こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「ob-(〜に向かって)」+「tain(保持する)」のパーツで構成されている単語です。
「つかみ取る・保持する」がコアイメージで、“obtain“=「手に入れる」「獲得する」の意味を持ちますよ!
”obtain”の意味と使い方 コアイメージは「つかみ取る」

”obtain(発音:əbtéin(オブテイン)”は「手に入れる」「獲得する」の意味を持つ単語です。
「ob-(〜に向かって)」+「tain(保持する)」のパーツで構成されている単語で、「つかみ取る」がコアイメージです。
そのうえで手に入れた状態をキープする事=”obtain”(手に入れる・獲得する)なわけですね!
”obtain”は「正規の手続きを経て、必要なものを手に入れる」というイメージが強いです。
パスポートを取得するには証明写真を撮って、戸籍謄本や本人確認書類を提出して、申請書を作成して・・・といった国の定めた正規の手続きを踏む必要がありますよね!
このように”obtain”で表現するものは、「手続きや努力が必要なもの」が多いです。
単にカジュアルに何かをもらったり、偶然手に入れたりする場合は、後述する”get”などを使用します。
例文
He managed to obtain a visa to enter the country.
(彼はその国に入国するための査証(ビザ)をなんとか取得した。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”obtain”の関連語:「手に入れる」を意味する単語”get/acquire/gain”
例えば”get”や”acquire”、”gain”なども「手に入れる」を意味する単語ですよ!
⇒「手に入れる」の意味を持つ単語”get/acquire/gain”
イメージの違いとしては
obtain ⇒「必要なものを」=努力や手続きで手に入れる(堅い表現)
get ⇒「広く一般的に」=手に入れる(カジュアルな表現全般)
acquire ⇒「時間をかけて」=知識や技術、財産などを自分のものにする
gain ⇒「価値あるものを」=利益や経験、地位などを努力して勝ち取る
といった感じです!
それぞれのイメージを「資格・学位」をテーマにした表現を見ながら確認してみましょう!
● obtain a degree
「(正規の課程と手続きを経て)学位を取得する」
⇒ 正式な手続き、努力を伴うイメージ
● get a license
「免許を取る」
⇒ 日常会話で最もよく使われる、手に入れる行為全般のイメージ
● acquire a new language
「新しい言語を習得する」
⇒ 一朝一夕ではなく、長い時間をかけて自分の身体に染み込ませるイメージ
● gain profit / experience
「利益を得る / 経験を積む」
⇒ 自分にとってプラスになる価値あるものを、努力してプラス(増加)させるイメージ
”obtain”の文法・語法 実は「自動詞」としての意外な意味がある!?

“obtain” の「手に入れる」という他動詞の意味が分かったところで、ここからは長文読解や試験で差がつく「文法・語法上の隠れた罠」を解説します!
実は “obtain” には、後ろに目的語(名詞)を置かない 「自動詞」 としての使い方が存在します。そして、自動詞になると、全く別の意味に大変化するんです!
⇒ 「〜を手に入れる、獲得する」 ※これが基本の王道パターン
② 自動詞(obtain 単独、または前置詞を伴う)
⇒ 「(制度・慣習・規則などが特定の場所や集団で)**通用する、行われている、普及している**」
ルールや慣習が、その場所でしっかりと自分のポジションを**「キープして踏みとどまっている」⇒「今でも有効に機能している、通用している」**というニュアンスになるわけですね!
① 他動詞(〜を手に入れる)の例文
You must obtain permission from the manager.
(マネージャーから**許可を得なければ**ならない。※後ろに “permission” という目的語がある形)② 自動詞(通用する・行われている)の例文
These strict rules no longer obtain in our office.
(これらの厳しい規則は、私たちのオフィスではもはや**通用しない[行われていない]**。※後ろに目的語がなく、単独で終わっている形)
長文を読んでいるときに、 “This custom still obtains in the village.(この慣習はその村で今なお行われている)” のように、 “obtain” の後ろに名詞がないまま文章が続いたときは、この「自動詞のパターン」です。
この罠を知っておくだけで、「あれ?何をゲットしたんだ?」とパニックにならずに、英文をサラリと正確に読み解けるようになりますよ!
”obtain”の語源はラテン語のobtinēre 意味は「つかみ取る」

”obtain”の語源についても、確認していきましょう。
”obtain”の語源はラテン語の「obtinēre」”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”obtain”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1375–1425; late Middle English obteinen, from Middle French obtenir, from Latin obtinēre “to take hold of,” equivalent to ob- ob- ( def. ) + -tinēre, combining form of tenēre “to hold”日本語訳:1375–1425年に最初に記録された。後期中英語の「obteinen」から、中期フランス語の「obtenir」を経て、ラテン語の「obtinēre(つかみ取る、保持する)」に由来する。これは「ob-(〜に向かって)」+「tenēre(持つ)」の結合形である「-tinēre」と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”obtain”はラテン語からフランス語を経由して英語へと発祥している模様。
● ラテン語:obtinēre(つかみ取る、保持する)
↓
● 中期フランス語:obtenir
↓
● 後期中英語:obteinen (現在のobtainへ)
ちなみにラテン語の「tenēre」というと、「持つ(hold)」という意味を持っています。
構成パーツで覚える”obtain” 「ob-」+「tain(tinēre)」

ここからは構成パーツの面から”obtain”について覚えていきましょう
”obtain”の構成パーツは「ob-(〜に向かって)」+「tain/ tinēre(保持する・持つ)」の2パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“ob-“は「〜に向かって、〜に対して」を意味するパーツt
”ob-”は「〜に向かって、〜に対して、〜の方向に」を意味するパーツ(接頭辞)です。
自身に対して立ちふさがるもの(=「障害、邪魔」)を表しています。
その他に object(反対する・対象)や、obvious(明らかな)等も”ob-”を使用する単語です。
”tain (tinēre)”は「保持する・持つ」を意味するパーツ
”tain (tinēre)”は「保持する、しっかりと持つ」を意味するパーツ(語根)です。
手で持った状態をキープする(=「維持する、主張する」)を表しています。
その他の”tene (tinēre)”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
● retain(後ろに留めて保つ = 保持する、記憶している)
● sustain(下から支えて保つ = 支える、持続させる)
”obtain”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”obtain”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「つかみ取る」
⇒”obtain”=「手に入れる」「獲得する」の意味(努力や正規の手続きを伴う)
●語法・文法のポイント ⇒ 基本は他動詞(obtain A for Bなど)だが、「通用する」という自動詞の意味もある。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!