【語源も分かって、忘れない】英単語「restatement」の意味と使い方・覚え方・文法解説【re-(再び)+state(述べる)=再び公式に述べること】

 
コダック
今日の英語表現は”restatement”

「re-(再び)」+「state(述べる)」+「-ment(名詞にするパーツ)」の3パーツで構成されている単語です。

「再び公式に述べること」がコアイメージで、“restatement”=「言い換え」「再表明」の意味を持ちますよ!

 

”restatement”の意味と使い方 コアイメージは「再び公式に述べること」

 

”restatement(発音:rìːstéitmənt/リステイトメント【名詞・可算名詞】)”は「言い換え」「再表明」の意味を持つ単語です。

「re-(再び)」+「state(述べる)」+「-ment(名詞化)」の3パーツで構成されている単語で、「再び公式に述べること」がコアイメージです。

 

 
コダック
一度口にしたことや、提示した意見(state)を、相手にしっかり理解してもらうため、あるいは強調するために、もう一度(re-)はっきりと述べる(state)こと(-ment)。

「つまり、こういうことです」と、ブレないように別の角度からハッキリと「言い換える」のが”restatement”なわけですね!

 

”restatement”は、ビジネスの会議、論文、あるいは法律や会計の分野(財務諸表の再表示など)で広く使われます。単なるオウム返しの繰り返しではなく、「誤解のないように改めて公式に表明し直す」という真面目でフォーマルなニュアンスが強い言葉です。

 

 
コダック
メッセージの本質を際立たせるために、別の表現で再提示する行為”という意味から、コミュニケーションのテクニックや公式文書の修正において広く使用される単語なんですよ!

 

”restatement”の語法・文法的特徴と頻出フレーズ

”restatement”を実際の英文で正しく使うために、おさえておきたい文法上のポイントと、よく使われる定番のフレーズ(コロケーション)をチェックしておきましょう!

 

 
コダック
”restatement”は、形のある「言い換えられた意見や文章」そのものを指すため、文法的には「可算名詞(数えられる名詞)」として扱われますよ!

そのため、単数で使うときは ”a restatement” となったり、複数なら ”restatements” となったりします。

 

また、ビジネスや特定の専門分野では、以下のような決まった組み合わせで非常によく登場します。

 

”restatement”の頻出フレーズ

a clear restatement of …
「〜の明確な再表明/言い換え」
⇒ 相手に誤解を与えないよう、方針などをはっきりと述べ直す時の定番表現です。

financial restatement
「(会計用語)財務諸表の再表示・修正再発表」
⇒ ニュースやビジネスの場で特によく使われる重要フレーズです。過去に発表した決算報告などを「公式に修正して出し直す」という意味になります。

make a restatement
「再表明を行う、言い換える」
⇒ 動詞の make と組み合わせて、「言い直す行為そのものを行う」という表現も一般的です。

 

定番・辞書の例文

・This is a clear restatement of our company’s policy.
(これは我が社の基本方針を明確に言い換えたもの[再表明]である。)
・The report was a mere restatement of known facts.
(その報告書は、既知の事実を単に言い換えただけのものだった。)

※参考・例文引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」

 

日常・ビジネスで使える実践例文

・The CEO’s opening speech was a powerful restatement of the company’s long-term vision.
(CEOの冒頭のスピーチは、会社の長期的なビジョンを力強く再表明するものだった。)

・Could you provide a brief restatement of your main argument for the team?
(チームのために、あなたの主な主張を簡単に言い換えて(まとめて)いただけますか?)

・The tech company faced a sharp drop in its stock price after announcing a financial restatement.
(そのIT企業は、財務諸表の修正再発表を行った後、株価の急落に直面した。)

・His second letter was simply a restatement of what he had already said.
(彼の2通目の手紙は、彼がすでに述べたことの単なる繰り返し(言い換え)にすぎなかった。)

 

”restatement”の関連語①:「言い換え・反復」を意味する単語”paraphrase/repetition”

 
コダック
せっかく”restatement”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”paraphrase”や”repetition”なども「言い換え、繰り返し」を意味する単語ですよ!

 

”restatement”の類義語
⇒「言い換え・反復」の意味を持つ単語”paraphrase/repetition”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

restatement⇒「意見や方針を、明確化・強調するために「公式に表明し直す」こと」=(意図の)再表明・言い換え
paraphrase⇒「難しい表現や長い文章を、分かりやすくするために「噛み砕いて表現する」こと」=(分かりやすい)パラフレーズ・主旨の書き換え
repetition⇒「言葉や行動を、そっくりそのまま「何度も繰り返す」こと」=(同一 of )反復・繰り返し

といった感じです!

 
同じ「言い換え」でも、公式に念押しするのと、優しく噛み砕くので言葉が変わるんだね!
 
コダック
そうなんです!伝える目的やニュアンスが異なります。
実際の会話や文章をベースに、イメージの差を比べてみましょう!

 

シチュエーションで見る!”restatement/paraphrase/repetition”のイメージの違い

●a restatement of the project’s goal
「(ブレないように会議で改めて)プロジェクトの目標を再表明すること」
⇒ 重要なメッセージを確固たるものにするために公式に言い直すイメージ

●Can you paraphrase that technical term?
「その専門用語を(簡単な言葉に)言い換えてもらえますか?」
⇒ 相手に理解してもらうために、別の易しい言葉に翻訳・変形するイメージ

●avoid boring repetition of the same words
「同じ単語の退屈な繰り返しを避ける」
⇒ コピー&ペーストのように、まったく同じ言葉を何度も重ねるイメージ

 

”restatement”の語源を深掘り!「状態(status)」がなぜ「述べる(state)」に変わったのか?

”restatement”の語源についても、さらに深く確認していきましょう。

”restatement”のベースとなる動詞「restate」および名詞「state」の成り立ちを知ると、この単語が持つ「フォーマルなニュアンス」の理由がはっきりと見えてきます。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”restatement”の起源について、下記の記載があります。

Origin of restate
First recorded in 1705–15; re- + state
Origin of state
First recorded in 1175–1225; Middle English noun stat(e), partly from estat estate, partly from Latin status “condition” ( see status); the meanings state in defs. 7, 8, 9, 10, 11 derive from Latin status (rērum) ) “state (of things)” or status (reī pūblicae) “state (of the republic)”

日本語訳:
【restateの起源】1705〜1715年に初めて記録された。re- + state。
【stateの起源】1175〜1225年に初めて記録された。中期英語の名詞 stat(e) は、一部は estat(財産・身分)、一部はラテン語の status(状態・状況)に由来する。政治的な「国家・州」などの意味は、ラテン語の status rerum(事物の状態)や status rei publicae(共和国の状態)に由来している。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かる通り、「state」の根本にはラテン語の「status(しっかりと立っている状態)」という概念があります。そこから「国家」や「身分・状況」といった名詞の意味が生まれました。

では、なぜ「状態」を表す名詞が、「述べる」という動詞に変化したのでしょうか?

実は、16世紀頃の法廷や公式な場面において、「事の次第(=現在の状態・status)を正式な記録として提示する」という行為が行われていました。この「状態を明らかにする」というプロセスそのものが、のちに「公式に述べる、明言する」という動詞の「state」へと発展したのです。

そして18世紀初頭(1700年代)に、「再び」を意味する「re-」を組み合わせた「restate(言い直す、再表明する)」という言葉が生まれました。

 

”restatement”の語源(起源~発祥まで)の流れ
古代ラテン語:stare(立つ)から派生した status(しっかりと立っている状態、情勢)

1200年頃:英語に「state(状態、国家、公式の立場)」として定着

16世紀頃:法廷などで「事の次第(状態)を明らかにする」ことから、「(公式に)述べる」という動詞の意味が派生

1700年代初頭:「re-(再び)」を組み合わせた「restate(再び述べる)」が登場

現代:名詞を形作る「-ment」が加わり、「restatement(言い換え・再表明)」へ

 

 

 
コダック
ただ「おしゃべりする(speak / talk)」のではなく、自分のカチッとした立場や状況(state)を『もう一度はっきりと表明し直す』という格調高いニュアンスがあるのは、こうした「法廷や公式な場での振る舞い」が語源のベースにあるからなんですね!

 

 

構成パーツで覚える”restatement” 「re-」+「state」+「-ment」

ここからは構成パーツの面から”restatement”について覚えていきましょう。

”restatement”は「re-(再び)」+「state(述べる)」+「-ment(名詞化)」の3つのパーツで構成されています。

 

それぞれのパーツが持つ本来のイメージを深掘りすることで、他の英単語を覚える時にも役立つ知識になりますよ!

 

“re-“は「再び」「後ろへ」「元へ」を意味する接頭辞

”re-”は「再び(again)」や「後ろへ(back)」といった意味を付け加える、非常にお馴染みのパーツ(接頭辞)です。

 

 
コダック
例えば”review”という単語は「re-(再び)」+「view(見る)」のパーツで構成されており、

もう一度見直すこと=「復習、再検討、レビュー」を表しています。

 

今回の ”restatement” では「再び」という意味で使われていますが、”re-” には「後ろへ」や「反対に」といったコアイメージもあります。

その他の ”re-” を使用する単語も合わせて見てみましょう。

rebuild(再び[re-]建てる[build]=再建する)
return(後ろへ[re-]回る[turn]=戻る、帰る)
react(反対に[re-]作用する[act]=反応する)

 

”state”の根本は「立つ」。そこから「状態・国家・述べる」へ派生

”state”は「国家」や「状態」という名詞のほかに、「はっきりと述べる」という動詞の意味を持つ重要なパーツです。

語源の項目でも触れましたが、根底にあるのは印欧語根の「sta-(立つ)」というイメージです。

 

 
コダック
「しっかりと立っている姿」から「状態」や「確立された国家」という意味に発展し、さらに「自分の立場(立っている場所)を明確にする」というニュアンスから、「公式にはっきりと述べる」という意味が生まれました!

 

同じく「立つ(sta-)」を語源に持つ単語を知っておくと、単語のネットワークがグッと広がりますよ。

statement(公式に述べられたもの=声明、明細書)
status(立っている状態=地位、状況)
station(立つ場所=駅、署、局)
understate(本来の立場より下に[under]述べる[state]=過小評価する、控えめに言う)

 

”-ment”は動詞を「〜すること」「〜の結果・状態」という名詞に変える接尾辞

”-ment”は、動詞のお尻にくっついて、その動作の「結果」や「状態」、あるいは「手段」を表す名詞を作り出すパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
例えば”agreement”という単語は「agree(同意する)」+「-ment(こと・結果)」のパーツで構成されており、

お互いに同意した結果=「同意、合意、契約」を表しています。

 

このパーツが付いている単語を見たら、「あ、これは名詞だな」とすぐに品詞の判別ができるようになるので、長文読解などでも非常に役立ちます。

development(develop[発達する]+ ment = 発達、開発)
movement(move[動く]+ ment = 動き、運動)
payment(pay[支払う]+ ment = 支払い)

 

 

”restatement”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”restatement”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”restatement”は「re-(再び)」+「state(述べる)」+「-ment(名詞化)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「再び公式に述べること」
⇒”restatement”=「言い換え」「再表明」の意味
●語法・文法のポイント ⇒単なるオウム返し(repetition)ではなく、意図をクリアに伝えるために表現を再構築するフォーマルな「言い換え」を指す。
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」