【語源も分かって、忘れない】英単語「primary」の意味と使い方・覚え方・文法解説【prime(最初の)⇒一番最初の・最も位が高い】

 

 
コダック
今日の英語表現は”primary”

「prime(最初の・最も重要な)」+「-ary(〜の性質を持つ)」のパーツで構成されている単語です。

「一番最初の・最も位が高い」がコアイメージで、“primary”=「主要な、最も重要な」「第一位の、初等の」の意味を持ちますよ!

 

”primary”の意味と使い方 コアイメージは「一番最初の・最も位が高い」

 

”primary(発音:praiməri/プライマリー【形容詞/名詞】)”は「主要な、最も重要な」「第一位の、初等の」の意味を持つ単語です。

「prime(最初の)」+「-ary(〜の性質を持つ)」のパーツで構成されている単語で、「一番最初の・最も位が高い」がコアイメージです。

 

 
コダック
物事の順番で「一番最初(prime)」にくるもの。それは裏を返せば、すべての物事の「根本・大前提」であり、最も重要度や位が高いということです。

ここから、何かを決める時の最も重要な動機や大前提を「主要な原因・目的」と言ったり、教育の最初のスタートラインを「初等教育」と呼ぶのが”primary”なわけですね!

 

”primary”は形容詞として、ビジネスや日常会話で「最大の目的(primary objective)」や「主な原因(primary cause)」のように、数ある理由の中でも“ぶっちぎりでトップのもの(最優先されるもの)”を指すときに使われます。

また、時間の前後関係として「初期の・段階的な最初」を指すこともあります。

 

 
順番が最初だから、価値としても一番大事ってことかぁ。
 
コダック
その通りです!例えば、新製品を開発するときの「一番の関心事(primary concern)」は、顧客の安全やニーズですよね。最初に置くべき大前提、という意味から「最も重要な」という意味に繋がっているんです!

 

このように”順番としても、価値としても一番真っ先にくるもの”という意味から、ビジネスの戦略立案から、医療の初期治療、行政の教育制度にいたるまで広く使用されます。実際の使われ方を例文で見てみましょう!

 

分かりやすい例文一覧

・Our primary concern is the safety of the passengers.
(私たちの最優先の[最も重要な]関心事は乗客の安全だ。)

・The primary cause of the accident is still unknown.
(その事故の主な[第一の]原因は未だ不明だ。)

・The primary objective of this marketing campaign is to increase brand awareness.
(このマーケティングキャンペーンの最大の目的は、ブランドの認知度を高めることです。)

・Regular exercise is of primary importance for maintaining health.
(定期的な運動は、健康を維持するために最も重要です。)
※「of primary importance」で「最も重要な」という定番のお決まりフレーズです!

・The disease is currently in its primary stage.
(その病気は現在、初期の段階にあります。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”primary”の文法・語法 実は名詞の意味もある?定番の組み合わせ

1. 知っておきたい!文法・語法の重要ポイント

”primary”を実際に使うとき、あるいは長文読解で出会ったときに知っておくと役立つ文法ルールをまとめました!

 

【名詞の前でしか使えない?】
“primary”は基本的に名詞の直前に置いて修飾する使い方(限定用法)をします。そのため、”The reason is primary.”(その理由は主要だ)のように単体で補語になることはほとんどありません。”primary reason”のように常に名詞とセットで使いましょう!

【比較級・最上級に変化しない】
「一番の、主要な」という意味自体がすでに「トップ」を表している絶対的な意味合いのため、原則として “more primary” や “most primary” といった比較級・最上級の形にはしません。

【副詞形「primarily」も超重要!】
日常会話やビジネス、TOEICでも頻出なのが、副詞形の ”primarily(プライマリー)” です。「主として、第一に」 という意味で、”The book is written primarily for children.”(その本は主に子供向けに書かれている)のように使われます。セットで覚えちゃいましょう!

 

2. 実は名詞としても使われる!(アメリカの選挙など)

”primary”は「主要な」という形容詞のイメージが強いですが、実は名詞として「(アメリカの大統領選挙などの)予備選挙」という意味もあります。これも「本選挙の『一番最初』に行われるもの」というコアイメージからきています。

 

3. 知っておきたい定番の表現(コロケーション)

「primary」は後ろに特定の単語を伴って、決まったフレーズとしてよく使われます。以下の表現はそのまま覚えておくと、読解やリスニングで一瞬で理解できるようになりますよ!

 

【primaryを使った定番フレーズ】
primary school(小学校 ※主にイギリスやオーストラリア、国際的な文脈で使われます。アメリカではelementary schoolが一般的です)
primary colors(三原色 ※すべての色の「最初・根本」となる色のこと)
primary care(初期診療 ※体調を崩したときに最初にかかる地域の医療・総合診療のこと)
primary source(一次資料 ※歴史研究やビジネスで、加工されていないオリジナルの生データや直接の証言のこと)

 

”primary”の関連語:「一番の・主要な」を意味する単語”main/chief”との違い

 
コダック
せっかく”primary”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”main”や”chief”なども「主要な、大切な」を意味する単語ですよ!

 

”primary”の類義語
⇒「主要な」の意味を持つ単語”main/chief”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

primary⇒「あらゆる物事の「根本・最初」だからこそ、最も重要度が高い」=根本的・最優先の
main⇒「規模や量が一番大きく、全体を代表する中心的な存在」=中心的な、主たる
chief⇒「組織や役職、集団の中で「最も階級・地位が上」のトップ」=最高位の、長官の

といった感じです!

 
「一番」の種類が、根本なのか、大きさなのか、立場なのかで違うんだね!
 
コダック
そうなんです!どれも日本語だと「主な」と訳されがちですが、ニュアンスが異なります。
実際の表現を見ながら、その違いを確認してみましょう!

 

例文で見る!”primary/main/chief”のイメージの違い

●the primary reason for the decision
「その決定に至った、根本的な(一番最初の引き金となった)理由」
⇒ 他のどんな付加価値よりも、まず最初にある最優先事項のイメージ

●the main street / the main dish
「大通り(メインストリート) / メインディッシュ(主菜)」
⇒ 量やサイズ、存在感が一番大きく、全体の中心になっているイメージ

●the chief executive officer (CEO) / chief engineer
「最高経営責任者(CEO) / チーフエンジニア(主任技師)」
⇒ 集団のピラミッドの中で、最も高い階級や権限を持っている人のイメージ

 

”primary”の語源はラテン語「prīmārius」 さらに遡ると「前に、先に」を意味するルーツを持つ

ここからは”primary”の語源について、さらに深く掘り下げて確認していきましょう。

”primary”の直接的な語源はラテン語の「prīmārius(第一位の、最高位の)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”primary”の起源について、下記の記載があります。

Origin of primary
First recorded in 1425–75; (adjective) late Middle English, from Latin prīmārius “of the first rank, chief.” See prime, -ary

日本語訳:1425〜1475年に初めて記録された。(形容詞としては)中英語の末期、ラテン語の prīmārius(第一位の、最高位の)に由来する。prime, -ary を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”primary”は15世紀の半ば(中英語の終わり頃)に、最高位のものや、最も重要なものを表す言葉として英語に定着したことが分かります。

では、このラテン語の「prīmārius」はどのようにして生まれたのでしょうか。もう少し時代を遡ってみましょう。

「prīmārius」のベースとなっているのは、同じくラテン語の「prīmus(最初の、第一の)」という単語です。さらにその語源を大昔の言語(印欧祖語)まで遡ると、「*per-(前に、先に)」というルーツにたどり着きます。(※このルーツは、前置詞の “pre-” などの由来でもあります。)

つまり、「他の何よりも先(前)にある」という空間的・時間的なイメージが、「一番最初の」「最も重要な」という価値の高さに変化していったのですね。

 

”primary”の語源(起源~発祥まで)
印欧祖語:*per-(前に、先に)

ラテン語:prīmus(最初の、第一の)

ラテン語:prīmārius(第一位の、最高位の)

15世紀(中英語末期):英語の「primary(一番最初の・最も重要な)」として使用が広まる

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

「空間や時間において前にある」という大昔のイメージがベースになって、「一番最初(ファースト)のランクに位置するもの」というニュアンスに繋がっているのがよく分かりますね。

 

 

構成パーツで覚える”primary” 語根「prime」+接尾辞「-ary」の仕組み

ここからは、単語を細かく分解して記憶に定着させる「パーツ学習(語源学習)」をしていきましょう!

”primary”は、「prime(最初の、最も重要な)」というコアになるパーツ(語根)と、「-ary(〜の性質を持つ、〜に関する)」というお尻のパーツ(接尾辞)が組み合わさることで成り立っている単語です。

 

それぞれのパーツが持つ役割や、同じパーツを使った仲間たちの単語を詳しく見ていくことで、単語のイメージを何倍も深くしていきましょう!

 

1. 語根 “prime” =「最初の、第一の、最も重要な」

”prime”は、ラテン語で「一番最初(first)」を意味する言葉に由来しています。物事のスタートラインにある「最初」のイメージから、「最も重要」「最上級の」という意味まで発展した非常に強力なパーツです。

 

 
コダック
カタカナでも「プライムビデオ」や「プライム会員」、あるいは「プライムミニスター」なんて言葉を聞きますよね。
これらはすべて「最上の、トップの」という意味の”prime”のイメージがベースになっています。
このパーツが含まれる他の英単語も、すべて「最初」や「トップ」のイメージでつながっていますよ!

 

【”prime” を使った仲間の単語】

primitive(原始的な、初期の)
⇒ 「prime(最初の)」+「-itive(〜の性質を持つ)」= 人類や文明の“一番最初の状態”を表します。
prime minister(総理大臣、首相)
⇒ 国の中で「最も位が高い・第一の(prime)」大臣(minister)という意味から、国のトップを指します。
primer(入門書、初歩読本、下塗り塗料)
⇒ 何かを学ぶときに“一番最初に”手にする本、あるいは塗装の“一番最初に”塗る下地、という意味からきています。

 

2. 接尾辞 ”-ary” =「〜に関する、〜の性質を持つ」

”-ary”は、単語の後ろにくっついて「〜の性質を持つ」「〜に関する」という形容詞を作るパーツです。これがあることで、前に課された言葉の本質や状態を表すことができるようになります。(※時々、「〜に関する場所や人、モノ」を表す名詞を作ることもあります)。

 

 
コダック
元々ある言葉に「〜の性質」を付け加える役割ですね。
”primary”の場合は、「一番最初(prime)」という言葉に「〜の性質を持つ(-ary)」が結びつくことで、「一番最初の性質を帯びた = 主要な、初等の」という意味に派生しているわけです!

 

【”-ary” を使った仲間の単語】

ordinary(普通の、並の)
⇒ 「order(順序、規律)」+「-ary(〜の性質を持つ)」= いつもの順序通り、規律通りの状態=「普通の」という意味になります。
military(軍事の、軍隊の)
⇒ ラテン語の「miles(兵士)」+「-ary(〜に関する)」= 兵士に関する、そこから「軍事の」という意味に繋がります。
temporary(一時的な、つなぎの)
⇒ ラテン語の「tempus(時間)」+「-ary(〜に関する)」= 限られた時間の中だけに関する、という意味から「一時的な」になります。

 

※ちなみに、名詞を作る場合の例としては、dictionary(dict:言葉 + -ary:〜を集めたモノ = 辞書)や、library(liber:本 + -ary:〜の場所 = 図書館)などがあります。合わせて知っておくと、パーツの引き出しがさらに広がりますよ!

 

”primary”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、今回の重要なポイントのまとめです。

”primary”のパーツ構成
⇒ 「prime(最初の・最も重要な)」+「-ary(〜の性質を持つ)」の組み合わせ。
コアイメージ
「一番最初のもの・最も位が高いもの」
主な意味
⇒ 形容詞としては「主要な、最も重要な」「第一位の、初等の」。名詞としては「(アメリカの大統領選などの)予備選挙」。
定番の表現(コロケーション)
⇒ primary school(小学校)、primary colors(三原色)、primary care(初期診療)など、セットでのインプットがおすすめ!

 

 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」