「re-(再び)」+「commend(委ねる・預ける)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「再び預けて信頼してもらう」がコアイメージで、“recommend”=「勧める、推薦する」「忠告する、進言する」の意味を持ちますよ!
”recommend”の意味と使い方 コアイメージは「再び預けて信頼してもらう」
”recommend(発音:rèkəménd/レコメンド【動詞】)”は「勧める、推薦する」「忠告する、進言する」の意味を持つ単語です。
「re-(再び)」+「commend(委ねる・預ける)」の2つのパーツで構成されている単語で、「再び預けて信頼してもらう」がコアイメージです。
自分が使って本当に価値がある、信頼できると確信したものを、今度は別の誰かに「再び預ける(re-commend)」からこそ、自信を持った「勧める・推薦する」という意味になるわけですね!
あれは人にお勧めしたいからするわけだもんね。

”recommend”の4つの基本パターンと頻出フレーズ(語法・文法解説)
”recommend”を正しく使いこなすために、試験や実務でも非常によく狙われる4つの形を例文セットで確認していきましょう!
もっともシンプルな形です。特定のモノや場所、人を勧めるときに使います。
・Can you recommend a good hotel near here?
(この近くで良いホテルを勧めてもらえますか?)
・She recommended this book to me.
(彼女は私にこの本を勧めてくれた。)
2. recommend + doing(〜することを勧める)【※超重要ルール】
「〜することを勧める」と言いたいとき、後ろに動詞を続ける場合は必ず「-ing形(動名詞)」になります!
× recommend to do(不定詞)の形は文法的に間違いなので、テストや実務では特に注意してください。
・I highly recommend visiting Kyoto in autumn.
(秋に京都を訪れることを強くお勧めします。)
3. recommend that + 主語 + 動詞の原形(〜するよう勧める)
that節を後ろに続ける場合、節内の動詞は**必ず「原形」**(または should + 原形)になります。
主語が三人称単数(he や she)であっても、時制が過去(recommended)であっても、sがついたり過去形になったりしない特徴的なルール(仮定法現在)です。
・The doctor recommended that he take a few days’ rest.
(医者は彼に数日静養するように勧めた[進言した]。)
※heの直後、かつ過去の話ですが、takes や took ではなく原形の「take」になります。
4. 名詞形 ”recommendation” と定番フレーズ
名詞形は recommendation(レコメンデーション:推薦、勧告) です。ビジネスシーンや留学で非常によく使われる「推薦状」は、以下のフレーズで表現します。
・Could you write a letter of recommendation for me?
(私のために推薦状を書いていただけますか?)
”recommend”の関連語:「勧める・提案する」を意味する単語”suggest/advise”との違い
例えば”suggest”や”advise”なども「提案する、勧める」を意味する単語ですよ!
⇒「勧める」の意味を持つ単語”suggest/advise”
イメージの違いとしては
recommend ⇒「自信や実績に基づいて、太鼓判を押して相手に勧める」=(自信を持った)推薦・推奨
suggest ⇒「控えめに、一つのアイデアや選択肢としてポイと前に出す」=(控えめな)提案・暗示
advise ⇒「専門家や目上の人が、知識や立場に基づいて指導・指示する」=(専門的な)忠告・アドバイス
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●recommend a movie
「(自分が実際に観て大絶賛した映画を、絶対に面白いからと)映画を勧める」
⇒ 自分の経験や評価をベースに、強く太鼓判を押すイメージ
●suggest a movie
「(今夜暇ならこういう映画を観るのも一つの選択肢だよ、と軽く)映画を提案する」
⇒ 相手に押し付けず、アイデアをそっと提示するイメージ
●advise the student on their career
「(教師が専門的な見地や過去のデータから、将来について)生徒に忠告・助言する」
⇒ 知識のある人が、進むべき正しい道を指し示すイメージ
”recommend”の語源を深掘り!中世ラテン語から続く「信頼を託す」ストーリー

単語のイメージをさらに強固にするために、”recommend”がどのような歴史をたどって生まれたのか、語源のドラマを紐解いていきましょう!
”recommend”の直接のルーツは、中世ラテン語の「recommendāre(レコメンダーレ)」という言葉にあります。
世界的に権威のあるオンライン英英辞典サイト「Dictionary.com」では、”recommend”の起源について次のように記載されています。
Origin
First recorded in 1350–1400; Middle English recommenden, from Medieval Latin recommendāre; equivalent to re- + commend日本語訳:1350–1400年に初めて記録された。中期英語の recommenden から来ており、それは中世ラテン語の recommendāre に由来する。re- + commend と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
Dictionary.comの記述にある通り、この単語は14世紀後半(中期英語の時代)にラテン語の要素が組み合わさる形で英語に入ってきました。
では、中世ラテン語の「recommendāre」が、なぜ現代の「勧める、推薦する」という意味になったのか、その歴史的な変遷を分かりやすく整理してみましょう。
● 古典ラテン語:commendāre(~を信頼して委ねる、預ける、推薦する)
↓(接頭辞 re-「再び/しっかりと」が合体)
● 中世ラテン語:recommendāre(人や物を、誰かの手にしっかりと委ねる)
↓(「信頼できるものとして人に託す」から、現在の意味へと洗練)
● 中期英語:recommenden(良いものとして人に勧める、推薦する)
もともとの根底にあるのは、相手を100%信頼して「私の大切な人(物)を、あなたにしっかりと委ねます、お預けします」という強いメッセージです!
中世のヨーロッパでは、信頼できる優秀な人物を王公貴族や知人に紹介する際、「この人物をあなたにしっかりと委ねます(recommendāre)」と言って送り出していました。これが転じて、現代の「自信を持って太鼓判を押し、人に勧める・推薦する」という意味につながったわけですね。
単に「パーツを足し算して覚える」だけでなく、こうした「価値あるものを、信頼を込めて相手の手に手渡す」という歴史的なニュアンスを知ると、前述した「自信や実績に基づいた提案」というイメージがより立体的になりますよね!
パーツ分解で忘れない! “recommend”を構成する2つの要素

単語を丸暗記するのではなく、パーツに分解してそれぞれの意味を理解すると、記憶の定着率がグッと上がります!
”recommend”は、大きく分けると「re-(再び・元に)」と「commend(委ねる・預ける)」という2つのパーツから成り立っています。
それぞれのパーツについて、深く掘り下げて解説していきましょう!
パーツ①:接頭辞 ”re-” は「再び」「後ろに」「元に」を意味する
”re-”は、皆さんもよく目にする非常にメジャーな接頭辞(単語の頭に付くパーツ)です。
主なコアイメージは「再び(again)」や「後ろに・元に(back)」です。
● review = re-(再び) + view(見る)
⇒ もう一度見ることから、「再検討する、復習する、見直す」という意味になります。
● return = re-(元に・後ろに) + turn(向く・回る)
⇒ 元の場所に向きを変えて戻ることから、「戻る、返却する」という意味になります。
● repeat = re-(再び) + peat(求める:ラテン語 petere)
⇒ 同じことを何度も再び求めることから、「繰り返す」という意味になります。
このように、”re-” が付く単語には「もう一度行う」や「元の状態に戻す」というニュアンスが共通して含まれているわけですね。
パーツ②:語根 ”commend / mand” は「手渡す、委ねる、命令する」
続いて、後半のパーツである ”commend” についてです。
“commend” は単体でも現代英語で「委ねる、預ける」あるいは「褒める、称賛する」という意味を持つ動詞ですが、さらに語源を細かく分解すると、「com-(完全に・強く)」+「mand(手渡す、命令する)」に分けることができます。
この「mand(あるいはmend)」というパーツは、もともとラテン語の「manus(手)」と「dare(与える)」に由来しています。つまり、根底には「相手の手に何かを直接手渡す、託す」というコアイメージがあります。
権限や大切なものを「完全に(com-)相手の手に手渡して託す(mand)」から、”commend” は「委ねる、預ける」という意味になり、それが転じて「(信頼して)褒める、称賛する」という意味で使われるようになりました。
これに先ほどの「re-(再び)」が合体することで、「一度預けたものを、太鼓判を押して“再び”相手の手に委ねる」= “recommend(勧める、推薦する)” という意味が完成するのです!
一緒にセットで覚えてしまうと効率的ですよ!
⇒ 権限を完全に手渡して指図することから、「命令する、指揮する」という意味になります。
● demand = de-(強く、または下へ) + mand(手渡す・要求する)
⇒ 相手に対して強く手渡すように迫ることから、「強く要求する、請求する」という意味になります。
● mandatory = mand(命令する) + -atory(〜の性質を持つ:形容詞語尾)
⇒ 上からの命令によるものであることから、「義務的な、強制的な」という意味になります。
「手で直接渡す」「上から預ける」というコアイメージが分かると、それぞれの単語の意味がスッキリと繋がって見えてきますね!
”recommend”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、今回の”recommend”の意味と覚え方についてのまとめです。
・「re-(再び)」+「commend(完全に手渡す = 委ねる・預ける)」
・コアイメージ:「太鼓判を押して、再び相手に委ねる(手渡す)」
・意味:「勧める、推薦する」「忠告する、進言する」
● 文法・語法の重要ポイント
・that節の中は主語に関わらず必ず「動詞の原形」(または should + 原形)!
・名詞形 recommendation(推薦、勧告)や、ビジネス頻出の「推薦状(a letter of recommendation)」も超重要!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!