こんにちは、コダックです。
英語学習、とくに英単語を記憶する上で大切なのは以下の2つ。
②語源や単語のパーツ構成(接頭語・接尾語)などを関連付けて記憶する事
そう!関連付けが強ければ強いほど、記憶に残りやすい!
この記事では英単語を語源や構成パーツ、使い方など、多方面からの知識を関連付けし、効率良く記憶する事を目的にしています。
「ob-(〜に向かって)」+「serv-(見守る・保つ)」+「-e(動詞語尾)」のパーツで構成されている単語です。
「対象に注意を払い見守る」がコアイメージで、“observe“=「観察する、気づく、目撃する」「(法律や規則を)遵守する、守る」の意味を持ちますよ!
”observe”の意味と使い方 コアイメージは「対象に注意を払い見守る」

”observe(発音:əbzə́ːrv/オブザーヴ【動詞】)”は「観察する、気づく」「(規則などを)遵守する」の意味を持つ単語です。
「ob-(〜に向かって)」+「serv-(見守る・保つ)」+「-e(動詞語尾)」のパーツで構成されている単語で、「対象に注意を払い見守る」がコアイメージです。
そこから、変化を見逃さないように「「観察する」」ことや、見ていて「気づく」、さらには決められたルールや伝統を大切に見守ってキープする「(法律などを)遵守する」のが”observe”なわけですね!
”observe”は動詞として、理科の実験やデータ分析で「星の動きを観察する(observe the stars)」と言いたい時によく使われます。
また、ビジネスや法律の非常に重要な文脈では「スピード制限を守る(observe the speed limit)」や「伝統を遵守する(observe traditions)」のように、ルールに従うという意味でも頻出します。
一方で、道路標識の制限速度にしっかり意識を向け、そのルールからはみ出さないように自分の行動をコントロールしてキープするのも、まったく同じ『注意を払って見守る(pay heed to)』という大元のコアから来ています。どちらも生真面目に対象と向き合っているわけです。
このように”対象にしっかりと意識のベクトルを合わせ、そのルールや様子を壊さないようにキープし続ける”という意味から、学術的な調査の現場から、社会的な規律やマナーの遵守にいたるまで広く使用されます。
例文
・The police officer observed the man’s behavior carefully.
(警察官はその男の行動を注意深く観察した。)
・All driver must observe the traffic regulations.
(すべての運転手は交通規則を遵守しなければならない。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”observe”の関連語①:「見る・気づく」を意味する単語”watch/notice”
例えば”watch”や”notice”なども「見る、気づく」を意味する単語ですよ!
⇒「見る」の意味を持つ単語”watch/notice”
イメージの違いとしては
observe ⇒「科学的な関心や客観的な目的を持って、対象の変化や規則性をじっと見守る」=(知性的な)観察・注視
watch ⇒「動いている対象(テレビ、試合、怪しい人)から視線を外さずに、警戒・追跡する」=(動的なものを)じっと見る、見張る
notice ⇒「それまで意識していなかった違いや変化に、五感を通じてパッと気がつく」=(偶然の)察知、気づき
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
●observe wild birds
「(双眼鏡を使って、生態のデータを取るために)野鳥を観察する」
⇒ 学術的・客観的な視点で詳細にじっくり記録するイメージ
●watch a soccer game
「(ボールや選手の激しい動きから目を離さずに)サッカーの試合を見る」
⇒ 動いているものを視線でロックオンして追っかけるイメージ
●notice a haircut
「(あ、髪切ったんだ!と)髪型が変わったことに気づく」
⇒ 視界に入った変化に、脳のアンテナがピクンと反応するイメージ
”observe”の関連語②:「ルールを守る」を意味する単語”obey/comply”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「ルールを守る」の意味を持つ単語”obey/comply”
それぞれの表現の違いとしては
observe ⇒「ルールや法律、伝統にしっかりと目を向けて、それを壊さずに実生活で履行する」=(大人の良識による)遵守
obey ⇒「親や上司、法律などの権力のある命令に対して、自分の意見を言わずに無条件で従う」=(強制力を伴う)服従、命令遵守
comply ⇒「企業や組織が、社会的なガイドラインや規格、要求を満たすように適合させる」=(組織としての)コンプライアンス、適合
といったイメージです。
●observe the law
「(社会人としての規律を意識して良識的に)法律を遵守する。」
⇒ そのルールをリスペクトして、正しくキープしているイメージ
●obey orders
「(逆らうことは許されず)命令に従う。」
⇒ 上からのパワーに対して、逆らわずにペコペコと従うイメージ
●comply with safety standards
「(製品の仕様を基準に合わせて)安全基準を満たす[適合させる]。」
⇒ 外から提示されたチェックリストを、すべて満たす(コンプライする)イメージ
”observe”の語源は中期フランス語「observer」 意味は「見る、注視する、注意を払う」

”observe”の語源についても、確認していきましょう。
”observe”の語源は中期フランス語の”observer”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”observe”の起源について、下記の記載があります。
Origin of observe
First recorded in 1350–1400; Middle English observen, from Middle French observer, from Latin observāre “to watch, regard, attend to,” equivalent to ob- ob- + servāre “to keep, save, pay heed to”
(日本語訳:1350~1400年に初出の記録。中英語の “observen” から。中世フランス語の “observer” から。ラテン語の “observāre”(「見守る、注視する、対応する」の意味)から由来。ob-(接頭辞)+ servāre(「保つ、保存する、注意を払う」)で構成される。)※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”observe”はラテン語から中期フランス語を経由して発祥している模様。
●ラテン語「ob-(〜に向かって “ob-”)」+「servāre(見守る、大切に保つ “to keep, save, pay heed to”)」
↓
●ラテン語「observāre(対象をじっと見つめる、注意を払う “to watch, regard, attend to”)」
↓
●中期フランス語「observer」
↓
●14世紀後半(1350〜1400年頃)に、中期英語(Middle English)の「observen」として定着
Dictionary.comの案内にもある通り、この単語は接頭辞の「ob-(〜に向かって)」に、ラテン語で守る・保つを意味する「servāre」が結合した(equivalent to)非常に美しい成り立ちです。「対象にしっかりと向き合い、その状態を壊さないように大切に見守りキープする」というラテン語の本来の感覚が、現在の理知的な「観察する」や「ルールを遵守する」という意味にそのまま直結しているのですね!
構成パーツで覚える”observe” 「ob-」+「serv-」
ここからは構成パーツの面から”observe”について覚えていきましょう
”observe”の構成パーツは「ob-(〜に向かって、ターゲットに対して)」+「serv-(注意を払う、見守る、大切に保つ)」のパーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“ob-“は「〜に向かって、ターゲットに対して」を意味するパーツ
”ob-”は、特定の対象に向けてまっすぐに矢印(ベクトル)を合わせる、あるいは「〜の前に、〜に反対して」という対面・ターゲットのイメージを持つパーツです。
その他にobstacle(前に立ちはだかるもの→障害物)、obvious(行く手に面している→明らかな)等も”ob-”を使用する単語です。
”serv-”は「注意を払う、見守る、大切に保つ」を意味するパーツ
”serv-”は、ラテン語の servāre(保つ、守る)に由来し、価値があるものを壊さないようにしっかりと囲いの中にキープするイメージを持つパーツです。
その他にpreserve(あらかじめ手前で守っておく→保存する、維持する)、reserve(後ろにとっておく→予約する、取っておく)等も”serv-”を使用する単語です。
”observe”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”observe”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「対象にまっすぐ視線を向けて注意を払い見守る」
⇒”observe”=「観察する、気づく、目撃する」「(法律や規則を)遵守する、守る」の意味
●「特定のターゲット(ob)に矢印を合わせ、その状態やルールを壊さないよう大切にキープ(serv)する」というコアがあるからこそ、対象の動きを細かく見守る「観察する」という意味になり、提示されたルールにしっかりと注意の目を向けてはみ出さないようにする「(法律を)遵守する」という意味にブレなく完璧に繋がります。同じ「キープする」仲間である「preserve(保存する)」や「reserve(予約する)」などと一緒にファミリーとしてグループ化して覚えるのがおすすめですよ!
ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!