【語源も分かって、忘れない】英単語「obviously」の意味と覚え方【語源は「道の上」】

こんにちは、コダックです。

 

英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。

①あらゆる方法(目・耳・口・手)を使って脳を刺激する事
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事

そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい

この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。

 

 
コダック
今日の英語表現は”obviously”

「近く・方向・反対(ob)」+「道(via)」のパーツで構成されている単語で、以前紹介した”obvious”の副詞verです。

コアイメージも”obvious”と同じく「進路上にある状態」がコアイメージで、“obviously“=「明らかに」「言うまでもなく」の意味を持ちますよ!

 

”obviously”の意味と使い方 コアイメージは「進路上にある状態」

 

”obviously(発音:ɑ’bviəsli/アブヴィアスリィ)”は「明らかに」「言うまでもなく」の意味を持つ単語です。

「近く・方向・反対(ob)」+「道(via)」のパーツで構成されている単語で、「進路上にある状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
イメージしてみて下さい…

進路上に誰か(何か)がいる状態を…!

 

obviously 進路の上にあるもの イメージ

 
コダック
どうです?目立ってませんか?(ドヤァ

 

 
 
は?(冷淡
 
コダック
ヒィッ…!(怯え

つ、つまりですね、「自分がこれから行こうとしている進路の上に、何かあったらとても目立ちませんか?」って事なんです

 

これこそが”obviously”なんです。

上の画像を見た時に、「道の先に誰かがいる事」は言うまでもないくらい明らかですよね!

 

 
コダック
このようにもはや曖昧な所がないくらいの「明らかさ」を持つのが”obviously”の特徴です。
 
 
一目瞭然って感じ?
 
コダック
そのイメージでOKです!

同じ「明らかな」の意味を持つ単語”apparently”や”evidently”と比較すると分かりやすいですよ!

 

”obviously”の関連語:「明らかな」を意味する単語”apparently/evidently”

ここからは、例文を通して”obviously”や”apparently”、”evidently”の違いを確認してみましょう!

 

●obviously
 She was obviously drunk.
 彼女は見てわかるほどに酔っていた.
  ⇒疑問の余地がないくらいに「明らか」な様子

●apparently
They are away from home, apparently.
彼らは留守らしい
  ⇒主観的な「明らかさ」、”obvious”と比べて曖昧さが強い

●evidently
They were evidently twin brothers.
彼らは見たところ双子のようだった
  ⇒何か証拠があって「明らか」であるイメージ

”obviously”は疑問の余地がないくらいに「明らか」な状態です。

obviously イメージ

例文の場合はもう根拠や証拠が必要ないくらい「彼女が酔っている」事が見て分かる状態を表現しています
 
 
 
”apparently”は、自分の主観や経験を元に「たぶん○○だろう」と言っているような曖昧なイメージです。
apparently イメージ
上記の例文では「本当に留守なのか」という確証はありません。
イメージとしては「インターホンを鳴らしたけど、誰も出なかったから、たぶん留守みたいだ」といった状況が浮かびます。
 
 
一方”evidently”は何か根拠や証拠があるイメージで、
evidentky イメージ
上記の例文で言えば、「彼らの見た目」自体が根拠に成り得るほどそっくりであるようなイメージを受けます。
 

 

obviously(副詞)
①明らかに、目に見えて
②言うまでもなく、確かに

apparently(副詞)
①どやら~らしい、たぶん
②見たところ、外見上
③明らかに

evidently(副詞)
①明らかに、間違いなく
②見たところ~らしい

“Is she sorry?”“Obviously not! Look at her.”
「彼女,悪いと思っているの?」「とんでもない.彼女を見てみなよ」

We’re obviously going to need more help.
我々は言うまでもなく,さらなる援助が必要になる

Obviously, no one is perfect.
言うまでもないことだが,完璧な人はいない

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 

”obviously”の語源はラテン語の”obvius” 意味は「道をふさいで、道に横たわる」

”obviously”の語源についても、確認していきましょう。

”obviously”の語源はラテン語の”obvius”で、意味は「道をふさいで、道に横たわる」です。

 

dictionary.comには”obviously”の派生元である”obvious”の起源について、下記の記載があります。

Origin
1580–90; <Latin obvius in the way, lying in the path, equivalent to ob-ob- + vi(a) way1 + -us adj. suffix 

※参考・引用「LEXICO」

 

記載内容についての訳は下記の感じです。

”ob(道の上)”+”-us(形容詞を意味する接尾辞)”と同義のラテン語”obvius(道をふさいで、道に横たわって)”を基に、1580-1590にかけて発祥した
 
 
コダック
道をふさいだり、道に横たわっているものがあったら邪魔でしょうがないですよね!

邪魔でしょうがない⇒当然目立つわけです!

 

構成パーツで覚える”obviously” 「近く・方向・反対(ob)」+「道(via)」

ここからは構成パーツの面から”obviously”について覚えていきましょう

”obviously”の構成パーツは「近く・方向・反対(ob)」+「道(via)」”の2つです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“ob/oc/of/op”は「方向」「反対の」を意味するパーツ 

“ob/oc/of/op”は「方向」「反対の」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”occupy”という単語は「oc(~の方向に)」+「capt(捕らえる)」の2パーツで構成されています。

捕らえて手元につかみ取ること」がコアイメージで、“occupy“=「占領する」「占有する」の意味を持ちますよ!

 
 
人の物を自分のものにしてしまう(=「占領する」「占有する」)ことが”occupy”ってわけだね!

 

その他の”ob/oc/of/op”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”way/weg/wegh/via/voy”は「道」「行く」を意味するパーツ

”way/weg/wegh/via/voy”は「道」「行く」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”voyage”という単語は「道を行く事」がコアイメージの単語です。
”voyage”=「旅」「航海」などを意味します。

 
また、人生はよく「旅」に例えられる事がありますが、それは英語でも同様で、

比喩的な表現として”voyage”=「人生」の意味で使う事もありますよ!

 

 

その他の”way/weg/wegh/via/voy”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

 

”obviously”の意味と語源・覚え方のまとめ

”obviously”の意味と覚え方についてのまとめです。

”obviously”は「近く・方向・反対(ob)」+「道(via)」のパーツで構成されている単語
 ⇒コアイメージは「進路上にある状態」
 ⇒”obviously”=「明らかに」「言うまでもなく」の意味

●”obviously”の語源はラテン語の”obvius”
 ⇒意味は「道をふさいで、道に横たわる」

 
 
コダック
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下記の記事でも紹介していますので、ご参考にして頂ければ!

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参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「LEXICO(https://www.lexico.com)」