【語源も分かる】英単語「know」の意味・使い方・文法解説!進行形にできない理由や類義語との違いも

 
コダック
今日の英語表現は”know”

非常に歴史が古く、単語単体で深く根を張っている基本動詞です。

「対象を他と区別してはっきりと見分ける・頭の中で捉えている」がコアイメージで、“know”=「知っている」「分かっている」の意味を持ちますよ!

 

”know”の意味とは?コアイメージは「はっきりと見分ける」

 

”know(発音:nóu/ノウ【動詞】)”は「知っている」「分かっている」の意味を持つ単語です。

単語そのものが非常に古い起源を持っており、「対象を他と区別して、はっきりと見分ける」がコアイメージです。

 

 
コダック
ただ「情報として頭に入っている」だけではなく、その人やモノの形・性質を頭の中でしっかりと識別できている状態のこと。

だから、事実を知識として持っている時だけでなく、誰かと「知り合いである」と言いたい時にも”know”を使うわけですね!

 

”know”は動詞として、日常会話から学術的な文脈まで最頻出する単語の1つです。頭の中にすでにその情報がしっかりと定着している「状態」を表すのが特徴です。

 

 
「知っている状態」かぁ…
 
コダック
例えば「I know the answer.(答えを知っている)」と言うとき、頭の中に答えのマップが最初から綺麗に描かれているイメージです。探したり考えたりしている最中ではなく、すでに脳内に「ある」状態を指すんですね。

 

”know”の基本的な例文

・Do you know where the station is?
(駅がどこにあるか知っていますか?)

・I have known her since we were children.
(子供の頃から彼女と知り合いです[彼女を知っている状態が続いている]。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【超重要】”know”の使い方「直接知る」と「間接的に知る」の違い

 

”know”を使う上で、日本人が間違いやすいポイントがあります。それは「直接知っているのか、噂や知識として知っているのか」の違いです。

前置詞の有無で変わる”know”のニュアンス

① know 〜(直接知っている・面識がある)
対象を直接経験して知っている、または人物と個人的な知り合いである場合に使います。
・I know him well.
(彼とはよく知っている仲だよ。=個人的に面識がある)

② know about 〜(〜について詳しく知っている)
見聞きして、そのことに関する詳細な情報を持っている場合に使います。
・I know about him.
(彼のことについては知っているよ。=面識はないが、どんな人か情報は知っている)

③ know of 〜(〜の存在を知っている・聞いたことがある)
「about」よりも知識が浅く、名前や存在を見聞きしたことがある程度の場合に使います。
・I only know of him.
(彼のことは名前(存在)だけは知っているよ。)

 

”know”の文法・語法!絶対に進行形にできない「状態動詞」のルール

 

1. 原則として進行形(is knowing)にはできない!

”know”は「知っているという状態」を表す動詞です。英語では、5秒ごとに「知ったり」「忘れたり」を繰り返すようなパタパタした動作はできないため、進行形(am knowing / is knowing)にすることはできません。
「今まさに知っているよ!」と言いたい時でも、進行形にはせず普通に **”I know.”** と表現します。

例文

×:I am knowing the truth.(今、真実を知っているところだ)
◯:I know the truth.(真実を知っている)

 

2. 覚えておきたい”know”の定番フレーズ・構文

動詞としての使いこなしをグッと高めるための重要フレーズです。

 

【knowの定番フレーズと例文】

know how to do(〜のやり方を知っている・〜できる)
Do you know how to use this app?
(このアプリの使い方を知っていますか?)

be known to 〜(〜に知られている ※受動態のときbyではなくtoを使う定番表現)
The singer is known to many young people.
(その歌手は多くの若者に知られている。)

as far as I know(私の知る限りでは)
As far as I know, he is not coming today.
(私の知る限りでは、今日彼は来ません。)

 

”know”と類義語(understand / realize)の違い・使い分け

 
コダック
せっかく”know”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”understand”や”realize”なども「分かる、理解する」を意味する単語ですよ!

 

”know”の類義語
⇒「分かる」の意味を持つ単語”understand/realize”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

know⇒「情報や知識、面識がすでに頭の中に「状態としてある」」=(知識として)知っている
understand⇒「物事の仕組み、理由、言葉の意味を論理的に「理解する」」=(仕組みを)理解している
realize⇒「頭の中の想像ではなく、現実(real)としてハッと「実感する・気がつく」」=(ハッと)気づく、実感する

といった感じです!

 
単にデータが頭にあるのと、その中身をしっかり噛み砕いて理解しているのとでは違うんだね!
 
コダック
その通りです!「事実」を共通のテーマにした具体的な例文で、その感覚の差を見てみましょう!

 

例文で見る!”know/understand/realize”のイメージの違い

●I know the fact.
「(データやニュースとして)その事実を知っている」
⇒ 頭の中にその情報がファイルとして保存されているイメージ

●I understand the fact.
「(なぜそんな事になったのか、背景や理由を含めて)その事実を理解している」
⇒ 筋道や因果関係をしっかり飲み込めているイメージ

●I realized the fact.
「(今までうっかり見落としていたけれど)その事実にハッと気がついた・実感した」
⇒ 頭の中で電球がピカーッと光って、現実を身に染みて感じた瞬間のイメージ

 

”know”の語源は900年以前の古英語!親戚には「can」や「gnostic」も

 

”know”の語源についても、確認していきましょう。

”know”は英語の歴史の中でもトップクラスに古いルーツを持っています。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”know”の起源について、下記の記載があります。

Origin of know
First recorded before 900; Middle English knowen, knawen, Old English gecnāwan; cognate with Old High German -cnāhan, Old Norse knā “to know how, be able to”; akin to Greek gignṓskein, Latin (g)nōscere, Sanskrit jñātá “known”; see also can, gnostic

日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語の knowen, knawen、古英語の gecnāwan に由来する。古高ドイツ語の -cnāhan、古ノルド語の knā(やり方を知っている、できる)と同系であり、ギリシャ語の gignṓskein、ラテン語の (g)nōscere、サンスクリット語の jñātá(知られている)と同類である。can, gnostic も参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”know”は西暦900年より前の古代の英語(古英語)の時代からずっと使われてきた言葉。さらに、他のヨーロッパ言語や古いギリシャ語・ラテン語とも広く血の繋がった「歴史の超エリート単語」である模様。

 

”know”の語源(起源~発祥まで)
インド・ヨーロッパ祖語の「gno-(知る・認識する)」

ゲルマン共通祖語を経て、古英語の「gecnāwan」へ(900年以前)

中期英語の「knowen / knawen」へ形を変える

現代英語の「know(はっきりと見分けて知っている)」として定着

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに解説にある通り、「〜できる・能力がある」の **can** や、「知識」を意味するギリシャ語由来の **gnostic(グノーシス・知識の)** も同じルートから生まれた親戚なんです!

 

歴史的な繋がりで覚える!”know”の関連語

 

”know”は接頭辞などに分解できる単語ではありませんが、先ほどの語源にあったギリシャ語・ラテン語の「gno- / no-(知る・区別する)」というコアな根っこを知っていると、他の難単語も一発で記憶できるようになります!

 

つぎからその「知識の根っこ」を持つ仲間を紹介していきます。

“k”を発音しない「kn-」の仲間たち

”know”は最初の「k」を発音しませんよね。これは古英語の名残です。同じように「kn-」で始まって頭の文字を発音しない単語には、人間の動作や知恵に関わる古い言葉がたくさんあります。

 

 
コダック
例えば”knowledge”という単語は「know(知っている)」に名詞を作るパーツがくっついたもので、

「知識、認識」を表しています。

 

その他に knee(ひざ)や knife(ナイフ)等も、同じように「k」を発音しない歴史の古い単語の仲間です。

 

ラテン語・ギリシャ語の「gno- / no-(知る)」を受け継いだ仲間

”know”と同類とされるラテン語などの根っこを持つ単語は、現代英語の中で「カチッとした専門用語」としてたくさん生き残っています。

 

 
コダック
例えば”ignore”という単語は「i-(否定・ない)」+「gnore(知る)」というパーツで構成されており、

知ろうとしない、頭に入れない=「無視する、知らないふりをする」を表しています。

 

その他の「知る(gno / no)」の根っこを使用する単語についても、下記で紹介していきます。

recognize(re-[再び]+ cognize[知る]=以前知っていたものを頭の中で再び識別する=「〜をそれと識別する、認める」)
notice(not-[知る・印]+ ice[名詞にするパーツ]=目で見て頭の中に情報として入れること=「気がつく、通知」)

 

”know”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”know”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”know”は900年以前の古英語から続く、非常に歴史の長い基本単語
⇒コアイメージは「他と区別して、はっきりと見分ける(脳内にマップがある状態)」
⇒”know”=「知っている」「分かっている」の意味

●使い方・文法のポイント
⇒「状態」を表すため進行形(is knowing)にはできない。
⇒人を目的語に取る際、直接の知り合いなら「know」、噂で見聞きしただけなら「know of/about」を使う。

●関連語
⇒can(できる)やignore(無視する)とも大元で繋がっている。

 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」