obviouslyの意味・使い方|apparently・clearly・evidentlyとの違いを解説

こんにちは、コダックです。

obviouslyは、「明らかに」「当然」「言うまでもなく」などと訳される副詞です。

目で見ればすぐに分かることだけでなく、状況から考えて当然だと思われることや、話し手が相手も理解しているはずだと考えていることにも使われます。

obviouslyの主な意味

① 誰が見ても分かるほど明らかに
② 状況から考えて明らかに・当然
③ 言うまでもなく
④ 相手の発言に対して「もちろん」「明らかに」

 

 
コダック
obviouslyのコアイメージは、道の上に物があって、嫌でも目に入る状態。「見過ごせないほど、はっきりしている」という感覚です!

 

obviouslyの意味とコアイメージ

obviouslyの意味である道の上にあって明らかに見えるイメージ

obviouslyは「明らかに」「当然」「言うまでもなく」という意味を持つ副詞です。

obviously /ˈɑːb.vi.əs.li/

① 明らかに・はっきりと
② 見れば分かるように
③ 当然・言うまでもなく
④ もちろん

obviouslyは、形容詞のobvious「明らかな」に、副詞を作る-lyが付いた単語です。

obvious=明らかな・見れば分かる
obviously=明らかに・見れば分かるように

コアイメージは、「目の前に現れていて、簡単には見過ごせない」ことです。

目で見て明らかな場合だけでなく、状況や常識から考えて、話し手が「これは当然分かる」と判断している場合にも使われます。

 
コダック
「絶対的な事実」というより、「話し手から見ると、わざわざ説明する必要がないほど明らか」という感覚も含まれます。

obviouslyの発音・品詞

発音:/ˈɑːb.vi.əs.li/ または /ˈɒb.vi.əs.li/
カタカナ:アブヴィアスリィ
品詞:副詞
派生元:obvious「明らかな」

アクセントは最初のobの部分に置きます。

日本語のカタカナでは「オブヴィアスリー」と表されることもありますが、実際の発音では最初の母音が「ア」に近く聞こえることがあります。

obviouslyの使い方と例文

1.見れば分かるほど「明らかに」

外見、表情、行動、声などから、ある状態がはっきり分かる場合に使います。

She was obviously upset.
彼女が動揺しているのは明らかだった。

He was obviously tired after the long journey.
長旅のあと、彼が疲れているのは明らかだった。

The child was obviously frightened.
その子どもが怖がっているのは一目瞭然だった。

She had obviously been crying.
彼女が泣いていたことは明らかだった。

この用法では、日本語の「見るからに」「明らかに」「一目で分かるほど」に近い表現です。

 
コダック
顔が赤い、声が震えている、目に涙があるなど、判断できる手掛かりが目の前にあるイメージですね。

2.状況から考えて「明らかに・当然」

目で直接確認できることだけでなく、状況や前後関係から考えて、結論が明らかな場合にも使われます。

We obviously need more time.
私たちには明らかに、もっと時間が必要だ。

They obviously knew about the problem.
彼らがその問題を知っていたことは明らかだ。

This solution obviously will not work.
この解決策がうまくいかないことは明らかだ。

He obviously did not understand the question.
彼が質問を理解していなかったのは明らかだった。

「誰が見ても分かる」というより、状況を考えれば自然にその結論になるという使い方です。

3.文頭で「言うまでもなく・当然」

obviouslyを文頭に置くと、文全体に対する話し手の判断を示せます。

Obviously, no one is perfect.
言うまでもなく、完璧な人はいない。

Obviously, we cannot ignore this problem.
当然、この問題を無視することはできない。

Obviously, the final decision is yours.
もちろん、最終的に決めるのはあなたです。

文頭のobviouslyは、「これから述べることは明らかだと私は考えています」という話し手の態度を示します。

書き言葉では、通常はobviouslyの後ろにカンマを置きます。

Obviously,+文
=明らかに~だ
=当然~だ
=言うまでもなく~だ

4.返答として「もちろん・明らかに」

会話では、相手の質問に対する短い返答として使うこともできます。

“Are you going to apologize?” “Obviously.”
「謝るつもりなの?」「もちろんだよ」

“Does she agree with the plan?” “Obviously not.”
「彼女はその計画に賛成しているの?」「明らかに賛成していないよ」

Obviously not.は、「明らかに違う」「もちろん違う」という頻出表現です。

ただし、言い方によっては「そんなことも分からないの?」という冷たい響きになるため注意が必要です。

obviouslyを置く位置

obviouslyは、文のさまざまな位置に置けます。

be動詞の後ろ

She is obviously nervous.
彼女が緊張しているのは明らかだ。

主語+be動詞+obviously+形容詞

一般動詞の前

He obviously wants to leave.
彼が帰りたがっているのは明らかだ。

主語+obviously+一般動詞

助動詞の後ろ

We will obviously need more information.
私たちには当然、さらに多くの情報が必要になる。

主語+助動詞+obviously+動詞

文頭

Obviously, something went wrong.
明らかに、何か問題が起きた。

文頭に置くと、特定の単語ではなく、文全体を「明らかなこと」として提示します。

文末

He did not prepare for the test, obviously.
明らかに、彼は試験の準備をしていなかった。

文末でも使えますが、文頭や動詞の近くに置く場合より、補足や皮肉のような響きが出ることがあります。

obviouslyには失礼なニュアンスがある?

obviouslyは、使い方によっては失礼に聞こえることがあります。

この単語には、「それは誰にでも分かるはずだ」という話し手の判断が含まれることがあるためです。

Obviously, you need to read the instructions.
当然、説明書を読む必要があります。

文法的には正しい表現ですが、状況によっては「そんなことも分からないのですか」という上から目線の印象を与えます。

 
 
じゃあ、会話では使わないほうがいいの?
 
コダック
普通に使われる単語ですが、相手が知らなかったことに対して使うと、責めているように聞こえる場合があります。相手への配慮が必要な場面では、clearlyやIt seemsなどへの言い換えも検討しましょう。

柔らかく言い換える表現

強めの表現 柔らかい言い換え
Obviously, we need more time. It seems that we need more time.
Obviously, this is a problem. Clearly, this is an issue we need to address.
You obviously misunderstood me. I may not have explained that clearly.

特に相手の間違いを指摘するときは、obviouslyを使わず、自分の説明にも原因があるような言い方にすると柔らかくなります。

obviously・apparently・evidently・clearlyの違い

いずれも「明らかに」「見たところ」と訳されることがありますが、判断の確かさや情報の得方が異なります。

単語 中心的なニュアンス 日本語の目安
obviously 話し手には明白で、疑う必要がない 明らかに・当然
apparently 見聞きした情報によると、そうらしい どうやら・~らしい
evidently 手掛かりや証拠から判断すると明らかだ どう見ても・明らかに
clearly 見方・説明・区別が明瞭である はっきりと・明確に

obviouslyとapparentlyの違い

obviouslyは、話し手が「明らかだ」と強く判断しているときに使います。

She was obviously angry.
彼女が怒っているのは明らかだった。

表情や声などから、怒っていることがはっきり分かる状況です。

apparentlyは、見た様子、聞いた情報、確認できた状況などをもとに、「どうやら~らしい」と述べるときに使います。

Apparently, she has decided to leave the company.
どうやら彼女は会社を辞めることにしたらしい。

話し手が直接確認したとは限らず、聞いた話や得られた情報による判断を表せます。

obviously
明らかであり、話し手には疑う必要がない

apparently
見聞きした情報によると、どうやらそうらしい

 
コダック
apparentlyは「主観的だから曖昧」というより、「得られた情報から判断すると、どうやら~らしい」というイメージです!

obviouslyとevidentlyの違い

evidentlyは、証拠や手掛かりから結論を導き出すニュアンスを持ちます。

He had evidently forgotten the appointment.
どうやら彼は約束を忘れていたらしい。

現れなかった、連絡がなかったなどの手掛かりから、「忘れていた」と推測しています。

obviouslyは、証拠の存在を特に意識せず、話し手にとって明白であることを強く示します。

He obviously did not want to talk about it.
彼がそのことを話したがっていないのは明らかだった。

obviously
話し手には明白である

evidently
証拠や状況から判断すると明らかである

evidentlyはobviouslyよりも硬く、文章や改まった説明で使われることがあります。

obviouslyとclearlyの違い

clearlyは、「はっきり見える・聞こえる・理解できる」という明瞭さを表します。

She clearly explained the problem.
彼女はその問題を明確に説明した。

この文のclearlyは、説明の仕方が分かりやすかったことを表しています。obviouslyには置き換えられません。

She was clearly upset.
彼女が動揺しているのは明らかだった。

状態が明らかだという意味では、clearlyとobviouslyの両方を使える場合があります。

ただし、obviouslyのほうが「誰でも分かるはずだ」「当然だ」という話し手の判断を強く感じさせることがあります。

clearly
見え方・聞こえ方・説明・区別がはっきりしている

obviously
結論や事実が明白で、疑う必要がない

obviouslyとof courseの違い

of courseは、「当然」「もちろん」という意味ですが、明白さよりも、自然な成り行きや相手への同意を表します。

“Can you help me?” “Of course.”
「手伝ってくれる?」「もちろん」

この返答でObviously.を使うと、「手伝うに決まっているでしょう」という強い響きや、文脈によってはぶっきらぼうな印象が出ます。

of course
自然なこととして「もちろん」

obviously
明白なこととして「当然・明らかに」

obviouslyの語源|道の上にあって目に入る

obviouslyの語源である道の上にあって目につくイメージ

obviouslyは、形容詞obviousに、副詞を作る接尾辞-lyが付いた単語です。

obvious=明らかな
-ly=~な方法で・~な状態で

obviously=明らかな状態で・明らかに

obviousは、ラテン語のobviusに由来します。

obviusは、ラテン語のobviaからできています。

ob=前に・~に向かって・~に対して
via=道

obvius
=道の上にある
=目の前に現れる
=容易に目に入る

自分が歩いている道の上に何かがあれば、嫌でも目に入ります。

そこから、「目の前に現れていて、簡単に気付ける」という意味が生まれ、現在のobvious「明らかな」につながりました。

 
コダック
道を完全に「ふさいでいる」と限定するより、「進む道の上に現れて、すぐ目に入る」と考えると語源に近いイメージになります!

obviouslyの構成パーツ

ob-は「前に・~に向かって・~に対して」

ob-はラテン語に由来し、「前に」「~に向かって」「~に対して」などの意味を持ちます。

後ろに続く文字の影響を受け、oc-・of-・op-などに形を変えることがあります。

単語 語源イメージ 意味
oppose 向かいに置く 反対する
object 前に投げ出されたもの 物体・反対する
obstacle 前に立ちはだかるもの 障害物
occupy 向かってつかむ 占める・占領する

viaは「道」

viaは、ラテン語で「道」を意味します。

現在の英語でも、前置詞のviaは「~を経由して」「~によって」という意味で使われます。

We traveled to Rome via Paris.
私たちはパリを経由してローマへ行った。

viaと同じ「道・進む」に関係する語源を持つ単語には、次のようなものがあります。

単語 意味
previous 以前の
devious 遠回りの・率直でない
deviate 道から外れる・逸脱する
obviate 問題を取り除く・不要にする

-ousは形容詞、-lyは副詞を作る

obviouslyの末尾は、次のように理解できます。

obvious
=明らかな:形容詞

obvious+-ly
=明らかに:副詞

同じように、形容詞に-lyを付けて副詞を作る単語には、次のようなものがあります。

形容詞 副詞
clear「明確な」 clearly「明確に」
apparent「明白な・見掛け上の」 apparently「どうやら・見たところ」
evident「明らかな」 evidently「明らかに・どうやら」
natural「自然な」 naturally「自然に・当然」

obviousとobviouslyの違い

obviousは形容詞なので、名詞を説明したり、be動詞の後ろに置いたりします。

It was an obvious mistake.
それは明らかな間違いだった。

The answer is obvious.
答えは明らかだ。

obviouslyは副詞なので、動詞・形容詞・文全体などを説明します。

He obviously made a mistake.
彼が間違えたことは明らかだ。

She was obviously nervous.
彼女が緊張しているのは明らかだった。

obvious=明らかな:形容詞
an obvious difference=明らかな違い

obviously=明らかに:副詞
They are obviously different.=それらが異なるのは明らかだ

obviouslyのよく使われる表現

表現 意味
Obviously, … 言うまでもなく~・当然~
obviously different 明らかに異なる
obviously wrong 明らかに間違っている
obviously upset 明らかに動揺している
obviously impossible 明らかに不可能な
quite obviously 極めて明らかに
not obviously 一見しただけでは明らかでない
Obviously not. 明らかに違う・もちろん違う

not obviouslyの意味

not obviouslyは、「明らかに~ではない」とは限りません。

多くの場合、「すぐには分からない」「一見しただけでは明白でない」という意味になります。

The two problems are not obviously related.
その二つの問題に関係があるとは、すぐには分からない。

この文は、「二つの問題に関係がない」と断定しているわけではありません。関係がある可能性はあるものの、それが明白ではないことを表しています。

obviouslyについてよくある質問

obviouslyは「もちろん」と訳せますか?

会話や文脈によっては「もちろん」と訳せます。

Obviously, I want you to come with us.
もちろん、あなたにも一緒に来てほしい。

ただし、相手への親しみから「もちろん」と言っているのではなく、話し手にとって明白または当然であるという意味が基本です。

文頭のobviouslyにはカンマが必要ですか?

文全体を修飾する文副詞として文頭に置く場合は、通常カンマを付けます。

Obviously, we need a different approach.
明らかに、私たちには別の方法が必要だ。

ただし、短い文や会話的な文章ではカンマが省略されることもあります。

Obviously yes.は自然ですか?

意味は通じますが、返答ではObviously.Obviously, yes.のほうが自然な場合があります。

相手に配慮した返答では、Of course.Definitely.のほうが柔らかく聞こえます。

Obviously not.はどのような意味ですか?

「明らかに違う」「もちろん~ではない」という意味です。

“Did he enjoy the meeting?” “Obviously not.”
「彼は会議を楽しんでいた?」「明らかに楽しんでいなかったよ」

強い否定になるため、声の調子によっては冷たく聞こえることがあります。

obviouslyとapparentlyは反対の意味ですか?

完全な反対語ではありません。

obviouslyは「明らかだ」と強く判断する表現、apparentlyは「得られた情報によると、どうやら~らしい」と述べる表現です。

Obviously, he is busy.
彼が忙しいことは明らかだ。

Apparently, he is busy.
どうやら彼は忙しいらしい。

obviouslyをレポートや論文で使えますか?

使うことはできますが、論拠を示さずに「明らかだ」と断定している印象を与えることがあります。

学術的な文章では、何が明らかなのかを証拠やデータで示したうえで、clearly・the results show that・the evidence suggests thatなどを使うほうが適切な場合があります。

obviouslyの意味・使い方・語源まとめ

obviouslyの意味と語源のまとめ

obviouslyの意味
① 誰が見ても分かるほど明らかに
② 状況から考えて明らかに・当然
③ 言うまでもなく
④ もちろん

コアイメージ
目の前に現れていて、簡単には見過ごせない

語源
ob「前に・~に向かって」+via「道」
→ラテン語obvius「道の上にある・目の前に現れる」
→obvious「明らかな」+-ly
→obviously「明らかに」

obviouslyを単に「明らかに」と暗記するだけでは、会話での「当然」「もちろん」や、少し強いニュアンスを理解しにくくなります。

「目の前にあって見過ごせないほど明らか」という語源イメージから覚えましょう。

  • 外見からすぐ分かる
    =明らかに
  • 状況を考えれば分かる
    =当然
  • 説明する必要もない
    =言うまでもなく
  • 返答するまでもなく分かる
    =もちろん
 
コダック
道の上にあって嫌でも目に入るイメージを持てば、「明らかに」「当然」「言うまでもなく」という意味を一つにつなげて覚えられますよ!

 

 
コダック
形容詞obviousの語源や関連語については、下記の記事でも詳しく解説しています!

obviousの意味・語源・使い方|「明らかな」のコアイメージを解説

 
コダック
当サイトでは、英単語を語源・コアイメージ・使い方から解説しています。ほかの英単語も、意味を関連付けながら覚えていきましょう!

【まとめ】英単語を語源・コアイメージから効率的に覚える方法

参考資料
Cambridge Dictionary「obviously」「obvious」
Oxford Advanced Learner’s Dictionary「obviously」「apparently」「evidently」
Merriam-Webster Dictionary「obviously」「apparently」「evidently」
Online Etymology Dictionary「obvious」
南出康世編『ジーニアス英和辞典 第5版』大修館書店