【語源も分かる】英単語「speak」の意味と使い方!talk/say/tellとの違いや語源も徹底解説

 
コダック
今日の英語表現は”speak”

ゲルマン諸語に由来する非常に古い歴史を持ち、基本的には「声を出して言葉を発する」というコアイメージを持つ単語です。

“speak“=「(声を出して)話す、言う」「(言語を)話すことができる」の意味を持ちますよ!

 

”speak”の意味と使い方 コアイメージは「音や声を出して言葉を外に発する」

 

”speak(発音:spíːk/スピーク【動詞】)”は「話す、言う」「(ある言語を)話す」の意味を持つ単語です。過去形は「spoke」、過去分詞形は「spoken」へと不規則変化します。

この単語は、古期英語の「specan/sprecan(話す)」という言葉に由来しており、「音や声を出して言葉を外に発する」がコアイメージです。

 

 
コダック
一方的に声を出したり、大勢の前で一方向に向かって言葉を(=「発する」ことや、

能力として特定の言語を口にできる(=「話せる」)状態=”speak”なわけですね!

 

”speak”は「音を出す・一方的に発話する」というフォーマルなイメージが強い単語です。

 

 
一方的に音を出すこと??
 
コダック
例えば「スピーチ(speech)」や、赤ちゃんの「声出し」を想像してみると分かりやすいですよ!相手と言葉のキャッチボールをするというよりは、まず「声を外に出す行為そのもの」にスポットライトが当たっています。
「声を出す行為」や「一方向に改まって話すこと」、また「言語能力」そのものを表すのがspeakなんですね。

 

逆に「親しい人と双方向に会話を交わす」ことや、「特定の内容を相手に伝える」ことなどは後述する”talk”や”tell”を使用します。

例文

He spoke for an hour about his travel experiences.
(彼は自分の旅行体験について1時間の間[一方的に]話した。)

She can speak three languages fluently.
(彼女は3つの言語を流暢に話すことができる[能力がある]。)

Actions speak louder than words.
(行動は言葉よりも雄弁に語る。※ことわざ)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【重要文法】”speak”の使い方のコツ(自動詞と他動詞)

 

”speak”を文法的に正しく使いこなすには、「自動詞」と「他動詞」の使い分けが非常に重要です。

 

 
コダック
”speak”は基本的に「自動詞」として使われるため、後ろに「人」を置くときは直接置けず、前置詞(to や with)が必要になります。

ただし、例外として「言語を話す」と言うときだけは「他動詞」になり、直接目的語を取ります!

 

”speak”の語法・文法まとめ

① 【自動詞】人に話しかける、話をする場合(前置詞が必要)
・speak to 人(人に向かって一方的に話しかける)
・speak with 人(人と話し合う、言葉を交わす ※主に米語でフォーマル)
・speak about 物事(〜について話す)

② 【他動詞】言語を話す場合(前置詞は不要)
・speak English(英語を話す)
・speak the truth(真実を語る)

 

「人に話す」時は”speak to him”、「言語を話す」時は”speak English”というルールをセットで覚えておきましょう!

 

”speak”の関連語:「話す・言う」を意味する単語”talk/say/tell”との違い

 

せっかく”speak”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!

”speak”の類義語
⇒「話す・言う」の意味を持つ単語”talk/say/tell”

 

 
なるほど…、それぞれの表現にどんなニュアンスの違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

speak ⇒「音・声を出す」=(一方的な)発話・言語能力
talk ⇒「キャッチボール」=(複数人での)日常の対話
say ⇒「言葉の内容」=(セリフを)言う・表現する
tell ⇒「情報を移す」=(メッセージを)伝える・教える

といった感じです!

 

 
コダック
これだけ言われても分かりづらいかもしれないので、それぞれのイメージを実際の例文を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”speak/talk/say/tell”の違い

speak(音声を外に出す行為そのもの・やや硬い)
「The president spoke to the nation.」
(大統領は国民に向かって[一方的に]語りかけた。)

talk(お互いに言葉をキャッチボールする・カジュアル)
「I talked with my friend on the phone for hours.」
(友達と電話で何時間も[おしゃべりを]した。)

say(声の出し方ではなく「中身・セリフ」に焦点がある)
「She said, “Good morning!”」
(彼女は「おはよう!」と[セリフを]言った。)

tell(自分の持っている情報を相手の頭へ移動させる)
「Please tell me the truth.」
(私に真実を[情報として]教えてください。)

 

”speak”を使った頻出の関連表現(イディオム)

 
コダック
”speak”の持つ「音声を外に出す」というコアイメージから派生した、日常英会話やTOEICでも頻出の表現を覚えてしまいましょう!

 

関連表現①:「声を大にして言う」を意味する表現”speak up/speak out”

”speak”の関連表現
⇒「声を大にして言う」の意味を持つ表現”speak up/speak out”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

speak up ⇒「音量を上げる」=もっと大きな声で話す
speak out ⇒「意見を外に表明する」=(恐れずに)はっきりと意見を言う

といったイメージです。

 

例文で見る!”speak up / speak out”のイメージの違い

● Could you speak up, please?
「もう少し大きな声で話していただけますか?」
⇒ 物理的な「声のボリューム(up)」を求めているイメージ

● You need to speak out against injustice.
「不正に対してはっきり自分の意見を言うべきだ。」
⇒ 心に留めている主張を「外(out)」へ向けて勇気を持って出すイメージ

 

関連表現②:その他の頻出イディオム

さらに、長文読解やリスニングでよく耳にする表現もご紹介します。

”speak”を使ったその他のイディオム

generally speaking(一般的に言えば)
Generally speaking, women live longer than men.
(一般的に言えば、女性の方が男性よりも長生きする。)

so to speak(いわば、言ってみれば)
He is, so to speak, a walking dictionary.
(彼は、いわば歩く辞書だ。)

speak ill of ~(〜の悪口を言う)
You shouldn’t speak ill of others behind their backs.
(陰で他人の悪口を言うべきではない。)

 

”speak”の語源は古期英語 意味は「声を出す・言葉を交わす」

 

”speak”の語源についても、確認していきましょう。

”speak”の語源はゲルマン系の古い言葉に由来し、古期英語の「specan / sprecan」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”speak”の起源について、下記の記載があります。

Origin of speak
First recorded before 900; Middle English speken, Old English specan, variant of sprecan; cognate with German sprechen (Old High German sprehhan; compare variant spehhan)

日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語の speken、古期英語の specan(sprecan の異形態)に由来する。ドイツ語の sprechen と同系(古高ドイツ語の sprehhan、およびその異形態の spehhan と比較せよ)。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”speak”は1100年以上前(西暦900年以前)の古い英語から存在し、ドイツ語の「sprechen(話す)」と全く同じルーツ(同系語)を持っていることが分かります。

 

”speak”の語源(起源~発祥まで)
● 古期英語:specan / sprecan(音を出して話す行為)

● 中期英語:speken(「r」の音が抜け、現在の綴りに近づく)

● 現代英語:speak(現在の形になり、言語能力やスピーチなど広く使われる)

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ドイツ語を勉強したことがある人は、ドイツ語の「sprechen(シュプレッヒェン)」と英語の「speak」が実は親戚関係だったと知ると、一気に親近感が湧きますよね!

 

構成パーツで覚える”speak”から生まれた関連語

 

ここからは構成パーツの面から”speak”について覚えていきましょう。

”speak”は接頭辞などに細かく分解されるタイプではなく、単語そのものが1つのコアとなる「語根(話す、声を出す)」として機能しています。

 

この「speak」の形(語根)から派生して生まれた重要な関連パーツ(単語)をいくつか紹介していきます。

“speech”は「話すこと・演説」を意味するパーツ(名詞形)

”speech”は「話すこと・演説・話しぶり」を意味する名詞パーツです。

 

 
コダック
例えば”give a speech”という表現は「演説[スピーチ]をする」という意味になり、

speakが形を変えて「外に出されたまとまった言葉」を表しています。

 

その他に「自由な発言」を意味する freedom of speech(言論の自由)や、speechless(呆れて物も言えない)等もこのパーツを使用する仲間です。

 

”speaker”は「話す人・拡声器」を意味するパーツ(-er)

”speak”に「〜する人・もの」を意味する「-er」が結びついたパーツです。

 

 
コダック
例えば”native speaker”という言葉は「その言語を母国語として話す人」を表しており、

まさに「音を出す当事者」を表しています。

 

その他の”speaker”を使用する単語や表現についても、下記で紹介していきます。

・a guest speaker(ゲストの講演者)
・audio speakers(オーディオのスピーカー[音を出す機械])

 

”speak”の意味と語法・覚え方のまとめ

 

以下、”speak”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。

【speakのまとめ】
● ”speak”は古期英語「specan」を経て伝わる非常に歴史のある単語。
● コアイメージは「音や声を出して言葉を外に発する」。
● 意味は「(声を出して)話す、言う」「(言語を)話せる」。

【語法・文法の超重要ポイント】
● 基本は**自動詞**なので、人に向かって話すときは「speak **to / with** 人」のように前置詞が必要。
● ただし「言語を話す」時だけは**他動詞**になり「speak English」のように直接目的語を取る。
● 対話を表すtalkや内容を表すsayとは異なり、「一方的な発声行為」や「言語を操る能力」を指すのが特徴。

 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」