こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「pre-(あらかじめ)」+「serv-(見守る)」のパーツで構成されている単語です。
「あらかじめ前もって注意深く見守ってキープする」がコアイメージで、“preserve“=「保護する、保存する、維持する」「砂糖漬け、保護区」の意味を持ちますよ!
”preserve”の意味と使い方 コアイメージは「あらかじめ前もって注意深く見守ってキープする」

”preserve(発音:prizə́ːrv/プリザーヴ【動詞】/【名詞】)”は「保護する、保存する」「維持する」の意味を持つ単語です。
「pre-(あらかじめ)」+「serv-(見守る)」のパーツで構成されている単語で、「あらかじめ前もって注意深く見守ってキープする」がコアイメージです。
そこから、古い建物をそのままの形で残す「建物を「保存する」」ことや、環境や平和を壊さないように守る「維持する」、名詞として食べ物を長持ちさせる「砂糖漬け(ジャム)」や自然をキープする「保護区」が”preserve”なわけですね!
”preserve”は動詞として、歴史や環境の文脈で「古い街並みを保存する(preserve old streets)」や「自然環境を保護する(preserve the natural environment)」のように使われます。また、食品を腐らせないように加工・キープする(preserve food)という場面でも非常によく見かける重要な単語です。
果物を腐らせないように、あらかじめ砂糖をたくさん使って美味しい状態でキープした保存食(ジャム)も、名詞の「preserves」と呼ぶわけです。
ちなみに、プリザーブドフラワーというのがありますが、あれは花を脱水液等の薬液を使用して、綺麗な状態をキープできるようにした花です。
このように”劣化や消失が起こる前に、注意深くコントロールしてそのままの状態をキープする”という意味から、文化財の保護から、食品業界、そして生態系の維持にいたるまで広く使用されます。
例文
・We must take action to preserve world peace.
(私たちは世界平和を維持する[守る]ために行動を起こさなければならない。)
・These cans help to preserve the flavor of the coffee.
(これらの缶は、コーヒーの風味を保存する[逃がさずキープする]のに役立つ。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”preserve”の関連語①:「守る・保護する」を意味する単語”protect/conserve”
例えば”protect”や”conserve”なども「守る、保護する」を意味する単語ですよ!
⇒「守る」の意味を持つ単語”protect/conserve”
イメージの違いとしては
preserve ⇒「中身や状態が変わらないように、あらかじめ注意深く見守ってそのまま残す」だから(原型を留めるような)保存・維持
protect ⇒「外からの攻撃や危険、ダメージに対して、盾(tect)を前に立ててディフェンスする」だから(外敵からの)防護・保護
conserve ⇒「限りある大切な資源を、みんなで(con)無駄遣いせず大事に見守って使う」だから(エネルギーや自然資源の)節約・保護
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●preserve historic buildings
「(改築したり壊したりせず、当時の姿のまま)歴史的建造物を保存する」
⇒ タイムカプセルのように、オリジナルの状態をずっと維持するイメージ
●protect children from danger
「(危険なものから盾になって)子供たちを危険から守る」
⇒ 外からのパンチやダメージを跳ね返してセーフティにするイメージ
●conserve energy
「(電気やガスの消費を抑えて大切に使う)エネルギーを節約する」
⇒ すり減って無くならないように、セーブしながら大事にキープするイメージ
”preserve”の関連語②:「状態を保つ」を意味する単語”maintain/save”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「状態を保つ」の意味を持つ単語”maintain/save”
それぞれの表現の違いとしては
preserve ⇒「手つかずの自然や古い歴史の姿を、そのままそっと見守ってキープする」だから(長期的な)現状維持、保存
maintain ⇒「機械や建物を、手(main)を入れてメンテナンスし、一定の高い水準にキープする」だから(労力を伴う)維持、管理
save ⇒「失われそうな危険な状態から、安全な安全地帯に引っ張り出して確保する」だから(破滅からの)救済、節約
といったイメージです。
●preserve order
「(乱れることがないようにしっかりと)秩序を維持する。」
⇒ 綺麗なままのバランスを崩さないように見守るイメージ
●maintain a car
「(オイル交換や点検などの車の手入れをして)車を整備・維持する。」
⇒ 定期的なコストや労働を注ぎ込んで、パフォーマンスをキープするイメージ
●save a life
「(死にそうなピンチから引っ張り出して)命を救う。」
⇒ ロスト(消失)の危機からセーフな場所にレスキューするイメージ
”preserve”の文法・語法 よくセットになる目的語と名詞形のルール

“preserve”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際のライティングや試験でそのまま使える「文法・語法上のルール」を2つ解説します!
動詞として使うときに後ろに置きやすい名詞のパターンと、名詞形になったときの数え方を押さえておきましょう!
1. 動詞用法:後ろによく来る「3つの定番目的語」
“preserve” は他動詞(後ろにすぐ名詞を置く動詞)ですが、環境問題、歴史、ビジネスなどの文章で「〜を保存・維持する」と言うときは、後ろに続く名詞の組み合わせがほぼ決まっています。特に相性が良い3つの定番パターンを押さえましょう!
● preserve historic buildings / sites (歴史的建造物 / 史跡を現状のまま保存する)
● preserve order / peace (秩序 / 平和を維持する・保つ)
2. 名詞形 ”preservation” は数えられない不可算名詞!
“preserve” の派生語である名詞の “preservation(保存、保護、維持)” も非常によく使われる重要単語ですが、文法的には 不可算名詞(数えられない) として扱われます。
⇒ 主に「the preservation of 〜(〜の保存)」という形でよく使われます。
① 動詞(後ろに定番の目的語)の例文
The local government is working to preserve historic buildings in the area.
(地方自治体は、その地域の**歴史的建造物を保存する**ために取り組んでいる。)② 名詞形(保存・維持:不可算名詞)の例文
The association is dedicated to the preservation of the natural environment.
(その協会は、**自然環境の保護[維持]**に専念している。※保護という抽象的なプロセスなので s はつかない)
「動詞のときは environment や buildings、peace を後ろに従えやすい」「名詞形の preservation は数えられない」という2つの実戦ルールをセットでインプットしておけば、TOEICの文法問題の穴埋めや、長文読解の解釈レベルがグッと引き上がりますよ!
”preserve”の語源は中世ラテン語「praeservāre」 意味は「ガードする、見守る」
”preserve”の語源についても、確認していきましょう。
”preserve”の語源は中世ラテン語の”praeservāre(プレセルヴァーレ)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”preserve”の起源について、下記の記載があります。
Origin of preserve
First recorded in 1325–75; Middle English preserven, from Medieval Latin praeservāre “to guard” ( Late Latin: “to observe”), equivalent to Latin prae- prefix meaning “before, prior to, in advance” ( see pre-) + servāre “to watch over, keep, preserve, observe”※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”preserve”はラテン語から中世ラテン語を経由して発祥している模様。
●ラテン語「prae-(あらかじめ “before”)」+「servāre(注意深く見守る、キープする “to watch over, keep”)」
↓
●中世ラテン語「praeservāre(前もってガードする “to guard”、後期ラテン語では、観察する・従う “to observe”)」
↓
●14世紀半ば(1325〜1375年頃)に、中期英語(Middle English)の「preserven」として定着
Dictionary.comの詳しい案内にもある通り、この単語は接頭辞の「pre-(事前に)」に、ラテン語で大切に見守るを意味する「servāre」が結合した(equivalent to)成り立ちです。問題が起きる一歩手前の段階で、「あらかじめ(pre)しっかりと目を光らせてガード(serv)しておく」という予防的な感覚が、現代の「原型を留めるように保存する・保護する」という意味のコアになっているのがよく分かりますね!
構成パーツで覚える”preserve” 「pre-」+「serv-」

ここからは構成パーツの面から”preserve”について覚えていきましょう
”preserve”の構成パーツは「pre-(あらかじめ、事前に)」+「serv-(見守る、維持する、キープする)」のパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“pre-“は「あらかじめ、事前に、前もって」を意味するパーツ
”pre-”は、時間の流れにおいて「実際のイベントよりも前の段階、手前、あらかじめ」という先回りのベクトルを意味する超定番のパーツです。
その他にpredict(あらかじめ言う→予測する)、prevent(あらかじめ先回りして来る→防ぐ、阻む)なども”pre-”を使用する単語です。
”serv-”は「見守る、維持する、キープする」を意味するパーツ
”serv-”は、ラテン語の servāre(見守る、キープする)に由来し、対象にしっかり意識の目を向けて、失われないように状態をキープするイメージを持つパーツです。(※「仕える」を意味する servire 由来の服従のパーツとは別物になります)
その他にconserve(みんなで大切に見守ってキープする→保護する、節約する)、reserve(後ろに引っ張ってキープしておく→予約する、取っておく)なども”serv-”を使用する単語です。
”preserve”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”preserve”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「あらかじめ前もって注意深く見守ってキープする」
⇒”preserve”=「保護する、保存する、維持する」「砂糖漬け、保護区」の意味
●「何かが傷んだり失われたりする前の段階(pre)で、注意深くガード・見守る(serv)」というコアがあるからこそ、ただ後から守るのではなく、元の綺麗な原型をずっと残すための「保存・保護」という意味にブレなく一本の線で繋がります。同じ「見守ってキープする」仲間である「conserve(保護する・節約する)」や「reserve(予約する)」、「observe(観察する)」などと一緒に強力なファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!