「quit-(免除された・クリアな)」+「-e(状態を表す)」のパーツで構成されている単語です。
「完全にクリアで満たされた状態」がコアイメージで、“quite“=「完全に、すっかり」「かなり、なかなかの」の意味を持ちますよ!
”quite”の意味とコアイメージは「完全にクリアで満たされた状態」
”quite(発音:kwáit/クワイティ【副詞】)”は「完全に、すっかり」「かなり、なかなかの」の意味を持つ単語です。
「quit-(免除された・クリアな)」+「-e(状態)」のパーツで構成されている単語で、「完全にクリアで満たされた状態」がコアイメージです。
そこから、不純物ややり残しが一切ない(=「完全に、すっかり」)ということや、及第点を完全にクリアしているから
期待以上(=「かなり、なかなかの」)であること。これが”quite”の持つ2つの側面なわけですね!
”quite”は修飾する言葉によって「100%(完全に)」の意味になるか、「予想以上(かなり)」の意味になるかが変わる、少し特殊な単語です。
例文を通して確認してみましょう!
例文:100%(完全に・すっかり)を表す quite
・I’m quite sure about it.
(そのことについては100%(完全に)確信しています。)・The two sisters are quite different.
(その2人の姉妹は完全に[全く]違っている。)・That is quite impossible.
(それは完全に不可能です。)
【重要語法】”quite”の文法ルール・米英でのニュアンスの違い

1. 語順に注意!冠詞 “a” の前に出る “quite a…”
通常、”very” などの副詞は「a + 副詞 + 名詞(a very good book)」の語順になりますが、“quite” は冠詞 “a/an” の前に飛び出すという特殊なルールを持っています。TOEICや文法問題でも頻出です。
〇 quite a good book (かなりの良書)
【例文】
・It’s quite a long way from here.
(ここからはかなりの道のりです。)
2. イギリス英語とアメリカ英語で意味が変わる!?
“quite” を使いこなす上で知っておきたいのが、国によるニュアンス(達成度)の違いです。
● アメリカ英語(約80%のニュアンス):
「あの映画、かなり良かったよ!」(very に近いポジティブな絶賛)
● イギリス英語(約50%のニュアンス):
「あの映画、まあまあ良かったよ」(not bad に近く、そこまで絶賛していない)
絶対に覚えたい頻出フレーズ:「quite a few / quite a bit」

日常会話でもテストでも非常によく出るのが、「quite a few」と「quite a bit」というイディオムです。
“few” や “bit” は単体だと「少し」という意味ですが、”quite a” がつくと「かなりたくさんの」という逆の意味に化けます。
意味:「かなり多くの〜、かなりの数の〜」
【例文】
・I have visited Kyoto quite a few times.
(私は京都をかなりの回数[何度も]訪れたことがあります。)
② quite a bit (of + 数えられない名詞)
意味:「かなり多くの〜、かなりの量(程度)の〜」
【例文】
・It takes quite a bit of time to master English.
(英語を習得するには、かなりの時間がかかります。)
”quite”の関連語:「かなり・とても」を意味する ”very / pretty” との違い

”very”や”pretty”とのニュアンスの違いを解説します。
イメージの違いとしては
quite ⇒「基準を完全にクリアして」=すっかり・文句なしに
very ⇒「純粋に度合いが強くて」=とても、非常に
pretty ⇒「主観的に見て予測以上に」=なかなかの、結構(カジュアル)
といった感じです!
● quite cold
「(完全にクリアして)すっかり冷え切っている」
⇒ 100%冬の寒さに達しているような、容赦のないイメージ。
● very cold
「非常に寒い」
⇒ 単に気温のメーターがぐっと高い位置にあるイメージ。事実を客観的に伝えています。
● pretty cold
「(思ったより)結構寒いね」
⇒ 自分の予想していた寒さを上回ってきて驚いているイメージ。日常会話でよく使うカジュアルな表現です。
”quite”の語源はラテン語「quietus」 意味は「解放された、静かな」

”quite”の語源についても、確認していきましょう。
”quite”の語源はラテン語の「quietus(静かな、休んでいる)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”quite”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1300–50; Middle English, adverb use of quit(e), a variant of quit(te) quit; the meaning of the two forms was not distinct in Middle English日本語訳:1300〜50年に最初に記録された。中期英語において、quit(te)(=辞める、免除された)の異体字であるquit(e)が副詞として使われるようになったもの。中期英語の段階では、これら2つの形態の意味的な区別は明確ではなかった。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”quite”は借金や義務を「清算して自由になった(quit)」という状態から発祥している模様です。
● ラテン語 quietus(静かな、すべての重荷から解放されて落ち着いた状態)
↓
● 古期フランス語 quitte(義務や借金を免除された、クリアな)
↓
● 中期英語 quite(「完全にクリアされた」というニュアンスから、現代の「すっかり・完全に」へ)
ちなみに、ゲームを終了する「クイット(quit)」や、静かなを意味する「クワイエット(quiet)」も、すべてこの同じラテン語から分かれた兄弟なんですよ!
構成パーツで覚える”quite” 「quit-」+「-e」

ここからは構成パーツの面から”quite”について覚えていきましょう。
”quite”の構成パーツは「quit-(免除された・クリアな)」+「-e(状態)」の2パーツです。
“quit-“は「免除された、解放された、自由な」を意味するパーツ
”quit-”は「免除された、解放された、自由な」を意味するパーツです。
外へ放免する(=「無罪放免にする、釈放する」)を表しています。
その他に仕事や学校を辞めて自由になる quit(辞める)や、義務を果たして自由になる requite(報いる、返報する)等も”quit-”を使用する単語です。
”-e”は「状態」を意味するパーツ
”-e”は「単語を形成し、特定の状態にする」役割を持つパーツです。名詞や形容詞、副詞などの語尾によく見られます。
”quite”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”quite”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”quite”は「quit-(免除された・クリアな)」+「-e(状態)」のパーツで構成されている単語。
● コアイメージは「完全にクリアで満たされた状態」。
● 意味は修飾する語によって「完全に、すっかり(100%)」か「かなり、なかなかの(予想以上)」に分かれる。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 語順は “a quite” ではなく “quite a …” になる点に注意!
● 「quite a few(かなり多くの)」や「quite a bit(かなりの量の)」は超頻出フレーズ。
● アメリカ英語(かなり=80%)とイギリス英語(まあまあ=50%)で褒め言葉の強さが変わるニュアンスに注意。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
