【語源も分かる】英単語「actually」の意味と使い方・覚え方・文法解説【act(行動)+-ual(性質)+-ly(状態)=行動・現実として】

 
コダック
今日の英語表現は”actually”

「act-(行動・行う)」+「-ual(〜に関する)」+「-ly(〜の状態で)」の3つのパーツで構成されている単語です。

行動・現実としてがコアイメージで、そこから“actually“=「実際には、実は」「本当に、まさか」という意味に繋がっていくんですよ!

 

”actually”の意味とコアイメージは「行動・現実として」

 

”actually(発音:ǽktʃuəli/アクチュアリ【副詞】)”は「実際には、実は」「本当に、まさか」という意味を持つ重要単語です。

ネイティブの日常会話では、発音の際に「アクシャリ」のように聞こえることも多いので、耳で覚えるときには注意してみてくださいね。

先ほど紹介した通り、この単語は「act-(行動・行う)」+「-ual(〜に関する)」+「-ly(〜の状態で)」の3つのパーツから成り立っており、「行動・現実として」というのが共通の根底(コアイメージ)にあります。

 

 
コダック
頭の中で「きっとこうだろう」と想像していることや、周囲の噂話ではなく、「実際の『行動(act)』として現れている状態」のこと。

そこから、予想や建前、一般的なイメージとは違って「「実際には・実は」」と事実を伝える時や、意外な真実に対して「「本当に・まさか」」と驚く時に”actually”を使うわけですね!

 

 

 

【意味①】実際には、実は(予想や外見とのギャップ)

・He looks young, but actually he is over forty.
(彼は若く見えるが、実際は40歳を過ぎている。)
・I thought the test would be easy, but it was actually very difficult.
(テストは簡単だと思ったが、実際はとても難しかった。)

【意味②】本当に、まさか(意外な事実への驚き)

・Did you actually see the ghost?
(君は本当に[まさか]幽霊を見たのかい?)
・I can’t believe you actually finished the whole pizza!
(君が本当にピザを丸ごと1枚平らげたなんて信じられないよ!)

※一部参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【徹底比較】actually / really / in fact の違いと使い分け

 
コダック

 

”actually”の類義語・使い分け
⇒「実は・本当に」を使い分けるニュアンスの差

 

 
なるほど…!それぞれどんな違いがあるの??

 

 
コダック

それぞれのコアイメージの差はこんな感じです!

actually ⇒「予想とのギャップ」=(思い込みと違って)実は
really ⇒「嘘偽りのなさ・感情の強調」=(誇張なしに)本当に、心から
in fact ⇒「詳細の追加・事実の補足」=(さらに言うと)実際に、それどころか

言葉の持つ「方向性」が全然違いますよね!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われてもピンとこないかもしれませんね。
それでは、同じ「コーヒーが好き・嫌い」に関する表現をベースに、具体的なイメージの違いを比べてみましょう!

 

例文で見る!”actually / really / in fact”のニュアンス比較

actually(予想とのギャップ)
「I actually don’t like coffee.」
⇒「いつもコーヒーを飲んでそう(あるいは勧められたから断りにくい)に見えるかもしれないけど、(意外にも)実は苦手なんだ」というイメージ。

really(事実の強調・心からの気持ち)
「I really like coffee.」
⇒お世辞や社交辞令ではなく、お腹の底から「本当に、めっちゃ」コーヒーが大好きなんだという強い感情を伝えるイメージ。

in fact(さらに具体的な事実の上乗せ)
「He is nice. In fact, he helped me today.」
⇒「彼は良い人だよ。実際(もっと言うと)、今日も私を助けてくれたんだ」と、前の文をさらに補強する事実を付け足すイメージ。

 

会話で大活躍!文頭で使う「クッション言葉」としての役割

 
コダック
”actually”には、単なる「副詞としての意味」だけでなく、ネイティブが会話を円滑にするためにめちゃくちゃ使う重要なテクニックがあるんです!それが文頭に置く「クッション言葉」としての使い方です。

 

”actually”の会話における語法
⇒言いにくいことを切り出す・相手を否定せず訂正する時の「クッション」

 

 
コダック

会話の文頭で「Actually,…」と一呼吸置くことで、角を立てずに次のようなニュアンスを出すことができます。

① 相手の誘いや提案をマイルドに断る時
⇒「Actually…」=(行きたいのは山々だけど)実はちょっと…

② 相手の誤解をやんわり訂正する時
⇒「Actually…」=(気を悪くしないでほしいんだけど)実はね…

日本語でも「あ、実は…」と言うと、ストレートに拒絶するのを防げますよね。それと全く同じ感覚です!

 

こちらも実践的な会話形式の例文を通じて、ネイティブ特有の感覚を掴んでいきましょう!

 

例文で見る!クッション言葉 ”actually” の使い方

誘いや提案をやんわり断るパターン
A: Do you want to go out for dinner tonight?
(今夜、晩ご飯食べに行かない?)
B: Actually, I’ve already eaten.
実は(actually)、もう食べちゃったんだよね、ごめん!)
⇒「No」と言わずに、気まずさを和らげるイメージです。

相手の間違いをやさしく直すパターン
A: Is your name John?
(お名前はジョンさんですか?)
B: Actually, it’s Tom.
実は(actually)、トムと言います。)
⇒相手を冷たく否定せず、「現実の事実」を優しく提示するイメージです。

 

”actually”の語源と歴史的な背景

 

英単語の記憶をさらに盤石にするために、”actually”の語源(歴史的なルーツ)についても確認していきましょう。

”actually”の基本的な成り立ちは「actual(実際の) + -ly(副詞にする接尾辞)」です。

 

オンラインの高名な英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”actually”の起源について下記の記述があります。

Origin of actually
First recorded in 1400–50; late Middle English; actual, + -ly

日本語訳:1400〜50年に最初に記録された。後期中期英語。「actual」に「-ly」が合わさったもの。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記録からわかる通り、”actually”は15世紀前半(室町時代・百年戦争の後半頃!)の後期中期英語の時代から、およそ600年以上も使われ続けている歴史ある単語なんです。

 

”actually”の語源(起源~発祥までの道のり)
ラテン語:actum(成されたこと、事実、行為)

後期中期英語:actual(現実の、実在する)

副詞を作る接尾辞「-ly」が結合し、1400〜50年頃に「actually(現実として、実を結んで)」として英語に定着

 

 
コダック
大元のルーツであるラテン語の「actum(成されたこと)」というニュアンスから、頭の中の絵空事ではなく「現実に形として成された状態」を指す言葉へと発展していった歴史が見えますね!

 

構成パーツで覚える”actually”「act」+「-ual」+「-ly」

 

それでは、冒頭でも触れた「構成パーツ」の深掘りに入りましょう。

”actually”の構成パーツは、「act(行動・行う)」+「-ual(〜に関する)」+「-ly(〜の状態で)」の3つです。

それぞれのパーツの意味を理解すると、他のたくさんの英単語も芋づる式に覚えられるようになりますよ!

 

① “act”は「行動・行う」を意味するパーツ

”act”は単体でも「行動する」「演じる」という意味の動詞になりますが、パーツとしても「行動・行う」という意味を単語に与えます。

 

 
コダック
例えば”actor”という単語は「act(演技する・行う)」+「-or(〜する人)」の2パーツで構成されており、舞台などで演技を行う人(=「俳優」)を表します。

 

他にも、このパーツを使った重要単語には以下のようなものがあります。合わせて脳に刺激を与えておきましょう!

  • active (活動的な、積極的な)
    ⇒ act(動く)+ -ive(性質の)=活発に動く性質の
  • react (反応する、反作用する)
    ⇒ re(後ろへ・お返しに)+ act(行う)=相手の行動にお返しを行う

 

② ”-ual”は「〜に関する・〜の性質の」を意味するパーツ

”-ual”は名詞の後ろについて、「〜に関する・〜の性質を持つ」という形容詞を作るパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
例えば”visual”という単語は「vis(見る)」+「-ual(〜に関する)」の2パーツで構成されており、視覚に関するもの(=「視覚の、目に見える」)を表す形容詞になりますよ。

 

その他の”-ual”を使用する代表的な単語もまとめてチェックです!

  • annual (毎年の、1年間の) ⇒ 年(annu)に関する
  • mutual (相互の、共通の) ⇒ 交換(mutu)に関する
  • casual (形式張らない、偶然の) ⇒ 偶然の出来事(casu)に関する

 

③ ”-ly”は「〜の状態で・〜風に」を意味するパーツ

”-ly”は、主に形容詞の後ろにくっついて「〜の状態で」「〜風に」という、状態を表す『副詞』を作る超重要パーツです。

 

 
コダック
例えば”finally”という単語は「final(最後の)」+「-ly(〜の状態で)」の2パーツで構成されており、最終的な状態になって(=「ついに、ようやく」)を表しています。

 

日常会話で毎日のように使う副詞の多くに、このパーツが含まれています。

  • slowly (ゆっくりと) ⇒ slow(遅い)+ -ly(状態で)
  • usually (普通は、普段は) ⇒ usual(いつもの)+ -ly(状態で)

 

”actually”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”actually”の意味と覚え方について重要なポイントをまとめます!

”actually”の構成パーツ
「act(行動)」+「-ual(に関する)」+「-ly(の状態で)」の3つ。
⇒ コアイメージは「行動・現実として」

主な意味
「実際には、実は」(表面上の認識や予想とのギャップ)
「本当に、まさか」(意外な事実に対する驚き)

会話のポイント
文頭で「Actually,…」と使うと、言いにくいこと(誘いの拒否や間違いの指摘)をやんわりと切り出せる便利なクッション言葉になります。

 

 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」