【語源も分かる】英単語「now」の意味と使い方・文法解説!接続詞「now that」や類義語との違い

 
コダック
今日の英語表現は”now”
遥か昔の古い英語のパーツ「nū(今・まさに)」がベースになって、世界中の言葉と親戚関係にある単語です。
まさにこの瞬間がコアイメージで、主に“now“=「今、現在」「すぐに、ただちに」の意味を持ちますよ!

 

”now”の意味と使い方・品詞別の文法解説

 

”now(発音:náu(ナウ)【副詞・名詞・接続詞】)”は「今、現在」「すぐに、ただちに」の意味を持つ単語です。

古期英語の「nū(今・まさに)」というパーツから成り立っており、「まさにこの瞬間」がコアイメージです。

 

 
コダック
過去でも未来でもない、私たちがまさに今直面しているこの瞬間そのものを指す言葉。
そこから、現在の状態を表す(=「今、現在」ことや、時間の猶予を置かずにアクションを起こすこと(=「すぐに、ただちに」”now”なわけですね!

 

実は”now”には、使いこなすと一気に英語表現が広がる「3つの品詞(副詞・名詞・接続詞)」としての役割があります。それぞれの使い方を例文と一緒に見ていきましょう!

 

① 副詞の”now”:「今」「すぐに」

もっとも一般的な使い方が副詞です。動詞や文全体を修飾して、「現在の状態」や「即座の行動」を表します。

例文

・I am busy now.
(私は今は忙しい。)
・You must start right now.
(君は今すぐ出発しなければならない。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

② 名詞の”now”:「今、現在、現時点」

“now”は「今」という名詞としても使われます。特に前置詞(from, till, up toなど)の後ろにくっついて、時間の区切りを示すことが多いのが特徴です。

例文

・Up to now, everything has been going well.
(これまでのところ、すべて順調にいっています。)
・That is enough for now.
(今のところはそれで十分です。/ とりあえずこれで終わりです。)

 

③ 接続詞の”now”:「今や〜だから」「〜である以上は」

文法や長文読解で非常に重要なのが、接続詞としての使い方です。<Now that + 主語 + 動詞 〜>の形で、「(過去と状況が変わって)今やもう〜なのだから」という原因や理由を表します。thatは省略されることもあります。

例文

・Now that you are a college student, you should study harder.
(君はもう大学生なのだから、もっと一生懸命勉強するべきだ。)
・Now that the rain has stopped, let’s go out.
(雨が上がったから、外に出かけよう。)

 

”now”の関連語・類義語のニュアンス違いと使い分け

 

関連語①:「今・最近」を意味する単語”now / nowadays / recently”

 
コダック
せっかく”now”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!
例えば”nowadays”や”recently”なども「今・最近」を意味する単語ですよ!

 

”now”の類義語
⇒「今・最近」の意味を持つ単語”nowadays / recently”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

now ⇒「この瞬間」=ピンポイントな今
nowadays ⇒「過去と対比した現代」=(昔に比べて)今の時代は
recently ⇒「少し前の過去から今」=ここ最近、近頃

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”now / nowadays / recently”のイメージの違い

● now
「Where are you now?」
⇒(他の時間ではなく)「たった今」どこにいるの?と聞くイメージ

● nowadays
「Nowadays, many people work from home.」
⇒「昔に比べると、今の時代は」在宅勤務の人が多いよね、という時代背景のイメージ(※現在の習慣を指すため、原則として現在時制と一緒に使います)

● recently
「I recently bought a new car.」
⇒「つい最近(少し前の過去に)」新しい車を買ったんだ、という直近の出来事のイメージ(※過去時制や現在完了時制と一緒に使うことが多いです)

 

関連語②:「すぐに」を意味する単語”immediately / at once”

 
コダック
せっかくなので、”now”の持つ「すぐに」という意味の類義語についても覚えてしまいましょう!

 

”now”の類義語
⇒「すぐに」の意味を持つ単語”immediately / at once”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

now / right now ⇒「今すぐその場で」=会話のこの瞬間に
immediately ⇒「間に何も挟まず」=(何か起きてから)ただちに、即座に
at once ⇒「一時に、同時に」=一刻の猶予もなく迅速に

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”now / immediately / at once”のイメージの違い

● now (right now)
「Do it right now!」
⇒(他のことをやめて)「今すぐその場で」やりなさい!という強い命令のイメージ

● immediately
「Please reply immediately.」
⇒(メールを確認したら)「間に時間をあけずに」ただちに返信をください、というビジネス的なフォーマルなイメージ

● at once
「Call a doctor at once!」
⇒(緊急事態だから)「一刻の猶予もなく」すぐに医者を呼んで!という緊迫したニュアンス。また「同時に(at the same time)」という意味も持ちます

 

”now”の語源:古代から続く言葉「nū」の歴史

 

”now”の語源についても、確認していきましょう。

”now”の語源は900年より前に記録された古い言葉です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”now”の起源について、下記の記載があります。

Origin of now
First recorded before 900; 1965–70 now for def. 11; Middle English; Old English nū, cognate with Old Norse, Gothic nū; akin to German nun, Latin num, Sanskrit nu, Greek nú, nûn

日本語訳:最初の記録は西暦900年より前。中期英語、古期英語の「nū」に由来し、古ノルド語(古期北欧語)やゴート語の「nū」と同系である。また、ドイツ語の「nun」、ラテン語の「num」、サンスクリット語の「nu環境」、ギリシャ語の「nú, nûn」と同類・親戚関係にある。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”now”は特定の国だけでなく、ヨーロッパからアジア(サンスクリット語)にまで広がる、とてつもなく古い共通の祖先(インド・ヨーロッパ祖語)から発祥していることが分かります。

 

”now”の語源(起源~発祥まで)
● インド・ヨーロッパ祖語の「nū」(今)

● 古期英語の「nū」(900年より前の記録)

● 中期英語を経て、現在の「now」へ(ドイツ語のnunやラテン語のnumとも親戚!)

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!
古代の人たちにとっても、『nū』という音は『まさにこの瞬間!』を指す共通のシグナルだったわけです。

 

歴史と世界の親戚で覚える”now”の広がり

 

ここからは語源の面から”now”の仲間たちについて深掘りしていきましょう。
”now”は非常にシンプルな単語ですが、Dictionary.comのデータにある通り、世界中の言語に「そっくりな親戚」がいます。

 

“nū”は「今」を意味する大元のパーツ

”nū”は古期英語で「今」を意味するパーツです。

 

 
コダック
この「nū」がそのまま形を変えて現代まで残ったのが”now”です。
数千年前からずっと意味が変わらずに使われている、超エリートな基礎パーツ(=「今」)なんですね。

 

 
形が似ている「nowhere」とかも仲間なのかな?
 
コダック
あ、そこは注意が必要です!「nowhere(どこにも〜ない)」は、見た目は似ていますが「no(無い)+ where(場所)」が合体した言葉なので、実は「now」の仲間ではないんですよ。汗

代わりに、先ほど紹介した“nowadays”は「now(今)+ a(〜に)+ days(日々)」が合体して「今の時代、今日(こんにち)」という意味になった、正真正銘の「now」の仲間です!

 

”Old Norse / Gothic”の世界にもいた親戚パーツ

「now」の元になった言葉は、バイキングの言葉である「古ノルド語(Old Norse)」や、古代の「ゴート語(Gothic)」にも同じ「nū」という形で存在していました。

 

 
コダック
歴史の巡り合わせが違えば、英語のnowは今でも「nu」のままだったかもしれません。
北欧の戦士たちも、同じルーツの言葉で(=「今だ!」)と声を掛け合っていたと思うと、単語に歴史のロマンを感じますよね。

 

”Latin / Greek / German”にみる現在の親戚たち

さらにDictionary.comによると、ドイツ語の「nun」、ラテン語の「num」、ギリシャ語の「nú, nûn」もすべて「now」の親戚(同系)です。

 

 
コダック
例えば現代のドイツ語でも、「今」は”nun”と言います。英語のnowにすごく似ていますよね!
このように、ヨーロッパの多くの言語は「今」を(=「nから始まる短い音」)で表現する共通のルールを持っているわけです。

 

【日常会話・試験頻出】”now”を使用した重要熟語・フレーズ

 

“now”は単体だけでなく、特定のフレーズ(イディオム)として非常によく使われます。会話の潤滑油になる必須表現を、例文と一緒にマスターしましょう!

 

● from now on(今後は、これからずっと)
「From now on, I will study English every day.」
(これからは毎日、英語を勉強します。)

● by now(今頃はもう)
「She should have arrived at the station by now.」
(彼女は今頃もう、駅に到着しているはずだ。)

● for now(今のところは、とりあえず)
「Let’s decide on this plan for now.」
(とりあえず、この計画に決めておこう。)

● every now and then(時々、たまに)
「I go to that coffee shop every now and then.」
(私は時々、あのコーヒーショップに行きます。)

 

”now”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”now”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”now”は古期英語の「nū」を祖先とし、ヨーロッパ中の言語に親戚を持つ歴史の古い単語
⇒コアイメージは「まさにこの瞬間」
⇒”now”=「今、現在」「すぐに、ただちに」の意味(副詞・名詞・接続詞の3つの役割あり)
●語法・文法のポイント ⇒「from now on(これからは)」などの重要熟語や、接続詞として「Now that 〜(今や〜だから)」という形でも大活躍します!

 

 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」