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【語源も分かって、忘れない】英単語「family」の意味と使い方・覚え方・文法解説【famul-(仕える人)+-ia(集まり)=1つの屋根の下に属する集まり】

 

コダック
今日の英語表現は”family”

「famul-(仕える人・従事する人)」+「-ia(名詞の語尾:〜の集まり)」のパーツを組み合わせて構成されている単語です。

「1つの屋根の下に属する集まり」がコアイメージで、“family”=「家族」「世帯・一族」の意味を持ちますよ!

 

”family”の意味と使い方 コアイメージは「1つの屋根の下に属する集まり」

 

”family(発音:fǽməli/ファミリー)”は「家族」「世帯・一族」の意味を持つ単語です。

「famul-(仕える人)」+「-ia(集まり)」のパーツで構成されている単語で、「1つの屋根の下に属する集まり」がコアイメージです。

 

コダック
もともとの語源をたどると、血のつながりだけでなく「1つの家(屋根の下)に住んで、その家に属し、共同生活を送っている人たち」を指していました。

そこから、時代が経つにつれて現代のような「血縁で結ばれた親しい共同体」=「家族」を指すようになったわけですね!

family イメージ図

また、血縁関係だけでなく、「家柄」や「(動植物の)科」、「同じ目的を持つ仲間の集団」を表す際にも使われます。

 

「1つ屋根の下」が元々の意味なんだ!
コダック
そうなんです。だから英語では、血のつながりだけじゃなく、ペットを「家族の一員(a member of the family)」と呼んだり、同じ組織の仲間を「家族のようなもの」と例えたりする感覚が、語源のレベルから自然と染み付いているんですよ!

 

例文

・I want to spend more time with my family.
(私は家族ともっと多くの時間を過ごしたい。)

・He has a large family to support.
(彼には養うべき大家族[多くの家族]がいる。)

・She comes from a good family.
(彼女は良い家柄の出身だ。)
※血縁の集まりから派生して「家系・家柄」という意味でも使われます。

・We are planning a family trip to Hawaii.
(私たちはハワイへの家族旅行を計画しています。)
※名詞の前に置いて「家族の〜」と形容詞のように使うことも非常に多いです。

 

”family”の文法・語法 単数扱い?複数扱い?集合名詞の重要ルール

1. 塊で見るなら単数、メンバーを見るなら複数!

”family”は「集合名詞」と呼ばれ、話し手がその家族を「1つのグループ(塊)」として捉えるか、「家族の1人ひとり(メンバー)」として捉えるかで、後ろに続く動詞の形が変わります。
受験文法やTOEICなどの資格試験でも狙われやすいポイントなので、感覚を掴んでおきましょう!

 

【集合名詞 family の動詞の使い分け】

My family is large.(私の家族は大家族です)
⇒ 家族という「1つの世帯・グループ」がデカいと言っているので、単数扱い(is)

My family are all early risers.(私の家族はみんな早起きです)
⇒ 家族の「メンバー1人ひとり」がみんな早起きだと言っているので、複数扱い(are)

 

コダック
実はこの単複の扱い、アメリカ英語とイギリス英語で好みが分かれるんです!

アメリカ英語では家族を「1つの単位」として見て単数扱い(is)にするのが一般的ですが、イギリス英語では「構成している人々」を意識して複数扱い(are)にすることが多いんですよ。迷ったら、“members of my family”(私の家族のメンバー)と言い換えると、確実に複数扱いできて安全です!

 

”family”の関連語①:「家族・親戚」を意味する単語”household/relative”

コダック
せっかく”family”のコアイメージを掴んだのであれば、似たシチュエーションで使われる単語も一緒に整理してしまいましょう!

例えば”household”や”relative”なども「家族、世帯、親戚」に関連する重要な単語ですよ!

 

”family”の類義語・関連語
⇒「家族・世帯・親戚」を意味する単語”household/relative”

 

なるほど…、家や親族を表す言葉だけど、具体的にどう違うの??

 

コダック

イメージの違いとしては

family⇒「血縁や強い絆で結ばれた、精神的にも繋がりのある「家族・一族」」=家族・親族(絆重視)
household⇒「血のつながりに関係なく、同じ家で生計(財布)を共にしている「世帯・同居人」」=経済的な世帯(居住重視)
relative⇒「普段一緒に住んでいるかに関わらず、血のつながり(関係:relation)がある「親戚一同」」=血縁関係のある親戚

といった感じです!

同じ家に住んでいるルームメイトは、family ではなく household になるんだね!
コダック
大正解です!国勢調査やビジネスの市場データなどではよく household が使われます。
実際の表現を見ながら、この使い分けのイメージを確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”family/household/relative”のイメージの違い

Welcome to the family!
「家族へようこそ!(結婚して新しく家族になった人や、アットホームな職場の新人に)」
⇒ 血縁や、家族のような強い絆のコミュニティに迎え入れるイメージ

a single-person household
「単身世帯(一人暮らしの世帯)」
⇒ 経済的な単位、1つの家を維持している経済活動のベースとしてのイメージ

visit relatives during the holidays
「休暇中に親戚の家を訪ねる」
⇒ 普段は別々に暮らしているけれど、血のつながりがあるおじさん・おばさん・いとこ達のイメージ

 

”family”の語源はラテン語「familia」 元々は血縁ではなく「家の中の使用人も含めた世帯」

ここからは”family”の語源について、さらに深く確認していきましょう。

”family”の語源は、古代ローマ時代にラテン語で使われていた「familia(ファミリア)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”family”の起源について、下記の記載があります。

Origin of family
First recorded in 1350–1400; Middle English familie, from Latin familia “a household, the slaves of a household, domestics” equivalent to famul(us) “attendant, servant, slave” + -ia noun suffix; see -y 3

日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の familie は、ラテン語の familia(世帯、世帯に仕える奴隷・使用人、国内の従事者)に由来し、これは famul(us)(従者、使用人、奴隷)と名詞接尾辞 -ia の組み合わせに相当する。-y 3 を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この引用文からも分かる通り、驚くべきことに元々の”family”は「血のつながった親族」だけを指す言葉ではありませんでした。

発祥である古代ローマにおける「familia」は、家長(家の主人)を中心とし、その家で働く使用人なども含めた「1つの家(屋根の下)に属する全構成員」を表す言葉だったのです。

 

”family”の意味の変遷(起源~現代まで)
①ラテン語:famulus(家主に仕える従者、使用人)

②ラテン語:familia(家主のもとに集まる人々。使用人も含んだ「世帯全体・共同体」)

③中期英語:familie(同じ家、または同じ血筋に属する集まり)

④現代英語:family(使用人などの意味合いが薄れ、現代の「家族、親族」という意味へ定着)

 

 

 
コダック
当時の「家」は生活するだけでなく、農業や家業などを一緒に行う「1つの運命共同体(チーム)」のようなものでした。
だからこそ、血縁に関わらず、そこで一緒に生活して働く人は全員まとめて「familia」と呼ばれていたんです。

 

その後、時代が進み社会の仕組みが変化していくにつれて、「家の中で働く従事者」を指す意味合いは徐々に薄れていきました。

そして14世紀ごろに英語として取り入れられた後、長い時間をかけて「血縁で結ばれた親しい共同体」という、現代私たちが使う『家族』の意味へと洗練されていったわけですね!

 

構成パーツで覚える”family” 「famul-」+「-ia」

ここからは、”family”を2つの構成パーツ「famul-」と「-ia」に分解して、さらに深く記憶に定着させていきましょう!

”family”は、「famul-(仕える人)」+「-ia(〜の集まり・名詞語尾)」という2つのパーツの組み合わせで成り立っています。

 

① “famul-” :「仕える人・従事する人」を表すパーツ

”famul-”は、もともと「主人のもとに属して働く人」「召使い・使用人(奴隷)」を意味するラテン語(famulus)に由来するパーツです。

「えっ、家族の語源が使用人や奴隷なの?」と驚くかもしれませんが、古代ローマにおける『家』は、血縁関係のある人間だけでなく、その家に仕えて共同生活を送るすべての人を含んだひとつの「世帯(コミュニティ)」として捉えられていたからなんです。これらがいつも同じ空間にいる身内であることから、やがて現代の「家族」という意味に洗練されていきました。

 

 
コダック
この「同じ家でいつも一緒に過ごす、気心の知れた人たち」というイメージから、現代英語では「家族のようによく知っている、親しい間柄」を表す言葉のパーツとしても活躍しているんですよ!

 

この ”famul-” のイメージを受け継いだ重要な関連語も、一緒にセットで覚えてしまいましょう!

 

【”famul-” から生まれた身内の単語】
familiar(形容詞:よく知られた、見慣れた、親しい)
⇒ family(家族・身内)+ -ar(〜の性質を持つ:形容詞語尾)
「家族のようによく知っている」「気兼ねがない」ということから、「見慣れている」「おなじみの」という意味になります。

familiarity(名詞:熟知、親しさ、遠慮のなさ)
⇒ familiar(よく知られた) + -ity(〜の状態・性質:名詞語尾)
「物事をよく知っている状態」や「家族のような親しみ(時には遠慮のなさ)」を表します。

 

② ”-ia” :「〜の集まり・状態・土地」を表す名詞パーツ

”-ia”は、ラテン語やギリシャ語に由来する接尾辞(単語の後ろにつくパーツ)で、「〜の集まり」「〜の状態」「〜の土地・国」など、特定の概念をギュッと1つにまとめた抽象名詞を作ります。

語源としての大きな特徴は、このラテン語の「-ia」が現代英語に変化するとき、多くの場合で「-y」に変身するという点です。(ラテン語の familia が英語の family になったのも、まさにこのルール通りです!)

 

 
コダック
国名の ”Italia(イタリア:Italus族の土地)” のようにそのまま「-ia」で残っている言葉もありますが、英語の「-y」で終わる名詞の多くはこのパーツがルーツになっています!

 

英語で「-y」の形に変わった、”-ia(〜の集まり・場所)”の仲間をいくつか見てみましょう。

 

colony(ラテン語 colonia:colono[耕作者]+ -ia[の集まり・場所]=植民地・居留地・集落)
utopia(ギリシャ語 utopia:u-[無い]+ topos[場所]+ -ia[の土地]=どこにも無い理想の国=ユートピア)
history(ラテン語 historia:histor[目撃者・知者]+ -ia[の知識・物語]=歴史)

 

”family”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

最後に、今回学んだ”family”の意味と覚え方について大切なポイントをまとめます!

 

”family”の語源・パーツ構成
・「famul-(仕える人)」+「-ia(集まり)」が結びつき、ラテン語の「familia(世帯)」が誕生。
・コアイメージは「1つの屋根の下に属する運命共同体の集まり」
・そこから現代の「家族」「世帯・一族」という意味に発展。

文法・語法の超重要ポイント
・家族を1つの「塊(グループ)」として捉える場合は単数扱い(is)
・家族の「メンバー1人ひとり」に注目する場合は複数扱い(are)になる集合名詞。

 

 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」