【語源も分かる】英単語「base」の意味と使い方・覚え方・文法解説【base=低いところ・土台】

 
コダック
今日の英語表現は”base”

一つの単語で、名詞の「土台」と、形容詞の「卑劣な」という、一見まったく違う意味を持つ面白い単語です。

でも実は、「低いところ・土台」というコアイメージさえ掴めば、すべての意味が繋がってスッキリ覚えられますよ!

 

”base”の意味と使い方|コアイメージは「低いところ・土台」

 

”base(発音:béis / ベイス【名詞・動詞・形容詞】)”は「土台、基礎、基地」「〜の基礎を置く」「卑劣な、下品な」といった多彩な意味を持つ単語です。

すべての意味の根底には、物事を一番下で支える「低いところ・土台」というコアイメージがあります。

 

 
コダック
物理的に一番底にある支えが(=「土台・基礎・基地」
そして、人間の品格や道徳心が一番底辺まで「低い」状態が(=「卑劣な・下品な」
すべてコアイメージの「低さ・土台」から派生しているのが分かりますね!

 

ここからは、日常会話からビジネス・論文まで幅広く使われる”base”の具体的な使い方を、3つの品詞(名詞・動詞・形容詞)に分けて例文付きで徹底解説します!

 

① 名詞としての”base”:「土台・基礎・活動拠点(基地)」

目に見える物理的な建物の「底面」や、活動の出発点となる「拠点・基地」、さらには理論などの「基礎・根拠」を表します。野球のファースト・セカンドなどの「ベース(塁)」もこれですね。

名詞の例文

・The lamp has a heavy metal base.
(そのランプには重い金属製の土台が付いている。)
・The company established a new business base in Tokyo.
(その企業は東京に新しい事業拠点を設立した。)
・The American military base is located in Okinawa.
(米軍基地は沖縄に位置している。)

 

② 動詞としての”base”:「〜に基礎を置く・基づかせる」

動詞としての”base”は、主として「base A on B(Aの基礎をBに置く)」という形で使われますが、もっとも頻出するのは受動態の「be based on A(Aに基づいている)」の形です!

 
コダック
【文法解説のポイント】
「A is based on B」は、直訳すると「AはBという土台の上に載せられている」という意味になります。これが転じて「AはB(事実や理論など)に基づいている」という定番フレーズとして、論文やビジネス、日常会話で毎日のように使われていますよ!

動詞の例文

・This movie is based on a true story.
(この映画は実話に基づいている。)
・You should base your arguments on facts, not rumors.
(噂ではなく、事実に基づいて議論を進めるべきだ。)
・The tax calculation is based on your annual income.
(税金の計算はあなたの年収に基づいて行われます。)

 

③ 形容詞としての”base”:「卑劣な・下品な・格の低い」

人間の心や行為が「道徳的な底辺(=低いところ)」にあることを表します。やや古風で文学的な硬い表現ですが、小説やスピーチ、ニュースなどで人の心の卑しさを強調する際に使われます。

形容詞の例文

・He acted from base motives.
(彼は卑劣な動機から行動した。)
・Cowardice is a base trait that no one admires.
(卑怯さは、誰も称賛しない卑劣な特徴だ。)

※一部例文引用:南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”base”の関連語①:「基礎・土台」を意味する単語”basis / foundation”との違い

 
コダック
せっかく”base”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ類義語も一緒にセットで覚えてしまいましょう!効率的な記憶のコツです!
例えば”basis”や”foundation”なども「基礎・土台」を意味しますが、明確なニュアンスの違いがあります。

 

”base”の類義語
⇒「基礎・土台」の意味を持つ単語”basis / foundation”

 

 
なるほど…、日本語訳だと全部同じに見えるけど、どう使い分ければいいの?

 

 
コダック

それぞれのイメージの違いは以下の通りです!

base ⇒「物理的な底面・拠点」=建物の土台や活動の拠点(軍事基地など)
basis ⇒「抽象的な根拠・基準」=判断や理論のベース、行動の基準(計算の基礎など)
foundation ⇒「強固に固めた基礎」=社会制度や団体の基盤、建物の頑丈な基礎工事

目に見える物理的なものか、抽象的な概念か、あるいは「強固に築き上げたもの」かという違いですね!

 

例文フレーズで見る!”base / basis / foundation”の違い

● a military base
「軍事基地」
⇒ 兵士たちの活動の物理的な拠点(土台)となる場所のイメージ

● on a daily basis
「毎日という基準で(=日常的に)」
⇒ 行動の頻度の基準・判断の土台となる抽象的なスケールのイメージ

● the foundation of a society
「社会の基盤」
⇒ 簡単には揺るがないように、長い時間をかけてしっかりと築き上げられた強固な土台のイメージ

 

”base”の関連語②:「卑劣な」を意味する単語”mean / low”との違い

 
コダック
形容詞としての”base”の類義語(mean / low)についても、ニュアンスの差を整理しておきましょう!

 

”base”の類義語
⇒「卑劣な・心の卑しい」の意味を持つ単語”mean / low”

 

 
コダック

それぞれの表現が指す「卑しさ」のニュアンスは以下の通りです。

base ⇒「道徳的に底辺」=人間としての義務や恩義に背くような卑劣さ(硬い表現)
mean ⇒「意地が悪い」=ケチだったり、他人に冷たくて不親切だったりする卑しさ(日常会話向け)
low ⇒「品格が低い」=下品でモラルが欠如している、やり方が汚い様子

 

例文フレーズで見る!”base / mean / low”の違い

● base ingratitude
「卑劣な恩知らず」
⇒ 人として最低限の道徳心すら疑われる、底辺の心のイメージ

● Don’t be so mean to her.
「彼女にそんなに意地悪するなよ。」
⇒ 日常生活でよく使う、意地悪で冷たい態度を表すイメージ

● a low trick
「下劣な手口」
⇒ やり方が汚く、品格やレベルが著しく低いイメージ

 

”base”の語源はラテン語!なぜ「土台」と「低い」の2つの意味があるの?

 

”base”がなぜ名詞(土台)と形容詞(卑劣な=低い)という異なる意味を持っているのか、その秘密は語源にあります。

実は”base”は、名詞と形容詞でもともと全く異なる2つの語源を持っていました。

 

オンラインの有名英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”base”の起源について以下のように記載されています。

Origin of base1
First recorded in 1275–1325; Middle English noun base, bas, bace, from Old French base, basse, from Latin basis basis

Origin of base2
First recorded in 1350–1400; Middle English bas, from Old French, from Late Latin bassus “low, short,” perhaps of Oscan origin

※参考・引用「Dictionary.com

 

この歴史的な記録が示す通り、名詞のbaseはラテン語の「basis(土台)」、形容詞のbaseはラテン語の「bassus(低い、短い)」という別々の単語がルーツなのです。

 

”base”の語源(起源~発祥ストーリー)
● 名詞(土台):ラテン語「basis(土台)」⇒ 古期フランス語 ⇒ 中期英語「base」へ

● 形容詞(低い):後期ラテン語「bassus(低い)」⇒ 古期フランス語 ⇒ 中期英語「bas」へ

● 時代の流れの中で、スペルと発音が徐々に統合されて現在の「base」になった!

 

 
コダック
別々のルーツを持っていた2つの単語が、歴史の途中で合流してひとつの「base」という形になったわけですね!
ちなみに、形容詞の語源である「bassus(低い)」は、音楽の「ベース(bass:低音)」や楽器の「コントラバス(contrabass)」の語源にもなっているんですよ。そう考えると「低い」という意味も一発で納得できますよね!

 

構成パーツ(語根)で覚える”base”の派生語・関連表現

 

”base”はそれ自体が独立した一つの大きなパーツ(語根)として機能し、たくさんの重要な派生表現を作っています。

「土台・基礎」のパーツを持つ仲間たちを芋づる式に覚えて、ボキャブラリーを一気に増やしましょう!

 

① basement(地下室)

”base(土台・一番下)” + ”-ment(名詞にするパーツ)” で構成されています。
建物の一番下、つまり土台となる階であることから「地下室」という意味になります。

・Our kitchen is in the basement.
(私たちのキッチンは地下にあります。)

 

② basic(基本的な)/ basically(基本的には)

”base(基礎)” に形容詞化パーツ(-ic)、副詞化パーツ(-ally)がくっついた形です。物事の土台となるような重要性を表します。

・Food is a basic human need.
(食料は人間の基本的な欲求だ。)
・Basically, your plan is perfect.
基本的には、あなたの計画は完璧です。)

 

③ その他の”base”ファミリー表現

他にも、日常会話やIT用語でよく使う以下の単語もすべて”base(土台・基地)”がルートになっています。

baseline(基本線、基準、テニスのベースライン)
baseless(base(根拠) + less(無い) = 根拠のない、事実無根の)
database(data(情報) + base(蓄積する基地) = データベース)

 

”base”の意味と語源・覚え方まとめ

 

最後に、今回学んだ”base”の意味と覚え方のポイントを復習しましょう!

●”base”は「低いところ・土台」のイメージを持つ単語
⇒名詞の語源はラテン語「basis(土台)」で、”base”=「土台、基礎、活動拠点」の意味
⇒形容詞の語源はラテン語「bassus(低い)」で、”base”=「卑劣な、下品な」の意味
●語法・文法の最重要ポイント ⇒動詞として受動態の「be based on A(Aに基づいている)」の形が超頻出!
 
 
コダック
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他の単語の記事も読めば読むほど関連付けが強まり、記憶力アップに繋がりますよ!ぜひチェックしてみてくださいね!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」