【語源も分かって、忘れない】英単語「priority」の意味と使い方・覚え方・文法解説【prior(前の)⇒一番前に置くべきもの】

 

 
コダック
今日の英語表現は”priority”

「prior(前の)」+「-ity(名詞化:〜なこと)」のパーツで構成されている単語です。

「一番前に置くべきもの」がコアイメージで、“priority”=「優先(事項)」「優先順位」の意味を持ちますよ!

 

”priority”の意味と使い方 コアイメージは「一番前に置くべきもの」

 

”priority(発音:praiɔ́ːrəti/プライオリティ【名詞】)”は「優先(事項)」「優先権」「優先順位」の意味を持つ単語です。

語根である「prior(前の)」に、名詞にするパーツ「-ity(こと)」が組み合わさっており、文字通り「一番前に置くべきもの」がコアイメージとなります。

 

 
コダック
やることリスト(タスク)が並んでいるときに、時間的にも重要度レベル的にも、他を押しのけて一番「前(prior)」に持ってくる「こと(-ity)」。

行列の先頭に割り込ませるくらい大事なもの=「最優先事項」なわけですね!

 

”priority”は、ビジネスの会議や日常のスケジュール管理で「高い優先順位(high priority)」「トップの最優先事項(top priority)」のように使われます。

数ある物事の中から「どれを一番最初に処理すべきか」を客観的に判断する際のお馴染みの単語です。

 
コダック
空港の「プライオリティ・パス(Priority Pass)」を想像すると分かりやすいですよ!あれを持っていると、一般の長蛇の列に並ばなくても、専用の『一番前(先頭)』のルートからラウンジに入ったり手続きできたりしますよね。あの「他の人より前に行ける権利」こそがまさに priority です!

 

このように”順番を一番前に繰り上げるべき大切なこと”という意味から、会社の業務タスク、政府の政策、個人の人生観にいたるまで広く使用されます。

基本例文

・Safety should be given top priority.
(安全が最優先されるべきだ[トップの優先順位を与えられるべきだ]。)
・Education is a high priority for this government.
(教育はこの政府にとって高い優先事項である。)
・Our first priority is to improve customer satisfaction.
(私たちの第一優先事項は、顧客満足度を向上させることです。)
・You need to clear your mind and set your priorities.
(頭を整理して、自分の優先順位を決める必要がある。)

※参考・例文一部引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”priority”の文法・語法 絶対に外せない定番フレーズと文法規則

1. つながる動詞で覚える!絶対に外せない定番フレーズ

”priority”を使う時は、一緒に使われる動詞の組み合わせ(コロケーション)を押さえるのが一番の近道です。特に以下の3つは日常・ビジネスを問わず頻出します。

 

① 〜より優先される: ”take priority over 〜”

「〜より優先される」「〜より重要である」と言いたいときは、”take priority over 〜” という熟語をよく使います。
「〜の上に(over)優先権をひっつかむ(take)」というイメージで覚えると忘れませんよ!

(例)Business takes priority over pleasure.
(仕事は娯楽に優先する。=仕事のほうが遊びより大事だ。)

 

② 〜に優先権を与える: ”give priority to 〜”

「〜を優先する」「〜に優先権を与える」と言いたいときは、動詞 give を使って ”give priority to 〜” と表現します。toの後ろには優先したい対象がきます。

(例)The company gives priority to eco-friendly products.
(その会社は環境に優しい製品を優先している。)

 

③ 優先順位を設定する: ”set / arrange priorities”

「優先順位をつける」「優先事項を整理する」という場合は、動詞 set や arrange を使います。このとき、優先すべき事項は通常いくつもあるため、**複数形の priorities** になるのがポイントです!

(例)It is important to set your priorities before starting a project.
(プロジェクトを始める前に、優先順位を設定することが重要だ。)

 

2. 冠詞の扱いに注意!可算名詞と不可算名詞の使い分け

文法的な落とし穴として注意したいのが、”priority”は**「数えられる(可算)」**ときと**「数えられない(不可算)」**ときの両方がある点です。

 

【不可算(数えられない)】「優先すること」「優先権」という抽象的な概念のとき
⇒ 冠詞(a/an)をつけずに使います。
(例)This project has priority over that one.(このプロジェクトはあれより優先権がある)

【可算(数えられる)】「優先すべき具体的な事柄(タスクなど)」のとき
⇒ 冠詞の a をつけたり、複数形にしたりします。
(例)Health is a high priority for me.(健康は私にとって高い優先事項だ)

 

3. 動詞の形に変化すると ”prioritize” になる!

「優先順位をつける」「〜を優先的に扱う」という**動詞**にしたいときは、後ろに「-ize(〜化する)」がくっついて ”prioritize(発音:praiɔ́ːrətɑ̀iz/プライオリタイズ)” になります。ビジネスシーンの会話やメールで「タスクに優先順位をつけよう」という時にめちゃくちゃ耳にする重要単語です。

(例)We need to prioritize these tasks to meet the deadline.
(締め切りに間に合わせるために、これらのタスクに優先順位をつける必要がある。)

 

”priority”の関連語①:「優先・好み」を意味する単語”preference/urgency”

 
コダック
せっかく”priority”を覚えるのであれば、似たようなニュアンスを持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”preference”や”urgency”なども「優先、好み、緊急」に関連する単語ですよ!

 

”priority”の類義語
⇒「優先・選択」の意味を持つ単語”preference/urgency”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの使い分けの違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

priority⇒「論理的・客観的に判断して、順番を一番「前」にすべき「最優先事項」」=客観的な優先度
preference⇒「他よりも前に(pre)運ぶ(fer)くらい、個人の感情として「こっちの方が好き!」と贔屓すること」=主観的な好み・優遇
urgency⇒「重要かどうかに関わらず、とにかく締め切りが迫っていて「今すぐやらないとマズい」こと」=時間的な緊急性

といった感じです!

 
「大事だから先にやる」のと「急ぎだから先にやる」ので単語が違うんだね。
 
コダック
まさにそこがポイントです!ビジネスでは「緊急度(urgency)は高いけど、優先度(priority)は低いタスク」なんていう風に分けて考えたりします。
実際の表現でニュアンスの差を確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”priority/preference/urgency”のイメージの違い

●Our top priority is to clear the debt.
「私たちの最優先事項は借金を返すことだ」
⇒ 会社の存続のために、客観的に考えて一番最初に片付けるべき課題というイメージ

●give preference to experienced applicants
「経験のある応募者を(好んで)優遇する」
⇒ 条件や好みに合う方を「そっちの方が良い」とえこひいきして選ぶイメージ

●a matter of utmost urgency
「極めて緊急を要する事態(一刻を争う件)」
⇒ 締め切りや火の粉が目の前に迫っていて、とにかく時間がない!というイメージ

 

”priority”の語源はラテン語「priōritās」!時間的・順序的な「先」から「優先」へ

”priority”の語源についても、さらに深掘りして確認していきましょう。

”priority”の語源をたどると、中世ラテン語の「priōritās」に行き着きます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”priority”の起源について下記の記載があります。

Origin of priority
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Middle French priorite, from Medieval Latin priōritās; see prior 1, -ity

日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中期英語から。中期フランス語の priorite、中世ラテン語の priōritās に由来する。prior 1, -ity を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からわかるように、”priority”は14世紀後半(中世ヨーロッパの時代)に、フランス語を経由して英語に定着した言葉です。

ベースとなっているのはラテン語の「prior(前の、先の)」で、これに状態や性質を表す名詞のパーツが組み合わさってできた単語です。

 

”priority”の語源の流れ
ラテン語:prior(時間や順序が前の、先の)

中世ラテン語:priōritās(先であること、順序が前である状態)

中期フランス語:priorite を経由

1300年代後半(中期英語):priority として記録される

 

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じですね!

もともとこの単語は、シンプルに「時間的に前であること」や「順序が先であること(先発性)」を指す言葉でした。
しかし、時代が進むにつれて「順番を前に持ってくるほど価値があるもの」=「重要度がトップであること」「優先すべき事項」という、現在のビジネスなどでも使われる意味へと自然に発展していったんです!

 

 

構成パーツで覚える”priority”:「prior」+「-ity」

ここからは構成パーツの面から”priority”について深掘りしていきましょう。

”priority”の構成パーツは「prior(前の)」と「-ity(こと・状態)」の2つに分けられます。

 

それぞれのパーツが持つ本来の役割を知ることで、単語のニュアンスがよりスッと頭に入ってきますよ。

 

パーツ①:”prior”は「時間・順序が前の」だけでなく「より重要な」を表す

”prior”はそれ自体でも「(時間や順序が)前の、事前の」という形容詞として独立して使われます。

 

もともとラテン語で「より前」を意味する言葉だった背景があり、そこから転じて「他と比べて順序が先である=より重要である」という意味合いも持つようになりました。同じ「前・第一」を意味する語根を持つ prime(主要な、最高の)や primary(第一の、主な)とは親戚の単語です。

 

 
コダック
TOEICなどのビジネス英語では、”prior to 〜”という表現が超頻出です!

「〜より前に、〜に先立って」(=beforeのフォーマル版)としてよく登場しますよ。

 

(例:Please read this document prior to the meeting. = 会議に先立ってこの資料を読んでおいてください。)

 

パーツ②:”-ity”は「状態・性質」を表し、単語を名詞化するお決まりのパーツ

”-ity”は、主に形容詞の最後にくっついて「〜なこと」「〜な状態・性質」という名詞に変身させるおなじみの接尾辞です。

 

 
コダック
例えば”ability”という単語は「able(できる)」+「-ity(こと・状態)」のパーツで構成されており、

できる状態=「能力」を表しています。

 

この「-ity」は、もともとラテン語から来た単語(prior のような言葉)によく結びつくという特徴があります。他の単語でも非常によく見かけるパーツなので、いくつか例を見てみましょう。

 

reality(real[現実の]+ -ity = 現実である状態 ⇒ 現実、現実性
popularity(popular[人気のある]+ -ity = 人気がある状態 ⇒ 人気、大衆性
responsibility(responsible[責任がある]+ -ity = 責任がある状態 ⇒ 責任、責務

 

このように、「prior(より前である)」という形容詞に、状態を表す「-ity(こと)」が組み合わさることで、「一番前に置くべきこと=優先(事項)」という意味の”priority”が完成するわけですね。

 

”priority”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”priority”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”priority”は「prior(前の)」+「-ity(こと)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「一番前(先頭に置くべきもの)」
⇒”priority”=「優先(事項)」「優先順位」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「take priority over 〜(〜より優先される)」というフレーズが超重要。動詞形は「prioritize(優先順位をつける)」。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」