【語源も分かる】英単語「suggest」の意味と使い方・語法解説!proposeとの違いや語源も

 
コダック
今日の英語表現は”suggest”

「sug-(下に、下から)」+「gest(運ぶ、もたらす)」の2つのパーツで構成されている単語です。

下からそっと差し出すがコアイメージで、“suggest“=「提案する、勧める」「暗示する、連想させる」の意味を持ちますよ!

 

”suggest”の意味と使い方 コアイメージは「下からそっと差し出す」

 

”suggest(発音:sədʒést/サジェスト【動詞】)”は「提案する、勧める」「暗示する、連想させる」の意味を持つ単語です。

「sug-(下に・下から)」+「gest(運ぶ)」のパーツで構成されている単語で、「下からそっと差し出す」がコアイメージです。

 

 
コダック
相手の足元からアイデアをそっと持ち運んで(gest)、下から(sug-)差し出すような状態にすること。

押し付けるのではなく、相手に選ばせるように「提案する」ことや、事実をそっと目の前に差し出して「〜を暗示する(ほのめかす)」のが”suggest”なわけですね!

 

”suggest”は「控えめにアイデアを出す」「間接的に示す」というイメージが強いです。

 

 
「控えめ」な提案??
 
コダック
例えば「こんな方法もあるよ、どうかな?」と相手の意見や決定権を尊重しながら、選択肢を差し出すのを想像してみると分かりやすいですよ!

 

逆に、より積極的に具体的な計画を提示する場合や、専門家が強く勧める場合などは後述する”propose”や”recommend”を使用します。

例文

・I suggest taking a break.
(少し休憩することを提案します。)

・Can you suggest a good restaurant near here?
(この近くで良いレストランを勧めてくれませんか?)

・A recent study suggests that global warming is accelerating.
(最近の研究は、地球温暖化が加速していることを暗示している[示している]。)

・Her pale face suggested that she was sick.
(彼女の青白い顔は、彼女が病気であることをほのめかしていた。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【重要語法】”suggest”の文法!絶対に外せない定番ルールと注意点

 

”suggest”はTOEICなどの文法問題でも非常によく狙われる重要単語です。
特に間違えやすい「3つの形」を必ず押さえましょう!

 

1. 後ろに動詞を続ける時は「doing(動名詞)」!(to do はNG)

 
コダック
「〜することを提案する」と言いたいとき、つい ”suggest to do” としたくなりますが、これは間違いです!
必ず動名詞を使って ”suggest doing” の形にする必要がありますよ!

 

❌ 誤った使い方
I suggest to go by train.(電車で行くことを提案する)

⭕ 正しい使い方
I suggest going by train.

 

2. 「人に〜することを提案する」は suggest 人 to do ではなく that節!

 
コダック
これも超頻出のひっかけ問題です!
「tell 人 to do(人に〜するように言う)」のように ”suggest 人 to do” とは言えません。
人に提案する場合は 「suggest (to 人) that S V」 の形をとります。

 

❌ 誤った使い方
I suggest him to visit the doctor.

⭕ 正しい使い方
I suggest (to him) that he visit the doctor.

 

3. suggest that S + (should) + 動詞の原形

 
コダック
そして、上で紹介した that節を後ろに続ける場合、節の中の動詞は 「should + 動詞の原形」 または 「動詞の原形(shouldの省略)」 になります!
主語が三人称単数(heやshe)であっても、過去の文であっても原形になるので要注意です!

 

例文

・He suggested that we go to the theater.
(彼は私たちが劇場に行くことを提案した。※過去形wentではなく原形のgo)

・The doctor suggested that she (should) take a rest.
(医者は彼女に休息をとるよう勧めた。※三人称単数のtakesではなく原形のtake)

 

”suggest”の関連語①:「提案する・勧める」を意味する単語”propose / recommend”

 
コダック
せっかく”suggest”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”propose”や”recommend”なども「提案する、勧める」を意味する単語ですよ!

 

”suggest”の類義語
⇒「提案する」の意味を持つ単語”propose / recommend”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

suggest ⇒「下からそっとアイデアを出す」=控えめな提案(選ぶのは相手)
propose ⇒「前(pro)にしっかりと提示(pose)する」=公式・積極的な提案
recommend ⇒「自分の太鼓判(commend)を添えて相手に委ねる」=おすすめ・強い推薦

といった感じです!

 

例文で見る!”suggest / propose / recommend”のイメージの違い

suggest a plan
「I suggested a new marketing plan.」
(新しいマーケティング計画を提案した。)
⇒ 相手に押し付けず「こういうのはどう?」と選択肢の一つとして出すイメージ。

propose a plan
「He proposed a new business plan at the meeting.」
(彼は会議で新しいビジネス計画を提案した。)
⇒ 会議などで「これで行きましょう!」と、明確な意志を持って公式な場に差し出すイメージ。(結婚のプロポーズもこれです)

recommend a plan
「I strongly recommend this plan.」
(この計画を強くお勧めします。)
⇒ 「これが一番良いから、ぜひやってみて!」と、自信を持って太鼓判を押すイメージ。

 

”suggest”の関連語②:「暗に示す」を意味する単語”hint / imply”

 
コダック
”suggest”の持つもう一つの意味、「暗示する、連想させる」についても、類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”suggest”の類義語
⇒「暗示する」の意味を持つ単語”hint / imply”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

suggest ⇒「データや状況がそっと伝える」=〜を示唆する・連想させる
hint ⇒「間接的な手がかりを与える」=ヒントを出す
imply ⇒「言葉の裏に包み(ply)隠して(in)伝える」=暗に含む、ほのめかす

といったイメージです。

 

例文で見る!”suggest / hint / imply”のイメージの違い

suggest
「The data suggests that change is needed.」
(データは変更が必要であることを示唆している。)
⇒ 客観的な事実や状況が、そっとその結論を指し示しているイメージ。

hint
「He hinted at the true answer.」
(彼は本当の答えについてほのめかした[ヒントを出した]。)
⇒ 直接は言わず、手がかりをチラリと見せるイメージ。

imply
「His words imply a deep disappointment.」
(彼の言葉は深い失望を暗に含んでいる。)
⇒ 発言や態度の裏側に、別のメッセージが包み込まれているイメージ。

 

”suggest”の語源はラテン語「suggestus」 意味は「積み上げる、提案する」

 

”suggest”の語源についても、確認していきましょう。

”suggest”の語源はラテン語の「suggestus」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”suggest”の起源について、下記の記載があります。

Origin of suggest
First recorded in 1520–30; from Latin suggestus (past participle of suggerere “to build up, supply, hint, suggest”), equivalent to sug- sug + ges- (past participle stem of gerere “to carry, do, display”) + -tus past participle suffix

日本語訳:1520–30年に初めて記録された。ラテン語のsuggestus(suggerere「積み上げる、供給する、ヒントを与える、提案する」の過去分詞)から来ており、sug-(sub-の変形) + ges-(gerere「運ぶ、行う、展示する」の過去分詞の語幹) + -tus(過去分詞の接尾辞)に相当する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”suggest”はラテン語で「下からアイデアを運び入れて積み上げる」というニュアンスから発祥している模様です。

 

”suggest”の語源(起源~発祥まで)
●ラテン語「suggerere」(下から運び入れる、供給する)

●ラテン語過去分詞「suggestus」(下から差し出されたもの、提案されたもの)

●英語「suggest」(そっと選択肢を提示する、提案する)

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「sug-(sub-)」というと、「下に、下から」という意味を持っています。

 

構成パーツで覚える”suggest” 「sug-」+「gest」

 

ここからは構成パーツの面から”suggest”について覚えていきましょう。

”suggest”の構成パーツは「sug-(下に・下から)」+「gest(運ぶ、もたらす)」の2つのパーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“sug-“は「下に、下から」を意味するパーツ

”sug-”は「下に、下から」を意味するパーツ(接頭辞 sub- の変形)です。

 

 
コダック
例えば”support”という単語は「sup-(下から)」+「port(支える)」のパーツで構成されており、

下から支える(=「支持する、援助する」)を表しています。

 

その他にsuppress(下へ押し下げる=抑圧する)や、suspend(下に吊るす=一時停止する)等も”sug-(sub-)”の仲間を使用する単語です。

 

”gest”は「運ぶ、もたらす」を意味するパーツ

”gest”は「運ぶ、もたらす」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”digest”という単語は「di-(バラバラに)」+「gest(運ぶ)」のパーツで構成されており、

バラバラにして消化器へ運ぶ(=「消化する、要約する」)を表しています。

 

その他の”gest”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

congest(共に+運ぶ=混雑させる)、gesture(感情を外へ運ぶ身振り=ジェスチャー)

 

”suggest”の意味と語法・覚え方のまとめ

 

以下、”suggest”の意味と覚え方についてのまとめです。

【suggestのまとめ】
● ”suggest”は「sug-(下に、下から)」+「gest(運ぶ、もたらす)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「下からそっと差し出す」。
● 意味は「提案する、勧める」「暗示する、連想させる」。

【語法・文法の超重要ポイント】
● 動詞を続ける時は動名詞:suggest doing (suggest to do はNG!)
● 人に提案する時は that節:suggest that S V (suggest 人 to do はNG!)
● that節内の動詞は原形:suggest that S (should) 動詞の原形

 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」