「in-(中に)」+「tend / tense(伸ばす)」+「-ity(状態)」のパーツで構成されている単語です。
「ギリギリまで張り詰めること」がコアイメージで、“intensity”=「強烈さ」「強度」「熱心さ」の意味を持ちますよ!
”intensity”の意味と使い方|コアイメージは「ギリギリまで張り詰めること」
”intensity(発音:inténsəti/インテンシティ【名詞】)”は「強烈さ」「強度」「(感情の)激しさ」の意味を持つ単語です。
「in-(中に)」+「tend(伸ばす・引っ張る)」+「-ity(状態)」のパーツで構成されている単語で、「ギリギリまで張り詰めること」がコアイメージです。
そこから、光や音、感情やエネルギーの密度がギュッと凝縮されて、限界寸前まで高まっている「「強烈さ・激しさ」」を表すのが”intensity”なわけですね!
”intensity”は、光の強さ(light intensity)や音の激しさといった物理的な「強度」を指すだけでなく、人の集中力や、感情の「熱烈さ・激しさ」の文脈でも非常によく使われます。
エネルギーが1箇所にギュッと詰め込まれて濃くなっているイメージです。
あの場の空気が『ギリギリまで張り詰めている(intensity)』状態です。

このように”エネルギーや感情の密度が極限まで高まり、ピーンと張り詰めている”という意味から、気象の台風の勢力、ワークアウトの運動強度、ビジネスでの交渉の激しさにいたるまで広く使用されます。
”intensity”の日常会話・ビジネスで使える例文
語彙力を定着させるために、具体的な例文で使い分けを見ていきましょう!
定番の例文
・The sun shone with incredible intensity.
(太陽が信じられないほどの強烈さ[強さ]で照りつけた。)
・He directed the project with great intensity.
(彼はものすごい熱心さ[情熱]でそのプロジェクトを指揮した。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
追加の表現・例文
・The storm increased in intensity as it approached the coast.
(嵐は海岸に近づくにつれて、その勢い[激しさ]を増した。)
・I was surprised by the sheer intensity of her gaze.
(私は彼女の視線のものすごい鋭さ[強烈さ]に驚いた。)
【覚えておきたい】”intensity”の頻出フレーズ・コロケーション
実際の英文では、以下のような決まった組み合わせ(コロケーション)でよく使われます。セットで覚えておくとリスニングやリーディングで一瞬で理解できるようになりますよ!
- high / low intensity(高強度 / 低強度)
※最近日本でも流行っている「HIIT」は **High-Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)** の略なんです! - with intensity(激しく、熱心に)
例:They practiced with intensity.(彼らは猛烈に練習した) - emotional intensity(感情の激しさ)
- light / sound intensity(光の強度 / 音の大きさ・強さ)
”intensity”の文法・語法|酷似している形容詞「intense」と「intensive」の違い

1. どっちを使う? 2つの形容詞の使い分けルール
“intensity”の形容詞形には **”intense”** と **”intensive”** の2つがあり、どちらも試験やビジネスで頻出します。ニュアンスが明確に異なるので、コアイメージからスッキリ整理しておきましょう!
(例:intense heat[猛暑]、intense pressure[重圧])
⇒ 主に感情や痛みが「うわっ、強烈!」と肌で感じる激しさを指します。
● intensive:意図的にギューッと集約させた「集中的な・徹底的な」
(例:intensive English course[短期集中英語コース]、ICU=Intensive Care Unit[集中治療室])
⇒ 期間や労力を1箇所に「ギュッと集める」という意味合いが強くなります。
2. ”intensity”の類義語|「強さ」を意味する単語”strength / power”との違い
例えば”strength”や”power”なども「強さ」を意味する単語ですよ!
⇒「強さ」の意味を持つ単語”strength / power”
イメージの違いとしては
intensity⇒「光や感情、熱量などの「密度・純度・激しさ」が極限まで高まっていること」=(熱量や密度の)強烈さ
strength⇒「筋肉や建物、組織などが、外からの力に対して簡単には壊れない「頑丈さ」」=(耐久力や筋肉の)強さ
power⇒「人や国家、機械などが、周囲を動かしたり圧倒したりできる「影響力・能力」」=(潜在的な権力やエネルギーの)力
といった感じです!
●the intensity of the laser
「レーザー光線の強烈さ(強さ)」
⇒ 光線が1点にギュッと絞られて、ピーンと突き刺さるような「密度の濃さ・激しさ」のイメージ
●the strength of a material against laser beams
「レーザー光線に対する素材の強度(頑丈さ)」
⇒ レーザーで焼かれてもビクともしない、物理的な壁としての「耐久力」のイメージ
●the power of a nuclear plant
「原子力発電所の出力(パワー)」
⇒ 街全体を動かすような、生み出される「全体のエネルギー総量・能力」のイメージ
”intensity”の語源はラテン語「intēnsus」 意味は「張り詰められた」

”intensity”の語源についても、確認していきましょう。
”intensity”の語源はラテン語の「intēnsus(張り詰められた)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”intensity”の起源について、下記の記載があります。
Origin of intensity
First recorded in 1655–65; intense + -ity
Origin of intense
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Latin intēnsus, variant of intentus, past participle of the verb intendere “to stretch toward”; see in- 2, tense 1, intent 2, intend日本語訳:1655〜65年に初めて記録された intensity は「intense + -ity」からなる。intense は1350〜1400年に初めて記録され、中期英語、およびラテン語の intēnsus(intentus の異形であり、動詞 intendere[~に向かって伸ばす]の過去分詞)に由来する。in-、tense、intent、intend を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、もともとは14世紀後半に「ある方向に向かってギューッと引っ張る」という意味のラテン語からフランス語(中期英語)を経由して “intense(激しい)” が生まれ、その後17世紀に「その状態・性質」を表す “-ity” がくっついて現在の “intensity” になった模様。
ラテン語:intendere(ある方向へ向かって引っ張る・伸ばす)
↓
ラテン語の過去分詞:intēnsus(極限まで引っ張られた=ピーンと張り詰めた)
↓
1300年代末:中期英語で「intense(強烈な、激しい)」として定着
↓
1650年代:接尾辞「-ity(性質・状態)」が合体し、「intensity(張り詰めた強さ=強度・激しさ)」が誕生
弦や弓を限界まで引き絞ったときの「張り詰めた緊迫感」が、のちに音や光、感情の「強烈さ」を表す言葉へと進化していったのが面白いですね!
構成パーツ(接頭辞・語根・接尾辞)で覚える”intensity”

ここからは構成パーツの面から”intensity”について覚えていきましょう。
”intensity”の構成パーツは「in-(中に・内側へ)」+「tend(伸ばす・引っ張る)」+「-ity(性質・状態)」の3パーツです。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
1. “in-“は「中に、内側へ」を意味するパーツ
”in-”は「中に、内側へ」を意味するパーツです(後ろに来る文字によって `im-` や `ir-` に変化することもあります)。
物事の内側をじっと見抜くこと=「洞察、見識」を表しています。
その他に inhale(内側へ息を吸い込む)や、born(生まれる)と合体した inborn(生まれつき内側にある=固有の・本来備わっている)等も”in-”を使用する単語です。
2. ”tend(tense)”は「伸ばす、引っ張る、向かう」を意味するパーツ
”tend”は「伸ばす、ピンと張る」を意味するパーツです。
外に向かってぐーっと引っ張って広げること=「延長する、広げる」を表しています。
その他の”tend(tense)”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
・intend(in-[〜に向けて]+ tend[心を伸ばす]=~するつもりである、意図する)
3. ”-ity”は「~な性質、~な状態」を意味する名詞のパーツ
語尾につく”-ity”は、形容詞を「~な状態・性質」を表す名詞に変えるパーツです。
創造的な性質=「創造性、クリエイティビティ」を表しています。
その他に ability(できる状態=能力)や、reality(リアルな状態=現実)等もこの接尾辞の仲間です。
”intensity”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”intensity”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「極限まで張り詰めること(熱量やエネルギーの密度の濃さ)」
⇒”intensity”=「強烈さ」「強度」「(感情の)激しさ」の意味
●語法・文法のポイント ⇒形容詞形の「intense(自然と湧き出る強烈さ)」と「intensive(意図的に集約した集中性)」の使い分けが超重要!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!