engage 契約 イメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「engage」の意味と使い方・覚え方・文法解説【en-(~の中へ)+gage(誓約)=誓約によって拘束される】

 

 
コダック
今日の英語表現は”engage”

「en-(~の中へ)」+「gage(誓約・担保)」の2パーツで構成されている単語です。

「誓約によって拘束される」がコアイメージで、ここから“engage“=「(関心などを)引き付ける」「従事する・約束する」といった意味が生まれるんですよ!

 

”engage”の意味と使い方 コアイメージは「誓約によって拘束される」

 

”engage(発音:ɪnˈɡeɪdʒ / インゲイジ)”は「(関心などを)引き付ける」「従事する」「約束する」の意味を持つ単語です。

「en-(~の中へ)」+「gage(誓約・担保)」の2パーツで構成されており、「誓約の中に入る」=「制約によって拘束される」というのが核心にあるコアイメージです。

 

 
コダック
「誓約(約束や義務)の枠組みの中にガッチリとはまり込んで、身動きが取れなくなる」というイメージですね。

この「拘束される・ロックされる」という中心的なイメージが、対象によって以下のように意味が派生していきます!

 

”engage”の主な意味の広がり方は以下の3つのパターンで考えると分かりやすいです。

  • ① 心をロックする ⇒ 相手の注意や関心をガッチリ掴んで離さない(=引き付ける、夢中にさせる
  • ② 体をロックする ⇒ 契約等によって仕事に拘束する。(=従事する、携わる
  • ③ お互いをロックする ⇒ 約束によってお互いの身分を固定する(=約束する、婚約する

 

 
なるほど!「ガッチリ結びついて離れない」というニュアンスが共通しているんだね。
 
コダック
その通りです!
日本語だと「エンゲージリング」等の言葉で馴染みが深いですが、
仕事に従事する…というのも契約によって「ガッチリ結びついて」いるわけです。
 
 
 
仕事も簡単には離れられないもんね。😢

engage 契約 イメージ図

このように”engage”は、単に「関心がある」とか「仕事をする」というよりも、「意識や契約がしっかりとロックされて離れない状態」を表すときに使われます。

そのため、お金のやり取りだけで一時的に雇う場合や、自然な魅力で人を惹きつける場合などは、後述する”hire”や”attract”といった別の単語を使い分けます。

例文

The book engaged my attention.
(その本は私の注意を引き付けた=本の世界に心をガッチリ拘束された)

He is engaged in research.
(彼は研究に従事している=研究の中に身を置いて没頭している)

They got engaged last month.
(彼らは先月婚約した=結婚の誓約でお互いを結びつけた)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”engage”の関連語①:「雇う」を意味する単語”employ / hire”

 
コダック
せっかく”engage”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ類義語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!

例えば”employ”や”hire”なども同じく「雇う」という意味を持っていますが、ニュアンスが異なります。

 

”engage”の類義語
⇒「雇う」の意味を持つ単語”employ / hire”

 

 
なるほど…、使い分けのポイントはあるの??

 

 
コダック

コアにあるイメージの違いは以下の通りです!

engage ⇒ 専門職などと(契約や義務によって正式に)手配する・拘束する
employ ⇒ 従業員を(会社員として継続的に)雇用する、利用する
hire ⇒ 労働力やモノを(一時的にお金を払って)雇う、借りる

 
言葉の定義だけだと、実際のシーンがちょっとイメージしにくいかも…
 
コダック
確かにそうですね!汗
実際の例文を見比べながら、それぞれのニュアンスの差を掴んでいきましょう!

 

例文で見る!”engage / employ / hire”のイメージの違い

● engage
「We engaged a lawyer to handle the case.」
⇒ 事件を処理するために弁護士を雇った(=特定の用件のために、専門家と正式に契約して拘束したイメージ)

● employ
「The factory employs 500 workers.」
⇒ その工場は500人の従業員を雇っている(=継続的な労働力としてキープし、活用しているイメージ)

● hire
「We hired a car for the weekend.」
⇒ 週末のために車を借りた(=お金を払って、その場限りで一時的に労働力やモノを利用するイメージ)

 

”engage”の関連語②:「引き付ける・関わらせる」を意味する単語”attract / involve”

 
コダック
続いて、”engage”が持つ「引き付ける」「関与させる」という側面についての類義語、”attract” と ”involve” もセットで押さえましょう!

 

”engage”の類義語
⇒「引き付ける・関わらせる」の意味を持つ単語”attract / involve”

 

 
コダック

それぞれのニュアンスの違いはこんな感じです。

engage ⇒ 興味を(意識的に働きかけてガッチリ)没頭させる
attract ⇒ 相手を(磁石や魅力のように自然と)惹き寄せる
involve ⇒ 人や物事を(不可避的に、または面倒なことに)巻き込む

 

 
コダック
こちらも、例文を通して実際の使われ方の感覚をマスターしちゃいましょう!

 

例文で見る!”engage / attract / involve”のイメージの違い

● engage
「The game engaged the children for hours.」
⇒ そのゲームは何時間も子供たちを夢中にさせた(=子供たちの注意をロックして逃がさなかったイメージ)

● attract
「The beautiful flower attracted butterflies.」
⇒ 美しい花が蝶を引き寄せた(=花が持つ魅力のパワーで、相手を自然と引き寄せたイメージ)

● involve
「Don’t involve me in your problem.」
⇒ 君の問題に私を巻き込まないでくれ(=論理的・状況的に、その枠組みの中に巻き込まれてしまうイメージ)

 

 

 

”engage”の重要な語法・文法チェック!後ろに続く前置詞に注目しよう

”engage”を使う上で特に大切なのは、自動詞(自分で動く)と他動詞(相手に働きかける)の使い分けです。

特にTOEICや実際の会話では、後ろに続く前置詞(intoなど)とセットになって使われることが多いんですよ!

 

 
コダック
「誓約の中にガッチリ拘束される」というコアイメージを思い出すと、なぜその前置詞が使われるのかがスッキリ納得できますよ!

 

”engage”の代表的な3つのパターン

be engaged in ~ ~に従事している、没頭している
(活動や仕事という「~の中(in)」にロックされて動けないイメージ)

be engaged to ~ ~と婚約している
(結婚に向かう相手「~に対して(to)」約束で結ばれているイメージ)

engage A A(人の関心や注意)を引き付ける、A(専門家)を雇う
(他動詞として、相手を直接ガッチリとロックするイメージ)

 

 
なるほど!特に「in」や「to」の使い分けは試験でもよく狙われそうだね!
 
コダック
そうなんです!「in = 活動の中に入り込んでいる」「to = 婚約相手に向かっている」とパーツで捉えると覚えやすいですよね。
実際の例文で、文法的な形も一緒に確認してみましょう!

 

例文

She is engaged in the export trade.
(彼女は輸出貿易に従事している=その仕事の中に深く関わっている)

John is engaged to Mary.
(ジョンはメアリーと婚約している=メアリーに対して誓約を結んでいる)

The difficulty of the problem engaged his whole attention.
(その問題の難しさが彼の全注意を引き付けた=彼を夢中にさせた)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 
コダック
ちなみに「〜と婚約している」と言うときは、結婚(marry)と同じように前置詞は「with」ではなく「to」を使うのが落とし穴ポイントですよ!

”engage”の語源は中期フランス語の”engager” 意味は「誓約(担保)に入れる」

”engage”をより深く、忘れにくくするために、その歴史的な語源についても確認していきましょう。

単語の歴史を紐解くと、現代の「引き付ける」や「従事する」といった意味に繋がる面白いストーリーが見えてきますよ!

”engage”の直接の語源は中期フランス語の”engager”に由来します。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”engage”の起源について、下記の記載があります。

Origin of engage1
First recorded in 1515–25; from Middle French engager, Old French engagier; see en- 1 ( def. ), gage 1 ( def. )

日本語訳:1515〜1525年に初めて記録された。中期フランス語「engager」、古期フランス語「engagier」から。(接頭辞の)en- と、(誓約、担保を意味する)gage を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記述にある通り、”engage”は16世紀初頭にフランス語から英語へと導入されました。

もともとの中世フランス語での意味は、**「(人や物を)担保に入れる」「誓約によって縛る」**という非常に重い法律・経済的な行為を指す言葉だったのです。

 

”engage”の語源(起源~発祥まで)
Old French(古期フランス語):engagier(担保に入れる、約束する)

Middle French(中期フランス語):engager

English:engage(※16世紀に「誓約で縛る」という意味で英語圏へ)

 

 

 
コダック
「担保に入れる」というビジネスライクな言葉が、なぜ現代の「婚約する」や「従事する」になったか、不思議に思いませんか?

実は中世のヨーロッパでは、**約束を破らないための『身代わり(担保)』として、自分の身や財産、あるいは『誓いの言葉(誓約)』を相手の領域に差し出すこと**を ”engager” と呼んでいたんです。

 

この「自分の身や約束を、相手の拘束下にガッチリと投げ入れる」というコアイメージが、時代とともに次のように派生していきました。

 

  • 【約束・婚約】:お互いの「誓約(担保)」を差し出し合って、お互いをガッチリ拘束する = 約束する、婚約する
  • 【従事・没頭】:自分の時間やエネルギーを、ある特定の仕事や活動の枠組みの中に投げ込んでロックする = 従事する、携わる
  • 【引き付ける】:相手の注意や関心を、こちら側の枠組みの中に引っ張り込んで釘付けにする = (関心を)引き付ける、夢中にさせる

 

 
コダック
ちなみに、語根の ”gage(誓約・担保)” は、現代英語でも「住宅ローン・抵当」を意味する ”mortgage(モーゲッジ)” という単語にそのまま生き残っています!

mort(死んだ)+ gage(担保)で、「借金を返すまで、死ぬ気で縛られる担保」という恐ろしい語源なんですが、これを聞くと ”gage” がいかに強い拘束力を持ったパーツなのかがよく分かりますよね!

 

構成パーツで覚える”engage” 「en-」+「gage」

ここからは構成パーツ(語源)の面から、”engage”をさらに深く、忘れられないように覚えていきましょう!

”engage”の構成パーツは、大きく分けて「en-(~の中へ、~の状態にする)」+「gage(誓約・担保)」の2つに分解することができます。

 

一見難しそうに見える単語も、パーツごとの役割を知ることで、他の単語への応用力が一気に身につきますよ。つぎから各パーツについて詳しく紹介していきます。

“en-“は「~の中へ、~にする」を意味するパーツ

接頭辞の”en-”は、後ろに続く言葉の「中へ(in/into)」入れるイメージや、「~という状態にする(make)」という、名詞や形容詞を動詞化する強い働きを持ったパーツです。

 

 
コダック
例えば”encourage”という単語は「en-(~の中へ・~にする)」+「courage(勇気)」の2パーツで構成されており、

相手の心の中にグッと勇気を流し込む(=「勇気づける、励ます」)という意味を表しています!

 

この接頭辞 ”en-” を使った仲間は、日常会話でもよく登場する重要な単語ばかりです。あわせてセットで覚えると記憶に定着しやすくなりますよ!

 

【en-(〜にする・中へ)を使った他の英単語】

enjoy (喜び:joy の中に入れる ⇒ 楽しむ)
enrich (豊かな:rich な状態にする ⇒ 豊かにする・価値を高める)
ensure (確実な:sure な状態にする ⇒ 確実にする・保証する)
enable (~できる:able な状態にする ⇒ 可能にする)

 

”gage”は「誓約、d担保」を意味するパーツ

語根の”gage”は、もともと「人質」や「約束の印として差し出すもの」、つまり「誓約、担保」を意味するパーツです。
何かから逃げられないように法や約束でガッチリと縛る、というニュアンスを持っています。

 

 
コダック
例えば先ほど少し触れた”mortgage”という単語は、「mort(死んだ・消滅する)」+「gage(担保)」の2パーツで構成されています。

「借金を返し終わる(=契約が死滅する)まで、絶対に動かせない担保」という少し怖い由来から、(=「住宅ローン・抵当」)を表しているわけですね!

 

このように、”gage”が持つ「ガッチリとした約束や重い縛り」のイメージが分かると、”engage”の「誓約の中に引きずり込んで拘束する」というコアイメージにも納得がいきますよね。

その他の”gage”に深い関わりがある単語についても、下記でまとめて紹介します。

 

gage(名詞:担保、抵当、挑戦のしるし 
wage(名詞:賃金 ※実はgageと同じ語源から派生しており、労働の『担保・対価』として支払われる約束の報酬を意味します)

 

 

”engage”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学習した”engage”の意味と効率的な覚え方について振り返りましょう!

● ”engage”は「en-(~の中へ)」+「gage(誓約・担保)」の2パーツで構成されている単語
⇒ コアイメージは「誓約によって拘束される」
⇒ そこから派生して「(関心などを)引き付ける」「従事する」「約束する(婚約する)」の意味を持つ
● 語法・文法のポイント ⇒ 実際の英文では単体で使うよりも、“engage in ~”(~に従事する・没頭する)や、“be engaged to ~”(~と婚約している)など、後ろに続く前置詞とセットの形(熟語表現)で狙われやすいので、そのまま丸ごと覚えるのが実戦的です!
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように単なる丸暗記ではなく、語源、語法・文法、そしてネイティブの持つイメージの面から分かりやすく解説を行っています。
他にも芋づる式にボキャブラリーを増やせる記事がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」