「e-(外に)」+「spec(見る)」+「-ially(〜に)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「外に引っ張り出して注目して見る」がコアイメージで、“especially“=「特に、とりわけ」「とりわけ著しく」の意味を持ちますよ!
”especially”の意味と使い方!コアイメージは「外に引っ張り出して注目して見る」
”especially(発音:ispéʃəli/エスペシャリー【副詞】)”は「特に、とりわけ」「とりわけ著しく」の意味を持つ単語です。
単語の成り立ちを見てみると、「e-(外に)」+「spec(見る)」+「-ially(〜に)」の3つのパーツで構成されており、「外に引っ張り出して注目して見る」がコアイメージです。
そこから、他のものと比較してそれを一段と際立たせる「特に・とりわけ」という意味や、程度が甚だしいことを表すのが”especially”なわけですね!
・I like sports, especially soccer.
(私はスポーツが好きだが、特にサッカーが好きだ。)
・The weather was especially cold that winter.
(その年の冬はとりわけ寒さが厳しかった。)
・She loves animals, especially dogs.
(彼女は動物が大好きで、中でも犬が特に好きだ。)
・I am especially busy this week.
(今週はことのほか忙しい。)
※一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”especially”と似た単語の違い(specially / particularly)

”specially”や”particularly”なども「特に」を意味する単語として頻出します。
イメージの違いとしては以下のようになります。
especially ⇒「他と比べて格段に」=「とりわけ」「中でも一番」
specially ⇒「特定の目的のために」=「わざわざ」「特別にあつらえて」
particularly ⇒「個々のディテールに注目して」=「細かく指定して」「個別に」
文字だけだとややこしいので、実際の例文でイメージの違いを確認してみましょう!
● especially hot today
「今日は(今週の他の日と比べても格段に)特に暑い」
⇒ 他の群を抜いて程度が激しいイメージ
● specially designed for kids
「子供たちのために特別にデザインされた」
⇒ 特定の目的やターゲットのために「わざわざ作った・あつらえた」イメージ
● I have nothing particularly to say.
「(細かい点を挙げて)個別に言うべきことは何もありません⇒特にありません」
⇒ 全体から一つ一つの詳細な項目に切り分けるイメージ
”especially”は「他との比較で際立っていること」に焦点を当てるのに対し、”specially”は「特定の目的や意図」に焦点が当たっているのが大きな違いです。
”especially”の文法・語法!文頭で使うときの注意点と語順のルール

”especially”を使いこなす上で、絶対に外せない文法上の注意点が2つあります。テストや英会話でも間違いやすいポイントなので要チェックです!
1. 原則として「文頭」で単独では使えない!
実は、日本語の「特に、〜」につられて、文頭に置いてコンマで区切る使い方はNGとされています。他より際立たせる単語の「直前」に置くのが鉄則です。
Especially, I like soccer.
⭕️ 正しい使い方(強調したい言葉の直前に置く)
I like sports, especially soccer.
(スポーツは好きだけど、特にサッカーが好き。)
もしどうしても文頭で「特に〜」と言いたい場合は、”In particular, …” を使用します。
In particular, I like soccer.
(特に、私はサッカーが好きです。)
2. 形容詞を修飾するときの語順(冠詞の位置に注意!)
”especially”は副詞なので、形容詞を強調することができます。名詞のかたまり(名詞句)を強調する際、冠詞の「a/an」の位置に注意が必要です。語順は「an especially + 形容詞 + 名詞」の順番になります。
It was especially a cold day.
⭕️ 正しい使い方
It was an especially cold day.
(その日はとりわけ寒い日だった。)
”especially”の語源と歴史(1350–1400年頃)

”especially”の語源についても、確認していきましょう。
”especially”の起源は中英語の時代に遡ります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”especially”の起源について、下記の記載があります。
Origin of especially
First recorded in 1350–1400; Middle English; especial + -ly日本語訳:1350〜1400年に最初に記録された。中英語の「especial」に副詞化の「-ly」が結合したもの。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”especially”はもともと「特別の・固有の」を意味する形容詞 especial が副詞の形になった発祥である模様。
● ラテン語:species(外見、見えるもの、種類)
↓
● ラテン語:specialis(特定の、特別な)
↓
● 古期フランス語を経て中英語:especial(特別な) + -ly(〜に)となり現在へ
構成パーツで覚える”especially” 「e-」+「spec」+「-ially」

ここからは構成パーツの面から”especially”についてさらに深く覚えていきましょう。
”especially”の構成パーツは「e-(外に)」+「spec(見る)」+「-ially(〜に)」の3つのパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“e-“は「外に」を意味するパーツ
”e-”は「外に(ex-の変形)」を意味するパーツです。
水分が蒸気となって外へ出ていく(=「蒸発する」)を表しています。
その他に emit(外に放つ=放射する)や、eccentric(中心から外れた=風変わりな)等も”e-”を使用する単語です。
”spec”は「見る」を意味するパーツ
”spec”は「見る」を意味するパーツです。
スポーツやショーを現地で見る人(=「観客・目撃者」)を表しています。
その他の”spec”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
- inspect(中を見る=検査する)
- suspect(下から怪しんで見る=疑う)
- prospect(前を見る=見通し・見込み)
”-ially”は「性質・〜に」を意味するパーツ
”-ially”は形容詞を作る「-ial」と、それを副詞にする「-ly」が合体した「〜の性質を持って、〜に」を意味するパーツです。
人の手によって作られた状態で(=「人工的に・不自然に」)を表しています。
その他に officially(公式に)や、financially(財政的に)等も同様のパーツ構成を持つ単語です。
”especially”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”especially”の意味と覚え方についてのまとめです。
●「e-(外に)」+「spec(見る)」+「-ially(〜に)」の3パーツで構成されている
● コアイメージは「集団から外に引っ張り出して注目して見る」
● 意味は「特に、とりわけ」「とりわけ著しく」
● 語法・文法のポイント ⇒ 文頭で単独で使うのはNG!強調したい単語の直前に置く。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
