【語源はhonos(名誉・誠実)】英単語「honor」の意味と覚え方【語源を絡めて記憶力アップ】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付はけが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツなど、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 

 
コダック
今日の英単語は「honor」! 「名誉・誠実」を意味するラテン語「honos」を語源とする単語です。
 

honorの意味は「名誉/勲章(名詞)」
「~に栄誉を授ける/~に敬意を表す(動詞)」

honor(発音:ɑ’nər/アナァ)「名誉・誠実」を表すラテン語「honos」を語源とする単語です。
そこから派生して「名誉/勲章(名詞)」「~に栄誉を授ける/~に敬意を表す(動詞)」の意味を持ちます。
 
名詞用法(不可算名詞)
①名誉

名詞用法(可算名詞)
①勲章

動詞用法(他動詞)
①~に栄誉を授ける
②~に敬意を表す

特に動詞用法の意味は①「~に栄誉を授ける」の用法が多いイメージ。
特に”I’m honored”のように受動態で使用された時は、ほぼ「(栄誉を頂けるなんて)光栄ですの意味です。

 
コダック
”I’m honored”で「俺は尊敬されてるんだぜ!」とはあまり言わないという事ですね…!笑
①「~に栄誉を授ける」の用法は「be honored to do」「be honored that~」の形で「~で光栄です」の意味で良く使われる。
 
 

可算名詞のhonorは「勲章」の意味

名詞用法の時は基本的に不可算名詞ですが、勲章という意味になる時は可算名詞です。
 
ちなみに可算名詞と不可算名詞の見分け方としては、下記の「バラバラにして意味が無くなるかどうか」の方法が分かりやすいと思います。
可算名詞と不可算名詞はバラバラにして見分ける
「可算名詞と不可算名詞の見分け方」で一番分かりやすいと思うのは
それをバラバラにして、「意味がなくなるなら可算名詞」「意味が変わらなかったり、そもそもバラバラに出来ないなら不可算名詞」という見分け方です。

例えばpaperという名詞は「新聞(可算名詞)」「紙(不可算名詞)」の2つの意味を持ちます。

新聞は破ると役割を果たせなくなりますが、破っても紙は紙ですよね。

 
 
コダック
honorの持つ「勲章」とはイメージ的にはこんな感じ↓
「勲章」の例
仮にバラバラになったとしたら、金属と布の集まりになってしまい意味が無くなるので可算名詞ですね。
一方「名誉」に関しては形がないので、そもそもバラバラに出来ません。

 

日本語の「オーナー(owner)」とは発音・綴りも別物!

ちなみに日本語で「オーナー」と言えば「所有者」を意味する「owner」の事ですが、honorとはスペルも発音も全く異なります。

 

  • honor⇒(発音:ɑ’nər/アナァ)
  • owner⇒(発音:óunər/オウナァ)

カタカナ読みした時に何となく似てしまうだけで、全く別の単語です。

 

余談:ゴルフの「オナー」は「honor」
ちなみにゴルフで最初にティーショットをする人の事を「オナー」と言いますが、こちらが「honor」です。

「オナー」は前ホールのスコアが1番良い人がつとめる為、まさに「名誉な事」というわけですね。

 

関連語: 同じ「honos」を語源に持つ単語「honest」

honorと同じく「honos」に由来する単語はもう一つあります。

それが「honest(発音:ɑ’nist/アニィストゥ)」「正直な」を意味する形容詞です。

 

最初にラテン語「honos」は「名誉・誠実」を意味するラテン語だと説明しましたが、

下記のようにそれぞれの意味が「honor」と「honest」へ派生していったイメージですね。

●「名誉」の意味⇒honor

●「誠実」の意味⇒honest

 

honorの例文・使い方

honorの例文・使い方について紹介します。

名詞用法の例文
The president held a dinner in honor of the king.
大統領は国王に敬意を表して晩餐会を催した。

動詞用法の例文
I am most honored to be invited.
ご招待にあずかり光栄の至りです。

He honored his father and his mother.
彼は父と母を尊敬していた。

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

2つ目の例文では前述の通り、「be honored to do」で「~で光栄です」の意味になっていますね。

もう少し長い表現になる時はthat節を使用する事もあります。

 

in honor of「~に敬意を表して」

「in honor of~」「~に敬意を表して」を意味する表現です。(1つ目の例文)

 
コダック
「in honor of~」で一つの前置詞として覚えてしまうと早いですね!

 

「in honor of~」は「in One’s honor」として言い換えが可能なので、

1つ目の例文の場合「in honor of the king」=「in the king’s honor」(国王に敬意を表して)と言い換える事が出来ます。

 

 

honorの意味・覚え方のまとめ

honorについてのまとめです。

●honorはラテン語のhonos(名誉/誠実)を語源とする単語 
 ※同じ語源を持つ単語に「honest」がある。

●honorの意味は「名誉/勲章(名詞)」「~に栄誉を授ける/~に敬意を表する(動詞)」
 ※「be honored」で「光栄に思う」の表現は鉄板!
 ※「in honor of」(~に敬意を表して)は一つの前置詞扱いで覚える!

 
 
コダック
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下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!

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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」