「re-(再び、後ろを向いて)」+「-greter(泣く)」のパーツで構成されている単語です。
「何度も泣き崩れる」がコアイメージで、“regret”=「後悔する」「残念に思う」の意味を持ちますよ!
”regret”の意味と使い方 コアイメージは「何度も泣き崩れる」
”regret(発音:riɡrét/リグレット【動詞・名詞】)”は「後悔する」「残念に思う」の意味を持つ単語です。
「re-(再び・後ろを向いて)」+「-greter(泣く)」のパーツで構成されている単語で、「何度も泣き崩れる」がコアイメージです。

自分の過去の行いを振り返って何度も泣き崩れるほど心が痛むことから「後悔する」、あるいは相手に悪いニュースを伝えるときに「(伝えるのが)心苦しくて泣きたい気分だ」と胸を痛めることから「残念に思う」という意味につながるわけですね!
”regret”は動詞として、ビジネスメールでのお断りの定番フレーズ「〜をお知らせすることを残念に思います(regret to inform you)」のように幅広く使われます。
また、動詞だけでなく名詞として「後悔・遺憾・心残り」という意味でも日常会話からフォーマルな場面まで非常によく使われる単語です。
「regret」の基本例文(動詞・名詞)
【動詞としての例文】
・I deeply regret what I said to her.
(彼女に言ったことを深く後悔している。)
・We regret to announce that the flight has been canceled.
(残念ながら、その便が欠航になったことをお知らせいたします。)
・She regrets her decision to leave the company.
(彼女は会社を辞めるという自分の決断を後悔している。)【名詞としての例文】
・My biggest regret is that I didn’t study harder when I was young.
(私の最大の心残りは、若いときにもっと勉強しなかったことだ。)
・He left the stage with no regrets.
(彼は悔いなくステージを後にした。)
”regret”の文法・語法 後ろに続く形で意味が激変する!

1. 【超重要】 ”regret doing” と ”regret to do” の違い
”regret”の最大の特徴であり、各種試験やビジネスシーンでも最も狙われるのが、後ろに**「動名詞(-ing)」**が来るか、**「不定詞(to do)」**が来るかで意味の前後関係(タイムライン)がガラッと変わる点です。
⇒ 意識が「過去」を向いています。過去にすでにやってしまったことに対して「やらなきゃよかった」と後ろを振り返って泣くイメージです。
(例:I regret buying this car. = この車を買ったことを後悔している)
● regret + to do(不定詞): 「残念ながら(これから)〜する」
⇒ 意識が「未来」を向いています。これから未来に向かって(to)することに対して、「これから嫌なことを伝えなければならなくて、今から心が痛む(泣きたい気分だ)」というイメージです。主に伝える・言う(say, tell, inform)などの動詞が後ろにきます。
(例:I regret to say that… = 残念ながら…と言わなければなりません)
2. ”regret that + 主語 + 動詞” の形
過去の事実や現在の残念な状況について「〜ということを後悔する/残念に思う」と言いたいときは、後ろに**that節(文)**を続けることも一般的です。
⇒ 動名詞(doing)は「〜した行為そのもの」を悔やむ響きが強いのに対し、that節を使うと「〜という事実・状況」を客観的かつ具体的に残念に思うニュアンスになります。
(例:I regret that I couldn’t attend your wedding. = あなたの結婚式に出席できなかったことを残念に思います)
”regret”の関連語:「悔やむ・反省する」を意味する単語”repent/remorse”との違い

例えば”repent”や”remorse”などは、後ろに続く形や使われるシチュエーションが大きく異なるんですよ!
⇒「悔やむ・後悔」の意味を持つ単語”repent”と名詞”remorse”
一番大きな違いは、心の痛みの「種類」と「後ろに続く形(語法)」です!
regret(動詞・名詞)⇒「自分の過去の選択ミスを振り返って「残念だ」と個人的に嘆く」
語法:後ろに名詞、doing、to do、that節を直接置ける他動詞としての使い方が中心。ビジネスの「遺憾」でも使えます。
repent(動詞)⇒「自分の悪い行いや罪を認め、心を入れ替えて「もう二度としません」と深く反省する」
語法:主に自動詞として **”repent of 〜”** の形で使われ、宗教的・道徳的な「悔い改め」のニュアンスが強くなります。
remorse(名詞)⇒「他人に悪いことをしてしまったという罪悪感で、良心が内側からズタズタに苛まれる」
語法:**名詞の形しかありません**(動詞はありません)。よく **”feel remorse for 〜”**(〜に激しい罪悪感を覚える)の形で使われます。
といった感じです!
実際の表現を見ながら、その語法とニュアンスの差を確認してみましょう!
● regret making a typo in the email(他動詞 + doing)
「メールで誤字脱字をしたことを後悔する」
⇒ あちゃー、やっちゃったな…と過去のミスを残念に思う個人的なイメージ
● repent of one’s sins(自動詞 + of + 名詞)
「自分の犯した罪を悔い改める」
⇒ 自分の悪い行動を認め、神様や社会に対して「心を入れ替えてやり直します」と誓うイメージ
● feel deep remorse for hurting a friend(名詞としての使用)
「友達を傷つけたことに激しい良心の呵責を覚える」
⇒ 申し訳ないことをした…という強い罪悪感で、胸が締め付けられて苦しむイメージ
”regret”の語源は古期フランス語「regreter」 コアにあるのは「死者を悼むほどの深い悲しみ」

”regret”の語源についても、確認していきましょう。
”regret”は、古期フランス語の「regreter(ルグレテ)」に由来するとされています。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”regret”の起源について、下記の記載があります。
Origin of regret
First recorded in 1375–1425; Middle English regrete, regretten (verb), from Middle French regreter, Old French, equivalent to re- re- + -greter, perhaps from Germanic ( cf. greet 2)日本語訳:1375〜1425年に初めて記録された。中期英語の regrete, regretten(動詞)は、中期フランス語・古期フランス語の regreter に由来する。これは re- + -greter と同等であり、おそらくゲルマン語派に起源を持つ(greet [声をあげて泣く]を参照)。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”regret”のルーツはゲルマン系の「声をあげて泣く(greet)」という言葉にあります。
それがフランス語に取り入れられ、「re-(繰り返し・後ろを振り返って)」+「-greter(声をあげて泣く)」となり、14世紀ごろの中世ヨーロッパにおいて「亡くなった人を悼んで泣き崩れる」という意味で使われるようになりました。
そこから英語へと定着していく中で、「死者に対する悲しみ」が「二度と取り返しがつかない過去の出来事に対する嘆き」へと広がり、現在の「後悔する」という意味につながっていったのです。
ゲルマン語由来:-greter(声をあげて泣く・嘆く)
↓
古期フランス語:regreter(死者を悼んで繰り返し泣く、失ったものを悲しむ)
↓
1400年頃(中期英語):regret(取り返しのつかない過去を振り返って嘆く = 後悔する、残念に思う)
「regret」の根底には、単なる「あーあ、失敗したな」という軽い感情ではなく、「二度と戻らないものに向けて、声をあげて涙を流す」という非常に重く、熱い感情がベースにあります。
このルーツを知っていると、「regret」が持つ「深い後悔」や「心の痛み」というコアイメージがより胸にスッと落ちてきますよ!
構成パーツで覚える”regret” 「re-」+「-greter」

ここからは構成パーツの面から”regret”について深掘りしていきましょう。
”regret”の構成パーツは「re-(再び・後ろへ)」+「-greter(泣く)」の2つに分けられます。
それぞれのパーツが持つ意味を理解することで、丸暗記に頼らずに単語を覚えることができますよ!
“re-“は「再び、後ろへ、強調」を意味するパーツ
”re-”は英語の接頭辞の中でも非常によく使われるパーツで、「再び(again)」や「後ろへ(back)」、あるいは意味を強める「強調」のニュアンスを持ちます。
また、“repeat”(re-[再び]+peat[求める]=繰り返す)や、“reflect”(re-[後ろに]+flect[曲げる]=光を後ろに跳ね返す、反射する)などもおなじみの単語ですね!
今回の”regret”においては、「(過去を)振り返って」という「後ろへ」のニュアンスや、「何度も繰り返し」という「再び・強調」のニュアンスとして働いています。
”-greter”は「声をあげて泣く、嘆き悲しむ」を意味するパーツ
”-greter”というパーツは、古期フランス語やさらに古いゲルマン語にルーツを持つ言葉で、「声をあげて泣く」「嘆き悲しむ」という意味を持っています。
現代でもスコットランドなど一部の地域では、「greet」を「(声を出して)泣く」という意味で使う方言が残っているんですよ!
このパーツは、ただ静かに悲しむのではなく「わあわあと声をあげて泣く」ような、強い感情の揺れ動きを表しています。
この「re-(過去を振り返って・何度も)」と「-greter(声をあげて泣く)」が組み合わさることで、「変えられない過去を振り返って、何度も嘆き悲しむ」=「後悔する」というコアイメージが完成するわけですね。
”regret”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”regret”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「変えられない過去を振り返って何度も泣き崩れる」
⇒”regret”=「後悔する」「残念に思う」の意味
●語法・文法のポイント
⇒後ろに「doing(-ing)」が来ると「過去に〜したことを後悔する」、「to do」が来ると「これから残念ながら〜する」になり、意味の前後関係が180度変わるので超重要!
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