「per-(通して、完全に)」+「mit-(送る)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「通して送ってあげる(通過を許す)」がコアイメージで、“permit“=「〜を許可する、許す」「公的な許可証」の意味を持ちますよ!
”permit”の意味と使い方!コアイメージは「通して送ってあげる」
”permit(発音:動詞 pərmít / 名詞 pə́ːrmit)”は「〜を許可する、許す」「公的な許可証」の意味を持つ単語です。
「per-(通して)」+「mit-(送る)」のパーツで構成されている単語で、「通して送ってあげる」がコアイメージです。
そこから、ルールや権限に基づいて正式に「許可する」ことや、名詞として「(通行や営業などの)許可証」を意味するわけですね!
”permit”は「公式で堅い」イメージが強い単語です。
「法律や公式なルールに基づく許可」が”permit”です。
逆に、日常会話で「いいよ」と軽く許すことなどは、後述する”allow”や”let”を使用します。
The rules do not permit smoking here.
(規則によりここでは喫煙は許可されていない[禁煙である]。)
Photography is not permitted in the museum.
(美術館内での写真撮影は許可されていません。)
You need a work permit to work in this country.
(この国で働くには就労許可証が必要だ。)
※参考・例文一部引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”permit”の文法・語法!絶対に外せない定番フレーズと発音ルール

1. 最重要構文! ”permit A to do(Aが〜するのを許可する)”
”permit”を動詞として使う際、最も重要になるのが **「permit A to do(Aが〜するのを許可する)」** という形です。テストやTOEICでも頻出の形になります。
例文
They permitted us to enter the room.
(彼らは私たちがその部屋に入るのを許可した。)The doctor permitted him to return to work.
(医者は彼が仕事に復帰することを許可した。)
2. 名詞と動詞でアクセントが変わる!「名前動後」のルール
”permit”は、1つの単語で動詞と名詞のどちらの役割も持っています。このとき、発音のアクセントの位置が変わるのでリスニングやスピーキングの際は注意しましょう。
英語には**「名前動後(めいぜんどうご)」**というルールがあり、2音節の言葉は名詞のときは前、動詞のときは後ろにアクセントが来ることが多いです。
・名詞「許可証」: pə́ːrmit(パーミット:前にアクセント)
・動詞「許可する」: pərmít(パミット:後ろにアクセント)
”permit”の関連語:「許可する・許す」を意味する allow / let との違い

”allow”や”let”なども「許可する、許す」を意味する代表的な単語です。
⇒「許可する・許す」の意味を持つ単語”allow / let”
イメージの違いとしては以下のようになります。
permit ⇒「法律や規則に基づいて、正式に通過を認める」=公的な許可(硬い)
allow ⇒「反対や妨害をせず、大目に見る」=許容・許可(一般的)
let ⇒「本人がやりたがっていることを、引き留めずにやらせる」=個人的な容認(カジュアル)
フォーマルさで言うと、permit > allow > let の順番になります!
● permit(公式な許可)
The university permits students to use the library until midnight.
「(大学が公式な規約として)学生が深夜まで図書館を利用することを許可している」
● allow(一般的な許容・大目に見る)
My parents don’t allow me to stay out late.
「(親が)私が夜遅くまで外出するのを許してくれない」
⇒ 反対せずに許す、という一般的な状況。
● let(カジュアルな容認・そのままにさせる)
Let me know when you are ready.
「準備ができたら私に知らせて(私を知らせる状態のままにさせて)」
⇒ やりたい行動を邪魔せずにそのまま通す(使役動詞 let A do の形)。
”permit”の語源はラテン語「permittere」 意味は「通して進ませる」

”permit”の語源についても、確認していきましょう。
”permit”の語源はラテン語の「permittere」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”permit”の起源について、下記の記載があります。
Origin of permit1
First recorded in 1425–75; late Middle English, from Latin permittere “to let go through, give leave,” equivalent to per- per + mittere “to let or make (someone) go”; see admit, commit, etc.日本語訳:1425〜75年に初めて記録される。後期中英語、ラテン語の permittere(通して行かせる、許可を与える)から。これは per-(〜を通して)+ mittere(行かせる、放つ)と同等。admit、commit などを参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
ですが、私たちが日常的に使う「許可する」のpermitは、上記のラテン語「permittere(向こう側へ通して行かせる)」の流れを汲んでいる言葉です!
●ラテン語 「per-(通して)」 + 「mittere(行かせる)」
↓
●ラテン語 「permittere(通過させる、許可を与える)」
↓
●後期中英語を経て、現代の 「permit(公式に許可する)」 へ
構成パーツで覚える”permit” 「per-」+「mit-」

ここからは構成パーツの面から”permit”について覚えていきましょう。
”permit”の構成パーツは「per-(通して、完全に)」+「mit-(送る)」の2パーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“per-“は「〜を通して、完全に」を意味するパーツ
”per-”は「〜を通して、空間や時間を突き抜けて、完全に」を意味するパーツ(接頭辞)です。
完全に作られた(=「完璧な」)を表しています。
その他に permanent(per-[ずっと通して]+ man-[留まる]=永遠の)や、perform(per-[完全に]+ form[形作る]=成し遂げる、演じる)等も”per-”を使用する代表的な単語です。
”mit-”は「送る、放つ」を意味するパーツ
”mit-”は「送る、放つ、行かせる」を意味するパーツ(語根)です。(※単語によっては miss と変化することもあります)
中へと入れてあげる(=「〜を認める、入場を許す」)を表しています。
その他の”mit-”を使用する重要な単語についても、下記で紹介しておきます。
・submit(sub-[下に]+ mit-[送る]=提出する、服従する)
・transmit(trans-[向こうへ]+ mit-[送る]=送信する、伝える)
”permit”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”permit”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”permit”は「per-(通して)」+「mit-(送る)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「通して送ってあげる」。
● 意味は、動詞:「〜を許可する、許す」 / 名詞:「公的な許可証」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 最重要構文は「permit A to do(Aが〜するのを許可する)」。
● 発音は、名詞(前)と動詞(後)でアクセントの位置が変わる(名前動後)。
● allowやletよりも「公式で硬い許可」を表す。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
