【語源も分かって、忘れない】英単語「seem」の意味と使い方・覚え方・文法解説【語源:適する・ふさわしい】

 
コダック
今日の英語表現は”seem”

古ノルド語の「適する、ふさわしい」という言葉に由来する単語です。

「ふさわしい・適している」がコアイメージで、“seem“=「〜のように見える」「〜と思われる」「〜らしい」の意味を持ちますよ!

 

”seem”の意味と使い方 コアイメージは「ふさわしい・適している」

 

”seem(発音:síːm/シーム【動詞】)”は「〜のように見える」「〜と思われる」「〜らしい」の意味を持つ単語です。

語源的な背景から、「状況や外見がその場にふさわしい・適している」というのがコアイメージです。

 

 
コダック
ある人や物の様子が、特定の状態にぴったり「適している(=当てはまっている)」ように見えることから、

客観的・主観的に見て〜な状態のようだ(=「〜のように思われる」という意味=”seem”になるわけですね!

 

”seem”は「(事実かどうかは断定できないけれど)状況や見聞きしたことから、総合的にそう判断できる」というニュアンスが強いです。

 

 
見た目で判断するってこと??
 
コダック
ただの「見た目」だけじゃないのがポイントです!
例えば、同僚の机の上が散らかっていて、ため息をついている。その光景を見て「あ~、この人がこんな感じになってるって事は、、、なんか疲れてるっぽいな」と感じたとします。

このような「状況証拠や過去の経験などを含めて、総合的に判断して~~らしいなあ」というのがseemなんですね。

 

視覚的な見た目だけで「〜に見える」という場合は後述する”look”を、音を聴いて「〜に聞こえる」という場合は”sound”を使用することが多いです。

”seem”の基本例文

・He seems tired.
(彼は疲れているように見える[思われる]。)
・This problem seems difficult.
(この問題は難しそうだ。)
・You seem happy today.
(今日はなんだか嬉しそうですね。)

 

”seem”の関連語:「〜に見える」を意味する単語”look/appear”との違い

 
コダック
せっかく”seem”を覚えるなら、似たような意味を持つ単語も一緒に整理してしまいましょう!

”look”や”appear”も「〜に見える」と訳されることが多いですが、ニュアンスが違いますよ!

 

”seem”の類義語
⇒「〜に見える」の意味を持つ単語”look/appear”

 

 
それぞれの表現にどんな違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いはこんな感じです!

seem ⇒「外見だけでなく、周囲の状況や話し手の主観をもとに総合的に判断して」=〜と思われる、〜らしい
look ⇒「視覚的な見た目、パッと見の印象だけでストレートに」=(目つきや服装が)〜に見える
appear ⇒「公の場や表面上の事実として、客観的にそう見える(やや堅い表現)」=〜のように見受けられる

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいですよね…汗
それぞれのイメージを実際の例文を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”seem/look/appear”のイメージの違い

●She seems rich.
「(乗っている車や普段の言葉遣い、雰囲気などから総合的に判断して)彼女はお金持ちのようだ」
⇒ 状況証拠や内面的な推測を含むイメージ

●She looks rich.
「(今身につけている高級ブランド品の服や時計を見て)彼女はお金持ちそうに見える」
⇒ 視覚的な情報が100%のイメージ

●He appears to be innocent.
「(裁判や公式な調査結果、表面的な証拠の上では)彼は無罪であるように見受けられる」
⇒ 客観的かつフォーマルなニュアンスのイメージ

 

”seem”の文法・語法 定番フレーズと重要ルール

 
コダック
”seem”は日常会話でも試験でも、使われるパターンがほとんど決まっています!

代表的な使い方をセットで押さえておくと、英語力がグッと上がりますよ!

 

”seem”の重要文法
⇒「seem to do」「It seems that 〜」「seem like 〜」

 

 
コダック

それぞれのパターンの違いとしては

① seem to do ⇒「主語(人や物)が〜する[である]ように思われる」=主語を強調する形
② It seems that 〜 ⇒「〜という状況であるらしい」=出来事全体を一歩引いて客観的に描写する形
③ seem like 〜 ⇒「〜みたいだ、〜のように思える」=名詞や文を続けて、よりカジュアルに表現する形

といったイメージです。特に①と②は学校のテストで「書き換え問題」としても定番ですね!

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”seem”の使い方と書き換え

【① 主語 + seem to do】
●The plan seems to be perfect.
(その計画は完璧であるように思われる)
⇒ 「その計画(The plan)」にスポットライトが当たっている表現

●He seems to know the truth.
(彼は真実を知っているようだ)

【② It seems that + 主語 + 動詞】
It seems that the plan is perfect.
(どうやらその計画は完璧なようだ)
⇒ 「計画が完璧であるという全体の状況」を語っている表現

It seems that he knows the truth.
(どうやら彼は真実を知っているようだ)
※①と②は上記のように書き換えが可能です!

【③ 主語 + seem like + 名詞/文】
●It seems like a good idea.
(それは良いアイデアのように思えるね)
⇒ 日常会話で非常に頻出するカジュアルな表現です!

●It seems like it’s going to rain.
(雨が降り出しそうだね)

 

 

”seem”の語源は古ノルド語「sœma」 「適する」が「〜と思われる」に変化した理由

 

”seem”の語源についても、確認していきましょう。

”seem”の語源をさかのぼると、英語ではなく、かつて北欧のバイキングたちが話していた古ノルド語の「sœma(適する、ふさわしい)」という言葉に行き着きます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”seem”の起源について、下記の記載があります。

Origin of seem
First recorded before 1150–1200; Middle English seme, from Old Norse sœma “to befit, beseem,” derivative of sœmr “fitting, seemly”; akin to sōmi “honor”

日本語訳:1150〜1200年より前に初めて記録された。中期英語の「seme」から来ており、これは古ノルド語の「sœma(適する、似合う)」に由来する。さらにそれは「sœmr(適切な、ふさわしい)」の派生語であり、古英語や古ノルド語の「sōmi(名誉)」とも同源である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かるように、”seem”は12世紀頃(中期英語の時代)にバイキングの言葉(古ノルド語)から英語に取り入れられた単語です。

 

ここで気になるのが、「適する・ふさわしい」という意味が、なぜ現代の「〜のように思われる」という意味に変化したのか?という点ですよね。

実は、昔は「客観的な事実や状況に”ぴったり当てはまっている(適している)”」というニュアンスで使われていました。
そこから、「状況にぴったり当てはまる」⇒「(状況から判断して)そう表現するのがふさわしい」⇒「〜であるように思われる(〜らしい)」というように、状況証拠からの推測や判断を表す言葉へと意味が広がっていったのです。

 

”seem”の語源と意味の変化(起源~発祥まで)
●古ノルド語「sœma」(適する、似合う)

●中期英語「seme」(状況にぴったり当てはまる、ふさわしい)

●意味の変化:「〜と言うのが状況にふさわしい」⇒「(状況から推測して)〜のようだ」

●現代英語「seem」(外見や周囲の状況から総合的に判断して「〜のように思われる」)

 

 

 
コダック
「状況にぴったり当てはまる」という本来の語源を知っていると、前述した「ただ見た目だけで判断する”look”」とのニュアンスの違いがよりハッキリ分かりますよね!

ちなみに「sœmr(適切な、ふさわしい)」という言葉からは、現代でも「seemly(品の良い、礼儀にかなった)」という単語が残っており、古い語源の面影をそのまま伝えていますよ。

 

 

語源・派生語で覚える”seem”の関連語「seemly」「seemingly」など

 

ここからは派生語や構成パーツの面から、”seem”の関連表現について覚えていきましょう。

”seem”単体は接頭辞や語根などに分解できるタイプの単語ではありませんが、コアイメージである「適する・ふさわしい」を意識しながら展開していくと、関連語も一気に覚えることができますよ!

 

ここからは、テストや日常会話でも役立つ各関連語について紹介していきます。

 

“seemly”は「ふさわしい、上品な」を意味する形容詞

”seemly(発音:síːmli)”は「ふさわしい、見栄えの良い、上品な」を意味する形容詞です。

 

 
コダック
語尾に「-ly」がついていますが、副詞ではなく形容詞なのがポイントです!

語源の「適している・ふさわしい」という意味合いが色濃く残っている単語ですね。

 

例えば ”seemly behavior” という表現は「上品な振る舞い(=その場にぴったり適している態度)」という意味になります。

 

また、これに否定を表す接頭辞「un-」をくっつけた ”unseemly(不体裁な、見苦しい、無作法な)” もよく一緒に使われる単語です。「その場に適していない(un-)態度」とイメージすると覚えやすいですね。

 

”seeming”と”seemingly”:「外見上は〜」を表す単語

”seem(〜のように見える)”が変化した、”seeming(形容詞)””seemingly(副詞)”もよく登場する表現です。

 

”seeming”と”seemingly”の意味

● seeming【形容詞】:外見上の、うわべの
⇒ (実際は違うかもしれないが)表面上はそのように見えること。

● seemingly【副詞】:見たところでは、どうやら〜らしい
⇒ 状況から判断して、パッと見は〜のように思えること。

 

 
コダック
とくに”seemingly(シーミングリィ)”は、ニュース記事や長文読解などで「一見すると〜だが、(実は…)」と対比を生み出す際によく使われる重要な副詞です!

例:a seemingly impossible task(一見すると不可能に思える任務)

 

”beseem”は「〜に適合する、似合う」を意味する古い単語

”beseem(発音:bisíːm)”は「〜に適合する、〜にふさわしい」を意味する動詞です。

 

 
コダック
これは「be-(完全に〜にする、強意)」+「seem(適する)」のパーツ構成から成り立っています。

主語がその人に「完全に似合っている・ふさわしい」状態を表しています。

 

現代の日常会話ではほとんど使われない古い表現(古語・文章語)ですが、古典文学や詩などを読むと出会うことがある単語です。知識として「be + seem」の構造を知っておくと面白いですよ。

 

”seem”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”seem”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”seem”は語源「sœma」に由来し、コアイメージは状況や外見がその場に「ふさわしい」「適している」
⇒”seem”=「〜のように見える」「〜と思われる」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「seem to do」と「It seems that 〜」の書き換えをマスターする
●派生語のポイント ⇒語源の意味が残る「seemly(上品な・ふさわしい)」や、長文でよく出る「seemingly(見たところでは)」などをセットで覚える
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」