dessert イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「dessert」の意味と使い方・覚え方・文法解説【des-(片付ける)+servir(給仕する)=テーブルを片付けた後に出すもの】

 

 
コダック
今日の英語表現は”dessert”

フランス語の「des-(=dis- 片付ける)」+「servir(=serve 給仕する)」のパーツで構成されている単語です。

「テーブルを片付けた後に出すもの」がコアイメージで、“dessert”=「デザート」「食後の甘味」の意味を持ちますよ!

 
 
砂漠を表す”desert”とほとんど一緒なんだよね。
 
コダック
後述しますが、「お菓子(Strawberry や Sweet)はたくさん欲しいよね~」という事で「sが2つのほう(dessert)がデザート!」と覚えるといいですよ!

”dessert”の意味と使い方 コアイメージは「テーブルを片付けた後」

 

”dessert(発音:dizə́ːrt/ディザート【名詞】)”は「デザート」「食後の甘味」の意味を持つ単語です。

「des-(片付ける)」+「servir(給仕する)」のパーツで構成されている単語で、「テーブルを片付けた後に出すもの」がコアイメージです。

 

 
コダック
メインの料理をすべて出し終えて(servir)、そのお皿やナイフ・フォークをすべてテーブルから綺麗に片付けた(des-)状態にすること。

つまり、「メインの食事の片付けが完全に終わった後、改めて新しく出されるお楽しみのひと皿」=「デザート」なわけですね!

 

”dessert”の語法・文法解説(可算・不可算について)

”dessert”を上手に使いこなすために、おさえておきたい文法的なポイントを解説します。

① 基本的には「数えられる名詞(可算名詞)」
”dessert”は基本的に可算名詞として扱われます。レストランのメニューにある特定のデザート(ケーキやプリンなど具体的な一皿)を指すときは、複数形(desserts)にすることができます。
(例:They serve various desserts. / 彼らは様々なデザートを提供している。)

② 日常会話で超頻出の重要フレーズ
実際の英会話では、単体で使うよりも特定の決まったフレーズで登場することが非常に多いです。以下の2つは丸ごと覚えてしまいましょう!

  • for dessert:「デザートに」「デザートとして」という意味の最もよく使われる表現です。前置詞は「for」を使うのがポイントです。
  • save room for dessert:「デザートのために(お腹の)スペースを空けておく(=別腹を残しておく)」という意味の定番フレーズです。

 

 
「皿を下げた後」に出るものかぁ…。だから「デザートのために別腹を空けておく(save room for dessert)」なんて表現がぴったりなんだね!
 
コダック
その通りです!コース料理などを想像すると分かりやすいですよ!
お肉やお魚のメインディッシュのお皿がテーブルの上からすべて片付けられた後に、いよいよ甘いスイーツとコーヒーが運ばれてきますよね。

dessert イメージ図

このように”メインの食事が終了し、テーブルがリセットされた後に楽しむもの”という意味から、日常のディナーの会話から高級レストランでの注文にいたるまで広く使用されます。

日常会話で使える!”dessert”の例文

・What would you like for dessert?
(デザートには何にいたしますか?)
・She ordered chocolate cake as a dessert.
(彼女はデザートとしてチョコレートケーキを注文した。)
・I’m full, but I always save room for dessert.
(お腹いっぱいだけど、デザートはいつも別腹だよ。)
・What’s for dessert tonight?
(今夜のデザートは何?)
・We had fresh strawberries for dessert.
(私たちはデザートに新鮮なイチゴを食べた。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”dessert”の文法・スペル注意点 砂漠(desert)との違いと覚え方

1. 最大の罠!「s」が1つの ”desert” は「砂漠」

学校のテストや資格試験で最も間違えやすいのが、スペルの「s」の数です。
dessert(sが2つ)= デザート(食後の甘味)
desert(sが1つ)= 砂漠(さばく) / 【動詞】〜を見捨てる

これらはスペルだけでなく、発音とアクセントの位置も大きく異なります!

 

【発音とアクセントの違い】
dessert(デザート):発音は【dizə́ːrt】。アクセントは後ろ(ザー)にあります(ディザート)。
desert(砂漠):発音は【dézərt】。アクセントは前(デ)にあります(ザート)。
※ちなみに、desertが「〜を見捨てる」という動詞になると、デザート(dessert)と同じ後ろアクセントになるので注意しましょう!

 

 
コダック
スペルの覚え方のコツは、「お菓子(Strawberry や Sweet)はたくさん欲しいから、sが2つのほう(dessert)がデザート!」と覚えるのがおすすめですよ!
逆に、砂漠(desert)は砂(Sand)しかないから「sが1つだけ」と関連付けるのも効果的です!

 

”dessert”の関連語:「甘いもの・おやつ」を意味する単語”sweets/snack”

 
コダック
せっかく”dessert”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ関連語も一緒に覚えて使い分けられるようになりましょう!

例えば”sweets”や”snack”なども日本語では「甘いもの、おやつ、お菓子」と訳されますが、英語では明確なニュアンスの違いがあります。

 

”dessert”の類義語
⇒「甘いもの・おやつ」の意味を持つ単語”sweets/snack”

 

 
なるほど…、日本語だとどれも「お菓子」って言っちゃうけど、違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下の通りです!

dessert⇒「しっかりとした食事の後に、締めくくりとしてテーブルの上で食べる甘いもの」=食後のデザート
sweets⇒「チョコレート、キャンディ、クッキーなど、糖分が多くて甘いお菓子全般(※イギリス英語でよく使う)」=砂糖菓子・甘いもの全般
snack⇒「食事と食事の間に食べる、ポテトチップスや軽食など、甘いものに限らない「おやつ」」=おやつ・軽食

といった感じです!

 
食べるタイミングや、食べ物の種類によってきっちり分かれてるんだね!
 
コダック
そうなんです!特に「ポテトチップス」は甘くないので sweets とは言わず snack になります。
実際の表現を見ながら、イメージの違いを確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”dessert/sweets/snack”のイメージの違い

●have ice cream for dessert
「(夜ご飯をしっかり食べた後の)締めくくりとしてアイスを食べる」
⇒ 食事というイベントの最後に組み込まれているイメージ

●Children love sweets like chocolate and candy.
「子供たちはチョコやキャンディのような甘いお菓子が大好きだ」
⇒ 砂糖がたっぷり使われている、いわゆる「駄菓子・甘味」そのもののイメージ

●have a mid-afternoon snack
「午後3時の間食(おやつ)を食べる」
⇒ 小腹が空いたときにちょっとつまむ、ポテチや軽食も含んだおやつのイメージ

 

”dessert”の語源と歴史:フランス語の「desservir(テーブルを片付ける)」から生まれた言葉

”dessert”の語源は、古期フランス語から派生したフランスの動詞「desservir」に遡ります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”dessert”の起源について、下記の記載があります。

Origin of dessert
First recorded in 1780–90; from French, derivative of desservir “to remove what was served, clear the table,” from Old French, from des- dis- 1 + servir “to serve” ( see serve)

日本語訳:1780〜90年に初めて記録された。フランス語の desservir(出されたものを取り除く、テーブルを片付ける)の派生語であり、古期フランス語の des-(=dis- 否定・除去)+ servir(=serve 給仕する)に由来する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容にあるように、”dessert”は「給仕されたものを下げる=テーブルを片付ける(desservir)」という動作そのものが元になっています。

これには、当時のフランスの食文化が深く関わっています。

 

中世から近世にかけての貴族の宴会や本格的なコース料理では、テーブルいっぱいにたくさんの料理が並べられていました。メインの食事が終わると、次に甘いお菓子や果物を出すために、テーブルの上のお皿やナイフを一旦すべて綺麗に片付ける(クリアにする)必要があったのです。

この「テーブルを完全に片付けた(desservir)後に提供されるもの」という意味合いから、食後の甘味そのものを「dessert」と呼ぶようになりました。

 

その後、この優雅な食文化とともにイギリスにも言葉が伝わり、18世紀後半には英語の「dessert」としてしっかりと定着していったという歴史があります。

 

”dessert”の語源(起源~発祥まで)
古期フランス語:des-(外す・否定)+ servir(給仕する)

フランス語:desservir(食事のお皿を片付ける、テーブルをクリアにする)

歴史的背景:メイン料理の後にテーブルを一度リセットしてから甘いものを出す食文化

1780年代以降:英語の「dessert(お皿を綺麗に下げた後に食べるもの=食後の甘味)」として定着

 

 

 
コダック
「食事の給仕(serve)を、打ち消してゼロにする(des-)」という片付けの動作が、そのまま「食後のデザート」という名前に結びついたんですね!

当時の豪華なディナーの光景を思い浮かべると、ただ暗記するよりも単語のイメージがずっと鮮明になりますよ!

 

 

構成パーツで覚える”dessert” 「des-」+「servir」

ここからは、単語を細かく分解して、構成パーツの面から”dessert”を深く理解していきましょう!

”dessert”は、「des-(離して・除去・否定)」「servir(給仕する・仕える)」という2つのパーツが組み合わさってできた単語です。

それぞれのパーツが持つ意味や、同じパーツを持つ他の英単語をあわせて見ることで、単語のイメージがより鮮明に記憶に定着しますよ!

 

1. 接頭辞「des-」:元あったものを「分離」「除去」「否定」するパーツ

”des-”は、フランス語由来の接頭辞で、英語の「dis-」「de-」と同じ役割を持っています。主な意味は、「〜を外す」「元の状態をひっくり返す(否定・除去)」「引き離す」です。

 

 
コダック
英語の「dis-」をイメージすると分かりやすいですよ!
例えば、以下のようなお馴染みの単語も、この「除去・否定」のパーツが使われています。

discover(発見する)
⇒ dis-(外す・ひっくり返す)+ cover(覆う)= 覆いを取り除く → 「発見する」
dislike(嫌う)
⇒ dis-(否定)+ like(好む)= 好まない → 「嫌う・苦手とする」

”dessert”における「des-」も、まさにこの「出された食事を片付ける・取り去る」という除去のニュアンスを担っているわけですね!

 

2. 語根「servir」:「給仕する」「仕える」「食事を出す」パーツ

”servir”は、英語の動詞「serve(食事を出す、仕える)」の大元になったパーツです。ラテン語の「仕える(servire)」という言葉に由来しており、「誰かのために働く」「お皿に食べ物を載せて差し出す」という意味を持っています。

 

 
コダック
この「servir(serve)」のパーツは、日常生活でもよく耳にする多くの英単語のベースになっています。
関連語をセットで覚えると、語彙力が一気にアップしますよ!

 

servant(使用人、召使い)
⇒ serve(仕える)+ -ant(〜する人)= 主人に仕えて働く人 → 「使用人・従者」

service(奉仕、接客、サービス)
⇒ serve(仕える)+ -ice(名詞にするパーツ)= 誰かに仕えること・尽くすこと → 「サービス・接客・公的事業」

deserve(〜に値する、〜を受ける権利がある)
⇒ de-(完全に・しっかりと)+ serve(仕える)= 主人に完全に仕えるだけの価値がある → 「〜に値する」

 

 
コダック
このように、パーツそれぞれの意味を理解すると、「食事を出すこと(servir)」「ひっくり返して無くす(des-)」、つまり「テーブルの上をすべて片付けた後に登場するもの」= “dessert”(デザート)というストーリーが綺麗に繋がりますね!

 

”dessert”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”dessert”の意味と、絶対に忘れないためのポイントをまとめましょう!

 

● ”dessert”の成り立ちとコアイメージ
・「des-(片付ける・除去)」+「servir(給仕する)」の2つのパーツからなる単語。
・コアイメージは「メインの皿を綺麗に下げた後に出されるお楽しみの一皿」
・そこから、”dessert”=「デザート」「食後の甘味」という意味になります。

● スペル・文法の超重要ポイント
・スペルで「s」が1つの「desert」は「砂漠(さばく)」になるので要注意!
・覚え方のコツ:「お菓子(Strawberry や Sweet)はたくさん欲しいから、sが2つのほう(dessert)がデザート!」と記憶しましょう。

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」