【語源も分かって、忘れない】英単語「regular」の意味と使い方・覚え方・文法解説【regul-(ルール・基準)+-ar(〜に関する)=ルールに従ってまっすぐな状態】

日常会話やビジネスシーンでも頻繁に登場する英単語”regular”
日本語でも「レギュラーメンバー」や「レギュラーサイズ」のように使われていますが、英語本来のニュアンスをしっかり掴めているでしょうか?

 

 
コダック
結論から言うと、”regular”のコアイメージは

「ルール(基準)に従ってまっすぐな状態」です。

“regular”のコアイメージと意味

前述した「ルールや基準に沿っている」というイメージから派生して、大きく分けて以下の3つの意味で使われます。

 

  • 規則正しい、定期的な、いつもの(時間のルールに従う)
  • 通常の、標準の、普通の(サイズの基準に従う)
  • 常連の、正規の(お店へ行く頻度のルールに従う)

 

それぞれの意味について、例文と一緒に詳しく見ていきましょう!

1. 規則正しい、定期的な、いつもの

時間の「ルール」に従って一定の間隔で繰り返される、という意味合いです。
「定期的なミーティング」や「規則正しい生活」などを表現する際によく使われます。

 

We hold regular meetings every Monday.
(私たちは毎週月曜日に定期的な会議を開きます。)

It’s important to get regular exercise.
規則正しい運動をすることが重要です。)

 

2. 通常の、標準の、普通の

サイズや種類が「基準」にぴったり合っている、特別ではない通常のもの、という意味です。
飲食店などで「普通サイズ」を注文する時にも活躍します。

 

I’ll have a regular coffee, please.
普通の[レギュラーサイズの]コーヒーをお願いします。)

My regular doctor is on vacation.
(私のいつもの[かかりつけの]医者は休暇中です。)

 

3. 常連の、正規の

お店などに「規則正しく(定期的に)来る」ことから「常連の」という意味になります。
名詞として単独で「常連客」という意味で使われることも多いです。

 

He is a regular customer at this cafe.
(彼はこのカフェの常連客です。)

The bartender knows what the regulars want to drink.
(そのバーテンダーは、常連客たちが何を飲みたいか知っている。)

 

 

“regular”の使い方・語法と頻出フレーズ

”regular”を実際の英会話で使いこなすための、重要な語法や頻出フレーズをまとめました。

 

頻出フレーズ:on a regular basis(定期的に)

ビジネスでも日常会話でも非常によく使われる表現です。「定期的に」「普段から」という意味で、文末に置いて使われることが多いです。

 

We clean the office on a regular basis.
(私たちは定期的にオフィスを掃除します。)

 

派生語・対義語も一緒に覚えよう!

”regular”を使う上で文法的に押さえておきたいのが、副詞形と対義語です。
後半の「まとめ」にも記載していますが、テストや会話でも頻出するポイントです。

 

 
コダック
● 副詞形:regularly(定期的に、規則正しく)
例:I check my emails regularly.(私は定期的にメールをチェックしています。)

● 対義語:irregular(不規則な、不定期な)
否定を表す接頭辞「ir-」がつくことで、ルールから外れた「不規則な」という意味になります。

 

 

構成パーツ(語源)で覚える”regular”:「regul-(ルール)」+「-ar(〜に関する)」

ここからは構成パーツ(語源)の面から”regular”についてさらに深く理解していきましょう。

”regular”の構成パーツは、大きく「regul-(ルール・基準)」と「-ar(〜に関する・〜の性質の)」の2つに分けられます。
この2つが合わさることで、「ルール(基準)に関する」⇒「ルールに従っていてまっすぐな」⇒「規則正しい、いつもの」という意味が生まれました。

 

つぎから各パーツについてさらに詳しく紹介していきます。

“regul-“は「ルール・基準・まっすぐ導く」を意味するパーツ

”regul-”は「ルール・基準」を意味するパーツですが、もともとはラテン語の「regula(定規、物差し)」に由来しています。
さらに歴史を遡ると、印欧語根の「reg-(まっすぐ動かす、導く、支配する)」というイメージに行き着きます。
つまり、「定規で線を引いたようにまっすぐで、乱れがない状態」が、”regular”の持つ「規則正しい」というニュアンスの根幹なのです。

 

 
コダック
例えば”regulate”という単語は「regul-(ルール・基準)」+「-ate(動詞にするパーツ)」で構成されており、

ルールに従わせる(=「規制する、調整する」)を表しています。

 

実は皆さんがよく知っている「right(正しい、右)」や「rule(規則)」も、同じ語根「reg-」から生まれた親戚の単語です。
また、「まっすぐ導く」というコアイメージは「人々を導く・支配する」という意味にも広がり、そこから「royal(王の)」「rich(豊かな)」「region(支配する地域)」などの単語も生まれました。語源を知ると、一見バラバラな単語が繋がって面白いですね!

 

regulation(規則・規制)、regulator(調整装置)、direct(まっすぐな、指導する)、correct(正しい、訂正する)、region(地域)

 

”-ar”は「〜に関する・〜の性質の」を意味する形容詞化パーツ

”-ar”は名詞にくっついて、「〜に関する・〜の性質の」を意味する形容詞を作るパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
例えば”similar”という単語は「simil-(同じ、似ている)」+「-ar(〜の性質の)」のパーツで構成されており、

同じような性質を持っている(=「似ている、同様の」)を表しています。

 

この「-ar」、実は「-al(〜の)」というパーツ(例:national, normal)が変化した姿なんです。
前に来る単語の語幹にすでに「l(エル)」の音が含まれている場合、「L」の音が連続すると舌の動きが難しくなり、発音しづらくなります。
それを避けるために、後ろの「-al」が「-ar」に変化する(異化と呼ばれる現象)という英語の法則があります。(例:regul-ar)

 

polar(極地の)、solar(太陽の)、lunar(月の)、familiar(よく知られた、親しい)

 

 

構成パーツで覚える”regular” 「regul-」+「-ar」

ここからは英単語を構成するパーツ(語源)の視点から、”regular”についてさらに深く理解していきましょう。
単語を丸暗記するのではなく、パーツごとの「コアイメージ」を掴むことで、他の単語にも応用が効くようになりますよ!

”regular”の構成パーツは、大きく「regul-(ルール・基準)」+「-ar(〜に関する・〜のような)」の2つに分けられます。

 

次から各パーツについて、詳しく解説していきます。

“regul-” は「ルール・基準(まっすぐ導く)」を意味するパーツ

”regul-” は「ルール・基準」や「規則」を意味するパーツです。
この語源をさらに歴史を遡って見ていくと、印欧語根の「reg-(まっすぐ動かす、導く、支配する)」というイメージに行き着きます。

昔の人々が「まっすぐな棒(定規)」を使って線を引いたり、物事の基準を定めたりしたことから、「物理的にまっすぐな状態」=「正しいこと・規則・ルール」へと意味が発展していきました。

 

 
コダック
例えば ”regulate” という単語は「regul-(ルール・基準)」+「-ate(動詞にするパーツ)」で構成されています。

対象をルールに従わせる、つまり「規制する、統制する、調整する」という意味になるんですね!

 

実は皆さんがよく知っている「right(正しい、右)」や「rule(規則)」も、この「reg-(まっすぐ)」という同じ語源から生まれた親戚の単語なんですよ!
他にも「正しい方向へまっすぐ導く」というイメージから、以下のような多くの重要単語が派生しています。

 

regulation:規則、規制(regulateの名詞形)
direct:直接の、まっすぐな、指導する(di+rect:完全に+まっすぐにする)
correct:正しい、訂正する(cor+rect:完全に+まっすぐにする)
rectangle:長方形(rect+angle:まっすぐな+角)

 

”-ar” は「〜に関する・〜の性質の」を意味する形容詞化パーツ

”-ar” は名詞の末尾にくっついて、「〜に関する・〜の性質の」という意味の形容詞を作るパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
例えば ”similar” という単語は「simil-(同じ、似ている)」+「-ar(〜の性質の)」のパーツで構成されており、

同じような性質を持っている、つまり「似ている、同様の」という意味を表しています。

 

ここからが面白いポイントなのですが、この「-ar」は、実は「-al(〜の)」というパーツ(例:norm-al, logic-al)の変形バージョンなんです。

前に来る単語の語幹にすでに「l(エル)」の音が含まれている場合、人間にとって「l」と「l」を続けて発音するのは舌が回らず非常に言いづらいですよね。(例:regul-al は言いにくい!)
そのため、発音のしづらさを避けるために「-al」が「-ar」に変化する(異化)という英語の法則があるんです。(例:regul-ar)

 

solar:太陽の(sol+ar)
polar:極地の(pole+ar)
lunar:月の(luna+ar)
familiar:よく知られた、親しい(family+ar)

 

 

”regular”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

ここまで解説してきた ”regular” の意味と覚え方についてのまとめです。

”regular” は「regul-(ルール・基準)」+「-ar(〜に関する)」のパーツで構成されている
⇒ 語源のコアイメージは「ルール(基準)に従ってまっすぐな状態」
⇒ そこから派生して “regular”=「規則正しい、定期的な、いつもの」「通常の、正規の、常連の」 の意味になる

語法・文法のポイント
⇒ 副詞形は「regularly(定期的に、規則正しく)」
⇒ 対義語は、否定を意味する接頭辞「ir-(in-の変形)」がついた「irregular(不規則な)」となる点もテストで狙われやすいのでセットで覚えましょう!

 
 
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」