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【語源も分かる】英単語「marry」の意味と使い方・覚え方・文法解説【marier(結婚させる)=家族として迎え入れる】

 
コダック
今日の英語表現は”marry”
古期フランス語の「marier(結婚させる)」や、ラテン語の「marītus(夫の・男の)」に由来する単語です。
「家族(男・夫)を迎え入れる」がコアイメージで、“marry”=「結婚する」「(異性を)めとる、嫁ぐ」の意味を持ちますよ!

 

”marry”の意味と使い方|コアイメージは「家族として迎え入れる」

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”marry(発音:mǽri/マリー【動詞】)”は主に「結婚する」「(〜と)結婚生活に入る」という意味を持つ単語です。

ラテン語の「marītus(夫・男)」という言葉から発展した単語で、語源的な大元をたどると「男(mās)」という言葉がベースになっています。そこから「新しく夫(家族)を迎えて、世帯を構成する」というのが本来のニュアンスであり、現在の「家族として迎え入れる」というコアイメージに繋がっています。

 

 
コダック
大昔の語源のニュアンスから「男性を夫として迎える」「お互いを夫婦(家族)にする」という意味になり、現在の「結婚する」という表現になったわけですね!

 

”marry”は日常会話から法律の手続き、プロポーズの定番セリフにいたるまで非常によく使われる重要単語ですが、実は多くの英語学習者がつまずきやすい「文法的な罠」が潜んでいる単語でもあります。ここからは、試験や英会話での誤用チェックで狙われやすいポイントを詳しく解説します!

 

【文法解説】絶対に間違えたくない!「結婚」を表す3つの重要パターン

 

英語で「結婚」を表現するとき、形によってニュアンスや後ろに続く前置詞のルールが変わります。特に重要な3つのパターンを整理して覚えましょう!

 

1. marry + [人] :「〜と結婚する」(動作を表す他動詞)

”marry”の最大の罠がこれです。日本語の「〜結婚する」につられて `marry with him` と言いたくなりますが、これは間違い(バツ)です!
”marry”は「〜を直接家族として包み込む」という意味を持つ他動詞なので、前置詞を挟まずに後ろに直接「結婚する相手」を置くのがルールです。

✕ marry with her
marry her (彼女と結婚する)

「marry + 人」の例文

・Will you marry me?
(私と結婚してくれませんか? ※プロポーズの定番)
・She married a doctor.
(彼女は医者と結婚した。)
・He wants to marry her someday.
(彼はいつか彼女と結婚したいと思っている。)

※参考・例文一部引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

2. be married to + [人] :「〜と結婚している」(既婚の状態)

「結婚する(という動作)」ではなく、「私は今、結婚しています(既婚の状態)」と言いたいときは、形容詞的に使われる **`married`** を用いて **`be married`** の形にします。このとき、相手を表す前置詞は `with` ではなく **`to`** を使うのが大原則です!

「be married to」の例文

・He is married to a Japanese woman.
(彼は日本人の女性と結婚している[=今、既婚状態である])
・My sister has been married to John for five years.
(私の姉はジョンと結婚して5年になります。)

 

3. get married (to + [人]) :「結婚する」(動作・イベントへの変化)

「私たちは去年結婚しました」のように、未婚から既婚への「状態の変化(アクション・イベント)」を表したいときは、**`get married`** を使います。こちらも後ろに相手を繋げるときは前置詞 **`to`** を使用します。

「get married」の例文

・They got married last year.
(彼らは昨年結婚した。)
・When are you going to get married to him?
(あなたはいつ彼と結婚する予定なのですか?)

 

 
なるほど!動作なのか状態なのかで形が変わるんだね。でも、どうして前置詞は `with` ではなく `to` を使うの?
 
コダック
鋭い質問ですね!英語の `to` は「~に対して、~へ向かって到達する」という強い方向性や結びつきを表すイメージを持っています。相手に向かってピッタリと結びつくイメージから、`with` ではなく `to` が使われるんですよ!

 

”marry”の類義語・関連語|「結婚・絆」に関連する単語”wed/espouse”

 

 
コダック
せっかく”marry”の文法を覚えたので、同じように「結婚する」「結ばれる」という意味を持つ類義語の仲間も一緒にチェックしておきましょう!
例えば”wed”や”espouse”なども、結婚や誓いに関連する単語ですよ!

 

”marry”の類義語・関連語
⇒「結婚・誓約」の意味を持つ単語”wed/espouse”

 

 
へえ、”marry”以外にも結婚を意味する言葉があるんだ!ニュアンスの違いは何だろう?

 

 
コダック

イメージの違いとしては、以下のような感じです!

marry⇒「日常会話から法律まで幅広く使われる、最も一般的な「結婚する」」=“>日常的な結婚
wed⇒「新聞の見出しや結婚式(wedding)の儀式で使われる、古風でフォーマルな表現」=“>(儀式的な)婚姻・結ばれる
espouse⇒「(主に考えや主義などを)熱心に支持する、自分のものとして受け入れる」=“>(主義などを)信奉する・嫁ぐ

 
`wed` はウエディングドレスの「ウエディング」の語源だし、`espouse` は現代だと結婚というより、ちょっと固い意味で使われることが多いんだね!
 
コダック
その通りです!実際のニュースやシチュエーションをベースに、ニュアンスの差をイメージしてみましょう!

 

シチュエーションで見る!”marry/wed/espouse”のイメージの違い

●They decided to marry.
「彼らは結婚すると決めた」
⇒ 口頭でも書類でも、普段の生活で一番よく耳にする普通の結婚のイメージ

●The royal couple is to wed in June.
「ロイヤルカップルは6月に挙式予定」
⇒ 新聞の短い見出し(短い単語が好まれる)や、厳かな儀式で「結ばれる」イメージ

espouse a new theory
「新しい理論(学説)を支持する、取り入れる」
⇒ もともとは「妻として迎え入れる」から来ていますが、現代では「主義やアイディアを自分のものとして深く受け入れる」という固い文脈のイメージ

 

”marry”の語源は2つある?!「結婚」と、もう1つの不思議な言葉

 

”marry”の語源について、英英辞典サイト「Dictionary.com」の情報を確認してみましょう。
実は、私たちがよく知る「結婚する」の意味のほかに、歴史的にもう1つの全く違う起源を持つ ”marry” が存在します!

 

Origin of marry1
First recorded in 1250–1300; Middle English marien, from Old French marier, from Latin marītāre “to wed,” derivative of marītus “conjugal,” akin to mās “male (person)”

Origin of marry2
First recorded in 1325–75; Middle English Mari(e), marie, euphemistic variant of Mary (the Virgin)

※参考・引用「Dictionary.com

 

 
コダック
辞典にある通り、2つの異なるルートが記載されています!

**marry1(結婚する):** 1250〜1300年頃に初記録。ラテン語の `marītus`(夫の・婚姻の)や、さらに大元の `mās`(男性)からフランス語を経由して入ってきた言葉です。

**marry2(おやまあ!):** 1325〜1375年頃に初記録。こちらはなんと、聖母マリア(Virgin Mary)の名前を直接言うのを避けるために、遠回しに言った「おやまあ!」「本当に!」という、昔の劇などで使われた古い間投詞(つぶやき)なんです!

 

現代の英語で私たちが使うのは、ほぼ100% **`marry1`(結婚する)** の方ですが、シェイクスピアなどの古い英文学を読んでいると、突然「Marry, I cannot tell!(おやまあ、私には分かりません!)」といった使い方が出てくるのは、この聖母マリア様由来の `marry2` があるからなんですね。

 

”marry(結婚する)”の歴史的な流れ
印欧祖語の「男性(mās)」という言葉

ラテン語:「marītāre(結婚する・夫になる)」

古期フランス語:「marier(結婚させる)」

中世英語:「marien」を経て、現在の「marry」へ

 

構成パーツ(語源)で覚える”marry”の派生語・関連語

 

”marry”のコアにあるラテン語 `marītus`(夫・夫婦の)というパーツは、他の関連語の中にも形を変えて生き残っています。これらをセットで覚えることで、効率よく語彙力をアップさせることができますよ!

 

“marital” :「夫婦の、婚姻の」(形容詞)

単語のコア部分に「婚姻」のイメージが入っているため、お尻に形容詞化するパーツ(-al)を組み合わせることで、法律や公式な書類で使われる固い言葉になります。

 
コダック
例えばホテルの宿泊カードや公的な書類でよく見る ”**marital status**” という表現は、「婚姻の(marital)」+「状態(status)」の組み合わせ。
つまり、「既婚・未婚の別(婚姻歴)」を表す言葉になるんですよ!

「marital」の例文

・Please check your marital status on this application form.
(この申請書の婚姻状況の欄にチェックを入れてください。)
・They are having some marital problems.
(彼らはいくつかの夫婦間の問題を抱えている。)

 

”marriage” :「結婚、結婚生活、結婚式」(名詞)

動詞の `marry` の後ろに、行為や状態を表す名詞のパーツ(-age)が組み合わさった形です。

 
コダック
動詞の `marry` が「結婚する(という動作)」だったのに対して、名詞の `marriage` は「結婚している状態(結婚生活)」や「結婚式(そのもの)」を広く指す言葉になります!

「marriage」の例文

・I wish you a long and happy marriage.
(お二人の末永い幸せな結婚生活をお祈りします。)
・Their marriage took place in a beautiful church.
(彼らの結婚式は美しい教会で行われた。)

 

まとめ|英単語「marry」の意味・使い方・文法をおさらい

 

最後に、”marry”の意味と重要なポイントについてまとめます。

●”marry”はラテン語の「夫の・婚姻の(marītus)」という言葉が由来の単語
⇒コアイメージは「家族(パートナー)として迎え入れる」
⇒”marry”=「結婚する」「(異性を)めとる、嫁ぐ」の意味
●語法・文法の最重要ポイント
⇒他動詞なので `with` は不要(`marry him`)。
⇒「結婚している状態」は `be married to`、「結婚するというイベント(動作)」は `get married to` を使用し、どちらも相手を指すときは前置詞 `to` を使う!
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」