「en-(強く/状態にする)」+「dure(硬い・続く)」+「-ance(名詞にするパーツ)」の3パーツで構成されている単語です。
「硬いまま持ちこたえる強さ」がコアイメージで、“endurance”=「耐久力、持久力」「忍耐」の意味を持ちますよ!
”endurance”の意味と使い方・例文 コアイメージは「硬いまま持ちこたえる強さ」
”endurance(発音:indjúərəns/インデュアランス【名詞】)”は「耐久力、持久力」「忍耐(力)」の意味を持つ単語です。
「en-(強く・〜の状態にする)」+「dure(硬い・長持ちする)」+「-ance(名詞化)」のパーツで構成されており、「硬いまま持ちこたえる強さ」がコアイメージとなります。
そこから、過酷な状況下で限界まで耐え抜く「耐久力・持久力」や、精神的な「忍耐」を意味するのが”endurance”なわけですね!
”endurance”は名詞として、スポーツの長距離競技や、ビジネス・製品開発の品質試験など、「外圧に対して折れることなく、長期間にわたって耐え忍ぶ」場面で広く使われます。
日常会話やビジネスで使える「endurance」の例文
具体的なシチュエーションを想像しながら例文を確認してみましょう。
例文
・Running a marathon requires great endurance.
(マラソンを走るには多大な持久力[耐久力]が必要だ。)・He showed remarkable endurance throughout the trial.
(彼はその試練の間ずっと、見事な忍耐力を見せた。)・The new car underwent a series of strict endurance tests.
(その新型車は、一連の厳しい耐久テストを受けた。)・She lacks the physical endurance for mountain climbing.
(彼女には登山をするための肉体的な持久力が欠けている。)※参考・例文一部引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”endurance”の文法・語法とよく使う頻出フレーズ

1. 原則として不可算名詞(数えられない名詞)!
「持久力」や「忍耐」といった目に見えない性質・能力を表すため、”endurance”は原則として数えられない不可算名詞(Uncountable Noun)として扱われます。そのため、前に「an」をつけたり、語尾に「s」をつけて複数形にしたりすることは通常ありません。具体的な行為として数えたい場合は「a feat of endurance(耐久力の要る行為)」などの表現を使います。
2. 限界を表す定番フレーズ ”beyond (all) endurance”
「もうこれ以上は硬い状態を保てない、限界を超えて壊れてしまう」という意味から、”beyond (all) endurance”で「忍耐の限界を超えて、とても耐えられない」というお決まりのフレーズになります。読解問題でも時々見かける強い表現です!
- The pain was beyond endurance.(その痛みは耐え難いものだった。)
3. その他の頻出表現
日常やニュースでもよく登場する組み合わせ(コロケーション)です。
- endurance test(耐久テスト、持久力テスト)
- endurance sports(持久力競技 ※マラソンやトライアスロンなど)
- physical endurance(肉体的な持久力)
- mental endurance(精神的な忍耐力)
「endurance」と類義語(stamina / patience)の違いと使い分け

例えば”stamina”や”patience”なども「スタミナ、忍耐」を意味する単語ですよ!
⇒「スタミナ・忍耐」の意味を持つ単語”stamina / patience”
イメージの違いとしては以下のような形になります!
endurance⇒「過酷な環境や苦痛に対し、ボロボロになりながらも「硬く身を閉じて耐え抜く」能力」=(過酷さに耐える)耐久力
stamina⇒「活動を長く続けるための、エネルギーや元気が「体の底から湧き出続ける」能力」=(活動を続ける)スタミナ・精力
patience⇒「イライラする状況や遅れに対し、怒らずに「心を平穏に保ってじっと待つ」能力」=(怒らずに待つ)辛抱・気の長さ
具体的なシーンでイメージの差を確認してみましょう!
●a test of physical endurance
「(過酷な砂漠を不眠不休で歩くような)肉体的な耐久力のテスト」
⇒ 襲いかかる苦痛に対して、体が壊れずに持ちこたえるイメージ
●He has the stamina to work all night.
「彼は徹夜で働き続けるスタミナがある」
⇒ ガソリンがたっぷりと残っていて、元気に動き続けられるエネルギーのイメージ
●lose one’s patience with a crying baby
「泣き叫ぶ赤ちゃんに対して忍耐力を失う(イライラしてしまう)」
⇒ カチンとくる状況に対して、心を穏やかに保っていられなくなるイメージ
”endurance”の語源はフランス語経由のラテン語 意味は「耐える、硬くなる」

”endurance”の語源についても確認していきましょう。
”endurance”の語源は「endure(耐える:動詞)」に、名詞を作るパーツ「-ance」がついたものです。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”endurance”の起源について、下記の記載があります。
Origin of endurance
First recorded in 1485–95; endure + -ance日本語訳:1485〜1495年に初めて記録された。endure(耐える)+ -ance(名詞化パーツ)に由来する。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”endurance”は15世紀末(中世から近世への過渡期)には、すでに存在していた動詞「endure」をもとにして作られた言葉の模様です。
ラテン語:dūrus(硬い)から動詞 indūrāre(硬くする)が生まれる
↓
古期フランス語を経由して英語の「endure(耐える)」になる
↓
1480年代:名詞のパーツ「-ance」がくっつき、「endurance(耐え抜く強さ・耐久力)」として英語で記録される
「ギュッと硬くなって、形を変えずに時の流れを過ごす」という意味から、現在の「耐える」や「耐久力」へと発展しました。
構成パーツで覚える”endurance” 「en-」+「dure」+「-ance」

ここからは構成パーツの面から”endurance”についてより深く紐解いていきましょう。
”endurance”の構成パーツは「en-(強く・〜の状態にする)」+「dure(硬い・長持ちする)」+「-ance(名詞にする)」の3パーツです。
“en-” は「中に、強く、〜の状態にする」を意味するパーツ
”en-”は「中に」や、後ろの言葉を強めて「〜の状態にする」という意味の動詞を作るパーツです。
相手の心の中に勇気をギュッと注入する=「勇気づける、励ます」を表しています。
その他に enable(able[できる]状態にする=可能にする)や、enrich(rich[豊か]にする)等も”en-”を使用する単語です。
”dure” は「硬い、長持ちする、続く」を意味するパーツ
”dure”は「硬い」や、硬いからこそ「長く持ちこたえる、続く」を意味する非常に強力なパーツです。
ある出来事がずっと続いている間=「〜の間ずっと」を表しています。
その他の”dure”を使用する単語についても確認しておきましょう。
・duration(dure[続く]+ ation[名詞化]=物事が続いているその長さ=持続期間・存続期間)
”-ance” は「動詞を名詞に変える」パーツ
”-ance”は、動詞の語尾にくっついて「〜すること、〜という性質」という名詞を作るパーツです。(形が似ている「-ence」も同じ働きを持ちます)。
受け入れること=「承認、受け入れ」を表しています。
その他に appearance(appear[現れる]+ ance = 外見・出現)等もこのパーツの仲間です。
”endurance”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、”endurance”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「硬いまま持ちこたえる強さ」
⇒”endurance”=「耐久力、持久力」「忍耐」の意味
●語法・文法のポイント ⇒原則として数えられない「不可算名詞」。定番フレーズ ”beyond endurance(忍耐の限界を超えて)” も重要。
●類義語との違い ⇒ staminaは「底から湧き出るエネルギー」、patienceは「イライラせずに待つ心の平穏」
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
