【語源も分かる】英単語「snow」の意味と使い方・語源!be snowed underなどの頻出表現も

 
コダック
今日の英語表現は”snow”

「*sneigwh-(雪が降る・粘着する)」というインド・ヨーロッパ祖語(古代の共通ルート)から発展した、非常に歴史の長い単語です。

「白く降り積もり、すべてを覆い包むもの」がコアイメージで、“snow“=「名詞:雪、降雪」「動詞:雪が降る」の意味を持ちますよ!

 

”snow”の意味とコアイメージは「白く降り積もり、すべてを覆い包むもの」

 

”snow(発音:snóu / スノウ【名詞・動詞】)”は「雪、降雪」「雪が降る」の意味を持つ単語です。

インド・ヨーロッパ祖語の「*sneigwh-(雪、降雪、または白く粘着するもの)」に由来しており、「白く降り積もり、すべてを覆い包むもの」がコアイメージです。

 

 
コダック
空から白い結晶がひらひらと舞い降り、地面を一面真っ白に染め上げる(=「すべてを覆い包む」ことや、

その降り積もった物質そのもの(=「雪」)なこと=”snow”なわけですね!

 

【語法・文法解説】動詞で使うか、名詞で使うかに注意!

”snow”を使いこなす上で覚えておきたいのが、天候を表す際の文法ルールです。

”snow”の正しい使い方(動詞と名詞)

⭕ 動詞として使う場合(主語は「It」にする)
It snows a lot in Hokkaido.
(北海道では雪がたくさん降る。)
※天候を表す主語「It」を使います。The snow falls… とはあまり言いません。

⭕ 名詞として使う場合(We have〜 や There is〜 を使う)
We have a lot of snow in Hokkaido.
(北海道では雪がたくさん降る。)
※「私たちは雪を持っている」=「雪が降る、雪がある」という英語特有の表現です。

 

例文

・The ground was covered with deep snow.
(地面は深い雪で覆われていた。)※名詞

・It was snowing hard all night.
(一晩中、雪が激しく降っていた。)※動詞

・We had a heavy snow yesterday.
(昨日は大雪だった。)※名詞

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”snow”の関連表現①:「空からの落下物(降水)」を意味する単語”rain/hail/sleet”

 
コダック
せっかく”snow”を覚えるのであれば、似たような気象現象を意味する単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”rain”や”hail”、”sleet”なども「空から降ってくるもの」を意味する単語ですよ!

 

”snow”の類義語・関連語
⇒「空から降る気象現象」の意味を持つ単語”rain / hail / sleet”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

snow ⇒「白い結晶」=音もなく静かに降り積もり、景色を白く覆うもの
rain ⇒「液体の水滴」=大地を潤し、すべてを濡らすもの
hail ⇒「氷の粒(雹・ひょう)」=カンカンと音を立てて激しく叩きつける、固体の粒
sleet ⇒「雨と雪が混ざったもの」=冷たいみぞれ、または凍りかけの雨

といった感じです!

 

例文で見る!”snow / rain / hail / sleet”のイメージの違い

snow(雪)
「The landscape was blankets of snow.」
⇒ 一面を毛布のように優しく、完全に覆い隠してしまうイメージ。

rain(雨)
「The heavy rain soaked the streets.」
⇒ すべての隙間に染み込み、びしょ濡れにするイメージ。

hail(雹・ひょう)
「Hail damaged the crops.」
⇒ 物理的な衝撃で、叩きつけて破壊するイメージ。

sleet(みぞれ)
「The snow turned to sleet.」
⇒ 雪が溶けかかって、冷たくてベチャベチャしたみぞれに変わるイメージ。

 

”snow”の関連表現②:熟語「be snowed under (with〜)」は超頻出!

 

”snow”のコアイメージ「すべてを真っ白に覆い隠す・圧倒する」から派生した重要な比喩表現(イディオム)があります。
それが「be snowed under(圧倒される、仕事に追われる)」です。

 

 
コダック
大雪が降り積もって、物理的に「雪の下に埋もれて身動きが取れなくなる状態」から来ています。

仕事や課題が山積みになってパンクしそうな時にネイティブがよく使うフレーズですよ!

 

”be snowed under”の類義語
⇒「圧倒される・埋もれる」の意味を持つ単語”overwhelm / bury”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

be snowed under ⇒「大量の雪の下に」=(仕事などが)多すぎて身動きが取れない
be overwhelmed ⇒「波に飲み込まれるように」=精神的・物理的に圧倒され感情が破裂しそう
be buried ⇒「土の中に深く」=完全に埋められ、外から全く見えなくなる

といったイメージです。こちらも例文で感覚を掴みましょう!

 

例文で見る!圧倒されるイメージの違い

be snowed under with work
「I’m completely snowed under with work at the moment.(今は仕事に追われて全く身動きが取れません。)」
⇒ 雪が降り積もるように、次々とやることが溜まっていくイメージ。

be overwhelmed by emotion
「He was overwhelmed by emotion.(彼は感情に圧倒された=胸がいっぱいになった。)」
⇒ 大きな力や感情の波にドッと押し流されるイメージ。

be buried in documents
「She was buried in documents.(彼女は書類の山に埋もれていた。)」
⇒ 物理的に深く埋められてしまい、姿が見えなくなるイメージ。

 

”snow”の語源は900年以前!ルーツは「雪(snou / snāw)」

 

”snow”の語源についても、確認していきましょう。

”snow”の語源は900年以前(オールド・イングリッシュ期)まで遡る非常に古い言葉です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”snow”の起源について、下記の記載があります。

Origin of snow
First recorded before 900; Middle English noun snou(e), Old English snāw; cognate with Dutch sneeuw, German Schnee, Old Norse snær, Gothic snaiws, Latin nix (genitive nivis), Greek níps (accusative nípha), Old Church Slavonic sněgŭ; verb derivative of the noun

日本語訳:900年以前に最初の記録がある。中期英語の名詞 snou(e)、古期英語の snāw に由来する。オランダ語の sneeuw、ドイツ語の Schnee、古ノルド語の snær、ゴート語の snaiws、ラテン語の nix(属格 nivis)、ギリシャ語の níps(対格 nípha)、古教会スラヴ語の sněgŭ と同系であり、動詞は名詞から派生したものである。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”snow”はゲルマン共通語からヨーロッパの古い各言語へと幅広く共有されている同系の言葉(Cognate)から発祥している模様です。

 

”snow”の語源(起源~発祥まで)
●インド・ヨーロッパ祖語:*sneigwh-(雪が降る・粘着する)

●古期英語(Old English):snāw

●中期英語(Middle English):snou(e)

●現代英語(Modern English):snow

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみにラテン語の「nix」やドイツ語の「Schnee」とも親戚関係にあたる、歴史の深い言葉なんです。

 

構成パーツ(複合語)で覚える”snow” 「snow」+「flake / man / drop」

 

ここからは構成パーツ(他の単語との組み合わせ)の面から”snow”について覚えていきましょう。

”snow”そのものは1つの完成されたパーツですが、様々な単語と結びついて面白い複合語を作ります。ここでは代表的な「3つのパーツ(結合)」を紹介します。

 

“snowflake”は「雪の一片、雪の結晶」を意味するパーツ組み合わせ

”snowflake”は「雪(snow)+薄片(flake)」を意味するパーツの組み合わせです。

 

 
コダック
例えば”flake”という単語は「薄い破片、ひらひらしたもの(コーンフレークのフレーク)」という意味を持っており、

snow(雪)+ flake(薄片)=「雪の結晶・ひとひらの雪」を表しています。

 

その他に「非常に繊細な人、傷つきやすい人」を比喩的に表すスラングとしても最近よく使われる表現です。

 

”snowman”は「雪だるま」を意味するパーツ組み合わせ

”snowman”は「雪(snow)+人(man)」を意味するパーツの組み合わせです。

 

 
コダック
文字通り「雪で作った人型」という意味から構成されており、

snow(雪)+ man(人)=「雪だるま」を表しています。日本の「だるま型(2段)」と違って、海外では3段の球体で作られることが多いですよ!

 

その他の”snow”を使用する気象や自然に関する単語についても、下記で紹介していきます。

snowstorm(吹雪), snowdrift(吹き積もった雪の山), snowball(雪玉)

 

”snowdrop”は「スノードロップ(待雪草)」を意味するパーツ組み合わせ

”snowdrop”は「雪(snow)+しずく(drop)」を意味するパーツの組み合わせです。

 

 
コダック
早春に、雪の中から首を垂れるようにして咲く白い花を指す言葉です。

snow(雪)+ drop(しずく型イヤリング・しずく)=「スノードロップ(植物名)」を表しています。

 

その他に snowplow(除雪車)や、snowboard(スノーボード)等も”snow”を基盤パーツとして使用する単語です。

 

”snow”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”snow”の意味と覚え方についてのまとめです。

● ”snow”は単体で強力なイメージを持ち、flakeやman、dropなどのパーツ(単語)と結びつく言葉。
⇒ コアイメージは「白く降り積もり、すべてを覆い包むもの」。
⇒ “snow”=「名詞:雪、降雪」「動詞:雪が降る」の意味。
● 語法・文法のポイント ⇒ 動詞で使う場合は「It snows.」のようにItを主語にする。
● 熟語のポイント ⇒ 比喩表現としての「be snowed under with〜(〜に圧倒される、仕事に追われる)」は重要フレーズ!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」