「some(ある・何らかの)」+「how(どのように)」の2パーツで構成されている単語です。
「何らかの方法で」がコアイメージで、“somehow”=「どうにかして」「なぜか・どういうわけか」の2つの意味を持ちますよ!
”somehow”の意味と使い方 コアイメージは「何らかの形で」
”somehow(発音:sʌ́mhàu / サムハウ)【副詞】”は、「どうにかして」「なぜか・どういうわけか」という意味を持つ単語です。
「some(ある・何らかの)」+「how(どのように)」の2パーツから成っており、「何らかの形(方法・理由)で」というのが全体のコアイメージになります。
やり方は置いておいて、結果に向けてアプローチする=「どうにかして」。
理由は謎だけど、結果としてそうなっている=「なぜか」。
この2つの意味で使われるわけですね!
”somehow”は副詞として、ビジネスシーンでも日常会話でも非常に重宝される万能ワードです。
それぞれの意味の具体的な使い方と例文を見ていきましょう。
意味①:「どうにかして・何とかして」(方法・手段)
「具体的なプランや手段はまだ見えていないけれど、全力を尽くして何とかする」というポジティブなニュアンスや、困難な状況を乗り越える際の「どうにかして」という意味で使われます。
例文
・We must complete this project somehow.
(私たちはどうにかしてこのプロジェクトを完了させなければならない。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」・I will make it work somehow.
(どうにかしてうまくやります/何とか形にします。)・We have to get the money somehow.
(何とかしてそのお金を工面しなければならない。)
意味②:「なぜか・どういうわけか」(理由・原因)
「理屈ではうまく説明できないけれど、心の中でそう感じる」「理由は分からないが、結果としてそうなっている」というニュアンスの「なぜか」として使われます。直感や不思議な状況を伝えるときに便利です。
例文
・Somehow I feel that something is wrong.
(どういうわけか[なぜか]何かがおかしい気がする。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」・Somehow, I don’t like him.
(なぜか、彼のことが好きになれない。)・The door was unlocked, somehow.
(なぜか、ドアの鍵が開いていた。)
”somehow”の文法・語法!意味による「位置」のルールと定番フレーズ

1. 置く「位置」によって意味が推測できる!
”somehow”は、文の中でのポジション(置く位置)によって、どちらの意味で使われているかを見分けることができます。絶対的なルールではありませんが、この傾向を知っておくとリスニングやリーディングがぐっと楽になりますよ。
・文頭(または主語の直後)に置く ⇒ 「なぜか・どういうわけか」
文全体を修飾し、話者の気持ちや状況の不思議さを表します。
(例:Somehow, we survived. / なぜか、私たちは生き残った。)
・文末(または動詞・目的語の直後)に置く ⇒ 「どうにかして・何とかして」
動詞(動作の方法)を修飾し、手段が不明確であることを表します。
(例:I will fix this PC somehow. / どうにかしてこのPCを直してみせる。)
2. 相性の良い定番フレーズ ”somehow or other”
”somehow”をさらに強調して、「何が何でも」「どうにかこうにかして」と言いたいときは、後ろに **or other** をくっつけて **”somehow or other”** という表現がよく使われます。泥臭くても執念でやり切るニュアンスが出せます!
例文
・We’ll get there somehow or other.
(どうにかこうにかして、そこへたどり着くよ。)
紛らわしい!”somehow / anyhow / somewhat”の違いと使い分け

特に”anyhow”や”somewhat”はTOEICなどでもよく出てくる重要単語ですが、意味のベクトルの違いを理解すれば簡単です。
⇒形が似ている”anyhow(とにかく)”と”somewhat(いくぶん・多少)”
それぞれのコアイメージの違いはこんな感じです!
somehow⇒「【手段・理由】どうにかして / なぜか」
あれこれ手を尽くして道を見つける、あるいは理屈は不明だがそうなっているイメージ。
anyhow⇒「【投げやり・転換】とにかく / いずれにせよ」
どんな方法だろうが関係ない、あるいは前の話を「それはそれとして!」と脇に置くイメージ(anywayとほぼ同じ)。
somewhat⇒「【程度】いくぶん / 多少」
いくつかの(some)何かが(what)ある=量や程度が少しだけ変化しているイメージ(a littleに似ている)。
●I will get the ticket somehow.
「(倍率が高くて無理そうだけど)どうにかしてチケットを手に入れる」
⇒ 手段は未定だが、何としても目標に辿り着こうと努力するニュアンス。
●It may rain, but anyhow, I’m going.
「雨が降るかもしれないが、とにかく(いずれにせよ)私は行く」
⇒ 条件がどうであろうが(any)、お構いなしに結論を押し通すニュアンス。
●The situation has improved somewhat.
「状況はいくぶん(多少)改善した」
⇒ 100%ではないけれど、少しだけプラスの程度に動いたというニュアンス。
”somehow”の語源と構成パーツから丸暗記を抜け出そう

ここからは語源や構成パーツの面から”somehow”を深く理解していきましょう。
”somehow”の語源は「some」+「how」
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”somehow”の起源について、下記の記載があります。
Origin of somehow
First recorded in 1655–65; some + how日本語訳:1655〜65年に初めて記録された。some(ある、何らかの) + how(どのように)から。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”somehow”は17世紀半ば(近代英語の確立期)に、「何らかの(some)」と「方法(how)」という身近な2つの単語が組み合わさって生まれた言葉のようです。
「カチッとしたやり方は指定しないけれど、何らかのやり方でね」という英語らしい柔軟な感覚から生まれた言葉と言えます。
構成パーツで覚える!「some」と「how」の広がり
構成パーツである「some」と「how」が、他の単語でどのように使われているかを知ると、語彙力が一気にアップします。
“some” は「ある、何らかの、不特定の」を意味する
”some”は単体でも使われますが、他のパーツとくっつくことで「特定できないけれど、何らかの〜」というニュアンスを作ります。
- someone / somebody:「some(不特定の)」+「one / body(人)」=名前は分からないけれど「誰か、ある人」
- sometime:「some(不特定の)」+「time(時)」=いつかある時点、「いつか、そのうち」
- somewhere:「some(不特定の)」+「where(場所)」=どこか特定の場所ではない、「どこかへ、どこかに」
”how” は「どのように、状態・方法」を意味する
”how”は「方法、手段、状態」のイメージを付け足すパーツです。
- know-how:「know(知っていること)」+「how(やり方)」=物事を行うための具体的な知識、「ノウハウ、専門知識」
- however:「how(どんな方法・状態)」+「ever(一体全体〜でも)」=どんなに〜だとしても、「しかしながら、どれほど〜でも」
まとめ:somehowの意味と使い方をマスターしよう!

最後にもう一度、”somehow”の意味とポイントをまとめます。
● コアイメージは「何らかの方法(理由)で」。
● 意味は大きく分けて2つ。
① 「どうにかして・何とかして」(手段が不明だが結果を目指す)
② 「なぜか・どういうわけか」(理由が不明だが結果が出ている)
● 文頭に置くと「なぜか」、文末に置くと「どうにかして」の意味になることが多い。
● 類義語との違い:
anyhow(とにかく)、somewhat(いくぶん・多少)とはしっかり区別する!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
