「lev-(持ち上げる)」+「-y(名詞・動詞化パーツ)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「吸い上げる」がコアイメージで、“levy“=「(税金などを)徴収する」「徴収、賦課(金)」の意味を持ちますよ!
”levy”の意味と使い方 コアイメージは「(上へと)持ち上げる」
”levy(発音:lévi / レヴィ【動詞・名詞】)”は「(税金などを)徴収する、賦課する」「徴収、賦課(金)」の意味を持つ単語です。
「lev-(持ち上げる)」+「-y(名詞・動詞化)」のパーツで構成されている単語で、「吸い上げる」がコアイメージです。
そして、その上に引き上げられたお金そのもの(=「徴収・賦課金」)も”levy”と表現するわけですね!
”levy”で表現するものは、「法律や権力に基づいて義務として課されるもの」が多いです。
”levy”の文法・語法解説:動詞と名詞の頻出パターンを押さえよう
”levy”は動詞としても名詞としてもよく使われます。
特にニュース記事やTOEICなどのビジネスシーンで頻出する形を、例文とセットで覚えておきましょう!
動詞として使う場合、前置詞の「on」と非常に相性が良いです。
「on」には「〜に乗っかる、〜に対して圧力をかける」というイメージがあるため、税金という重荷を「対象(B)」の上にドスンと載せる、というニュアンスからonが使われます。
例文
The government decided to levy a new tax on luxury goods.
(政府は贅沢品に新しい税金を課すことを決定した。)A heavy fine was levied on the company.
(その会社に重い罰金が科された。 ※受動態の形)
名詞として使う場合は、動詞の「impose(〜を課す)」と一緒に「impose a levy on ~」というフレーズで使われることがとても多いです。
例文
They plan to impose a heavy levy on imported cars.
(彼らは輸入車に重い賦課金を課す計画だ。)The union members agreed to pay a special levy.
(組合員は特別賦課金を支払うことに同意した。)
”levy”の関連語:「税・料金」を意味する単語”tax / duty / fee”
例えば”tax”や”duty”、”fee”なども「お金・税」を意味する単語ですよ!
⇒「税・料金」の意味を持つ単語”tax / duty / fee”
イメージの違いとしては
levy ⇒「強制徴収する(行為・枠組み)」=追加の税金や罰金を課すこと
tax ⇒「一般的な税金」=所得税や消費税などの総称
duty ⇒「特定の義務的な税」=関税(customs duty)など
fee ⇒「サービスへの対価」=手数料や入場料(強制ではない)
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● levy
「impose a levy on oil imports」
(石油の輸入に対して賦課金を課す)
⇒政策的に特別に「追加の賦課金」を課すイメージ
● tax
「pay income tax every year」
(毎年所得税を支払う)
⇒国民が一律で支払う「所得税」という一般的な税金のイメージ
● duty
「buy goods at a duty-free shop」
(免税店で商品を買う)
⇒国境を越える際にかかる特定の「関税」のイメージ
● fee
「pay an entrance fee」
(入場料を支払う)
⇒サービスの提供に対して自発的に支払う「手数料・入場料」などのイメージ
”levy”の語源はラテン語!「持ち上げる」がなぜ「徴収する」になるの?

”levy”の語源についても、さらに深く確認していきましょう。
”levy”の語源をさかのぼると、ラテン語の「levāre(持ち上げる)」に行き着きます。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”levy”の起源について、下記の記載があります。
Origin of levy
First recorded in 1375–1425; late Middle English leve(e), from Middle French, noun use of feminine past participle of lever “to raise,” from Latin levāre, akin to levis “light”; cf. levee 2日本語訳:1375–1425年に初めて記録された。中期フランス語で「持ち上げる」を意味するleverの過去分詞の女性名詞用法である、後期中期英語のleve(e)から。これはラテン語のlevāre(持ち上げる)に由来し、levis(軽い)とも同系である。※levee(堤防)も参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容で注目したいのは、ラテン語の「levāre(持ち上げる)」が「levis(軽い)」という単語と同系であるという点です。
つまり、もともとは「(下にあるものを)上に持ち上げて、軽くする」というコアイメージがあったんですね。
● ラテン語:levis(軽い)→ levāre(持ち上げる、軽くする)
↓
● 中期フランス語:lever(持ち上げる)の名詞用法
↓
● 14世紀後半〜15世紀前半の英語:leve(e)(持ち上げること)
↓
● 現代英語:levy(お金や軍隊を「上へと引き上げる」=徴収する・招集する)
これは、為政者(国や王様)が庶民のもとにあるお金や物資を権力を使って「自分たちの元へ(上へと)吸い上げる・引き上げる」というイメージから来ているんです!
民衆からお金を巻き上げて、国庫の負担を「軽くする」というニュアンスで覚えると納得しやすいかもしれませんね。
ちなみに、”levy”には税金だけでなく「軍隊を招集する」という意味もあります。
一見すると税金とは関係なさそうですが、これも同じように、各地にいる男たちを「国のために上へと引き上げて集める」という同じイメージからきています。
語源の「持ち上げる」という根っこの部分を知っていると、複数の意味もスッと頭に入ってきますよね!
構成パーツで覚える”levy” 「lev-」+「-y」

ここからは構成パーツの面から”levy”について覚えていきましょう。
”levy”は、「lev-(持ち上げる、軽くする)」+「-y(名詞を作るパーツ)」の2つのパーツで構成されています。
それぞれのパーツが持つイメージを深掘りすることで、他の単語も芋づる式に覚えることができますよ!
“lev-“は「持ち上げる、軽くする」を意味する語根パーツ
”lev-”は、ラテン語の「軽い(levis)」や「持ち上げる(levare)」に由来するパーツです。
「上に持ち上げる」ことや、持ち上げることで「下にある重みや負担を軽くする」というイメージを持っています。
物理的に上の階へと持ち上げる(=「高める、昇進させる」)を表しています。
エレベーター(elevator)の語源でもありますね!
その他にも、”lev-”が使われている重要な単語はたくさんあります。どれも「持ち上げる」「軽くする」のコアイメージから繋がっています。
● relieve(re:再び + lieve:軽くする)
⇒ 負担や苦痛を軽くする = 和らげる、安心させる
● alleviate(al:~の方向へ + lev:軽くする + iate:動詞化)
⇒ 痛みや苦しみをそちらに向けて軽くする = (痛みを)軽減する、緩和する
● lever(lev:持ち上げる + er:もの)
⇒ 重いものを持ち上げるための道具 = てこ、レバー
”-y”は「名詞」を作る接尾辞パーツ
”-y”は、単語の後ろにくっついて主に「名詞(状態・性質・行為)」を作る役割を持つパーツです。
・deliver(配達する)⇒ delivery(配達)
・discover(発見する)⇒ discovery(発見)
・inquire(尋ねる)⇒ inquiry(問い合わせ)
このように「~すること」という名詞を作るのに一役買っているパーツなんですよ!
”levy”の”-y”自体はもともと名詞を作るためについたパーツ(「徴収金」という名詞)なのですが、時代が下るにつれて名詞の”levy”がそのまま「徴収する」という動詞としても使われるようになったという経緯があります。
英語では名詞がそのまま動詞として使われるケース(water:水 ⇒ 水をまく など)がよくあるんです!
”levy”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”levy”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「吸い上げる」
⇒”levy”=「(税金などを)徴収する」「徴収、賦課金」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「levy [税] on [人・物]」の形で使われ、前置詞on(~に対して重荷をのせる)と非常に相性が良い!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
