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【語源も分かる】英単語「commissioner」の意味と使い方・違い・覚え方【com-(共に)+miss-(送る)+ion+er=任務を持たされて送り出された人】

 
コダック
今日の英語表現は”commissioner”

「com-(共に)」+「miss-(送る)」+「-ion(こと)」+「-er(人)」のパーツで構成されている単語です。

「特別な任務を委託された人」がコアイメージで、“commissioner”=「委員」「長官」「(スポーツ界の)最高責任者」の意味を持ちますよ!

 

”commissioner”の意味と使い方 コアイメージは「特別な任務を委託された人」

 

”commissioner(発音:kəmíʃənər/コミッショナー【名詞】)”は「委員」「長官」「(スポーツ界などの)最高責任者」の意味を持つ単語です。

「com-(共に)」+「miss-(送る)」+「-ion(こと)」+「-er(人)」のパーツで構成されている単語で、「特別な任務を委託された人」がコアイメージです。

 

 
コダック
国や大きな組織から、信頼の証(=命令書や権限)を一緒に(com-)持たされて、現場へ送り出された(miss-)人(-er)のこと。

「あなたにこの件の全権を任せます!」と委託されて最前線に立つ、偉い「委員や長官」なわけですね!

 

 
「信頼されて送り出された人」かぁ。日本の「委員」とはちょっとニュアンスが違う?
 
コダック
そうなんです!学校の「図書委員」のような身近なものではなく、政府や組織から「特定の大きな任務のために全権を与えられた、トップクラスの役職」という強い権限のニュアンスが含まれます!

 

”commissioner”は、行政機関のトップ(警察本部長、税務署長など)や、国際的な委員会のメンバーを指す時に使われます。
また、日本でも野球やボクシング、あるいはアメリカのメジャーリーグ(MLB)などで、リーグ全体のルールを管理し裁定を下す「最高責任者(コミッショナー)」としてお馴染みの単語です。

 

”commissioner”の語法・頻出フレーズ

”commissioner”は数えられる名詞(可算名詞)です。特定の長官を指す場合は「the」を伴って使われることが多く、役職名として大文字(Commissioner)で表記されることもよくあります。

【よく使われるフレーズ】
the police commissioner:警察本部長、警察局長
the baseball commissioner:野球界のコミッショナー
High Commissioner:高等弁務官(国連などの要職)

 

”commissioner”の例文

ニュースの政治経済コーナーやスポーツ報道など、実際の文脈でどのように使われるか確認してみましょう。

例文

・He was appointed as the new police commissioner.
(彼は新しい警察本部長に任命された。)

・The baseball commissioner suspended the player for five games.
(野球界のコミッショナーは、その選手に5試合の出場停止処分を下した。)

・The commissioner announced the new regulations to the public.
(長官は新しい規制を一般に向けて発表した。)

・She served as the UN High Commissioner for Refugees.
(彼女は国連難民高等弁務官を務めた。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”commissioner”の関連語:組織の「人・集まり」を意味する単語”committee/board”との違い

 

 
コダック
せっかく”commissioner”を覚えるのであれば、同じ組織の運営や管理に関わる似たような単語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”committee”や”board”などもTOEICやビジネス英語で頻出の重要な単語ですよ!

 

”commissioner”の関連語・違い
⇒「組織・委員」に関わる単語”committee/board”

 

 
どれも「委員会」とか「役員」って訳されるイメージだけど、どう違うの??

 

 
コダック

ニュアンスの違いとしては以下のようになります。

commissioner⇒「特定の任務の「全権」を委託された「個人」」=長官・最高責任者
committee⇒「特定の事案を話し合って決定するために集められた「集団」」=(話し合いのための)委員会
board⇒「会社や組織全体の舵取りをする、一番偉い人たちが並ぶ「集団」」=取締役会・理事会

といった感じです!

 
なるほど!「特定の権限を持つ個人」なのか、話し合いや経営のための「集団(グループ)」なのかの違いなんだね!
 
コダック
その通りです!commissionerは「~長官」という役職の「人」を指します。
実際の表現で使い分けのイメージを掴んでみましょう!

 

組織の表現で見る!”commissioner / committee / board”のイメージの違い

●the European Commissioner
「欧州委員(欧州連合の各政策を担当する個人の閣僚級メンバー)」
⇒ 大きな権限を持って送り出された「特定の個人」のイメージ

●set up a special committee
「特別委員会を設置する」
⇒ 諸問題を調査・検討するためにメンバーが集まった「グループ」のイメージ

●a member of the board of directors
「取締役会のメンバー(役員)」
⇒ 会社の一番上の席(テーブル=board)に座って経営を決める人たち(集団)のイメージ

 

”commissioner”の語源はアングロ・フランス語 意味は「委託された人」

 

”commissioner”の語源についても、確認していきましょう。

”commissioner”の語源はアングロ・フランス語(中世イギリスのフランス語)です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”commissioner”の起源について、下記の記載があります。

Origin of commissioner
First recorded in 1400–50; late Middle English, from Anglo-French. See commission, -er

日本語訳:1400〜1450年に初めて記録された。後期中期英語、アングロ・フランス語に由来する。commission, -er を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”commissioner”は15世紀の前半(室町時代・百年戦争の時代)に、公的な任務を人に委託する文化と共にフランス語から英語へと入ってきた模様です。

 

”commissioner”の語源(起源~発祥まで)
ラテン語:committere(委託する、一緒に送り出す)

アングロ・フランス語を経由して中期英語へ(commission=委託された任務)

1400年代前半:任務を遂行する人を表す「-er」が組み合わさり、「commissioner(任務を預かった委員・長官)」として定着

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

もともとはラテン語の「一緒に送り出す」という言葉が、フランスの法律用語などを経て、現在の英語の「偉い役職の人」という意味に繋がっていったんですよ。

 

構成パーツで覚える”commissioner” 「com-」+「miss-」

 

ここからは構成パーツの面から”commissioner”について覚えていきましょう。

”commissioner”のベースは「com-(共に)」+「miss-(送る)」に、名詞を作るパーツ(-ion + -er)が重なったものです。

(※ちなみに、-er を取る前の形である commission は「委員会」「歩合(手数料)」「委任」という意味を持つ重要単語です)

 

つぎから各構成パーツについて紹介していきます。

“com-“は「共に、すっかり」を意味するパーツ

”com-”は「共に」や「集めて」「完全に」を意味するパーツです(後ろに来る文字によって con- や col- に変化することもあります)。

 

 
コダック
例えば”combine”という単語は「com-(共に)」+「bine(結ぶ)」のパーツで構成されており、

2つのものを一緒に結びつけること=「結合させる、組み合わせる」を表しています。

 

その他に compose(com-[共に]+ pose[置く]=一緒に並べて置く=組み立てる、作曲する)等も”com-”を使用する単語です。

 

”miss-”は「送る、放つ」を意味するパーツ

”miss-”は「送る」を意味するパーツです(mit- という形になることもあります)。

 

 
コダック
例えば”dismiss”という単語は「dis-(離れて)」+「miss-(送る)」のパーツで構成されており、

遠くへ向かって送り出すこと=「解散させる、退ける、解雇する」を表しています。

 

その他の”miss- / mit-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

mission(特定の目的のために遠くへ送られること=使命、任務)
missile(前方に強く放ち送られるもの=ミサイル、飛び道具)
submit(下へ[sub-]+送る[mit]=服従する、提出する)

 

”commissioner”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”commissioner”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”commissioner”は「com-(共に)」+「miss-(送る)」+「-ion(こと)」+「-er(人)」で構成されている単語。
⇒コアイメージは「特別な任務・権限を委託されて送り出された人」。
⇒”commissioner”=「委員」「長官」「最高責任者」の意味。
●語法・文法のポイント
⇒数えられる可算名詞。行政のトップ(警察本部長など)や、プロスポーツ界のリーグ最高責任者を指す際によく使われる。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」