「anxi(締め付ける)」+「ous(〜に満ちた)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「胸や首がギュッと締め付けられるい」がコアイメージで、“anxious”=「心配して、不安で」「切望して(〜したくてたまらない)」の意味を持ちますよ!
”anxious”の意味と使い方 コアイメージは「胸がギュッと締め付けられる」
”anxious(発音:ǽŋkʃəs(アァンクシャス))”は「心配して」「切望して」の意味を持つ単語です。
「anxi(締め付ける)」+「ous(〜に満ちた)」の2つのパーツで構成されていて、「胸や首がギュッと締め付けられて苦しい」というのが共通のコアイメージになります。
あの胸が締め付けられて苦しい状態(=「不安・心配」)や、
何かを求めすぎて心がじりじりと締め付けられる状態(=「〜したくてたまらない(切望)」)を表すのが、この”anxious”なわけですね!
”anxious”は「心が落ち着かずにハラハラ・ジリジリしている」というニュアンスが強い単語です。
どちらの感情も、根っこにあるのは「結果が気になって、胸がギュッと締め付けられるようなハラハラ感」で共通していますよね!

このように”anxious”が表現するのは、「結果がどうなるか分からなくて、心がソワソワ・ハラハラと落ち着かない状態」であることが多いです。
後ろに続く前置詞などの組み合わせによって意味が大きく変わるので、そこは次の文法解説でしっかり押さえましょう!
例文
People are anxious about the future.
(人々は将来について不安を抱いている。)She was anxious to meet him.
(彼女は彼に会いたくてたまらなかった。)
※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”anxious”の語法・文法ポイント:前置詞「about」と「for / to do」の使い分け

”anxious”を使う上で絶対に落とせないのが、**後ろに続く言葉によって「不安」か「切望」かが変わる**という点です。
後ろには、悪い結果になるかもしれない「懸念の対象」が来ます。
② be anxious for 〜 / to do 〜 =「〜を切望している、したくてたまらない」
前置詞の for や 不定詞の to は「前方を指し示す(矢印)」のイメージ。手に入れたい対象に向かって、心がギュッと向いている状態を表します。
「矢印(for / to)がある方は、その対象に向かって心が前のめり(=〜したい)になっている!」とイメージで覚えると、絶対に間違えなくなりますよ!
”anxious”の関連語①:「心配・不安」を意味する単語”anxious / worried / concerned”
例えば”worried”や”concerned”なども、同じように「心配」を表現できる単語です!
⇒「心配・不安」の意味を持つ単語”worried / concerned”
ニュアンスの違いをまとめると、以下のようなイメージです!
anxious ⇒「ハラハラ・ジリジリ」=先行きが不透明で、胸が締め付けられるような個人的で強い不安
worried ⇒「あれこれ悩む」=具体的な問題が頭から離れず、日常的に思い悩んでいる状態
concerned ⇒「関心・重大視」=感情的に怖がるのではなく、社会的・客観的に「問題だ」と気にかけている状態
といった感じです!
それぞれのイメージの違いを、「健康」をテーマにした具体的な表現で比べてみましょう!
● anxious
「He is anxious about his health.」
⇒ もしかしたら大病かもしれない…と、結果が分からず**ハラハラと怯えている**イメージ
● worried
「She is worried about her weight.」
⇒ 体重が増えちゃったなぁ…と、目の前にある具体的な悩みについて**頭をグルグルさせて思い悩んでいる**イメージ
● concerned
「Doctors are concerned about the new virus.」
⇒ 新型ウイルスは社会的な脅威だ、と客観的な視点で**事態を深刻に受け止め、注視している**イメージ
”anxious”の関連語②:「〜したくてたまらない」を意味する単語”eager / dying”
⇒「〜したくてたまらない」の意味を持つ単語”eager / dying”
それぞれの違いのイメージは、以下の通りです!
anxious to do ⇒「ハラハラ切望」=「早くそうしたくて、待つのがじれったい」という、少し落ち着かないソワソワしたニュアンス
eager to do ⇒「ワクワク熱意」=やる気に満ち溢れていて、前向きに進んで行動したいポジティブなニュアンス
be dying to do ⇒「死ぬほどしたい」=(口語表現)文字通り「死にそうなほど強烈に欲している」究極の切望状態
といったイメージです。
● anxious to do
「I am anxious to start the new project.」
⇒ 早く始めたくて、**待っている時間がじれったくてソワソワ・ハラハラする**イメージ
● eager to do
「He is eager to learn new skills.」
⇒ よし、やるぞ!と**意欲とエネルギーに満ちあふれて前向きに突き進む**イメージ
● be dying to do
「I’m dying to know the secret.」
⇒ ああもう、我慢できない!**死ぬほどその秘密が知りたい!**という心の叫びのイメージ
”anxious”の語法・文法解説:「不安」と「切望」を見分けるポイント

”anxious”を使う上で、試験や実務で最も狙われやすいのが「後ろに続く前置詞や形によって意味がガラリと変わる」という点です。
主に使われるパターンは以下の3つ。それぞれのイメージと合わせて覚えてしまいましょう!
② be anxious for 〜 =「〜を切望している、〜を強く求めている」
③ be anxious to do 〜 =「〜したくてたまらない、しきりに〜したがっている」
逆に「for」や「to 不定詞」が来ると、矢印(→)のように**その対象に向かって心が前のめりにギュッと向かっている**イメージ(=切望)になりますよ!
実際の使い方を、例文と一緒に確認してみましょう。
「心配・不安」の例文(about)
Parents are often anxious about their children’s future.
(親はしばしば子供の将来について不安に思うものだ。)I am anxious about the result of the English test.
(私は英語のテストの結果が心配だ。)
「切望(〜が欲しい / したい)」の例文(for / to do)
The drought-stricken farmers were anxious for rain.
(日照りに苦しむ農民たちは雨を切望していた。)We are anxious to hear from you soon.
(あなたから近いうちにお返事をいただけることを心から願っています。)
”anxious”の語源はラテン語!物理的な「息苦しさ」が精神的な「不安」に繋がった

”anxious”の語源についても、深く確認していきましょう。
”anxious”の語源はラテン語の”anxius”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”anxious”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1615–25; from Latin anxius “worried, distressed,” derivative of angere “to strangle, pain, distress”; cf. anguish, -ous日本語訳:1615〜25年に初めて記録された。ラテン語の anxius(心配した、苦しんだ)から来ており、これは angere(締め付ける、苦痛を与える、苦しめる)の派生語である。※anguish(激しい苦痛)や、接尾辞の -ous も参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”anxious”の根本には「angere(喉を締め付ける、窒息させる)」という物理的な苦痛を表す言葉があることが分かります。
そこから、物理的な「息苦しさ」が精神的な「不安・心配」を表す言葉へと変化していったわけですね!
さらに歴史を遡ると、インド・ヨーロッパ祖語の「*angh-(狭い、痛みを伴うほど締め付けられる)」というルーツにたどり着きます。
● 印欧祖語「*angh-(狭く締め付けられる)」
↓
● ラテン語「angere(喉や胸をグッと締め付ける、窒息させる)」
↓
● ラテン語「anxius(締め付けられて息苦しい ⇒ 心配な、不安な)」へと派生
↓
● 17世紀前半に英語の「anxious(不安な、切望する)」として定着
「anger」も元々は「首を絞められるような苦しみ・悲しみ」を表す言葉だったんですよ。語源で繋げて覚えると、単語の深いニュアンスまで理解できて効率的です!
構成パーツで深く定着!”anxious”を形作る「anxi」と「ous」

単語を丸暗記するのではなく、パーツ(語根・接尾辞)に分解して理解すると、記憶の定着率がグッと上がります!
”anxious”は、「anxi(締め付ける)」という中心的な意味を持つパーツと、「ous(〜に満ちた)」という状態を表す接尾辞の2つから成り立っています。
“anxi”は「締め付ける、苦しめる」を意味するパーツ(語根)
”anxi”は、ラテン語で「喉や胸を締め付ける」「窒息させる」「苦痛を与える」という意味を持つ動詞 angere に由来するパーツです。
人間は不安や強いストレスを感じたときに、胸が締め付けられたり、喉がキュッと詰まったりする物理的な感覚を覚えますが、その心身の状態がそのまま言葉の根っこになっています。
実際、この「anxi(または形を変えた ang- / anx-)」の仲間には、以下のような重要単語があります。どれも「締め付けられる」というコアイメージで繋がっているのが特徴です。
⇒ “anxious” の名詞形です。まさに胸が締め付けられるような「不安・心配」そのものを表します。
● anguish(名詞:激しい苦痛、苦悩)
⇒ 精神的・肉体的に「ギュウギュウに締め付けられるような耐え難い苦しみ」を意味します。
● anger(名詞:怒り)
⇒ 実は「怒り」を意味する “anger” も同じ語源からきています!怒りによって胸が締め付けられ、息が詰まるような苦しい状態が根底にあります。
● angina(名詞:狭心症)
⇒ 医学用語ですが、「心臓の血管が狭くなって胸が激しく締め付けられる病気」のこと。語源のイメージそのものですね!
”ous”は「〜に満ちた」を意味するパーツ(接尾辞)
”ous”は、名詞の後ろにくっついて「〜に満ちている」「〜の性質がある」という形容詞(状態を表す言葉)に変えるお決まりのパーツです。
つまり、語源を合わせると「anxi(締め付け)」+「ous(に満ちた)」=「締め付けられるような感情で満ちている状態」となり、これが「不安」や「何かを求めすぎて胸が苦しい=切望」という意味に繋がっているわけです。
● dangerous(危険な)
⇒ danger(危険) + ous(に満ちた) = 危険に満ちた
● famous(有名な)
⇒ fame(名声) + ous(に満ちた) = 名声に満ちた
● nervous(神経質な、緊張した)
⇒ nerve(神経) + ous(の性質を持った) = 神経が過敏になっている状態
● poisonous(有毒な)
⇒ poison(毒) + ous(に満ちた) = 毒に満ちた
”anxious”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”anxious”の意味と覚え方について大切なポイントをスッキリまとめましょう!
⇒ コアイメージ:「胸や首がギュッと締め付けられて苦しい」
⇒ 2つの意味:根っこが同じだからこそ、一見違って見える「心配・不安」と「切望(〜したくてたまらない)」の両方の意味を持つ!
● 語法・文法のポイント:後ろに続く言葉で意味をしっかり見分ける!
① be anxious about 〜 =「〜を心配している」(悪い結果への不安)
② be anxious for 〜 / to do 〜 =「〜を切望している」(未来の対象へ向かう矢印のイメージ)
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!