こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「pre-(あらかじめ)」+「ven-(来る)」のパーツで構成されている単語です。
「先回りして来る」がコアイメージで、“prevent“=「防ぐ、妨げる、予防する」「(人が〜するのを)阻む」の意味を持ちますよ!
”prevent”の意味と使い方 コアイメージは「先回りして来る」

”prevent(発音:privént/プリヴェント【動詞】)”は「防ぐ、妨げる、予防する」「(人が〜するのを)阻む」の意味を持つ単語です。
「pre-(あらかじめ)」+「ven-(来る)」のパーツで構成されている単語で、「先回りして来る」がコアイメージです。
そこから、トラブルが起こるのを未然に「「防ぐ・予防する」」ことや、特定の文法を使って「人が〜するのを阻む」のが”prevent”なわけですね!
”prevent”は動詞として、病気の予防や事故防止の文脈で「火災を防ぐ(prevent fires)」や「病気を予防する(prevent disease)」のように非常に広く使われます。また、文法的にとても重要な **「prevent A from doing(Aが〜するのを妨げる・阻む)」** という無生物主語構文の定番としても受験やビジネスで頻出します。
これは、大雨が彼らよりも『あらかじめ(pre-)目の前にやって来た(ven-)』ために、「出発する(leaving)」という行動を阻まれたというイメージです。ルートを塞ぐ感覚なんですね。
このように”悪い事態の先手を打って、それが現実化するのを未然にシャットアウトする”という意味から、医療の衛生管理から、法律の犯罪抑止、日常の予定の変更にいたるまで広く使用されます。
例文
・Vitamin C may help prevent colds.
(ビタミンCは風邪の予防[防ぐこと]に役立つかもしれない。)
・Nothing can prevent him from marrying her.
(彼が彼女と結婚するのを妨げる[阻む]ことは誰にもできない。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”prevent”の関連語①:「防ぐ・避ける」を意味する単語”avoid/protect”
例えば”avoid”や”protect”なども「防ぐ、避ける」を意味する単語ですよ!
⇒「防ぐ」の意味を持つ単語”avoid/protect”
イメージの違いとしては
prevent ⇒「先回りして先手を打つことで、悪い事態そのものが発生しないようにする」=未然に防ぐ、予防する
avoid ⇒「すでに目の前に存在している危険や人混みを、体をかわして避ける」=(衝突を)回避する、避ける
protect ⇒「盾を前に(pro)立てて覆う(tect)ことで、外敵のダメージから中身を守る」=(盾による)保護・防御
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●prevent an accident
「(ガードレールや信号を設置して最初から起きないように)事故を防ぐ」
⇒ 原因をあらかじめ取り除いて、発生確率をゼロにするイメージ
●avoid an accident
「(ぶつかりそうになった車を、ハンドルをとっさに切って)事故を避ける」
⇒ 迫ってきた危険に対して、自分が横にヒラリと身をかわすイメージ
●protect children from danger
「(ヘルメットを被せるなどして)子供たちを危険から守る」
⇒ 攻撃や衝撃が当たるのを、物理的な壁を作ってガードするイメージ
”prevent”の関連語②:「妨げる」を意味する単語”hinder/stop”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「妨げる」の意味を持つ単語”hinder/stop”
それぞれの表現の違いとしては
prevent ⇒「最初からそれを行わせないように、完全に先回りして道を塞ぐ」=(100%の)阻止・予防
hinder ⇒「後ろ側(hind)に引っ張って足止めし、進行を遅らせて邪魔をする」=(遅延を伴う)妨害・足引っ張り
stop ⇒「今まさに動いているアクションを、その場に強制的に静止させる」=(現在の動きの)停止
といったイメージです。
●prevent economic growth
「(悪い政策によって、成長の機会を最初から奪い)経済成長を阻む。」
⇒ 芽が出る前に完全に潰してしまうイメージ
●hinder economic growth
「(手続きの多さなどが足を引っ張って)経済成長を妨げる。」
⇒ 進んではいるけれど、障害物が多くてスピードがめちゃくちゃ遅くなるイメージ
●stop economic growth
「(大恐慌などが起きて、現在の成長をその場で)経済成長を止める。」
⇒ 動いていたグラフの針が、ピタッとその場でフリーズするイメージ
”prevent”の文法・語法 絶対に外せない定番フレーズと名詞形のルール

“prevent”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際の試験やライティングで最高頻度で狙われる「文法・語法上のルール」を2つ解説します!
特に、「Aが〜するのを防ぐ」という形は英語の記述問題やTOEICでも超定番の形なので、丸ごと頭に叩き込んでおきましょう!
1. 最重要フレーズ! “prevent A from doing” の仕組み
“prevent” を使って「A(人や物)が 〜するのを妨げる・阻む」と表現する場合、後ろには前置詞の “from” を伴って以下の形(文型)をとるのが鉄則です。
● × prevent A to do 〜
コアイメージで解説した通り、「主語がAの前に先回りして(prevent)通せんぼをし、Aを『〜するという行為(doing)』から『引き離す(from)』」と繋がるため、 “to” ではなく “from” が大活躍するわけですね!
2. 名詞形 ”prevention” は数えられない不可算名詞!
“prevent” の名詞形である “prevention(予防、防止)” も、ビジネス英語や医療の現場で非常によく使われる重要単語ですが、文法的には 不可算名詞(数えられない) として扱われます。
⇒ 主に「crime prevention(犯罪防止)」や「accident prevention(事故防止)」のように、他の名詞とくっついて「〜の予防・防止」というひとまとまりの概念として使われることが多いです。
① 動詞( prevent A from doing )の例文
The illness **prevented her from attending** the meeting.
(病気のせいで、彼女は会議に出席できなかった。※直訳:病気が彼女を会議への出席から引き離して阻んだ[無生物主語構文])② 名詞形(不可算名詞)の例文
The police focused on **crime prevention** in the area.
(警察はその地域における**犯罪の防止**に焦点を当てた。※防止という抽象的な概念なので s はつかない)
「〜を阻むときは from doing の形にする」「名詞形の prevention は数えられない」という2つの実戦ルールを頭に入れておくだけで、TOEICの文法問題の穴埋めで秒速で正解を選べるようになるだけでなく、長文を頭からスムーズに理解できるようになりますよ!
”prevent”の語源はラテン語「praevenīre」 意味は「先を見越す、先回りする」
”prevent”の語源についても、確認していきましょう。
”prevent”の語源はラテン語の”praevenīre(プラエヴェニーレ)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”prevent”の起源について、下記の記載があります。
Origin of prevent
First recorded in 1375–1425; late Middle English, from Latin praeventus “anticipated,” past participle of praevenīre “to anticipate,” equivalent to prae- pre- ( def. ) + venīre “to come”
(日本語訳:初出は1375~1425年。後期中英語に由来し、ラテン語の「praeventus」(先制する、予想する)に由来する。これは「praevenīre」(先制する、予想する)の過去分詞で、「prae-」(前の、事前の)と「venīre」(来る)の組み合わせである。)※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”prevent”はラテン語から後期中期英語を経由して発祥している模様。
●ラテン語「prae-(あらかじめ “pre-”)」+「venīre(来る “to come”)」
↓
●ラテン語「praevenīre(あらかじめ先回りして来る、先を見越す “to anticipate”)」
↓
●ラテン語の過去分詞「praeventus(先を見越された “anticipated”)」
↓
●14世紀末〜15世紀初頭(1375〜1425年頃)に、後期中期英語(late Middle English)の「prevent」として定着
Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「pre-(事前に)」に、ラテン語で来るを意味する「venīre」が結合した(equivalent to)成り立ちです。古くは「相手が来るより先に自分が到着する(=先回りする)」というアクティブな移動の感覚だった言葉が、「相手の先手を打って、問題が起きる前に解決ルートを塞いでしまう」という意味に変化し、現在の「防ぐ・予防する」になったのですね!
構成パーツで覚える”prevent” 「pre-」+「ven-」
ここ保留パーツの面から”prevent”について覚えていきましょう
”prevent”の構成パーツは「pre-(あらかじめ、前に)」+「ven-(来る)」のパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“pre-“は「あらかじめ、前に、前もって」を意味するパーツ
”pre-”は、時間の流れにおいて「他のものより先に、あらかじめ準備しておく」という先手のベクトルを表す超定番のパーツです。
その他にpredict(あらかじめ言う→予測する)、preview(あらかじめ見る→下見、プレビュー)等も”pre-”を使用する単語です。
”ven-”は「来る」を意味するパーツ
”ven-”は、ラテン語の venīre(来る)に由来し、ある場所に向かって人や物が移動してくるイメージを持つ強力なパーツです。(※後ろに続く文字によって vent- にも変化します)
その他にconvenient(みんなが一緒に[con]やって来る→都合が良い、便利な)、avenue(そこに向かって人々がやって来る道→大通り、アベニュー)等も”ven-(vent-)”を使用する単語です。
”prevent”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”prevent”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「先回りして来る」
⇒”prevent”=「防ぐ、妨げる、予防する」「(人が〜するのを)阻む」の意味
●「悪いトラブルが自分のところへ『来る(ven)』よりも『あらかじめ(pre)』先回りして通せんぼをする」というコアがあるからこそ、ただ力ずくで止める「stop」とは違い、先手を打って未然に発生をゼロにする「予防する」という意味に1本の線で繋がります。文法で超重要な「prevent A from doing」も、『先回りしてAをその行為(doing)から引き離す(from)』と考えれば一発で納得できますよ。同じ「来る」仲間である「convenient(便利な)」や「event(イベント)」と一緒にグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!