【語源で覚える】英単語「suspect」の意味と覚え方【sus(下から)+spect(見る)=下から見て怪しむ】

こんにちは、コダックです。

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面から関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 
コダック

今日の英語表現は”suspect”!
「sus(下から)」+「spect(見る)」の2パーツで構成されている単語です。
「下からじっと見上げる」がコアイメージで、”suspect”=「疑う」「容疑者」の意味を持ちますよ!

”suspect”の意味と使い方 コアイメージは「下からじっと見る」

”suspect”は「sus-(下から)」+「spect(見る)」で、「下からこっそり見上げる=あやしいと感じる」が語源イメージ。そこから「疑う」「容疑者」「怪しい」という意味が生まれました。

 
コダック

相手を正面からではなく、下から上目づかいでチラッと見る——なんだか怪しんでいる感じ、伝わりますよね。これが suspect のコアイメージです。

”suspect”は品詞によって意味と発音(アクセント)が変わる、いわゆる「名前動後」の単語です。整理しておきましょう。

品詞ごとの suspect
●動詞(səspékt/後ろにアクセント)…「疑う」「(〜だろうと)思う」
●名詞(sáspekt/前にアクセント)…「容疑者」
●形容詞(sáspekt)…「怪しい・信用できない」

・I suspect (that) he is lying.(彼は嘘をついていると思う。)
・The police suspect him of murder.(警察は彼に殺人の疑いをかけている。)
・He is the prime suspect.(彼が第一容疑者だ。)
・The package looked suspect.(その荷物は怪しく見えた。)

 
“suspect that〜” って「疑う」なのに、なんだか「〜だと思う」に近い時があるね?
 
コダック

いいところに気づきましたね! suspect that は「(悪い予感を持って)〜だろうと思う」
似た doubt が「〜ではないと思う(疑って否定)」なのに対し、suspect は「〜だろうと思う(疑って肯定)」。あとで違いを詳しく見ますよ。

※関連語
suspicion(名詞)…疑い、容疑(under suspicion=疑われて)
suspicious(形容詞)…疑わしい、(人が)疑い深い(be suspicious of 〜)
suspected(形容詞)…疑いのある(a suspected case=疑い例)

語源|”sus-(下から)”+”spect(見る)”

じっと見る(望遠鏡)

”suspect”の語源は、ラテン語 suspicere「下から見上げる・見上げて怪しむ」。sus-(=sub- 下から)+specere(見る)から成り立っています。

Origin(suspect)
Middle English, from Latin suspectus, past participle of suspicere “to look up at, look askance at, mistrust,” from sus- (=sub- “from below”) + specere “to look”

※参考・引用「Dictionary.com」

 
コダック

語根 spect=見るは超大家族。inspect(中を見る→検査)・respect(振り返り見る→尊敬)・expect(外を見る→期待)・prospect(前を見る→見込み)…ぜんぶ「見る」の仲間です。まとめ記事もどうぞ!

間違えやすいポイント・よくある質問

Q. suspect と doubt はどう違う?
どちらも「疑う」ですが向きが逆です。suspect that=〜だろうと思う(そうだと疑う)doubt that=〜ではないと思う(そうでないと疑う)
・I suspect he is guilty.(彼は有罪だろうと思う)/・I doubt he is guilty.(彼が有罪とは思えない)。

Q. suspicious の使い方は?
「be suspicious of 〜」で「〜を怪しむ・疑っている」。人にも状況にも使えます(I’m suspicious of his motives.=彼の動機を疑っている)。名詞 suspicion は「under suspicion(疑われて)」の形が頻出です。

suspect と doubt の違いを例文で完全マスター

この2語は日本語ではどちらも「疑う」ですが、肯定方向か否定方向かで正反対。表と例文でハッキリさせましょう。

 意味の向き言いかえ
suspect that 〜だろうと思う(疑って肯定)≒ think 〜 is true
doubt that 〜ではないと思う(疑って否定)≒ don’t think 〜 is true

・I suspect (that) she knows the answer.
(彼女は答えを知っているだろうと思う。)
・I doubt (that) she knows the answer.
(彼女が答えを知っているとは思えない。)

 
コダック

覚え方は「suspect=そうだと疑う(sus=下から覗いて”やっぱり…”)/doubt=そうでないと疑う」
ちなみに doubt の “b” は発音しない黙字。ラテン語 dubitare(2つ dubで揺れる)から来ていて、こちらも語源で覚えられますよ。

頻出フレーズ・イディオムもチェック

suspect まわりの定番表現
●the prime suspect(第一容疑者)
●the usual suspects(いつもの面々/おなじみの容疑者たち)
●under suspicion(疑われて)
●be suspicious of 〜(〜を怪しむ)
●a suspected case of 〜(〜の疑い例)

・The police rounded up the usual suspects.
(警察はいつもの容疑者たちを一斉に集めた。)
・He has been under suspicion for weeks.
(彼は何週間も疑いをかけられている。)
・Be suspicious of emails asking for your password.
(パスワードを求めるメールは疑ってかかりなさい。)

”suspect”の意味と語源・覚え方のまとめ

●”suspect”=「疑う(動詞)」「容疑者(名詞)」「怪しい(形容詞)」
⇒「sus-(下から)」+「spect(見る)」=「下からじっと見て怪しむ」がコアイメージ
●名前動後: 動詞 səspékt/名詞 sáspekt。suspect 人 of 〜/suspect that 〜
●doubt(〜でないと思う)とは逆。関連 suspicion・suspicious。語根 spect=見る の仲間
 
コダック

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参考文献
語源:Dictionary.com(suspect ページ「Origin」欄)