【語源も分かる】英単語「thereby」の意味・使い方・文法解説!thereby -ingの形や類義語との違いも徹底解説

 
コダック
今日の英語表現は”thereby”

「there-(そこ、そのこと)」+「-by(〜によって)」の2つのパーツで構成されている単語です。

「それによって、その結果」がコアイメージで、“thereby“=「それによって」「その結果、そうすることで」の意味を持ちますよ!

 

”thereby”の意味とコアイメージは「それによって」

 

”thereby(発音:ðɛərbái / ゼアバイ【副詞】)”は「それによって」「その結果、そうすることで」の意味を持つ単語です。

「there-(そこ、そのこと)」+「-by(〜によって)」の2つのパーツで構成されている単語で、「それによって、その結果」がコアイメージです。

 

 
コダック
前の文で述べた行動や事実(=there/そこ)の、手段・原因(=by/〜によって)を表すこと。

前の事柄を受けて「それによって(その結果として〜になる)」な状態へと導くのが”thereby”なわけですね!

 

”thereby”で表現するものは、「ある手段や行動の結果として、論理的に何かが引き起こされること」が多く、非常にフォーマルな表現になります。

日常会話でフランクに「だから、そのせいで」と言いたいときは、”so”などを使用します。

例文

He signed the contract, thereby making the agreement official.
(彼は契約書に署名し、それによってその合意を公式なものにした。)

Our team reduced waste, thereby saving a lot of money.
(我がチームは廃棄物を削減し、その結果、多くの費用を節約した。)

Regular exercise strengthens the heart, thereby reducing the risk of heart disease.
(定期的な運動は心臓を強化し、それによって心臓病のリスクを減らします。)

 

【重要文法】”thereby”の使い方!頻出フレーズは「, thereby -ing(分詞構文)」

 

”thereby”を使いこなす上で一番のポイントになるのが「文法的な使い方」です。
実は”thereby”は「接続詞」ではなく「副詞」に分類されます。

 

 
コダック
”thereby”は副詞なので、単体で文と文を「,(カンマ)」だけで繋ぐパワーがありません。

そのため、英語の長文やTOEICなどでは「分詞構文(-ing)」と一緒に使われることが圧倒的に多いんです!

 

”thereby”の特徴的な語法
⇒「コンマ + thereby + -ing(現在分詞)」の形をよく取る

 

”thereby”の正しい文法パターンの違い

❌ 誤った使い方(カンマでSVの文を繋いでしまっている)
She saved money, thereby she was able to travel.

⭕ 正しい使い方①:分詞構文パターン(最も一般的!)
She saved money, thereby allowing her to travel.
(彼女はお金を貯め、それによって旅行ができるようになった。)
⇒ therebyの後ろが動詞の-ing形になる。

⭕ 正しい使い方②:接続詞とセットにするパターン
She saved money, and thereby she was able to travel.
⇒ andという接続詞を入れることで、後ろに普通の文章(主語+動詞)を続けることができる。

 

”thereby”の関連語:「したがって、その結果」を意味する単語との違い

 

せっかく”thereby”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!
例えば”therefore”や”thus”なども「したがって、それゆえに」を意味する単語です。

 

 
それぞれの表現にどんなニュアンスの違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

thereby ⇒「手段とその結果」=それをする事によって(原因・手段を強調)
therefore ⇒「論理的な帰結」=ゆえに、したがって(論理的結果を強調)
thus ⇒「このようにして」=この方法で、それゆえに(最も堅い語)

といった感じです!実際の例文を見てみましょう。

 

例文で見る!”thereby / therefore / thus”のイメージの違い

thereby(手段・原因)
「Regular exercise burns calories, thereby helping weight loss.」
⇒ 定期的な運動はカロリーを消費し、【その手段を通じて直接的に】減量を助けるイメージ。

therefore(論理的な結論)
「He studied hard; therefore, he passed the exam.」
⇒ 彼は猛勉強した。【だから当然の論理的結果として】試験に合格したというイメージ。

thus(歴史的・公式な結果)
「The law was passed, thus changing the system.」
⇒ 法律が可決された。【このようにして、歴史的な流れや公式な形で】システムが変わったというイメージ。

 

”thereby”の語源は古英語・中英語 意味は「そこによって」

 

”thereby”の語源についても、確認していきましょう。
”thereby”の語源は「そこ(there)+ 〜によって(by)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”thereby”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded before 900; Middle English therby, Old English thǣrbī. See there, by

日本語訳:900年より前に初めて記録された。中英語の「therby」、古英語の「thǣrbī」に由来する。「there」と「by」を参照のこと。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”thereby”は西暦900年以前という非常に古い時代の英語から発祥している模様です。

 

”thereby”の語源(起源~発祥まで)
● 古英語期(900年以前):thǣr(そこ) + bī(近く・によって)が合体

● 中英語期:therby という形になり、前の事象を指す言葉として定着

● 現代英語:thereby(それによって、その結果)として、硬い書き言葉に引き継がれる

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「there-」を使った古い合成副詞には、他にも「therefore(それゆえに)」や「therein(その中に)」などがあり、どれも「there=前に出たその事柄」を指しているんですよ。

 

構成パーツで覚える”thereby” 「there-」+「-by」

 

ここからは構成パーツの面から”thereby”について覚えていきましょう。
”thereby”の構成パーツは「there-(そこ、そのこと)」+「-by(〜によって)」の2つのパーツです。

 

各パーツについて紹介していきます。

“there-“は「そこ、そのこと」を意味するパーツ

”there-”は「そこ、そのこと(前に出た事象)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”therefore”という単語は「there-(そのこと)」+「-fore(前に、のために)」の2パーツで構成されており、

そのことのために(=「それゆえに、したがって」)を表しています。

 

その他にtherein(その中に)や、thereafter(その後は)等も”there-”を使用する単語です。

 

”-by”は「〜によって、〜の近くに」を意味するパーツ

”-by”は「〜によって(手段・原因)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”by製(〜によって作られた)”や、場所を表す”nearby(すぐ近くの)”という単語も「by(近く・身近な手段)」のイメージで構成されており、

物理的・原因的に距離が近いこと(=「〜によって」)を表しています。

 

その他の”-by”を使用する表現についても、下記で紹介していきます。

passerby(通りすがりの人)、byproduct(副産物)

 

”thereby”の意味と使い方・覚え方のまとめ

 

以下、”thereby”の意味と覚え方についてのまとめです。

【therebyのまとめ】
● ”thereby”は「there-(そこ、そのこと)」+「-by(〜によって)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「それによって、その結果」。
● 意味は「それによって」「その結果、そうすることで」。

【語法・文法の超重要ポイント】
● 接続詞ではなく「副詞」なので、単体で文(SV)を繋ぐことはできません。
「, thereby -ing(分詞構文)」の形をよく取るのが最大のポイントです!

 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」