

”-ment”は「行為・状態・結果」を表して名詞にするパーツ

”-ment”は、動詞の後ろにくっついて「〜すること(行為)」「〜された状態」「〜した結果」という意味の名詞を作る、とてもメジャーな接尾辞(後ろにつくパーツ)です。

 

 
コダック
動詞の語尾にポンとつけるだけで名詞に変身させられる、ブログ運営でもおなじみの便利なパーツです!

例えば、動詞の”move”(動く)に付くと、”movement”(=「動き、運動」)になります。動くという「行為や状態」そのものを表す名詞になるわけですね!

 

その他の”-ment”を使用する代表的な単語についても、パーツに分解して紹介していきます。どれも動詞が名詞化しているのがよく分かりますよ。

 

・development(発展、開発) = develop(発展させる) + -ment(発展させる行為・結果)
・argument(議論、主張) = argue(議論する) + -ment(議論する行為) ※eが消える点に注意!
・agreement(同意、協定) = agree(同意する) + -ment(同意した結果・状態)
・entertainment(娯楽) = entertain(楽しませる) + -ment(楽しませるもの・行為)

 

このように、動詞の後ろに”-ment”を見つけたら、「あ、何かの行為や状態、結果を表す名詞だな」と推測できるようになると、初めて見た単語でも意味がグッと掴みやすくなります!

 

”treatment”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”treatment”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”treatment”は「treat(扱う・処置する)」+「-ment(名詞化パーツ)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「手を加えて扱うこと」
⇒”treatment”=「治療、手当て」「取り扱い、待遇」の意味
●語法・文法のポイント ⇒医療の「治療(プロセス)」だけでなく、人に対する「待遇・あしらい」、物や廃棄物の「処理」の意味でも非常に頻出する名詞です!
 

 

 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」