【語源も分かる】英単語「share」の意味・使い方・語源を徹底解説!divideとの違いは?

 
コダック
今日の英語表現は”share”

「切る、切り分ける」を意味する古英語や、羊の毛などを刈り取る「shear」と同じルーツを持つ単語です。

切り分けたパーツがコアイメージで、“share“=「共有する、分かち合う」「分け前、負担の分担」の意味を持ちますよ!

 

”share”の意味とコアイメージは「切り分けたパーツ」

 

”share(発音:ʃέər / シェア【動詞】【名詞】)”は「共有する、分かち合う」「分け前、負担の分担」の意味を持つ単語です。

元々は大きなひとつのものをいくつかに「切り分けたパーツ」がコアイメージとなっています。

 

 
コダック
ひとつのケーキをみんなで食べられるように、ナイフで「切り分ける(=分ける)」ことや、

切り分けた結果、それぞれの手元に渡るパーツ(=分け前)のこと=”share”なわけですね!

 

”share”は「ひとつのものを分割して、みんなで別々に、あるいは一緒に使う」というイメージが強い単語です。

 

 
ただ単に「分ける」のとは何が違うの??
 
コダック
例えば、部屋や秘密、嬉しかった事などを誰かと「分かち合う」場面を想像してみると分かりやすいですよ!

 

このように”share”で表現するものは、「ただバラバラにするだけでなく、それによって何かを共同で持ったり、一緒に経験したりすること」が多いです。

逆に、物理的に二度とくっつかないように完全に「切断する・分離する」ことなどは、後述する”divide”などを使用します。

 

【重要文法】”share”の使い方・頻出フレーズと例文

 

”share”を使いこなす上で絶対に覚えておきたいのが「share A with B(AをBと共有する)」という語法です。日常会話からビジネスまで非常によく使われます。

また、名詞としての「share(分け前、シェア、株)」も頻出ですので、合わせて確認しましょう。

 

”share”を使った頻出表現・例文

【動詞:〜を共有する、分かち合う】
share A with B(AをBと共有する)
I want to share this room with you.
(私はこの部屋をあなたと共有したい。)

He shared his umbrella with me.
(彼は私と傘をシェアしてくれた[=相合傘をした]。)

We shared the cost of the meal.
(私たちは食事の代金を分け合った[=割り勘にした]。)

【名詞:分け前、シェア、株】
market share(市場シェア、占有率)
The company has a large market share in Japan.
(その会社は日本で大きな市場シェアを持っている。)

do one’s share(自分の分[役割]を果たす)
Everyone must do their share of the work.
(全員が自分に割り当てられた仕事をこなさなければならない。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”share”の関連語:「分ける」を意味する単語との違い

 

せっかく”share”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!

関連語①:動詞 ”divide / distribute” との違い

”share”の類義語
⇒「分ける」の意味を持つ単語”divide / distribute”

 

 
コダック

イメージの違いとしては

share ⇒「ひとつのものを切り分けて、みんなで一緒に・共同で使う」=分かち合う、共有する
divide ⇒「大きなものを別々のグループやパーツに、パカンと真っ二つにする」=分割する、分離する
distribute ⇒「たくさんの人にプリントや商品を、まんべんなく行き渡らせる」=分配する、配る

といった感じです!

 

例文で見る!”share / divide / distribute”のイメージの違い

share profits
「(協力して得た)利益をメンバー全員で分け合う」
⇒ みんなでその恩恵を一緒に共有して喜ぶイメージ。

divide the class into three groups
「クラスを3つのグループに分ける」
⇒ 1つの大きな集団を、境界線を作って別々のチームに切り離すイメージ。

distribute flyers to passersby
「通行人にチラシを配る」
⇒ 1箇所に集まっているものを、大勢のターゲットへ向けて広く散布・配布するイメージ。

 

関連語②:名詞 ”portion / stock” との違い

 
コダック
名詞としての「分け前、割り当て」という意味についても、類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”share”の類義語
⇒「分け前・部分」の意味を持つ名詞”portion / stock”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

share ⇒「全体から切り分けられた、個人に割り当てられるべき当然の権利・負担」=分け前、持ち分
portion ⇒「ある目的のために、全体からあらかじめ切り離された特定の一人分の量」=(食事の)1人前、一部分
stock ⇒「会社の資本を切り分けて、投資家たちが分け持っている権利そのもの」=株式

 

例文で見る!”share / portion / stock”のイメージの違い

● do one’s share of the work
「仕事の自分の持ち分[担当分]をこなす」
⇒ 全体の仕事から、自分が果たすべき義務や責任を切り分けて引き受けるイメージ。

● a large portion of food
「食べ物の大盛り(多すぎる1人前の分量)」
⇒ レストランなどで、お皿に盛り付けられた特定の一人分の割り当てのイメージ。

● buy stocks of the company
「その会社の株式を買う」
⇒ 会社の所有権を細かく切り分けた『パーツ(株)』を保有するイメージ。(※shareも『1株』の意味でよく使われます!)

 

”share”の語源は「shear」 意味は「切り分ける、刈り取る」

 

”share”の語源についても、確認していきましょう。
”share”の語源は「切る、刈り取る」を意味する「shear」という言葉です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”share”の起源について、下記の記載があります。

Origin of share1
First recorded in 1325–75; Middle English noun shar(e), sharre “cutting, division,” Old English scearu “fork of the body, groin”; cognate with Dutch schaar, German Schar “troop”; see shear

Origin of share2
First recorded before 900; Middle English shar(e), sharre, Old English scear, scer; cognate with German Schar; see shear

日本語訳:
share1の起源:1325–75年に初めて記録された。中期英語の名詞「shar(e), sharre(切断、分割)」、古英語の「scearu(体の分岐点、そけい部)」に由来する。オランダ語の「schaar」、ドイツ語の「Schar(群れ、軍勢)」と同系。shear(刈り取る、切る)を参照。
share2の起源:900年より前に初めて記録された。中期英語の「shar(e), sharre」、古英語の「scear, scer」に由来する。ドイツ語の「Schar」と同系。shear(刈り取る、切る)を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”share”はかなり古い時代(古英語期〜中期英語期)から存在しており、ハサミや刃物でチョキンと切り落とす動作を表す「shear」から発祥している模様です。

 

”share”の語源(起源~発祥まで)
● ゲルマン共通の「切る・刈り取る(shear)」という行動

● ひとつのものを刃物でチョキンと切り離す、分割する(cutting, division)

● 切り分けられた結果、各自の手元に残った「ひとつのパーツ・持ち分(share)」へ発展

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「shear」というと、現代でも羊の毛をバリカンで刈り取ったり、ハサミで何かを断ち切ったりするときに使われる言葉です。

 

語源パーツ「shear(切る)」から広がる関連語

 

ここからは構成パーツの面から”share”について覚えていきましょう。
”share”は単体で1つの重要なコアイメージを持っているため、**「share(またはルーツであるshear)自体が、他のたくさんの単語を作る強力な共通パーツ」**として機能しています。

 

“shear”は「切る、刈る」を意味するベースのパーツ

 
コダック
例えば”scissors(ハサミ)”の「scis-」や、”sharp(鋭い=よく切れる)”、さらには布を切り分けて作る”shirt(シャツ)”や”skirt(スカート)”なども、すべて「切る」という同じルーツから枝分かれしてできた単語なんですよ!

 

その他に、切り分けた土地の境界線を表する shore(海岸・岸)なども、陸地と海を「切り分ける場所」という意味から”shear”と同じ仲間です。

 

”shareholder”は「株式を保有する人」を意味する派生語

”share(切り分けられた持ち分=株)” + ”holder(持っている人)” のパーツ構成です。

 

 
コダック
shareholder”は、会社の資本の一部を切り分けて持っている人(=「株主」)を表しています。

 

その他の”share”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

・time-share(リゾートマンションなどの期間固定共同利用権)
・plowshare(すきの刃 ※土を切り分ける金属パーツ)

 

”plowshare”は「土を切り分ける道具」を意味するパーツ

”plow(耕す)” + ”share(切り分ける刃)” のパーツ構成です。

 

 
コダック
農具の「すき(犁)」の先端にあるブレード(刃)のことを”plowshare”と呼びますが、これは「plow(畑を耕す)」ときに、土をきれいに左右に「share(切り分ける)」役割を持っているからなんですね!

 

このように、「切る・分ける」という基本のイメージさえ持っておけば、一見難しそうな単語もすんなり頭に入ってきますよ!

 

”share”の意味と語法・覚え方のまとめ

 

以下、”share”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。

【shareのまとめ】
● ”share”は古英語で「切る・刈り取る」を意味する「shear」と共通のルーツを持つ単語。
● コアイメージは全体から「切り分けたパーツ」。
● 意味は、動詞で「共有する、分かち合う」、名詞で「分け前、負担の分担、株」。

【語法・使い方のポイント】
share A with B(AをBと共有する)の形が超頻出!
● 物理的にバラバラにする(divide)のとは違い、分けたものを「みんなで共同利用する・一緒に体験する」というニュアンスが含まれる。

 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」