【語源も分かって、忘れない】英単語「purpose」の意味と使い方・覚え方・文法解説【pur-(前に)+pose(置く)=前方に置かれたもの】

 
コダック
今日の英語表現は”purpose”

「pur-(前に)」+「pose(置く)」の2パーツで構成されている単語です。

「前方に置かれたもの」がコアイメージで、“purpose”=「目的」「意図」の意味を持ちますよ!

 

”purpose”の意味と使い方 コアイメージは「前方に置かれたもの」

 

”purpose(発音:pə́ːrpəs/パーパス【名詞・動詞】)”は「目的」「意図」の意味を持つ単語です。

「pur-(前に)」+「pose(置く)」の2パーツで構成されている単語で、「前方に置かれたもの」がコアイメージです。

 

 
コダック
自分がこれから行動を起こす前に(pur-)、あらかじめ目指すべきゴールを目の前にポンと置く(pose)こと。

「私はここを目指して進むぞ」と前方に置いた明確な的(まと)=「目的」なわけですね!

 

”purpose”は、何かを行うときの「しっかりとした理由」や「明確な意図」がある場合によく使われます。

ただのぼんやりとした夢や願望ではなく、「これのために行動するんだ」という強い意志や動機がこもった目的を指すのが特徴です。

 

 
なるほど、「あらかじめ目の前にセットされた的」だから、ブレない強い意志や理由を感じるんだね。
 
コダック
その通りです!例えば、旅行に行くときも「リフレッシュという目的(purpose)をあらかじめ目の前に据えている」という感覚です。進む方向や行動の理由がはっきりしている時にぴったりな単語なんですよ。

 

このように“明確な意図を持って前に据えたゴール”という意味から、日常の行動の理由からビジネスの事業目的、法律の趣旨にいたるまで広く使用されます。まずは日常会話やビジネスでよく使う基本的な例文を見てみましょう。

”purpose”の基本例文

What is the purpose of your visit?
(訪問の目的は何ですか? ※入国審査の定番フレーズですね!)
He accomplished his purpose after years of hard work.
(彼は何年もの努力の末、目的を達成した。)
The main purpose of this meeting is to discuss the new project.
(この会議の主な目的は、新しいプロジェクトについて話し合うことです。)
Our school’s primary purpose is to provide high-quality education.
(私たちの学校の第一の目的は、質の高い教育を提供することです。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”purpose”の文法・語法 超頻出フレーズと「動詞」としての使い方

”purpose”は名詞としての使い方が中心ですが、特定の熟語やフレーズで使われることが非常に多い単語です。また、実は動詞としての隠れた使い方もあります。試験や日常会話で必須のポイントを網羅しましょう!

 

1. 会話・試験の超定番! ”on purpose” の仕組み

「目的(意図)の上にのっかって」という意味から、”on purpose”「わざと、意図的に」 という意味の重要熟語になります。偶然ではなく、最初から狙ってやったという時に使われます(類義語の intentionally と同じ意味です)。

I’m sorry, I didn’t do it on purpose.
(ごめんなさい、わざとやったわけではないんです。)
He left the door open on purpose.
(彼はわざとドアを開けっぱなしにした。)

 

2. 目的をスマートに表す! ”for the purpose of -ing”

「〜するという目的のために」と、自分の行動の理由をカチッと表現したいときに使われるフォーマルな重要フレーズです。`of` の後ろには名詞、または動詞の `-ing` 形(動名詞)が来ます。

He saved money for the purpose of buying a new car.
(彼は新しい車を買う目的で貯金した。)
The committee was formed for the purpose of improving safety.
(安全性を向上させる目的で委員会が設立された。)

 

3. 実は「動詞」としても使える! ”purpose to do”

”purpose”は名詞のイメージが強いですが、実はフォーマルな書き言葉(文語表現)で 「〜することを目論む、意図する」 という動詞としても使えます。主に “purpose to do” (〜することを意図する)という形で使われますが、現代の日常会話では `intend to do` や `plan to do` の方が一般的です。

We purpose to clear up this matter as soon as possible.
(私たちはこの問題をできるだけ早く解決することを目論んでいます。)
She purposed to visit Europe next summer.
(彼女は来年の夏にヨーロッパを訪れることを意図していた。)

 

4. その他に知っておきたい頻出のコロケーション

日常やビジネスで “purpose” とセットでよく使われる便利な表現です。塊(カタマリ)で覚えてしまいましょう!

serve the purpose / serve a purpose(目的にかなう、役に立つ)
This tool will serve our purpose perfectly.
(この工具は私たちの目的に完璧にかなう[役に立つ]だろう。)

for … purposes(〜の目的で ※複数形で使われることが多い)
For security purposes, please show your ID card.
(安全上の目的から、身分証明書をご提示ください。)
The data is used for research purposes only.
(そのデータは研究目的のみに使用されます。)

 

【文法・語法のまとめポイント】
on purpose(わざと、意図的に)
for the purpose of doing(〜する目的で)
purpose to do(【動詞】〜することを目論む・意図する ※お堅い表現)
serve the purpose(目的にかなう、役に立つ)
for … purposes(〜の目的で ※複数形のsに注目)

 

”purpose”の関連語:「目的・目標」を意味する単語”goal/aim”との違い

 
コダック
せっかく”purpose”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”goal”や”aim”なども日本語では「目的、目標」と訳されますが、ニュアンスに明確な違いがあるんですよ!

 

”purpose”の類義語
⇒「目的・目標」の意味を持つ単語”goal/aim”とのニュアンスの差

 

 
なるほど…、日本語だと全部「目標」や「目的」って訳せそうだけど、どう使い分ければいいの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては、以下のように捉えるとスッキリします!

purpose⇒「行動を起こす「理由」や「意図」に焦点がある、ハッキリした目的」=行動の理由・動機
goal⇒「長い努力の末に、最後にたどり着くサッカーの「ゴール」のような最終地点」=最終的な到達点
aim⇒「弓矢で的を「狙う」ように、具体的な方向をカチッと定めた短期・中期の目標」=狙いを定めた標的

といった感じです!

 
なるほど!「なぜやるのか(理由)」なのか、「どこにたどり着きたいのか(最終ゴール)」なのか、「どこを狙っているのか(標的)」なのかで使い分けるんだね。
 
コダック
その通りです!
実際の具体的なシチュエーションと例文をベースに、さらにニュアンスの差を確認してみましょう!

 

シチュエーションと例文で見る!”purpose/goal/aim”の違い

the purpose of the meeting
「(何のために集まったのかという意図を示す)会議の目的」
⇒ 会議を開くことになった「理由・動機」にスポットが当たるイメージです。
The purpose of this meeting is to choose a team leader.
(この会議の目的はチームリーダーを選ぶことです。)

achieve an ultimate goal
「(長年の夢やマラソンの終わりのように)最終的なゴールを達成する」
⇒ 努力のロードマップの「一番最後にある終着点」のイメージです。
My ultimate goal is to start my own company.
(私の最終的な目標は、自分の会社を立ち上げることです。)

Our primary aim is to increase sales.
「私たちの第一の目標(狙い)は売上を伸ばすことだ」
⇒ 照準をピピッと合わせてロックオンしている「具体的なターゲット」のイメージです。
The campaign aims to raise awareness of environmental issues.
(そのキャンペーンは環境問題への意識を高めることを目指している。※aimは動詞としても非常によく使われます)

 

”purpose”の語源は古期フランス語「purposer」。実は”propose(提案する)”と同じルーツ!

”purpose”がどのようにして生まれたのか、その歴史的なルーツ(語源)についても深掘りしていきましょう。

結論から言うと、”purpose”の語源は古期フランス語の「purposer(提案する、意図する)」にさかのぼります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”purpose”の起源について、下記の記載があります。

Origin of purpose
First recorded in 1250–1300; (noun) Middle English purpos, from Old French, derivative of purposer, variant of proposer “to propose ”; (verb) Middle English purposen, from Anglo-French, Old French purposer

日本語訳:1250〜1300年に初めて記録された。(名詞)中期英語の purpos は、古期フランス語の purposer(proposer「提案する」の異形)の派生語に由来する。(動詞)中期英語の purposen は、アングロ=フランス語、古期フランス語の purposer に由来する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

引用文にある通り、”purpose”は13世紀後半(中世ヨーロッパの時代)にフランス語を経由して英語に入ってきた言葉です。ここで注目したいのが、もともとは「proposer(提案する)」という単語の変形(異形)だったという点です。

さらに語源をさかのぼると、ラテン語の「proponere(前に置く、提示する)」に行き着きます。「前に(pro-)」+「置く(ponere)」という成り立ちですね。

 

”purpose”の語源(起源~定着まで)
【ラテン語】proponere(前に置く、提示する)

【古期フランス語】proposer / purposer(前に提案する、意図する)

【中期英語(13世紀)】purpos / purposen として英語に定着。
「あらかじめ前に提示した計画」から転じて「目的」へ。

 

つまり、「自分の考えや計画を目の前にポンと置く(提示する)」という行為から、「目指すべきもの=目的・意図」へと意味が発展していったわけです。

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記のようになります!

ちなみに、同じ語源から派生した言葉に”propose(提案する、プロポーズする)”があります。

propose が「相手の前に結婚の意志やアイディアをドンと置く」のに対して、
purpose は「自分の前にやるべき目標をドンと置く」というイメージ。

実はこの2つ、表裏一体の兄弟のような言葉なんです!一緒に覚えておくと忘れにくいですよ!

 

 

構成パーツで覚える”purpose” 「pur-」+「pose」

ここからは単語を分解して、構成パーツの面から”purpose”を深掘りしていきましょう。

”purpose”の構成パーツは「pur-(前に)」+「pose(置くこと)」の2パーツです。

 

それぞれのパーツが持つイメージを理解しておくと、他の英単語を覚えるときにも応用が利くので非常におすすめです!

 

“pur-“は「前に、前方に」を意味するパーツ

”pur-”は「前に、前方に」を意味するパーツです。
実はこれ、英語でおなじみの接頭辞「pro-(前へ)」の仲間なんです。ラテン語からフランス語を経由して英語に入ってくる過程で、スペルが「pro-」から「pur-」に変化した歴史を持っています。

 

 
コダック
例えば ”購入する”を意味する “purchase” という単語も同じ仲間です。
「pur-(前方に)」+「chase(追いかける)」というパーツで構成されています。

欲しいものを前方に定めて徹底的に追いかけること=「獲得する、購入する」という意味になったわけですね!

 

その他にも、“pursue”(pur-[前へ]+sue[続く・追う] = 前へ前へと追い続ける = 追及する、追跡する)などが同じ「pur-」を持つ単語です。

 

”pose”は「置く」を意味する超重要パーツ

”pose”は「ポンと置く、配置する」を意味する、英語の中でトップクラスに重要なパーツです。私たちが普段写真を撮るときに「ポーズをとる」と言うのも、体をある特定の状態に「置く・配置する」ところから来ています。

 

 
コダック
”pose(置く)”がつく単語は、セットでくっつく「接頭辞(方向を表すパーツ)」に注目すると意味がスッと入ってきますよ。

例えば ”compose” という単語は「com-(共に・一緒に)」+「pose(置く)」のパーツで構成されています。

色々な部品や音符を1つの場所に一緒に綺麗に並べて置くこと=「構成する、組み立てる、作曲する」を表しているんです。

 

その他の”pose”を使用する代表的な単語についても、パーツのイメージと結びつけて覚えてしまいましょう!

 

expose(ex-[外に]+ pose[置く]=隠れていたものを外の見える場所に置く=さらす、暴露する
impose(im-[上に]+ pose[置く]=重荷や税金を相手の上にドスンと置く=課す、押し付ける
oppose(op-[反対に・向かって]+ pose[置く]=相手の正面に立ちはだかるように身を置く=反対する
suppose(sup-[下に]+ pose[置く]=考えの土台として下に置く=仮定する、〜だと思う

 

”purpose”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”purpose”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”purpose”は「pur-(前に)」+「pose(置くこと)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「前方に置かれたもの(あらかじめ据えた的)」
⇒”purpose”=「目的」「意図」の意味
●語法・文法のポイント
⇒熟語 “on purpose(わざと)” は超重要。動詞として「〜することを目論む(purpose to do)」という使い方もできる。
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」